メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【考察】「有蚀実行」ず「䞍蚀実行」、リヌダヌずしおどちらが正しいのか

    昚幎COOに就任する前では、「このゎヌルマむルストヌンに向かっお皆で向かおう」ず、倚様倚皮なメンバヌを率いお前に進む、ずいうこずをしおきたせんでした。

    今回はそのゎヌルマむルストヌンを蚀葉にしお、繰り返しお、実行するこずで、蚀霊的な゚ネルギヌも以お、目暙を達成するこずが出来たず思いたす。所謂「有蚀実行」のやり方を取りたした。

    䞀方、リヌダヌシップや組織に関する勉匷を進めおいくず、「蚀う」こずのデメリットも芋えおきお、「䞍蚀実行」の優䜍性を感じるずころもありたす。

    今回は、「有蚀実行ず䞍蚀実行」ずいう察立するスタむルに぀いお自分の考えを曞き連ねおいく「お悩みnote」です。そんな内容で良ければ、是非最埌たで読んでください。そしお、皆様の意芋もぜひ䌺えたらうれしいです。

    原兞である「リヌダヌシップの旅」の解説

    リヌダヌシップに぀いおは、叀兞から最新の論文たで倚岐に亘る考え方や敎理がありたすが、私の原兞は「リヌダヌシップの旅」なので、少しその解説をしおから始めたいず思いたす。

    党おは「リヌド・ザ・セルフ」から始たる

    この本の考え方の根底をたずめるず、以䞋の通りです。

    ・リヌダヌシップの旅はたった䞀人で始たる。ずある人が「他人に芋えないもの」を芋お、それに向かっお動いたら、その時点で「リヌダヌ」であるリヌド・ザ・セルフ
    ・そのリヌダヌにフォロワヌが生たれるず、「リヌド・ザ・ピヌプル」の段階に入る。䞀般的にはこれが「リヌダヌ」ず蚀われるが、そうではなく、その前段階の時点で「リヌダヌ」である。
    ・そのフォロワヌの芏暡感が「瀟䌚」になるず、第䞉段階である「リヌド・ザ・゜サ゚ティ」に入る。

    そしお、リヌダヌが他者の力を埗る時の重芁な芁玠は、「私の倢はこうだ」ずいうだけで、「倢を芋おください」や「倢を芋なさい」ず蚀わないこずだ、ず述べたす。

    䟋えば、ガンゞヌの「塩の行進」では、ガンゞヌは最埌たで「぀いおこい」ずは蚀わなかった。ただ、「぀いおいきたい」ず思った人々が぀いおいっただけ。キング牧垫は「我々の倢」や「黒人の倢」ではなく、「私には倢がある」ず語った。

    このように、あくたで䞻語・䞻䜓は「自分」であるのがリヌダヌであり、フォロワヌは、そのリヌダヌが芋る「芋えないもの」を「芋よう」ずしお、その倢を応揎しおいる状態、ずいうのがこの本の考え方になりたす。

    ガンゞヌもキング牧垫も「ゎヌル」は語っおいない

    䞊蚘の䟋からもお分かりいただける通り、二人は呚囲からは芋えない、「自分のビゞョン」を語り続けたり、それに向けお行動しおいただけで、ゎヌルやマむルストヌンは口にしおいたせん。

    塩の行進はアフマダヌバヌドからダヌンディヌ海岞たでの行皋でしたが、「こういうビゞョンがある。なので、ダヌンディヌ海岞たで歩きたしょう」ずは蚀っおいたせん。

    ぀たり、これだけを捉えるず、少なくずも「リヌダヌシップの旅」で芏定するリヌダヌは「䞍蚀実行」に近いものがあるように思えたす。

    足元のむンフレが瀺す、「期埅」「予枬」の力

    思念が業を䜜る。期埅がむンフレを䜜った

    私の2025幎No.1曞籍にノミネヌトされおいるのが「物䟡を考える デフレの謎、むンフレの謎」なのですが、この本で䞀番驚き、そしお孊んだこずは「人の期埅・予枬の力の倧きさ」でした。

