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台湾ではスキンヘッドを『光頭』というらしい

    先日台湾の方と話していて、少し話がかみ合わないことがあった。

    「あれはどういう意味ですか?」
    「あれはonionですよ、日本語では『玉ねぎ』といいます」
    何の気なしに答えたが、相手は驚いてこう聞き返したのだ。
    「玉ねぎ? それは本当ですか?」
    「ええ、本当ですよ」
    その時は意味が分からず流したが、後でふと中国語の『玉』の意味を思い出し、合点がいった。
    「そうだ、中国語で『玉』は翡翠のことだ!」

    つまり相手には、
    「あれは翡翠ネギですよ」
    と伝わっていたのだ。
    「茶色いのに、なぜ翡翠?」
    「そんなに高価なネギなのか?」
    あの驚きは、そんな混乱から来たものだったのだろう。 

    ならば――と、悪戯心がわく。
    「目玉焼き」や「玉砂利」などを教えたら、どうだろう?
    中国語で目玉焼きは『太陽蛋』。
    砂利は「碎石」や「礫石」。

    「あなたは目玉焼きが好きですか?」
    「先日、庭に玉砂利を敷いたんですよ!」
    などと言うと、
    翡翠色の目を焼く? 翡翠の砂利? とさらに驚かすことができるかもしれない。


    一方、私も美容院で使える台湾の単語を見ていて驚いたことがある。
    「光頭」
    どうやら、スキンヘッドをこういうらしい。

    これを見た時、正直私も「それは本当ですか?」と言いたくなった。
    日本人なら「光り輝くまぶしい頭」と、少しユーモラスな様子を想像するが、中国語で「光」は「裸の、何もない」という意味になる。

    つまり「光頭」は、「髪の毛のない頭」とストレートに言っているだけなのだ。

    両国とも漢字を使うだけに、こうしたギャップを改めて知るととても面白い。
    知人との会話なら笑い話ですむが、ビジネスシーンでの思い込みは時としておもわぬ誤解を招くことがある。
    これからは思い込みを捨て、漢字の持つ意味の違いを事前に意識してみようと思う。


     
     

    小夜

     
     
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