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【動画付短線小説】【JACK】─倖兞 途䞭の䞖界第八倜 黒鉄のコロッセオ

黒い鐘の䜙韻が、
ただ、闘技堎に残っおいた。

ゎォン――。

石床。

巚倧なミノタりロスが倒れおいる。

その向こう。

銀の甲冑。
玫の倖套。
二本の魔剣。

レむノン。

そしお、向かい偎。

南雲。

二人は、ただ芋おいた。

互いを。

芳客垭から、歓声が湧き䞊がる。

「レむノン」

「双刃のレむノン」

「癟勝目を決めろ」

「王囜最匷」

飛鳥「  もう始たっおる感じなんですけど」

神宮寺「始たっおるんだろうな」

ブラニ「南雲さん  」

五島は、ブラックを䞀口飲んだ。

「面癜そうだな」

飛鳥「さっき本人に『出る必芁はない』っお蚀っおたせんでした」

五島「蚀った」

「なのに」

「本人が出るず蚀った」

飛鳥「急に他人事」

南雲が振り返る。

「党郚聞こえおるぞ」

五島「集䞭しろ」

南雲「お前が蚀うな」

芳客垭。

小さな笑い。

この街では、ただ珍しい音だった。


レむノンが南雲を芋る。

足。

肩。

腰。

手。

芖線は、䞀぀ず぀確かめるように動いた。

「歊噚を遞べ」

南雲の前に、数本の歊噚が䞊べられる。

倧剣。

曲刀。

槍。

片手剣。

魔力を垯びた现剣。

南雲は、䞀本だけ手に取った。

䜕の装食もない長剣。

続いお防具。

䜕の魔力も宿しおいない。

普通のプレヌトアヌマヌ。

レむノン「それでいいのか」

南雲「十分だ」

レむノン「魔剣ではない」

南雲「剣だろ」

レむノンが、二本の刃を抜く。

キィン――。

銀。

そしお、刃の奥に揺らめく、
僅かな黒。

魔力。

レむノン「私の双剣は、普通の鉄では受け切れぬ」

南雲は、長剣を軜く振った。

䞀床。

二床。

重さ。

長さ。

重心。

確かめる。

「なら」

䞀拍。

「たずもに受けなきゃいい」

レむノンの眉が、僅かに動く。

「  面癜い」

南雲「  悪くない」

「怖くないのか」

「䜕が」

「私が」

南雲は、倒れたミノタりロスを芋る。

巚䜓。

二倪刀。

それだけで終わった。

「匷いのは分かった」

レむノン「それだけか」

「それ以䞊、䜕がいる」

レむノンは、初めお僅かに笑った。


審刀が䞭倮ぞ出る。

「双方」

「名を」

レむノンが、胞ぞ拳を圓おる。

「黒鉄階士団筆頭」

「双刃の魔剣士」

䞀拍。

「レむノン」

歓声。

蜟音。

続いお、審刀が南雲を芋る。

「名を」

南雲「南雲鷹倜」

芳客垭。

静寂。

誰も知らない。

レむノン「肩曞きは」

南雲「ない」

「所属」

「ない」

「階士階玚」

「ない」

「称号は」

南雲「いらん」

その時。

ブラニが、思わず立ち䞊がった。

「静寂型狂戊士です」

南雲「やめろ」

飛鳥が顔を芆う。

神宮寺が笑う。

レむノンも、䞀瞬だけ蚀葉を倱った。

「  劙な仲間だな」

南雲「吊定はしない」

五島「本人も倧抂だ」

南雲「黙れ」


レむノンが、改めお南雲を芋る。

「南雲鷹倜」

「䜕だ」

「昚日から気になっおいた」

「䜕が」

「立ち方だ」

南雲は、䜕も答えなかった。

レむノンが䞀歩進む。

「お前は剣士ではない」

南雲「そうだ」

「階士でもない」

「ああ」

「だが」

䞀拍。

「戊堎を知っおいる」

南雲は、答えなかった。

レむノン「死ぬ堎所を知る者の立ち方だ」

静寂。

飛鳥の衚情が倉わる。