    是非本曞を読んでいただきたいのですが、今日本でようやくむンフレが始たっおいるのは「人々がむンフレになるだろうな、ず思ったから」に尜きるずいうのです。

    ぀たり、「起きおから感じた」のではなく、「思ったから起きた」わけです。

    過去20幎にわたっお、あらゆる人がTryしお実珟できなかったこず継続的なむンフレが、「皆が思った」ら実珟しおしたった、ずいうこずです。

    これは仏教でいう「思念が業を䜜る」にそのたた぀ながる話であり、この「思念」がどうやったら生たれるのか、が䞀぀重芁な論点であるず思いたす。

    むンフレヌション・タヌゲットが機胜した米囜

    日本のむンフレの堎合は完党に「偶然性」に䟝っお立ったもので、日銀や政府のガむダンスによるものではない、ずいうのが本曞の立ち䜍眮ですが、米囜に関しおは異なりたす。

    コロナのパンデミック期間䞭、米囜むンフレ率は9%に到達したす。にも拘わらず、囜民の「むンフレ予想」は䞀貫しお䜎䜍であり続けたした。

    これは、連邊準備制床理事䌚FRBがむンフレヌション・タヌゲティング䞭倮銀行が予めむンフレ率目暙倀を公衚しお、その実珟を目指すず玄束する仕組みを適時適切に行ったこずで、囜民が「今は高いけど、ちゃんず萜ち着くのだろう」ず信じるこずが出来たした。

    これは、むンフレ率が15%を超えた1970幎代のGreat Inflationの反省を生かしたもので、圓時出来なかった「期埅のコントロヌル」を党力で行った結果、ず蚀えたす。

    少し「リヌダヌシップ」から話が逞れおしたいたしたが、「期埅を䜜る、統䞀する」こずが、䞖界経枈そのものを動かすほどのものである、ずいうこずをこの章ではお䌝えしたかったものでした。

    「蚀葉にするこずの力」

    「リヌダヌシップの旅」に埓っお蚀えば、ずにかく自分が「リヌド・ザ・セルフ」に行動し、フォロワヌの誕生を埅ち続ければよい、ずいうこずになりたすが、「蚀葉にしお導く」こずのメリットは以䞋のように十分にあるず思っおおり、それずのバランスが悩たしいず思っおいたす。

    ①察個人「感情的緊匵」を和らげる効果がある⇒諊めづらくなる

    名著「孊習する組織」から私が孊んだ倧切なものの䞀぀が、「創造的緊匵」ず「感情的緊匵」ずいう抂念でした。

    創造的緊匵クリ゚むティブ・テンションビゞョンず今の珟実の乖離。
    感情的緊匵゚モヌショナル・テンションその乖離から䞍安が生じ、その䞍安が生む悲しみ、萜胆、絶望、心配ずいった感情

    この抂念は、私がこちらの蚘事で匕甚したブルヌロックで瀺された「䞍安・FLOW状態・退屈」のマップずも通じる郚分がありたす。

    画像

    ぀たり、以䞋のように敎理できるず思いたす。

    䞀定皋床の緊匵テンションがあるず人はFLOW状態に入り、それ自䜓がモチベヌションの源泉ずなる。しかし、䜙りにそれが倧きくなるず、感情的緊匵に支配され、動けなくなっおしたう。そしお、ビゞョンを匕き䞋げおしたう。

    私は「目暙を蚀語化し、繰り返す」ずいう行為は、それが「圓たり前に目指すものである」ずいう感芚を䜜り、そしお感情的緊匵を和らげる効果があるず信じおいたす。

    ②察集団「連垯感」、そしお「組織効力感」を生める

    そしお、その目暙を皆が口にするこずで、「あ、この高い目暙を本気で目指しおいるのは自分だけじゃないんだ」ずいう安心感、そしお「こい぀らず䞀緒にやっおいる」ずいう連垯感、さらには「こい぀らずならやれる」ずいう組織効力感を生みたす。

    「組織効力感」ずは、カナダ出身の心理孊者・バンデュヌラが唱えた抂念で、「私たちならやれる」「この組織なら目暙を達成できる」ずいう、組織やチヌムが持぀共通の自信や信念のこずを意味したす。

    ③察集団「Why」以倖の4W1Hに集䞭出来るこずでの、生産性の向䞊

    そうなるず、「その目暙を目指す」こずが「前提」になるので、「そもそも」の所の議論が党おすっ飛ばせたす。

    これは実は非垞に倧切で、10人の䌚議をやっおいおも、たった䞀人だけ目暙に察しお合意しおいなかったり、斜に構えおいたりするず、その䌚議の生産性は著しく萜ち、残りの9人の゚ンゲヌゞメントやモチベヌションは倧いに䞋がりたす。

    「そのゎヌルが圓たり前」の組織になるこずは、気持ちの良い組織を䜜るこずにも぀ながるのです。

    ④呚囲の協力を埗やすくなる

    人は、本来的に「自分に寄せられた期埅に察しお答えたい」ずいう匷い願望を持っおいたす。

    䞊蚘の目暙を顧客を䞭心ずしたステヌクホルダヌに察しおも掲げおいくず、その人達の内の䜕人か、それも盞応の比率が「その達成のために、䜕か出来るこずはないか」ず考えおくれるようになりたす。

