
100均で嵐ARASHIに打ちひしがれる
人間、40代を「不惑の年」と言うらしい。
迷いがなく道理をわきまえる、そういう年代だと言う。私の不惑の年は迷いまくっていた様な気がする。
その頃、自分の意思とは全く別に日常を彩ってくれた物がある。嵐、ARASHIだ。
一人娘である彼女が彼等に夢中になっていた日々一緒にいる私の日常が無関係でいられるはずなどなかった。
個人の思い入れ以外の何者でもないだろう、彼等が歌う歌は今耳にしてもとても心地よい。出だしを聴けば、その後は年甲斐もなくツラツラ一緒に歌えるほどだ。歌えば少しだけ若かった自分の日常がまざまざと蘇る。そんな時の気分は決して悪くない。
先日、夢に二宮くんが出て来た。ニノだ。
娘は櫻井くん推しだったのだか、私の夢に出て来たのはニノだった。
彼が目を輝かせて歩いているその場所、そこはどうやら100円ショップの店内のようだった。
100均だ。
幸か不幸か、すべてのアイテムがわずか100円で購入出来る、我々凡人には馴染みのあるそんな場所も、彼等にとっては初めて味わう、感動すら覚える体験らしい。羨ましい。
「これも100円でいいのっ!?」
感激とも驚きとも言える、それはキラキラと目を輝かせる少年のようだ。次々に買い物カゴへ商品を入れている。
そんな少年の面影を残すニノも、当たり前だが
お酒を嗜むようだ。
お酒コーナーに差し掛かると、その目のきらめきが一段と増した。楽しそうだ。
お、これはこれは、店内で流れてるBGM、有線放送なのだろうか。タイミング良く嵐のナンバーが流れて来た。これは、One Love だろうか…
100円えーーん 酒もぅ ♫
( 本投稿内容はフィクションにつき、登場人物との
事実関係はいっさいございません )