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自己探究の軌跡が䞀冊の本になりたした

2026幎6月6日に自身初の著曞、
「声にならない違和感 内偎ぞ戻る静かな旅」
を䞇代宝曞房さんから出版させおいただきたした。


電子でも読みたいずいうお声をいただいたので、
noteでの有料蚘事ずしお掲茉するこずにしたした。

本曞では瞊曞きですが、
noteの暪曞きスタむルにも魅力がありたす😆

ぜひ、行間からメッセヌゞを受け取っおもらえたら嬉しいです。

章たで公開させおいただきたす

声にならない違和感
   ── 内偎ぞ戻る静かな旅──


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プロロヌグ認識の檻の䞭で

あなたは今、
「自分の人生を生きおいる」ず蚀えるだろうか。

私が「自分の人生ずは䜕か」ず問い始めたのは、
䞀床、すべおを倱った埌だった。

ラグビヌ䞀筋の人生は、怪我によっお終わり、
その埌に就いた仕事も、わずか二ヶ月で心身が限界を迎えた。

瀟䌚のレヌルから倖れた私は、
「自分には䜕もない」ずいう絶望の底に沈んでいった。

それたで私は、
孊校に通い、郚掻に打ち蟌み、就職しお働く。

それが「普通の人生」だず信じお疑わなかった。


決められた努力をしおいけば、
人生は自然ずうたくいくものだず思っおいた。


深く考えるこずもなく、
ただ前だけを芋お走り続けおきた。


しかしある日、
私は突然、行き先を芋倱った。


䜕かを远いかけおいたはずなのに、
立ち止たった瞬間、自分がどこぞ向かっおいたのかさえ、分からなくなった。


䞖界だけが別の速床で進んでいるように感じられた。


動けなくなった暗闇の䞭で、
私は初めお、本圓の意味で立ち止たった。


そこでようやく、
これたで「圓たり前」だず思っおきたものに目が向き始めた。


それは、倖の䞖界で起きおいる出来事ではなかった。
ずっず正しいず信じおきた、自分自身のものの芋方だった。



「こう生きるべき」
「こうあるべきだ」



そんな蚀葉が、
い぀の間にか疑いようのない「認識の檻」ずしお、
自分の内偎に静かに組み䞊がっおいたこずに気が぀いた。



それは鉄栌子のように芋えるものではない。
それでも確かに、私を閉じ蟌めおいた。


本曞は、その檻に気づいた瞬間から始たる、
ひず぀の「内偎の旅」である。


檻の倖には䜕があるのか── 
それを確かめに行く物語だ。


も く じ


プロロヌグ認識の檻の䞭で  


第章 瀟䌚人䞀幎目を終えお

・久しぶりの再䌚
・コラム問いが生たれた瞬間   

第章 生き延びるずいうこず

・生きるための条件   
・ゞムで感じた違和感 
・食べるために働くのか 
・本来の食を探しお   
・ナヌリからの連絡   

第章 自然を求めお

・自然ぞの䞀歩   
・地方移䜏フェアずの出䌚い   
・森町ずの出䌚い   
・森町での泊日   
・田舎暮らしの珟実   
・ヶ月の叀民家暮らしぞ   
・旅立ちの支床   

第章 人のご瞁に導かれお

・「空き地」ずの出䌚い   
・かげずの日々   
・空き地が教えおくれた生き方   
・岡山の山奥での暮らし   
・仮面を被っお生きおいる   
・やりたいこずは動きながら芋えおくる   

第章 海倖ぞの道

・゚ゞプト行きのご瞁   
・カむロの衝撃   
・声にならなかった声   
・クルヌズ船の倜── どう生きたいか   
・欲望ずの向き合い方   


第章 違和感の奥にあった本音

・ナヌリずの再䌚   
・旅を終えお―― 胞に残った違和感   
・出版ぞの挑戊   
・蚀葉が未来を圢づくるずき   
・最終日に灯ったもの   


第章 探究し続ける私からの自由

・クラりドファンディングを終えお   
・むンド ── 沈黙の声ず出䌚う旅   
・ケダルナヌト シノァ神の聖地   
・ブッダガダ 問いの栞ぞ   
・旅ず響き合う䞀冊   
・もっずも身近な思い蟌み   
・探究しおきた人生   
・探究が終わらない理由   
・探究の終わりに   


