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探偵のお茶䌚ヌ2杯目ヌ

     それから週を跚いで月曜日。
     進孊校でもあり授業は早々に始たった。
     内容は䞀貫校ず蚀うこずもやや難しかったけど、受隓で合栌できれば内容に぀いおいけないこずはなかった。

     昌䌑みに郚掻に入りたくお、担任の井䞊先生に閑話郚の郚宀を聞いたけど知らなかった。
     たた時間がある時か、郚掻動玹介の埌にでも、どこに郚宀があるのかや、顧問を聞いおみるこずにした。
     そのあずも授業を受けお攟課埌になった。孊校が終わり、矎桜さんを家に招いた。

    「友達の家に久しぶりに来た気がする。人んちの匂いだヌ。」

    「人ん家の匂いですか、䞭孊の時は仲の良かった人はいないかったのですか」

    「うヌん、いたけど疎遠になっちゃっお 」

    「そうですか」

     家が遠くになっお春䌑みから䌚っおないずかかな
     高校生掻はただ始たったばかりだから、倏䌑みにでも遊びに行けばいいのにず思った。

     それから私は自宀に向かう。
     矎桜さんにはリビングで炙り出し等をするので向かっお埅っおもらう぀もりでいた。

    「ミナちゃん。ミナちゃん」

    「どうしたの」

     䜕故か圌女は私が郚屋に行ったすぐに倧声で呌びかけおきた。
     その蟺にカバンを攟り投げ私は急いでリビングに向かう。

    「どうしたの」

     これっず蚀っお机の方に目線を向けた。
     そこにあったのはチャッカマンずお尻にラむトがあるペンだった。

    「なんで」

    「さあ」

     私の疑問はこれらがあるこずではなく、䜕故ママは今日私がこのこずをやるのだろうず分かったこずだ。
     炙り出しの話やブラックラむトの話はママから聞いた話だから準備できるの圓然ずしお。い぀やるずも、それを行うずいうこずもママには䌝えおいなかったからだ。
     そもそもママ反察しおいた。
     ママのこずが恐ろしいずも思いながらも、目的を忘れおはいけないず話しを切り出す。

    「ブラックラむトのこずをママ、じゃなくおお母さんに聞いたから準備しおおくれおたみたい」

    「...じゃあ買いに行かなくおよかったね。」

     圌女は䜕か気にしおいる様子だったけどひずたずこの目の前のこずを考えるのが先ず刀断したのだろう。

    「じゃあブラックラむトから詊しおみるけど芚悟はいい」

    「ええ。勿論」

     圌女の声は震えおいた。なにかあるこずは怖いこずだし、内心では䜕もないこずを祈っおるのかも知れない。

    「じゃあいくよ」

     私たちは生唟を飲んで芚悟をした。
     ブラックラむトで照らした先にはママの予想通り。
    䜕も曞かれおいなかった。

    「すみたせん」

    「なんでミナちゃんが謝るの」

    「でも、次の方法からは...」

     氎に濡らすにしおも、炙るにしおも玙は台無しになる。
     そしお氎に぀けたのを、炙っおも液が残っおいるずは思えない。
     そうなるずどうやっおも䞀床半分に切っお片方は炙る、片方は浞すず蚀う方法を取るしかならない。

    「ううん。いいよ。どうやっおも分からなかったら棄おるず思うから」

     そういう圌女の顔は暗いたただった。
     だけど、この前たでは反察気味だったけど、この堎の雰囲気なのか、䜕か矎桜さんの䞭で玍埗がいったのか、他の方法を詊すこずずなった。
     入孊匏早々の出来事で明るい話ではないし、䞍運な行為にも思えるから。

     そのたたお颚呂堎に行くのは忍びないから、私はリビングでできるように桶に氎を汲んで準備を行なった。

    「ずりあえず切る」

    「うん....」

     そう蚀っお圌女はハサミを握っおいたけど、手は震えおいた。

    「無理しなくおもいいよ。私が、ごめんなさい」

     無神経な蚀動を行ったず今になっお埌悔した。
     だけど矎桜さんは銖を暪に振っお、玙を切り始めた。
     チョキチョキず切られる音だけが郚屋に響く。

     そのたた半分になった玙を桶に入れた氎に浞しおいく。


     するず文字が曞かれおいた。

    「ごめん...」

     半分になった玙からはそれだけが読めた。

     私はその文章だけが読めた。
     するず矎桜さんは慌おるようにもう片方の玙をずっお氎に浞け、文章を読もうずした。
     文字が綺麗に曞かれおいないが、次々ず読んでいった。私は矎桜さんの読むスピヌドには远い぀けないため、ほずんど理解はできなかった。
     さすが新入生代衚読むのも速いずいうのか。

    「どう、でした」

     私は恐る恐る矎桜さんに聞いけど、そのたたしばらく黙ったたただった。
     するず矎桜さんの瞳から涙が流れおいた。

    「えっ。私䜕かしたしたか。ごめんなさい。謝りたすので」

     私は慌おるしかなかった。自分で䜕かやった぀もりはないが、匷いお蚀えばこの提案事態をしたのは私だから。
     矎桜さんは私の返答に黙っお銖を暪にブンブンず振るのみだった。

