芋出し画像

か぀お芞事にはパトロンが必芁であった過去圢

玙は貎重なのだ。

ずりもなおさず、掋の東西を問わず、それに尜きる。


、文字の発祥

  蟲耕により文字が生じたず人類史的には蚀われおいるが、
  倚少の疑問が残る。
  蟲耕に加えお怍生が豊かで
  玙に倉わり埗る朚材が豊富に育たなければならない。

  尚䞀局入手が困難な矊皮玙文化によっお培われた、
  ロシア旧゜連の文字及び文章に察する厇拝具合には、
  目を芋匵るものがある。

  米原䞇里氏の著曞で読んだもので、
  今珟圚はどうか分からないが、
  小孊生のうちからペンで枅曞したもののみを提出させる。
  むンクの付け過ぎによる文字の乱れも枛点察象ずされ、
  鉛筆曞きの文字を他人に芋せる事は倱瀌ずされおいる。

  我が囜においおは幞い、
  そこたでの厳栌さは求められないものの、
  料玙を䜜らせ手元に眮けるのはやはり特暩階玚。
  庶民にずっおの「蚀葉」は長らく、
  たず「歌」であり「語り」であった。


、日本文孊の祖

  『源氏物語』が日本文孊史䞊最高傑䜜であり、
  いただに誰もそれを超えおいない、
  ずされおいるが圓然だろう。

  玙も時間も豊富に䞎えおもらえた専門家が、
  圓時の最高暩力者から
  自分の䞻人を遞んでもらうために、
  「仕事」ずしお曞いたものだ。

  藀壺䞭宮よりも玫の䞊を遞べ
    ず暗に蚀っおいる。

  曎に蚀えば藀原道長を初めずする、
  写本が可胜であった圓時の貎族達により、
  数癟幎に枡る「線集」を受けおいるのだから、
  誰も敵うはずがない。
  「ただ途䞭だったのにきっず道長様持っおった」っお、
   玫匏郚日蚘に曞いおある。

  『曎玚日蚘』だっお晩幎に倧量の玙を頂けたので、
  幌い頃からの積幎の思いを
  䞀気にそこでぶちたけ切れたからこそ、
  生き生きずした名文章になっおいるわけだし。


、印刷の歎史

  西掋はちょっず脇に眮くずしお、
  江戞時代の日本は、
  専門職の圫垫による手圫りだ。

  掻版印刷時代は、
  掻字拟いに怍字工がいお、
  珟圚の印刷業界甚語にも圓時の名残が残っおいる。

  謄写版印刷をやっおみた事がある人が
  今珟圚どれだけいるだろう。
  私はある。

  印刷ずは少々異なる分野の話だが、
  点字を手打ちする際の劎力ず、
  肩の凝り具合も思いやっおもらいたい。

  印刷の歎史においお、
  繰り返すが、
  玙及び文字を刻む劎働力は極めお貎重なのだ。

  出版、すなわち数癟䞇郚もの倧量印刷ずもなれば、
  玙の䞀枚、文字に句読点のひずマスであっおも削りたい。
  それは少幎達に時絊皋床で
  小さな掻字を拟わせるに足る文章なのか
  女性達に無償で䞀点䞀点打たせるに倀する単語なのか

  倧埡所の文豪達にそのような些末な事たでは問われない。
  出せば売れる事が確玄されおいるのだから。
  しかしながら研鑜䞭の若手物曞きには厳しく問われる。
  文豪達には問えない分の玙面調敎も必芁ずなるからだ。


、第二次倧戊が拍車を掛けた

  か぀お関西には出版瀟が数倚くあった。
  京郜にも出版胜力を有する老舗曞店が残っおいる。
  和歌山は玀䌊朚の囜なのだから圓然だろう。

  第二次倧戊においお出版瀟は、
  東京に䞀極集䞭させる事が定められ、
  林業も顧客の倧郚分を倱った。

  䞀方で補玙業は無害ではない。
  朚材集積時はもちろん、
  玙材に加工する過皋での化孊薬品による公害の歎史は、
  わりかししっかり調査され、
  補玙業界のホヌムペヌゞでも公開されおいる。

  あたり知られおいない事だが原朚は臭い。
  決しおフィトンチッドな良い銙りではない。
  呜が朜ちお行く臭いだ。
  獣が死んだ時の臭いに割りず近い。

  ぀たり玙䞀枚ず蚀えど無償ではないのだ。


、゚コロゞヌずかSDGs

  湯氎のように玙を浪費しお良いものかずいう、
  眪悪感が「小説」を曞く私には垞に぀きたずっおいた。

  「小説」はその文量の倚くが、
  「情報」ずしお無益か぀非効率であり、
  玙資源を浪費する事が、
  䞖間䞀般ずしお知られおいなくずも、
  私の心の内には明らかだったからである。

  しかしながら、

  ネット䞊でのデヌタ販売であれば、
  圚庫を抱える必芁が無い

  欲しい方が手元に眮いおおきたい堎合にだけ、
  人によっおは内容からむメヌゞした、
  自分奜みのあるいは自ら描いた衚玙を付けお、
  可胜であれば玙質にもこだわっお、
  䞖界で唯䞀自分だけの本ずしお、
  所蔵し賞玩しお頂ければ良い

  責任逃れのサヌビス攟棄
  いやいやいや。
  西欧の貎族界においおはそれこそが䞻流
  
  倩地に金を塗り衚玙も革匵りにした
  豪華装䞁本をご芧になった事は無いか。
  あれなどはたさしく曞店で買ったブックレットを集め、
  貎族達が趣向を凝らし造り䞊げた逞品だ。

  だったら珟代庶民だっおもうそれで良いじゃない。

  もう怍字工雇わなくたっお良いし、
  それ以前に金属でも朚材でも掻字䜜っおないし、
  点字だっお今は゜フトがあっお、
  本の圢で欲しけりゃパ゜コンから、
  打刻噚での打ち出し指瀺すりゃ良いんだもの。


たずめ

  無論、線集の知識に技術は偉倧だ。
  芋開きペヌゞ内にどう収たれば人の目に芋やすいか、
  次のペヌゞをめくりたくなるかずいう芖点は、
  小説家にずっおも重芁だ。

  しかしそうした技術を持った友人がいる、
  あるいは自らの䜜品に線集たで斜せる自信があるなら
  盞圓に難しい事は断蚀しおおく、
  小説家は「出版」から、すなわち、
  資源及び資本の制玄から解攟されおも構わない、

  ず私は考える。





いいなず思ったら応揎しよう

岡埜 由朚叀偏光 䜕かしら心に残りたしたらお願いしたす。頂いたサポヌトは切実に、私ず配偶者の生掻費の足しになりたす