
重ねてしまう
些細なことだ。
でも、胸が締めつけられた。
息子と学校の帰り道、
たまたま近くを歩いていた少し年上の女の子たち。
その中の一人がダウン症だった。
思わず目に入ったのは、
娘のことがあるからだろう。
お友達と一緒に帰宅する姿を見て、
「娘も一人で通えるのだろうか」
少し遠い未来に思いを馳せた。
気づけば、その子たちとは離れていて、
息子と交差点の赤信号で立ち止まった。
すると、先ほどの女の子たちがいた。
でも、少し様子が気になった。
二人の子はまっすぐ進み、
もう一人の子は歩道橋へ向かう。
別におかしな光景ではない。
ただ、残されたその子は
ソワソワと信号が変わるのを待っていた。
そして、それぞれの子が
その子のことを気にしているように見えた。
なのに同時に、
どこか距離を取っているようにも見えてしまった。
もちろん、
わたしの勘違いかもしれない。
本当のことは分からない。
誰が悪いわけでもない。
それでも、
娘の少し先の未来を重ねてしまった。
ただただ胸が苦しくなった。