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Photo byshinyai

アンケートの真ん中あたりって話

    今日も答えの出ない思考遊び。
    どうぞ、気楽にお付き合いください。

    先日、ファミレスに行った。

    席に着くと、卓上のタブレットにアンケートが表示される。

    「今回のご利用はいかがでしたか?」

    よくある5段階評価だ。

    • 良かった

    • 少し良かった

    • ふつう

    • 少し良くなかった

    • 良くなかった

    気まぐれに答えてみようと思い、画面を眺める。

    そこでふと気付いた。

    私はどうも、4・3・2あたりを選びがちらしい。

    5や1をあまり押せないのだ。

    思い返してみると、
    こういうアンケートではいつもそうだった気がする。

    「とても良かった」

    と言い切るには、何か引っ掛かる。

    かといって、

    「良くなかった」

    と言うほどでもない。

    良かった部分もあったし、気になる部分もあった。

    ある観点から見れば満足だったし、別の観点から見れば少し物足りない。

    そんなことを考え始めると、結局は

    「どちらかと言えばこちら寄り」

    という回答になってしまう。

    さらに厄介なのは、
    そのアンケート結果がどう使われるのかまで気になってしまうことだ。

    この評価を付けたら、
    お店側はどう受け取るのだろう。

    この数字は集計された時にどう見えるのだろう。

    そんなことまで考え始める。

    ただ感想を聞かれているだけなのに、
    妙に慎重になってしまうのである。

    もしかすると、
    細かいことを気にし過ぎているのかもしれない。

    楽しかったなら楽しかった。

    つまらなかったならつまらなかった。

    もっと単純に答えても良いのだろう。

    そういえば、海外ではこうした評価を
    かなりはっきり付ける人が多いと聞いたことがある。

    満足なら最高評価。

    不満なら最低評価。

    日本人特有の曖昧さなのかどうかは分からない。

    でも私には、どうしても間の評価がしっくりくる。

    良かった。

    でも少し気になるところもあった。

    良くなかった。

    でも良かった部分もあった。

    そんなふうに、
    人の感情は案外きれいに割り切れない。

    わびさび、というと言い過ぎかもしれないが、
    余白を残した考え方に慣れているのだろう。

    だから私は、5段階評価よりも、

    「なんとなく良かった」
    「ふつう」
    「なんとなく良くなかった」

    くらいの方がしっくりくる。

    言い切れることの方が、案外少ないのだ。

    言い切ることに憧れる。
    だけど、考えれば考えるほど言い切れなくなる。

    私は、次もきっと4を押すのだろう。

     
     
    日常を少し面白く。 日々のなんでもない出来事を少しだけ面白く眺める、 そんな思考遊びをしています。 こんな人もいるんだと生温かい目で読んで貰えると嬉しいです。 基本、毎週土曜に更新中。 Amazon アソシエイトも挑戦中。

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