
自転車ヘルメット 枯れた歳には 照れくさや(頑固オヤジ、ついにヘルメットに屈する)
道路交通法 第63条の11
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
まあ、努力義務で罰則とかはないのですが、児童以下に区分される年齢の子供にはは、できるだけヘルメットの使用を推奨するというのが、道路交通法の趣旨です。
中高生の自転車通学にヘルメットは不要?
要、不要で論ずればしなくてもいいことにはなっています。しかし、自転車通学の中学生を見かけると多くの場合、ヘルメットを着用しています。道路交通法では定めていなくても、各県の条例や教育委員会の指導で着用を義務付けているケースが多いからです。
では、高校生はとなると着用率はグンと落ちます。バスや電車など通学手段が多く、相対的に自転車通学の割合が減っていること。その僅か(といってもそれなりの人数はいそうですが)の家庭にだけ、ヘルメット購入費の負担を強要することの難しさなどが原因のようです。
あとは、おしゃれじゃないから?命がけでおしゃれを優先したい年頃でもあるのでしょう。
上記グラフは警察庁資料による「平成27年から29年都内の自転車事故死亡者の損傷部位の割合」です。
自転車事故で死ぬ人の7割は頭をやられているよ、ということ。
言い換えれば、頭さえ守れば死ななかったのにね、ということでもあります。
それぞれの都市の自転車事情
詳細は以下のページにあります。
これも警察庁が作成したもので、自転車乗車時のルールや、推奨事項をまとめたものです。先のヘルメットの話なども繰り返し書かれています。
ここで特に注意しておきたいのは、「自転車は車の仲間」という点です。車の仲間だから、歩道を走ってはいけません。道路の左端を自動車のじゃまにならないように走れ、と。原付みたいな感じですね。
でも、原付より遅いし、道路によっては走行スペースが狭いところもあります。また、道路の端というのは排水のために傾いて設計してあり、所々に排水溝もあります。水と一緒に流れなかった砂やゴミが落ちていることもあります。つまり、危ないんです。
進行方向にゴミがあって危なそうだから、車道側によるとクラクションならされたり、スピードが合わなくて進路変更がうまくできないこともあります。
まあ、そういうときは、こそっと歩道を走っているのが現状でしょう。道路交通法上はアレですけど。
都市によっては自転車レーンがあるところもありますが、だいたいないです。わたしは生来の臆病な性格に加えて、バランス感覚にも自信がないので、自転車は怖くて乗れません。
高校生にも広がるヘルメット着用
そういう事情もあるので、県によっては条例を定めて高校生もヘルメット着用を推進しています。
大分県が2021年度からの義務化を準備しています。そのほか、群馬や東京都の一部でも検討が勧められています。2020年現在高校生の自転車着用のヘルメット義務化が定められているのは愛媛県しかありません。
でも、難しいとか言ってると死んじゃうんですよ。(先の「乗りものニュースからの引用)
高校生の自転車死亡率が圧倒的に高いのが、一目瞭然です。やんちゃな年頃というのもありますし、ノーヘルメットの開放感もあるのかもしれません。
事情がいろいろというのはわかりますが、こんなことで若い命をムダにしたくないです。
数字で怖さを知るとともに、ヘルメットを着用しやすい環境づくりが大切、と大分県では言っています。ヘルメットモニターを募集したり、補助金を出したり、ポスターその他(このグラフや映像資料もインパクトあるでしょうね)で、啓蒙活動を広げているそうです。
あとは、ファッションにも気を使い、スポーツサイクルのような流線型モデルの検討もしてるとか。(乗りものニュースより引用)
もう、さっさと左のデザインにしてよ。中学生で右タイプみますが、子供のころから「かっこいい」というイメージを付けていくことはは重要な戦略だと思います。
なぜ急に自転車の安全話を取り上げたか。
多くの方が自転車を愛用されていると思います。しかし、長く見過ごされてきましたが、実は大変危険な乗り物なのです。(これには自動車の増加が輪をかけたともいえますけど)また、自転車の自賠責保険も検討されているくらい大事故に繋がるケースも増えています。改めて、危険性を再認識して安全運転に努めていただきたいと思います。
では、なぜ突然わたしが自転車安全の啓蒙記事を書いたか。
メニューや買い物の指示も忘れる、指摘すれば怒鳴る、ワガママ一直線の頑固者の父についに自転車ヘルメットを購入させることに成功したからです。
糖尿病の運動治療のために乗ってるそうですが、夜お酒を飲むための免罪符として自転車に乗っているとしか思ってません。本来なら自転車もお酒も取り上げたいところですが、ガンコなひねくれ者の3歳児のような駄々っ子ですから、今回のヘルメットは最低の妥協点なわけです。
人間誰しも、「自分だけは大丈夫」という意識を持っているのでないかと思います。大事故に巻き込まれないとか、殺人事件に合わないとか、自転車事故に合わないとか。
たぶん、そういうことはないんですよ。誰しも公平に幸福のタネも不幸のタネもばら撒かれます。ヘルメットひとつで、不幸のタネのいくつかを避けることができるなら、安いものじゃないですか?
なんか色々ついてるけど4,000円未満です。デザインもそれなりですよね。
ご家族で自転車通勤、通学の方や趣味でサイクリングされる方がいらっしゃれば、ぜひヘルメットを勧めていただきたいと思います。


