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Photo byfresnel

【詩】夜に残った月

    最近、睡眠導入剤が効かなくて
    朝4時に目が覚めてしまう
    世界はまだ青っぽくて
    夏の熱もまだ大人しくしてる
    冷蔵庫から麦茶を出して
    夫や娘が起きてくるまで
    ヘッドホンで音楽を聴きながら
    柔らかな頭痛と
    静かな空腹を感じていた
    その内、窓に光が集まってきて
    カーテンの隙間で太陽が燃え始めて
    PINK色に輝いている
    朝焼けを見るのは久しぶり
    窓を開けると空気も綺麗な感じ
    たまには散歩に出てみようと
    パジャマを着替えて
    スニーカーの紐を結んで
    玄関の扉を音を出さずに開けると
    夏の風が涼しい声でおはよう
    朝露で濡れている花
    水滴に住んでいる天使
    庭にいる犬の頭を撫でて
    ゆっくりと公園まで歩き始める
    誰ともすれ違わない
    まだ何も始まっていない朝
    空を見上げると
    細い月が浮かんでいた
    朝の月は夜に残った月なんだ
    そんなことに気付いた

     
     
     
    ロックで愛してキスで殺して★詩誌『ココア共和国』にて詩が掲載され(48回)エッセイの執筆依頼を受ける。『詩と思想』に10回入選|詩のコンテスト|第33回可児市文芸祭入選|第23回 「家族の絆 愛の詩」佳作|第64回大垣市文芸祭佳作|第10回郡上市文芸祭賞を受賞

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