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Photo bytomori_gerbera

均等になった記憶と、新年|自死遺族|

    ひの

    パパが生きていたときは、『最近』の印象が強かった。
    今は、出会ってから今までの印象が均等にあるように感じる。

    結婚したとき、パパは写真を一枚も持っていない人だった。
    もし私と結婚していなかったら、亡くなっていない世界線もあったのかもしれない。
    でも、パパにこれだけの家族写真があることは、一つのプレゼントだったし、幸せだったと信じたい。

    私がスマホで家族を撮ることが多いから、私が写っている写真はもちろん、私とパパのツーショットが無い。
    ツーショット写真、意識して撮っておけばよかったな。


    パパからしかもらえないものがある。
    そこが、ポッカリ空いたまま、私は過ごしている。

    何が私たちを分けたんだろう。
    死って、身近だ。
    あんなに簡単に、そちら側に行ってしまう。

    もっと幸せにしてあげたかったけれど、それは傲りなのかな。
    「十分幸せだったよ、ありがとう」
    それを伝えられたらいいのかな。


    年末年始が来る。
    去年はパパと……と思う場面が、きっと多い。
    考えるだけで胃が痛む。

    怖くない。
    怖いことはないんだよ。
    大丈夫、大丈夫、私。


    パパが亡くなっているのを発見したとき、
    入れ物(体)を置いて、
    「パパがいなくなっちゃった」と感じた。

    不思議な感覚だった。
    しんどかった。


    新婚のとき、アパートで甘えながら隣で寝ていたこと。
    つわりのとき、パパの体臭がきつかったことをふと思い出す。
    色んな事が、頭の中をぐるぐる……。



    新年。

    ぽかぽか暖かくて、おひさまもずっと出ていた。
    また、新しい気持ちになった。

    パパを置いて、私だけが未来に行ってもいいのかな。

    前に進んでいいんだね。




    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
    ここに書いているのは特別な話ではなく、私の日常です。

    同じような気持ちを抱えている方にも、そうでない方にも、何かが届けばうれしいです。

    🌿 時期ごとに、まとめています。
    「またね」 の距離感で、いつでも遊びに来てください。




     
     
     

    ひの

     
     
    自死で夫を亡くしたママです。子どもたちとの日常や、思い出・心の揺れをやさしく綴っています。  読んでくれてありがとう。 Xは、@hinolife1224 です。

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