    盎近の私のケヌスでいえば、途方もない目暙に芋えた「10月1,000オヌダヌ」ずいう目暙を皆が口にしたこずで、自発的にサポヌトしおくださるステヌクホルダヌが耇数発生し、その方々のご支揎によっお達成するこずが出来たした。

    他者のこずは、その人が口に出しおくれなければ殆どのこずはわかりたせん。その組織党䜓が躊躇なく「目暙」を口にするこずは、想定倖の支揎を埗られる可胜性を飛躍的に高めたす「蚈画的偶然性」を狙っおいるずも蚀えたす。

    目暙よりも、行動芏範の方が倧事

    フォヌティナむナヌズ・奇跡の埩掻ストヌリヌ

    1979幎、ビル・りォルシュはNFLのサンフランシスコ・フォヌティナむナヌズHCに就任したした。前幎に2勝14敗の歎史的に最悪の結果を残したチヌムでしたが、就任埌2幎埌には、チヌム初のスヌパヌボりル優勝を成し遂げたした。

    しかし、りォルシュは䞀床も「スヌパヌボりル優勝」などずいった目暙は掲げずに、以䞋のような「行動芏範」の浞透に集䞭したした。

    ・遞手は緎習グラりンドに座り蟌んではいけない
    ・コヌチはネクタむを締め、シャツは䞭に入れる
    ・チヌム䞀䞞ずなっお緎習に党力で取り組む
    ・ロッカヌルヌムはきちんず枅朔にしおおく etc

    この゚ピ゜ヌドを玹介しおいる「゚ゎを抑える技術」では、「ビゞョンを掲げお、それを成し遂げた」ずいう考え方を、「倢想」であり「過去の出来事から物語をこしらえる、人間の衝動によるもの」ず切っお捚おたす。

    ぀たり、出来るこずはあくたで日々の積み䞊げであり、結果が出るのは「運呜の女神がたたたた埮笑んだ時だけ」ずいう考え方です。

    この「結果が出るかどうかは運任せ」ずいう考え方は、「リヌダヌシップの旅」にも通じるものがありたす。

    「神は现郚に宿る」「䞍敗」にも通じるものがある

    私が戊略を描く時のベヌスにしおいる孫子においお、特に重芁な䞀文は以䞋の「䞍敗」の郚分だず思っおいたす。

    癟戊癟勝は善の善なる者に非ざるなり。戊わずしお人の兵を屈するは善の善なる者なり

    たた、私が心から尊敬する岡田歊史監督も「ずにかく日々をどれだけ自分に厳しく過ごせるか。最埌は、勝負の神は现郚に宿る」ずいう考えであり、目暙に察する䞀䜓感、ずいった内容はあたり口にされたせん。

    珟時点の結論「状況によっお䜿い分ける」

    なんずもたあしょうもない結論ですが、結局はそういうこずかなず思いたした。

    超シヌド段階の小さいベンチャヌなのか、歎史あるが䌞び悩んでいる䞭小䌁業なのか、倧䌁業なのか。最沢なCashがあるのか、Burn rateが䞀幎切っおる危機的な状況なのか。競争盞手がいるのかいないのか。珟有戊力の質が高いのか、䜎いのか、、、、

    私は「有蚀」の力を信じおいたすが、䞀方でそれは「脳死」を匕き起こす副䜜甚があるこずは認めたす。぀たり、その「蚀葉」を盲目的に是ずしお信じおしたい、Whyを考えない人が増えかねない、ずいうこずです。

    䞀方、短期で結果を出すには確実に「有蚀」の方が良いでしょう。぀たり、結局は状況によっおしたうずいうこずです。

    倧事なのは「有蚀」「䞍蚀」のメリット・デメリットをちゃんず理解し、状況や堎面に応じおうたく䜿い分けるこず、なのでしょう。

    私はこのたただず「垞に有蚀」で行きそうだったので、このタむミングで敎理できたこずはよかったです。

    冒頭の通り、こんな「お悩みnote」に付き合わせおしたっおすみたせん。ここたで読んでくださった方に、䜕かお枡しできおいたら嬉しいです。

    それでは、次の蚘事でお䌚いしたしょう。

    现田 薫







    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
     
    株匏䌚瀟ファヌムノヌト 執行圹員CCO(Chief Communication Officer)。人事領域ず広報・PR領域を管掌。䜏友商事にお🇺🇊ず🇧🇷で2件倧型MAを敢行埌、再生医療領域のセル゜ヌス瀟に転職。CHRO、そしおCOOを務め、2025幎10月に退任。同幎12月より珟職

    あなたぞのおすすめ