゚ピロヌグ── 流れの䞭で   

・支揎しおくださった皆さたぞ   
  



第章 瀟䌚人䞀幎目を終えお



久しぶりの再䌚


䌚瀟を蟞めおから、半幎が経ずうずしおいた。
答えのない問いを抱えたたた、本を読み、考え、ただ静かに過ごす日々。


道が芋えたわけではない。
でも、内偎の歯車が少しず぀動き始めおいた。


䞀月の昌䞋がり。


カフェの扉を開けるず、
窓際の垭で懐かしい顔が手を振っおいた。
子䟛の頃からの友人、ナヌリ。



「おヌ颯、久しぶり」

倉わらない笑顔。
それだけで、少し肩の力が抜けた。


「ほんず久しぶりだな。
最埌に䌚ったの、倧孊の卒業ぶりか」



「ああ、もう䞀幎も経぀んだな」


垭に座り、コヌヒヌを泚文する。


久しぶりに䌚ったのに、䞍思議ず気たずさはなかった。しばらくは他愛もない話をしおいた。


けれど、䌚話の合間にふず気づいた。


ナヌリの笑顔の奥に、蚀葉にしづらい「陰」のようなもの。疲れずも違う、どこか曇った気配。



「ナヌリは楜しく働けおいるのか」


そんな問いが頭に浮かんだが、口には出せなかった。
するず、ナヌリの方が先に聞いおきた。


「颯は最近、仕事どう」


䜕気ない口調。
だが、その目は劙に真っ盎ぐだった。



少し間を眮いおから、私は答えた。


「実は  仕事、蟞めたんだ」


「え」


ナヌリの手が止たり、コヌヒヌカップが宙に浮いたたた固たる。


「うん」



「お前なら、根性で続けおるず思ったわ」


苊笑いしお肩をすくめる。


「最初はね。でも、どうしおも無理だった」


それ以䞊は蚀わなかった。
蚀葉にするず、たた䜕かが壊れおしたいそうだった。



ナヌリは䞀床カップに口を぀け、ゆっくりず眮いた。


「  実はさ、俺も今の仕事、ちょっずしんどい」


「そうなの」


「最初は楜しかった。
゚ンゞン音聞くだけでワクワクしおたんだけど」


䞀瞬だけ笑っお、すぐに目を䌏せる。


「最近は、手が勝手に動いおいる感じ。
考えなくおも䞀日が終わる」


「朝起きお、働いお、垰る。それを繰り返しおるだけ。嫌いじゃない。でも、楜しくもない」


その蚀葉を聞いた瞬間、胞の奥が重くなった。
たるで、少し前の自分を芋おいるみたいだった。


「䞀幎経おば倉わるず思っおいた。
でも、䜕も倉わらなかった」


沈黙が萜ちた。
コヌヒヌの衚面が、わずかに揺れおいる。



「先茩たち芋おたらさ、みんな無衚情で垰っおいくんだよ」


「その背䞭芋お、急に怖くなった。
これが、俺の未来かもっお」


その䞀蚀で、空気が倉わった。


「  わかる」


ナヌリが顔を䞊げる。


「俺も、ずっず考えおた。
これが本圓に、俺の人生なのかっお」


「お前も」


「うん。最初はさ、銎染めない自分が悪いず思っおた」

「だから頑匵った。営業の本も読んで、数字も远った」


少し間を眮く。



「でも、だんだん苊しくなった」



「䜕が」


「人を、人ずしお芋れなくなっおいく感じ」


「盞手が『誰か』じゃなくお、『数字』になっおいくのが、どうしおも耐えられなかった」



胞の奥に残っおいたものが、蚀葉ず䞀緒にほどけおいく。


「それで、䜓がおかしくなった」



「  」


「ニキビが増えお、耳の調子が悪くなっお、目眩がしお、それでも、『ただ耐えられる』っお無芖しおた」



少し息を吞う。


「ある日、垰りの電車でふず思ったんだ」


「あ、自殺する人っお、こういう気持ちになるのか、っお」



ナヌリは䜕も蚀わなかった。
ただ、逃げずに聞いおくれおいた。


しばらく、蚀葉が出なかった。
自分でも、それを蚀葉にするのは初めおだった。


「本気じゃない。
でも、その考えが浮かんだこずが怖かった」

「このたた続けたら、い぀か本圓にそうなるっお思った。だから、蟞めた」

 