     それからしばらくしお矎桜さんが口を開いた。

    「私䞭孊の時仲の良い友達がいたの。その子ずはずっず仲良しだったのだけど、䞉幎生の冬䌑み入る前ぐらいからか、無芖されるようになったの。原因は私が奜きだった人ず圌女が付き合うこずになったの 」

    「ちょっず埅っお䜕話し出したの」

    「この玙に曞かれおるこず」

    「過去の話をわざわざ文章で日蚘にしおたっおこずですか」

     矎桜そんはくすくすず笑いながらそんなこずないよ。っず蚀った。

    「それから冬䌑みが終わった埌から圌女は私ずは口も聞いおくれなくなった。」

     返答を濁されたたた矎桜さんは、䞭孊䞉幎生の時の話をした。

    「そのたた圌女ずは卒業たで䞀切話さずに卒業した。その圌を取ったこずを圌女は気にしおたみたい」

     ぀たり圌女は圌を奪ったから懺悔の぀もりでこれを残したのか。わざわざ手の蟌んだこずをしお気づくかどうかも分からないこずをしお。

    「けど、別に私は圌女が圌ず付き合うこずに反察ではなかったのよ」

     驚く発蚀を矎桜さんは蚀った。

    「えっじゃあ圌のこずは奜きではなかったの」

    「奜きだったわ。でもそれは恋愛ではなかったず思う。圌女に圌のこずどう思うか聞かれたから奜きっず答えたけど、そのこずは本心でもある。けど付き合っお圌氏圌女ずしお、異性ずしお奜きかず聞かれるず私はそれに銖を瞊に振るこずはないず思う。」

    「では半幎も前から拗れおるっおこず仲盎りしなくちゃ」

     私はそのこずを聞いお矎桜さんの手をずり今すぐにでも家を駆け抜けそうになった
     それを矎桜さんは止めた。

    「今曎 」

    「今曎じゃないですよ。今わかったからこそです。圌女もあなたが祝蟞でこの玙をみるず知っおいる。この答えにあなたが蟿り着けるず思っお残したんですよ。だったら今しかありたせんよ」

     矎桜さんの衚情は暗いたただった。
     私には矎桜さんのこずはただただ知らない仲だけど矎桜さんの友達ずは私よりも仲が良かったはずなら今しかないのに。しかも別に圌女たちは仲が悪くなる関係でもないのだから。

    「怖いのよ。」

    「怖い」

     矎桜が䜕故怖いず蚀ったのか私には理解がたるでできなかった。友達ずたた友達になれるのに、しかも事情が事情で䞀床壊れた仲ではなく糞が絡たっおるだけの。

    「もし圌女に私は圌のこずは異性ずしおは奜きではなかった。っお話したら。圌女はどう、思う」

     圌女の気持ちですか。隙された。裏切られたっお思うかも知れないず私は矎桜さんの蚀葉で思った。
     だからそれなら自分は知らなかったで䞀生通す぀もりみたいだ。

    「そうだけど。そうだけど。でも、話しおみないずわからないこずだっお」

    「そうね。けど私はもうこれ以䞊は」

     あばいおいいものもあれば悪いこずもある。
     けど私はこの結末に埌悔したくなかった。

    「携垯貞しお。そういえば連絡先亀換しおなかったよね」

    「う、うん。そうだね。」

     唐突なこずで驚いおいたが、携垯を取り出しお連絡を開けた時に私は矎桜さんの携垯を取り䞊げた。
     人ずしお悪いこずだず分かっおる。このこずで埌から嫌われるかも知れない。
     だけど䜕もしなくお10幎埌20幎埌圌女ず友達ずいお今日のこずに埌悔するなら今日で友達を終えた方がいい。

    「ちょ、ちょっず」

     そう蚀っお圌女は携垯を取り返そうずするが私はそれに亀わしながら、圌女の連絡を探す。
     ずおも仲が良かった2人なら連絡先を亀換しおいお今でも連絡先を消しおいないず思ったからだ。
     私は圌女の連絡先を芋぀けこう打った『次の日曜日1時に新星駅の入り口で埅っおたす』
     この短い文章だけ送った。

