「今日、初戦見ました?」/テレビも無ければDAZNも契約していない
昨晩は、
夕食を食べずに寝た。
胃腸の不快感と、
空腹感の二重奏。
結果、
胃腸を労ることを優先した。
ベッドに入ったのは、
20時台。
何度かの中途覚醒を経て、
5時起床。
シャワーを浴びて、
白湯とコーヒーを淹れて、
冷めるのを待つ間に、
10分ばかり瞑想をして、
エレベーターで1Fにおりて、
ポストを空けた。
そろそろだと思っていたんだよな。
住民税の納税通知書を左手に持って、
再びエレベーターに乗って、
上へと上がった。
エレベーターをおりると、
どこからか、
「あぁ〜〜〜!!!」という声が聞こえた。
そうか。
今日が初戦か。
とはいえ、
僕の家にはテレビもなければ、
DAZNも契約していない。
途中経過を知る術は、
早朝に響くどこからかの叫び声と、
SNSの情報だけ。
「今日、初戦見ました?」
そこから始まる、
わりと神経を遣う会話。
五輪とW杯とWBC、
だいたい毎年どこかのタイミングでやってくる、
時流に乗っている奴かそうではない奴かを選別するような会話。
あるいは、
空気を読んで合わせられる奴かそうではない奴かを選別するような会話。
今日を皮切りに、
2週間だか3週間だか繰り返される、
返答に窮する会話。
興味がないわけではない。
単に、
見る術を持っていないというだけ。
さて、
それをどう当たり障り無く、
説明したものだろうか。
そんなことを考えながら、
納付書に書かれたバーコードを読み取り、
住民税をお支払い。
「PayPay」という通知音だけが、
薄暗い室内で反響した。
皆さんは、
今日、初戦見ました?