
【実話】ひき逃げで亡くなった叔母。その日がエイプリルフールだった話┃-嘘であってほしかった-
皆さん、こんにちは。
本日から、noteで発信を始めることにしました。
最初の記事として何を書くべきか、ずっと迷っていました。
これからお話しするのは、私の父が、そして私たち家族が長年向き合ってきた、ある「真実」についてです。
いわゆる『普通』の家庭では、決して経験することのない出来事。
遺族として、家族として、私たちがずっと抱えてきた切なくも重い記憶。
その痛みに触れるのは勇気がいりますが、
ずっと胸の奥に仕舞ってきましたが、
やはりこれは、家族のうち誰かが、
この辛い思いを発信しないといけない。
交通事故被害者遺族の視点、
そして遺族がどれほど過酷で、辛い思いをするのか。
それを伝えるために、私は筆を執ることにしました。
最後まで、見届けていただけると幸いです。
第1話┃エイプリルフール
私には、叔母がいるはずでした。
でも、その存在をはっきりと知ったのは、生まれてからずいぶんと後のことです。
子どもの頃、父は「自分は4人兄弟の末っ子だ」と言っていました。
けれど、法事や親戚の集まりで顔を合わせる父の兄弟は、いつも2人だけ。
父を含めても、そこには3人の兄弟しかいませんでした。
私は、その「4人目」に一度も会ったことがありませんでした。
「4人兄弟なのに、父さんたち3人しかいない」
おかしいな、とは思っていました。
けれど、子どもというのは大人の「触れてはいけない空気」を敏感に感じ取るものです。
私はその疑問を口にすることなく、
ずっと胸の奥に仕舞い込んだままにしていました。