ブンブンチョッパーと妻のハンバーグ
ちょこままさんが素敵な企画を、やっていたので、スライディングで応募してみます!!
過去の記事を今の視点でみて記事を紹介する素敵な企画です!!
5月に、こんな記事を書きました。
料理が苦手な妻が、
少しずつ料理をできるようになっていった話。
レンジでゆで卵を作るところから始まって、パスタ、魚、味噌汁。
できることが、
少しずつ増えていった。
その記事の中で僕は、
ハンバーグは、最後の総合問題だった。
と書いていました。
あれから約4か月。
にゃーちゃんの離乳食が始まりました。
僕は3歳のあたちゃんと、
自分と妻のご飯を作るだけでも、
だいぶ手いっぱいになってきました。
2人目ということもあって、離乳食の大量生産は、妻がかなりやってくれるようになりました。
野菜を細かく切る。
茹でる。
つぶす。
大量に作る。
チャーハンを作ったり、
フライパンを使ったり。
もともと少しずつ料理のレベルは上がっていたけれど、
特にこの4か月は大きかったと思います。
以前なら高かった壁を、
毎日の必要に追われながら、
少しずつ越えていた。
大量のみじん切りも、離乳食ではもうたくさんやるようになっていました。
だからこそ、
その次に起きたのが、
「総合問題のハンバーグを作ってみよう」
だったんだと思います。
そして、そのとき使ったのが、
ブンブンチョッパー。
僕は以前から、
あたちゃんと一緒によく使っていました。
野菜を入れて、ブンブン。
3歳の娘と一緒に、ブンブンブンブン。
「これ簡単やでー」
と、妻にもずっと言っていました。
でも妻は、
「刃がいっぱいあって怖い」
「なんか危なそう」
「使いたくない」
と言っていました。
僕にとっては、
みじん切りを楽にしてくれる道具。
でも妻にとっては、
そのブンブンチョッパー自体が、
ひとつの分厚い壁だった。
だから、
無理に使わせることもしませんでした。
ただ、僕とあたちゃんが何度も使っていた。
娘が楽しそうに引っ張って、
ブンブン。
野菜がどんどん細かくなっていく。
妻は、それをずっと見ていました。
そして先日。
仕事から家に帰ると、
ハンバーグがありました。
妻が作ったハンバーグ。
「えっ、作ったん?」
と聞くと、
妻が言いました。
「ブンブンチョッパー使ってん」
そして、
「あれすごいな〜」
「めっちゃ簡単やったわ〜」
と、
嬉しそうに笑っていました。
たぶん。
あの一言の中には、
僕が思っているより、
ずっとたくさんの葛藤があったんだと思います。
怖い。
危なそう。
使いたくない。
でも、
あたちゃんが使っている。
何度も見ている。
楽しそうに使っている。
離乳食では、
自分でも大量のみじん切りをするようになった。
フライパンも、
前より使えるようになった。
料理も、
少しずつできることが増えてきた。
じゃあ、
これもやってみようかな。
そうやって、
分厚かった壁を、
少しずつ削って。
ついに、
壊した。
だから僕は、
「そうやろー、便利やねん〜」
と言いました。
それで、
2人で笑いました。
それ以上はいらない。
5月に、
ハンバーグは最後の総合問題だった。
と書いた。
その総合問題を、妻は4か月かけて、妻なりのやり方で解いた。
包丁が得意になったわけでもない。
料理が突然、好きになったわけではない。
でも、離乳食を作って、包丁を使って、フライパンを使って、少しずつ経験を積み重ねて。
最後は、ずっと怖かったブンブンチョッパーを使って、家族のためにハンバーグを作った。
その結果が、あの日のハンバーグだったんだと思います。
妻の初めてのハンバーグは、
とても美味しかったです。
いいなと思ったら応援しよう!
読んでよかったと思っていただけたら、とても励みになります。
いただいたチップは、次の記事づくりや学びの積み重ねに使わせていただきます。