神宮寺も、䜕も蚀わない。

南雲「昔の話だ」

レむノン「䜕をしおいた」

「人を護っおいた」

「護衛か」

「そんなずころだ」

「誰を」

「いろいろだ」

「王か」

「違う」

「貎族か」

「芁人譊護はある」

「では――」

南雲が、剣を構えた。

「聞きすぎだ」

レむノンの口元が、僅かに䞊がる。
「  なるほど」

双剣。

構える。

完璧だった。

足幅。

肩。

呌吞。

剣先。

䞀切の無駄がない。

察しお。

南雲。

䞀本の長剣。

構えは曖昧。

矎しくない。

型にも芋えない。

レむノン「その構え」

「䜕だ」

「未完成だ」

南雲「そうか」

「吊定しないのか」

「する必芁がない」

レむノン「剣ずは」

その声が、闘技堎ぞ響く。

「完成ぞ至る道だ」

芳客が静たった。

「無駄を削る」

「迷いを削る」

「恐怖を削る」

「倱敗を削る」

そしお。

双剣が、滑らかに開く。

「最埌に残った䞀倪刀だけを」

䞀拍。

「完成ず呌ぶ」

南雲「  」

レむノン「お前は違う」

「䜕が」

「䜙蚈なものが倚すぎる」

南雲は、少し考えた。

そしお。

「剣なんお」

䞀拍。

「生き残るための道具だ」

完党な沈黙。

レむノン「  矎しくない」

南雲「知るか」

飛鳥「身も蓋もない」

神宮寺「南雲らしい」

五島「違う」

飛鳥「たたですか」

五島は、南雲を芋る。

「自分が生き残るためだけじゃない」

神宮寺が、五島を芋る。

五島「誰かを」

䞀拍。

「生かしお垰すための剣だ」

南雲「䜙蚈な解説をするな」

五島「違うのか」

南雲は、答えなかった。

神宮寺が、小さく笑う。

「吊定しないらしい」


審刀が、右手を䞊げる。

「殺害は犁止」

「戊闘䞍胜」

「降䌏」

「たたは陛䞋の裁定によっお」

「勝敗を決する」

レむノン「承知した」

南雲「ああ」

審刀が䞋がる。

䞀歩。

二歩。

数䞇の芳衆が、息を止めた。

貎賓垭。

ノァルグ。

腕を組んだたた、動かない。

偎近「陛䞋」

「本圓に、よろしいのですか」

ノァルグ「䜕がだ」

「あの異界人」

「レむノンず戊えば、ただでは枈みたせん」

ノァルグ「本人が遞んだ」

「ですが――」

「芋たいのだ」

偎近が黙る。

ノァルグの芖線。

南雲。

「完成を必芁ずしない者が」

䞀拍。

「完成された剣ず出䌚った時」

「䜕をするのか」

䞭倮。

審刀の手が、振り䞋ろされる。

「始め」

鐘。

ゎォン――。

次の瞬間。

レむノンが消えた。

飛鳥「――速っ」

銀光。

右。

南雲が身䜓を傟ける。

キィン

衝撃。

もう䞀本。

巊。

ギィン

火花。

䞊。

䞋。

右。

巊。

二本の剣が、銀の線になる。

南雲。

受ける。

流す。

避ける。

䞋がる。

䞀歩。

二歩。

䞉歩。

芳客が沞く。

「レむノン」

「圧倒しろ」

「癟勝だ」

飛鳥「抌されおる」

ブラニ「南雲さん」

神宮寺「いや」

飛鳥「え」

五島「芋おる」

「䜕を」

「盞手を」

南雲の目は、冷静だった。

右足。

肩。

肘。

腰。

呌吞。

芖線。

剣先。

拟っおいる。

䞀぀ず぀。

レむノン「防ぐだけか」

南雲「今はな」

「怖気づいたか」

「違う」

「ならば来い」

南雲「知らない盞手に」

䞀拍。

「最初から飛び蟌む銬鹿はいない」

レむノン「慎重だな」

南雲「仕事柄だ」

䞀撃。

南雲が受ける。

次。

避ける。

そしお。

突然、前ぞ。

レむノン「」

南雲の剣は䜎い。

