
記憶がない。
普通、子供の頃のことをどのくらい覚えているものだろうか。
何が好きだったか、どんなことを思ったか、何があったか。
私の一番古い記憶は、幼稚園だと思う。
なぜか「ティッシュ交換」というものが流行っていて、いろんな柄の可愛いティッシュがあり、
通園のバスの中で友達と交換していたように思う。
今でいう、シール交換のようなものか。
ただ、今となっては当時の友達は誰1人付き合いはないので、それが実際にそうだったか確かめる術はない。
そして、幼稚園の記憶はただそれだけと言っていいくらい、他は覚えていない。
小学校は忘れ物が多い子だった気がする。
高学年の時、学級委員に立候補したが多数決でなれず、恥ずかしい気持ちになったことも覚えている。
廊下で当時流行っていたクラッシュギャルズの真似をしていたら、すごい怒られたことも。
家の前で近所の子とおままごとをよくしたことも、リカちゃん電話に恐々電話したことも。
ただ、全て楽しかった思い出ではない気がする。
なんだか私は嫌だったことばかり覚えているのだ。
これは、みんなそうなのか、私の性格なのか。
楽しい記憶は、大学くらいから残っている。
でもそれは、もしかしたら、すでに大人の記憶で近い過去だからかもしれない。
子供の頃の写真を見れば、もちろん楽しそうではあるのだけど、
どうも嫌な記憶しか残っていない。
一生懸命生きていたはずなのに。
この年まで生きてこれた、ということはなんだかんだ周りに助けられ、自分でもそれなりに努力し、
生きてきたはず。
なのに、私はなんだかあんまり覚えていない気がする。
みんなはモット覚えているものなのかなあ。
なんだかちょっともったいない。
いや、かなりもったいない。
近所の小学生が走っているのをみて、そんなことを考えた今日この頃。
私にもあんな頃があったのにな。