
Claude Codeは「1人の部下」じゃない。3つの“係”に分けると、副業の待ち時間を減らせる
この記事でわかることは、次の3つです。
Claude Codeの「サブエージェント」を、コードを書かない副業にも活用する考え方
リサーチ・校正・データ確認を、別々の“係”として動かす方法
コピペして使える3種類のテンプレートと、安全に運用するためのルール
「1つ頼んで、終わるまで待つ」を繰り返していませんか
Claude Codeの初期設定を終えたあと、多くの人は次のように使い始めます。
「これを調べて」
→ 終わるまで待つ
→ 「次に、この文章をチェックして」
→ また待つ
一つひとつの処理は速くても、依頼と待機を何度も繰り返せば、全体の作業時間は長くなります。
そこで役立つのが、Claude Codeの「サブエージェント」です。
難しく聞こえますが、仕組みはシンプルです。
1人の“なんでも屋”に順番に頼むのではなく、
役割の違う“係”へ仕事を分ける。
例えば、次の3つです。
情報を集める「リサーチ係」
誤字や表記ゆれを探す「校正係」
表データの抜けや重複を探す「データ確認係」
互いに依存しない仕事なら、別々の係へ任せることで並行して進められます。
待ち時間が完全になくなるわけではありません。しかし、自分が1件ずつ処理の完了を待つ時間は減らせます。
サブエージェントを一言で表すと「専門の係」
通常のClaude Codeは、リサーチ、チェック、下書きなどを同じ会話の中で処理します。
サブエージェントを使うと、特定の仕事に必要な指示やツールだけを持たせた、専用の担当を用意できます。
さらに、それぞれが独立したコンテキストで作業するため、大量の検索結果やチェック記録がメインの会話にそのまま流れ込みにくくなります。メイン側には、原則として作業結果が報告されます。
つまり、サブエージェントの価値は単なる「人数追加」ではありません。
役割を分けること
作業中の情報を分離すること
必要な結果だけを受け取ること
この3点にあります。

なぜ、非エンジニアの副業にも使えるのか
サブエージェントは開発作業でよく使われる機能ですが、仕組み自体は「役割を決めて、担当を分ける」ものです。
そのため、文章や表データを扱う副業にも応用できます。
たとえば、こんな場面です。
記事の下調べと、公開済み原稿の校正を並行したい
3つのテーマを別々に調査し、最後に比較したい
SNS投稿を複数の読者層向けに書き分けたい
記事管理表と経費表を別々に一次確認したい
ただし、何でも同時にすれば速くなるわけではありません。
「調査結果を受け取ってから本文を書く」のように、前の作業が終わらないと次へ進めない仕事は、順番に処理する方が自然です。
並行化に向くのは、互いの結果を待たなくても進められる仕事。
ここを見分けることが、サブエージェント活用の第一歩です。
作り方は変わった。現在はClaudeに作成を頼むのが簡単
以前のClaude Codeでは、/agentsから対話形式でサブエージェントを作成できました。
しかし、現行版では対話型の作成画面が廃止されています。現在は、Claude Codeに自然な言葉で作成を頼むか、Markdownファイルを直接作成します。
保存先は2種類です。
.claude/agents/:そのプロジェクトだけで使える → 案件・プロジェクト専用の係向け
~/.claude/agents/:すべてのプロジェクトで使える → 校正など、繰り返し使う共通の係向け
初心者なら、Claude Codeに次のように頼むのが簡単です。
個人用の「校正係」サブエージェントを
~/.claude/agents/ に作成してください。
役割は誤字脱字・表記ゆれの指摘だけ。
原稿を書き換えず、読み取り専用にしてください。
使用モデルはHaikuにしてください。作成後は、生成されたファイルを一度開き、役割・使用ツール・禁止事項が意図どおりか確認します。
※そのセッション中に初めてagentsフォルダを作った場合は、Claude Codeの再起動が必要になることがあります。
自動で任せる方法と、確実に呼ぶ方法
Claude Codeは、依頼内容と各サブエージェントのdescriptionを見て、適した係へ自動的に仕事を任せることがあります。
ただし、毎回必ず自動で選ばれるとは限りません。
確実に使いたい場合は、プロンプト内で係の名前を指定するか、入力欄で@から対象のサブエージェントを選びます。
たとえば、3つの独立した仕事を並行して任せたい場合は、次のように依頼できます。
次の3件は互いに独立しています。
それぞれ対応するサブエージェントを使い、並行して進めてください。
1. research-assistant:テーマAを調査
2. proofread-assistant:draft.mdを校正
3. data-check-assistant:expenses.csvを一次確認
各係は元ファイルを変更せず、結果だけを報告してください。
最後に、3件の結果を分けて要約してください。サブエージェントは、前面またはバックグラウンドで実行されます。Claude Codeのバージョンや作業内容によって動作は変わるため、並行実行したい場合は、プロンプトに「並行して」「バックグラウンドで」と明記すると意図が伝わりやすくなります。
最初から3人作らなくていい
ここまで「3つの係」を例にしましたが、最初から3人そろえる必要はありません。
まずは、役割の境界が明確な係を1つだけ作る方が失敗しにくいです。
おすすめは「校正係」です。
入力:チェックしたい原稿
作業:誤字脱字と表記ゆれの確認
出力:指摘一覧
禁止:原稿の書き換え
このように、入力・作業・出力・禁止事項がはっきりしている役割は、期待する結果を得やすくなります。
慣れてきたら、リサーチ係、データ確認係と増やしていけば十分です。
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安全性は「係の性格」ではなく「使える道具」で決める
「原本を書き換えないで」と文章で指示するだけでも、一定の抑止にはなります。
しかし、安全性を高めるなら、そもそも書き換えに使うツールを渡さない設計が重要です。
たとえば校正係なら、Read、Grep、Globなど、読み取りに必要なツールだけを指定します。WriteやEditを持たせなければ、役割と権限が一致します。
また、APIキーや認証情報が入るファイルは、サブエージェントだけでなくClaude Code全体から読めないよう、.claude/settings.jsonのpermissions.denyで除外する方が安全です。
ここから先が本番です
サブエージェントの仕組みは、決して難しくありません。
難しいのは、どこまでを1人の係に任せ、何を禁止するかを最初に決めることです。
役割が広すぎると、係は再び“なんでも屋”になります。
権限が広すぎると、確認だけのつもりが編集まで進む可能性があります。
有料パートでは、次の内容をコピペできる形でまとめました。
副業に使いやすい3種類のサブエージェント
現行仕様に合わせたMarkdownテンプレート
3つの係を並行して動かす依頼文
原本や機密情報を守るためのフォルダ構成と設定例
ゼロから役割設計を考える代わりに、必要な部分だけ自分の仕事に合わせて変更してください。