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言葉と調べと【詩編】

    春永睦月



    紡ぎ出される言の葉は
    文字に綴れば音なきままに
    文字が連なり調べを奏でる

    韻律と呼ばれるそれで
    繋がるようになったのは
    いつからのことなのだろう

    調べが先にあったのか
    言葉が調べを喚ぶものか
    分からぬままに
    手から指から転げ落ちて

    文字は言葉となり
    言葉は調べを奏でていく

    風に浚われてしまう前に
    一文字ずつ拾い集めて
    紙の上に
    モニタの中に
    五線譜を描いていく

    詩というものは喩えるならば
    わたしにとっては
    そのようなものなのだ

    さて  今わたしが興した風は
    あなたの頬を撫でているだろうか

    知っているのは
    秋の風だけ


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