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できるだけお金をかけずに農業ができないか?・補助金や助成金がなくても営めるカタチを作りたい~新規就農への記録その145」

    新年3日目。
    今年の作付け計画を、
    少しずつ立てていきたいのですが、
    その前に、
    去年のことを、
    きちんと整理しておかないといけない。
    一度立ち止まって、
    今、やっていることを整理する。
    それが、農閑期の仕事だと思うので。

    とはいえ、
    育苗がスタートするのが、
    3月はじめだとして、
    ん、あと実質2か月。
    計画的に進めていきたい。

    まずは、会計。
    確定申告もあるので、
    そもそもやらなければいけないのですけど、
    黒字にならなかった経営を、
    今年はなんとか、
    黒字に持って行ける年にしたい。
    それが、微々たるものであっても。

    借金はしていない。
    その代わり、補助金も、
    助成金ももらっていない。
    お金の動きがなさそうで、
    やはりこまごまとした動きはある。
    支出は、主に、種苗費、資材。
    肥料や農薬、
    ハウスなどの施設資材はないので、
    少ない方かもしれない。
    だけれども、
    軽トラの維持費としての、
    ガソリン、車検、タイヤ、保険。
    これが、大きい。

    収入は、野菜の売り上げ。
    100円台の売り上げが、
    細かく積みあがっていく。
    そもそも、収入は、
    野菜の売り上げがすべてなので、
    ここに来年は、
    力を注ぎこみたいところ。

    タイトルの、
    「補助金や助成金がなくても、
    営めるカタチを作りたい」というのは、
    今考えている正直な気持ち。
    私は、50代なので、
    新規就農に関する補助や助成が、
    何も受けられなくて。
    大体が、49歳まで。
    趣旨は、「担い手の育成」でしょうから、
    ごもっとも。
    分かるんです、趣旨は。
    でも、そもそも農業って、
    若い世代が飛び込もうと思える世界なのか。
    実際に飛び込めるのは、
    結局ある程度貯えのある、
    50代以降の世代なんじゃないか。
    そうじゃないと、
    生活が不安定になってしまうと思う。
    収入の面で。

    別に、
    補助金や助成金がもらえなくて、
    拗ねてるわけじゃないんですよ(笑)。
    ただ、「やる気」と「担い手」のマッチングが、若干ずれている気もして。

    極端な話、
    生活できるだけの金額を、
    ある程度保証していくことで、
    「担い手不足」が解消できないか。
    農業という、きつい仕事は、
    お金を積まれても、
    やりたくない人はやらないと思うし、
    でも、興味関心のある層は、
    若い世代に、
    ある程度いると思うんですよね。

    この5年10年で、
    農業に携わる人口が、
    確実に減ります。
    このご時世、
    食料を輸入だけに頼っていては、
    いざという時、
    食べるものがなくなってしまう。
    農家が減っていく分を、
    大規模化、IT化でカバーするとしても、
    この狭い国土に、大きく展開できる農地があるのだろうか。
    効率は悪いかもしれないけれど、
    中山間地も含めた、
    今ある農地を大事に活かす方向性も、
    並行して考えていかないと、
    この急激な変化に間に合わないと思うのです。

    そして、大規模化するにしても、
    担い手、いわゆる「人」は必須。
    でも、その人材を確保していけるのか。
    様々な機械の維持管理には、
    多額の費用が掛かる。
    だからこその補助金だとは思いますが、
    うまく機能していけるのか、
    私にはよくわからないところもあって。

    小規模な農業ではなく、
    大規模農業として利益を上げていく、
    いわば、
    ビジネスモデルとしての農業のあり方。
    そこがきっと、
    これから議論されていくのでしょう。
    でも、農業に必要なもの。
    それって、「人」であり、
    あと、「水」だったりするのでは、
    と思うのです。

    新潟だと、山から流れてくる、
    雪解け水を平野部に流してくる「用水」。
    そのような
    「灌漑施設」などの維持管理を、
    各地域の人たちが、
    ほぼボランティアで、
    春と秋、「江(え)さらい」といって、
    泥がたまり、水が通りにくくなっている
    用水路の掃除をしています。
    あ、私も(笑)💦
    これ、結構な重労働!
    それを、じっちゃん含めた50歳以降の
    「農業をする」ということは、
    種を蒔いて、育て、
    収穫するだけではなく、
    農業インフラの維持管理なども必要。
    ただ、高齢化によって、
    今後難しくなっていくはず。
    大規小規模農家、小規模農家
    どちらにも必要な物だけど、
    中山間地の農業が崩壊すると、
    今使っているインフラも
    機能しなくなる現実にも、
    目を向けていく必要があると思います。

    そう考えると、農業という営みは、
    多くのマンパワーに支えられてきたわけで。
    そういった側面で言えば、
    IT化は必須なのだろうと思います。
    そして、
    やはりベースとなる担い手の確保。
    食糧安保という捉え方をすれば、
    公務員的な働き方ができる、
    そんな受け皿を模索する必要が、
    出てくるのかもしれません。

    まあ、それは極端かもしれませんが、
    お金の出所がないというのならば、
    なおのこと、
    まずは参入障壁を減らしていく上でも、
    「お金のかからない農業」を考えていきたい。
    規模は大きくなくとも、
    農業に関わる人口を増やしていく。
    そして、
    肥料も、種も、海外の比率が高い現実。
    自分たちでできることを、
    少しずつ増やしていくことも、
    農業の未来に貢献できる、
    ひとつの方法かなぁ、と、
    新年に少し、
    初夢ではありませんが、
    いろいろ考えた次第です。

    どうかこれから、農業が
    魅力のある職業になりますように。
    お金がかかるからという理由で、
    興味のある道をあきらめる若者が少なくなりますように-

    今日もお読みいただき、
    ありがとうございました。




     
     
    野菜を作り始め4年目。今春新潟県妙高市で新規就農しました。農薬と化学肥料、大きな機械を使わず、一人でどこまでできるのか。畑や日々の様子などを書いていきます。 HP:「はたけのいす」https://hatakenoisu.com メール:gattanmappu@gmail.com

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