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LOVE注入

    本日定期健診、無事終了。
    3日間の断酒という、毎度分かってはいる不毛な悪あがきも今日で終了。そんなちっぽけなひとときの開放感でも、私にとっては貴重な幸せだ。
    そして今、私の脳内でリフレインし続けるとある言葉がある。その言葉の響きが、丸ごと私をさらなる夢心地へと誘うのだ。

    その方はまぎれもなく石田ゆり子に似ていた。

    今日、採血を担当して下さった看護婦さんだ。
    よろしくお願いしますと言いながら、注射器が置かれたテーブルの向こうに現れたその方は、私の右手の内側をアルコールで消毒した後、目を凝らして針をぶち込む血管を物色し始める。そして、一本の血管に狙いを定めたであろうその刹那、小さな甘ったるい声でこう言った。

    『じゃ、この太いの、いただきすね』

    泥酔の予感


     
     
    真実はディテールに宿る。笑って生きれば人生も愛しいAI無縁、生腕ひとつで書いてま。

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