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Photo byoimonote

【詩】金髪リーゼント

    マーシーは15歳になったばかりで
    ドイツ軍のヘルメットより硬い
    金髪リーゼントで単車を乗り回す
    どこにでもいるテディボーイ
    雨上がりの煉瓦の町で
    PINKのガムを噛んでいる
    慣れ合いは嫌いだから
    不良グループとはつるまない
    喧嘩するときも一人きり
    火だって触れてみなきゃ
    熱いか分からない
    冬の海が好きで幼少期は
    聖歌隊に入っていた
    ブラックスリムのジーパンを履き
    紫色のシャツに革ジャンをはおって
    オモチャみたいな指輪を
    三つ指に嵌めている
    マーシーの隣を歩いてる女の子は
    毎日違う顔だけど
    キスもまだしたことがない
    愛なんてものが人を弱くするんだ
    そうゆう思想が片隅にある
    めんどうくさいものとは関わりたくない
    不真面目だけどこだわりが強くて
    髪型が崩れることを
    なによりも憎んでいるから
    部屋はヘアスプレーの空き缶だらけ
    シンナーの香りを吸い込んで
    なんとなく未来は
    明るいと信じている少年だ

     
     
     
    ロックで愛してキスで殺して★詩誌『ココア共和国』にて詩が掲載され(48回)エッセイの執筆依頼を受ける。『詩と思想』に10回入選|詩のコンテスト|第33回可児市文芸祭入選|第23回 「家族の絆 愛の詩」佳作|第64回大垣市文芸祭佳作|第10回郡上市文芸祭賞を受賞

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