胞ではない。

銖でもない。

右手銖。

キン――

銀の籠手に、现い傷が走る。

レむノンが、䞉歩䞋がった。

芳客垭。

沈黙。

飛鳥「  圓たった」

ブラニ「すごい」

神宮寺「剣を萜ずさせる぀もりだったな」

五島「ああ」

レむノンが、自分の右手を芋る。

「䜕故、手を狙った」

南雲「剣を持っおるからだ」

「  」

「剣が匷いなら」

䞀拍。

「剣を䜿えなくすればいい」

飛鳥「倢がない」

神宮寺「合理的だ」

五島「南雲らしい」

レむノン「矎しくない」

南雲「さっき聞いた」

䞀瞬。

レむノンが笑った。

「面癜い」

南雲「それも聞いた」


レむノンが螏み蟌む。

今床は、さらに速い。

䞀撃。

受ける。

腕が痺れる。

二撃。

頬。

薄く裂ける。

血。

䞉撃。

肩。

玙䞀重。

四撃。

腹。

南雲が流す。

レむノン「察応したか」

南雲「倚少はな」

「なら」

レむノンの速床が、もう䞀段䞊がる。

「その理解を」

䞀撃。

「超えればいい」

南雲の剣が、倧きく匟かれた。

懐。

柄。

胞。

ドン。

南雲が、数歩䞋がる。

飛鳥「南雲さん」

南雲は胞を抌さえた。

䞀床、息を吐く。

そしお。

僅かに笑った。

レむノン「䜕がおかしい」

南雲「いや」

剣を持ち盎す。

「お前も」

䞀拍。

「考えるんだな」

レむノンの目が止たる。

「䜕」

南雲「完成しおるなら」

「考える必芁もないのかず思った」

飛鳥「煜っおる」

神宮寺「本人に悪気はない」

五島「そこが悪い」

飛鳥「五島さんにだけは蚀われたくないです」

貎賓垭。

ノァルグは、腕を組んだたた動かなかった。


銀光。

再び。

レむノン。

速い。

正確。

矎しい。

無駄がない。

南雲。

䞋がる。

避ける。

厩れる。

時に受ける。

時に逃げる。

芳客から、野次が飛ぶ。

「逃げるな」

「戊え」

「恥を知れ」

南雲は聞かない。

レむノン「逃げるのか」

南雲「避けおるだけだ」

「同じだ」

「違う」

南雲が䞋がる。

「死なないために」

䞀拍。

「必芁なら逃げる」

レむノン「剣士の誇りは」

南雲「ない」

「  」

剣が亀差する。

南雲「護る盞手を残しお死ぬ方が」

䞀拍。

「よほど恥だ」

キィン――

ほんの䞀瞬。

レむノンの双剣が遅れた。

南雲が螏み蟌む。

だが。

足元。

割れた石床。

小さな亀裂。

南雲の足が取られた。

飛鳥「危ない」

身䜓が厩れる。

レむノン「終わりだ」

双剣が振り䞋ろされる。

南雲。

倒れる。

いや。

自分から、さらに身䜓を萜ずした。

剣が頭䞊を抜ける。

巊手。

地面。

右足。

レむノンの足銖。

払う。

レむノン「」

䜓勢が厩れる。

そのたた。

肩。

䜓圓たり。

ドン

レむノンが、
二歩。

䞉歩。

䞋がる。

完党な沈黙。

飛鳥「  今の䜕」

神宮寺「転んだ」

五島「利甚した」

南雲「転んでない」

五島「転んでた」

南雲「黙れ」

ブラニが、目を茝かせる。

ブラニ「転倒剣術」

南雲「そんなものはない」

飛鳥「ブラニちゃん、䜕でも技名にするのやめようか」

ブラニ「でも、今のは技ですよね」

飛鳥「事故です」

ブラニ「事故を技にしたんですよね」

飛鳥「  南雲さん、教育に悪いですよ」

南雲「俺に蚀うな」

神宮寺「もう圱響されおるな」

ブラニ「次は䜕が出たすか」

飛鳥「期埅しないで」

芳客の䞀角から、小さな笑い。

少しず぀、広がっおいく。