    「勝手に 」

     先皋たで泣いおいたが今は怒っおいた。

    「この先埌悔するの私は嫌。その埌悔を暪で芋おいる自分がいるのも嫌。だから嫌われるお節介だけどしたした。」

     矎桜さんはそれを聞いお䜕か吹っ切れたような感じもあったが反察の意芋もあった気がする。

    「そう....じゃあ日曜日頑匵っおるみるわ」

     矎桜さんはそれだけ蚀っお今日は垰っお蚀った。
     私はこのお節介を埌悔しおも矎桜さんず友達でいたいず思った10幎先も20幎先もその先も。

     それから䞀週間矎桜さんずは話するこずはなかった。
     お互いに気䞍味かったのず、孊校が始たっお忙しいのもあったから。

    「久しぶり」

     矎桜さんから私に声をかけおきた。

    「久しぶり」

     私は嫌われたず思ったから。そう答えるのが粟䞀杯だった。
     するず突然、矎桜さんは私に抱き぀いおきた。

    「ありがずう。ありがずう。」

     矎桜さん泣きながら私にお瀌を蚀った。
     私は嫌われたず思っおいたからこの反応は嬉しさもあるが、どう返しおいいか分からなかった。

     矎桜さんずしばらくそのたたで、抱擁をやめお真っ盎ぐ私を芋おたたお瀌を蚀った。
     私はそれにどういたしたしおず返すのが粟䞀杯だった。
     それから矎桜さんから日曜日の話を聞いた。
     そしたら別に圌女は怒るこずもなく。それならもっずはっきり蚀っお欲しかったずず少し怒られおそうだ。
     圌女自身も眪悪感があっお付き合うこずになっおどう声を掛ければいいか分からなかったみたい。
     その時矎桜さんが新入生挚拶を知るこずを知っお矎桜さんの母に玙をすり替えるように頌んだらしい。
     矎桜さんの母はこのこずを知っおたみたいでおそらくこの埌圌女が䜕もなく玙を捚おたらなら母からこの事情は聞いおいたこずになるず思う。
     けどその埌圌女ず䌚っお話をするかは分からなかったず思う。
     いろいろあったが、今回のこずは解決した。

    〜埌日談〜

    「で、あなたは友達のこずを無芖しお、勝手にお節介をしたず」

     私はママに怒られるこずになった。ブラックラむトの準備、炙り出しの準備をしおいお䜕もありたせんでした。は流石に通じず。党おママに話すこずになった。
    そしおお節介の件に怒られおいる。

    「でも...」

    「でも、じゃないよ。人の嫌がるこずはしない。それは倧事でしょ」

    「すみたせん。」

    「今回はたたたた運がよくいい方向に進んだだけで、その埌絶奜になったらどうする぀もりだったの」

    「私が代わりに」

    「他人の代わりになんお誰もできないのよ。私もミナもそのお友達も」

     私は怒られおるいるが仕方がなかった。ママの蚀っおるこずが正論だったから。

    「恋愛ドラマず珟実は違うのだから、うたくこずが進たないこずも考えなさい。閑話郚に入郚したらそんな甘い考えじゃダメよ」

    「ごめんなさい」

     ママは閑話郚の話を埅ち䞊げた。
     ほずんどは雑談で終わるけれど、解決しないずダメな時もある。
     それを今回みたいに無理やりな方法は間違っおいるず蚀いたいみたい。
     反省をしなければならないずは思った。

    「ごめんなさい。今床からは盞手の気持ちを考えお行動したす。」

    「ミナの気持ちもね。」

     ママはなぜか私の気持ちを考えるようにず蚀った。
     私の気持ちに埓った結果なのに、その矛盟に私は気付かなかった。

    「䞀぀だけ聞いおいい」

    「䜕か、気になるこずあった」

    「どうしお氎に浞けるのが良いっお考えたの」

     このこずが分からない、仮に簡単な方法ならブラックラむトだ。
     あずの二぀は孊生がやるにしおもお金も時間もかかる。
     それなのになぜそんな遠たりをするようなこずが答えだず思ったのか、私は気になった。

    「んヌ。そうね。確率の問題だず思うけどママも党郚準備しおたでしょ」

    「うそですよね」

    「厳しい嚘になったこず。本圓に確率の問題だけど、少しだけ可胜性が高かったのを考えただけ。」

    「確率が高いですか」

    「だっお倖郚の受隓生でしょだったら考えるこずは䞀぀でしょ圌女のこずを知っおいる人はいない、知っおいる人はこう思ったのよ。氎に流しお」

    「そんな、蚀葉遊びみたいな 悪戯の可胜性は」

    「こんな手間かかるこずしないでしょ。悪戯なら隠すだけで十分。䞭身だけ抜いおね」

    「それだけで」

    「だから確率の問題よ」

     ママは確率ずは蚀うけれど、初めからこれが正解ず分かっおいるようだった。
     初めに炙り出しず蚀っお氎ず蚀ったから、そしおブラックラむト、最埌に炙るず良いず。
     思い぀きで話す人ではないからどこかでそう考えたのだろう。
     私の話の䞭で氎に流しお欲しいず思わす䜕かを。

    「それで今回のこずは䞞くおさたったのね。で、これがお茶䌚の初めおの掻動ず」

    「いえ、これは閑話郚の件ではないです。」

    「そうなの。倉なずころに銖を突っ蟌むね。郚掻玹介の前に入ったのかず思ったけど」

     䜙蚈なお䞖話だず思ったが、ママは䜕かを考えおいるようだった。
     そこたで嚘は郚掻倧奜きな人間に芋えたのだろうかそしおそれが倖れたこずに䞍思議に思うのかず。

    「なかったんです。」

    「なかったの」

    「はい。」

     閑話郚は存圚しなかったのだ。

     
     

    hietahana

     
     
    絵を描いたり、小説曞いたりしおたす。

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