「パイナップル・アイランド」レッツゴーヤング【松田聖子ちゃんグラフティ】
「Pineapple Side」
これを聞いて、5thアルバム『Pineapple』のA面だとわかる人は、かなりの聖子ちゃんファンです。
このアルバム、A面を「Pineapple Side」、B面を「Orange Side」と呼びます。
なぜそうしたのか。
特にそれを説明した資料などは見当たりません。
まあ、誰かが「A面B面じゃつまらないから、パイナップルとオレンジにしない?」なんて言ったのかもしれませんし、そんなことすら言っていないのかもしれません。
ただ、夏らしさ全開のキュートな名盤であることを考えると、A面B面の名前まで夏っぽくしてしまう、そのくらいの遊びがあっても不思議ではありません。
80年代のLPは、ジャケットがあって、帯があって、歌詞カードがあって、盤面があって、レコードをひっくり返してA面からB面へ。
今思えば、音楽を聴くまでにもいろいろやることがありました。
でも、それ全部ひっくるめて「アルバム」だったんですよね。
さて、その「Pineapple Side」の2曲目が「パイナップル・アイランド」。
作曲は原田真二さん、アレンジは大村さん、そして作詞は松本さん。
もうトロピカル全開。
それでいて一度聴けば耳に残る、なんとも個性的なサウンドです。
そしてこの曲、ファンの間でも非常に人気が高い。
歌詞もかなり個性的なのですが、聖子ちゃんの歌唱がまた超絶チャーミングです。
「揺れる舟で漂うの 白く遠いラグーンまで⤴︎」
「時の針も動かない 何もかもが神秘的⤴︎」
この語尾です。
⤴︎
文字で書いて伝わるのか甚だ疑問ですが、この最後にファルセットで跳ね上がる感じ。
これがもう、かわいい。
ファンはもとより、これはイチコロです。
こういったアレンジ色の強い曲は、生演奏・生歌で再現するのがなかなか難しい。
レコードで完成されたサウンドを楽しむ、いわゆる「レコーディング曲」として聴くことが多いタイプの曲だと思います。
ところが。
当時、果敢にも『レッツゴーヤング』で生歌を披露しています。
やるんですね、これを生で。
当時の「パイナップル・アイランド」の歌唱映像は、探した限りではこれしか見つかりませんでした。
となると、かなり貴重な生歌です。
しかもサビには、南国のゆるい空気感そのままの、なんともカワユイ振りまでついています。
これがまた、なんとも言えない。
レコードを聴くだけでも十分楽しい曲なのですが、こういう映像を見つけてしまうと、また聴き方がひとつ増えてしまいます。
という、今回は「Pineapple Side」から始まった、パイナップル・アイランドの話でした。