レむノンが南雲を芋る。

「今のは」

南雲「倱敗した」

「  䜕」

「足を取られた」

「それを」

「䜿った」

レむノン「倱敗を」

南雲「ああ」

「戊いの䞭で」

「圓たり前だ」

南雲は立ち䞊がった。

「予定通りに進む戊堎なんか」

䞀拍。

「芋たこずがない」

沈黙。

貎賓垭。

偎近「偶然です」

ノァルグ「そうだ」

「では――」

「だが」

ノァルグの目は、南雲から離れない。

「偶然を」

䞀拍。

「次の䞀手に倉えた」

偎近は、䜕も蚀わなかった。


レむノンが、双剣を構える。

先ほどたでず、僅かに違う。

南雲を芋おいる。

倒す盞手ではない。

理解すべき盞手ずしお。

レむノン「䜕故だ」

南雲「䜕が」

䞀撃。

キィン

「䜕故」

二撃。

「そんな䞍栌奜な剣で」

南雲が流す。

「私に぀いお来られる」

南雲「知らん」

「型を厩す」

「必芁ならな」

「迷う」

「ああ」

「倱敗する」

「する」

「逃げる」

「必芁なら」

レむノンが螏み蟌む。

「それでも」

䞀拍。

「䜕故、剣を捚おない」

南雲。

正面から受ける。

衝撃。

歯を食いしばる。

「捚おる理由が」

䞀拍。

「ないからだ」

南雲が剣を匟く。

䞀瞬。

巊。

開く。

南雲が螏み蟌む。

レむノンの反応は速い。

だが。

ほんの僅かに、遅れた。

剣先。

頬。

䞀本。

赀い線。

完党な沈黙。

九十九戊。

無敗。

黒鉄階士団筆頭。

王囜最匷の剣。

その頬ぞ、
名もない異界の旅人が、
傷を぀けた。

䞀滎。

血。

銀の甲冑ぞ萜ちる。

ざわめき。

「レむノンが  」

「血を」

「誰だ、あの男」

「南雲」

「南雲鷹倜  」

飛鳥「  圓たった」

ブラニ「南雲さん  」

神宮寺「やったな」

五島。

ブラック。

䞀口。

「誀差だな」

飛鳥「耒めおるんですか」

五島「最倧玚に」

南雲「いらん」

ブラニが立ち䞊がる。

「静寂型狂戊士です」

南雲「広めるな」

飛鳥「もう遅そうです」


レむノンは動かない。

自分の頬ぞ觊れる。

赀い。

血。

長い沈黙。

南雲「続けるか」

「  」

「降りるなら今だぞ」

レむノンが笑った。

それたでの、䜙裕でも、

優越でもない。

子どものような、玔粋な笑みだった。

「面癜い」

南雲「䞉回目だ」

「南雲鷹倜」

「䜕だ」

「私は」

䞀拍。

「お前を誀解しおいた」

「そうか」

レむノンが、南雲を芋る。

「お前の剣は」

䞀拍。

「未完成なのではない」

南雲「未完成だ」

「違う」

レむノンが銖を振る。

双剣を、僅かに䞋ろしかける。

そしお。

再び䞊げた。

蚀葉を探すように。

「完成させようずしおいない」

南雲は黙る。

レむノン「型を厩す」

「迷う」

「倱敗する」

「逃げる」

「そしお」

䞀拍。

「次ぞ進む」

芳客垭。

五島の目が、僅かに现くなる。

レむノン「たるで」

長い沈黙。

「歩いおいるようだ」

飛鳥「  あ」

神宮寺「感染した」

五島「やめろ」

南雲「お前のせいだ」

五島「違う」

飛鳥「もう諊めた方がいいですよ」

レむノンが五島を芋る。

「歩行思想」

五島「その名を䜿うな」

「䜕故だ」

「俺が぀けたんじゃない」

レむノンは、もう䞀床南雲を芋る。

「悪くない名だ」

五島「悪い」

芳客垭。

たた、小さな笑い。

䞀人。

二人。

䞉人。

この囜では、笑うこずすら、
決められた堎所でしか蚱されなかった。

だが。

今は。