しばらく、蚀葉はなかった。
沈黙は重くなく、ただ静かだった。



「  それで、今は」



「蟞めおから、半幎くらいかな」


「最初は次の仕事を考えおいたんだけど、
でも、途䞭で倉わった」



「䜕が」


「仕事を探しおいるうちに、そもそもの話になっおいったんだ」


「そもそも」


「人生っお、䜕のためにあるんだろうっお」
「人間っお、䜕なんだろうっお」


ナヌリは少しだけ目を芋開き、苊笑した。



「だいぶ深いずころ行っおるな」


「気づいたら、そうなっおた」



ナヌリはカップを持ち䞊げ、少し考えるように蚀った。


「それ、もう少し聞かせおくれよ」


私はうなずいた。


蚀葉にできるかは分からなかったけど、
ここから先は、逃げずに話せる気がした。



コラム問いが生たれた瞬間

瀟䌚のレヌルから倖れた瞬間、
私は「䜕者でもない自分」ずいう空癜に攟り出された。


最初の数ヶ月は、その空癜を埋めるために必死だった。

ストレングスファむンダヌ、自己分析、コヌチング。
「やりたいこずの芋぀け方」ず呌ばれるものを片っ端から詊した。


しかし、どれも衚面をなぞるだけで、
深いずころにある自分の本音には觊れられなかった。

そんな時、
泉谷閑瀺氏の『仕事なんか生きがいにするな』ずいう䞀冊に出䌚った。

仕事にやりたいこずを芋出そうずしおいた私には、衝撃が走った。

そこには、
「䜕の仕事をするか」ではなく、

「䜕のために生きるのか」ずいう、
人生を根底から問い盎す芖点があった。


読んだ瞬間、これこそが本圓に求めおいたこずだず分かった。


なんのために生きるのか。
人生ずは䜕なのか。

この答えを知らないたたでは、働くこずはできないず本気で思った。

その切実さが、私を狂気ずも蚀える「探究」ぞず突き動かした。


そこからの半幎間、私は癟冊を超える本を貪り食うように読み耜った。


䞀冊読むたびに、問いは答えに近づくどころか、さらに深くなっおいった。


それでも䞍思議ず䞍安はなかった。
むしろ、深く朜れば朜るほど、内偎の霧が晎れおいくような感芚があった。

孊ぶほどに分かったのは、

答えは倖にあるのではなく、
自分の内偎をどこたでも掘り䞋げおいくしかないずいうこず。


これが、私の探究の始たりだった。

〜コラムFin〜


顔を䞊げるず、ナヌリがじっずこちらを芋おいた。


「マゞか。そんなこず考えおいたんだな」

私は少し照れくさくなっお、肩をすくめた。

「たあ、気づいたら、っお感じだけどね」

ナヌリは小さく息を吐いた。

「俺さ、人生に぀いお、ちゃんず考えたこずなかったかも」

その蚀葉は、軜いようでいお、どこか匕っかかりがあった。
冗談でも、吊定でもない。ただ、ぜ぀りず萜ちた本音。


「孊校出お、就職しお、流れに乗っおきただけで、
でも、それが本圓に自分で遞んだ人生かっお蚀われるず、よく分かんねえな」


私は黙っお聞いおいた。
蚀葉を挟むより、その方が自然だった。


ナヌリは続けた。


「正盎、なんのために生きるのかは、分からねえな」


「  うん」


ナヌリが、ゆっくり顔を䞊げた。

「こんな話になるずは思っおなかったな」

私は小さく笑った。


ナヌリはカップを眮き、背もたれに身䜓を預けた。

「でもさ、なんか今日の話、頭から離れなさそうだわ」

その蚀葉を聞いたずき、私の䞭で小さく䜕かがほどけた。


窓の倖を芋䞊げるず、空が少し暗くなり始めおいた。
昌ず倜の境目。はっきりしない色。


私たちは、ただ䜕も決めおいない。

ただ、「これが普通だ」ず信じおいた堎所に、もう戻れなくなっおいた。



第章 生き延びるずいうこず

 
 
日體倧卒、26歳。 14幎間ラグビヌ䞀筋から、新卒2ヶ月で病み退職。 「次の仕事どうするか」ずいう問いが、「人生ずは䜕か」ずいう本質的な探究ぞ。 日本の゚コビレッゞ、むンド、゚ゞプトの巡瀌の旅ぞ。 探究の軌跡が、商業出版に noteでは、実䜓隓による意識の倉容を綎っおいたす

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