誰も、笑えずは呜じおいない。

ノァルグは、その光景を黙っお芋おいた。


やがお。

レむノンの笑みが消えた。

双剣が、ゆっくり䞋がる。

南雲「どうした」

レむノン「ならば」

䞀拍。

「蚌明しよう」

空気が倉わった。

南雲の肩に、僅かに力が入る。

レむノン「完成は」

南雲を芋る。

「途䞭に敗れない」

南雲「勝手にしろ」

レむノンの声が䜎くなる。

「お前は」

䞀拍。

「ただ、私の完成を芋おいない」

貎賓垭。

ノァルグが、僅かに身を乗り出した。

「  レむノン」

レむノンは、二本の魔剣を、
石床ぞ突き立おた。

ガッ。

䞀本。

ガッ。

もう䞀本。

飛鳥「  䜕しおるんですか」

ブラニ「分かりたせん」

神宮寺の衚情が倉わる。

「䜕か来る」

五島「  ああ」

レむノン。

胞の前。

䞡手を組む。

奇劙な圢。

祈り。

それずも。

印。

芳客垭。

魔術垫たちの䞀角。

癜髪の老人が、突然立ち䞊がった。

怅子が倒れる。

「  銬鹿な」

顔が、蒌癜だった。

「その印は  」

ブラニ「知っおるんですか」

老人は答えない。

唇が震えおいる。

「䜕故」

䞀拍。

「それを知っおいる」

レむノンが、目を閉じる。

呌吞。

䞀床。

二床。

䞉床。

貎賓垭。

ノァルグが立ち䞊がった。

初めお。

完党に。

「レむノン」

䜎い声。

「やめろ」

飛鳥「  え」

神宮寺「ノァルグが止めた」

五島が、玙コップをゆっくり䞋ろした。

初めお。

ブラックを飲む手が止たった。

南雲は、䜕も蚀わない。

ただ。

剣を構えた。

レむノンの口が、静かに開く。

この䞖界で聞いた、どの蚀葉ずも違う。
王囜語でもない。
オヌク語でもない。
゚ルフの叀語でもない。
そしお。
飛鳥たちにも、聞き芚えがない。
もっず。
叀い。

蚀葉ずいうより。

人間の身䜓の奥底ぞ、盎接觊れるような音。

ãƒ¬ã‚€ãƒŽãƒ³ã€Œà€‰à€Šà¥à€˜à€Ÿà€Ÿà€¿à€€à€‚ à€Šà¥à€µà€Ÿà€°à€®à¥ïŒˆã‚Šãƒ‰ã‚¬ãƒŒãƒ†ã‚£ã‚¿ãƒ ãƒ»ãƒ‰ãƒŽã‚¡ãƒŒãƒ©ãƒ ïŒ‰ã€

――開かれた門。

最初の䞀音が、闘技堎ぞ萜ちる。

老魔術垫「――やめろ」

黒い鐘。

ゎォン――。

暗転。


遠く。

魔王領アビスヘむム。

黒曜城。

高い塔。

䞀矜の黒い鳥が、空を暪切る。

クロりは、氎晶ぞ手をかざす。

淡い光。

氎晶の䞭に。

ノァルハむトの闘技堎が。

映し出される。

「  䜿うか」

背埌。

魔王「䜕を」

クロりは、氎晶に映る遠い闘技堎を芋る。
「䞖界を倉える術ではない」

䞀拍。

「人間を倉える術だ」

魔王「  」

クロりの口元に、僅かな笑み。

「  懐かしい」

黒い矜根が、䞀枚。

颚ぞ萜ちた。


――【JACK】─倖兞 途䞭の䞖界第八倜 黒鉄のコロッセオ 完

次回

【JACK】─倖兞 途䞭の䞖界第九倜 完成された剣

䞖界ぞ呜じる魔法ではない。

自らの内偎ぞ、呜じる魔法。

筋肉。

骚。

神経。

知芚。

恐怖。

そしお。

人間が、自ら封じた。

遥か叀代の秘術。

完成された剣が、犁忌の扉を開く。

南雲鷹倜は、初めお。

圧倒的な力の差を知る。

──倒れなかった者ず、
倒しきれなかった者。  
 その間にだけ、生たれる敬意がある。

完成を求める剣。倉わり続ける剣。――「未完の剣」

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