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ギリシャ神話の話 テセりス アテナむぞの道 前線

テセりスは実の父に䌚うため旅に出た。
行き先は海を挟んだ察岞のアテナむ、テセりスはこれから起こるであろう数々の冒険を思い目を茝かせた。
船に乗ればすぐ着く旅皋ずなるが、テセりスはそれを良しずせずにあえお危険な道のりである陞路での行皋を定めた。
あえお危険な道を遞ぶこずで䞭二病英雄症候矀ずもいえるが、ギリシャ䞭に名を蜟かす英雄ヘラクレスのようになりたかったのだ。
腰には父の遺した剣を䞋げ、アテナむぞの長い旅路が始たった。

その道のりはテセりスが考えるより容易なものではなく、様々な倉態おじさんずの邂逅であった。

vs棍棒おじさん

トロむれンを出たテセりスは埌に䞖界䞀の神医ず呌ばれるアスクレピオスゆかりの地である゚ピダりロスずいう枯町に向かった。

割ず近距離

町に付くずテセりスは初めおの䞀人での旅で芋るもの党おに心躍らせおいた。
朝日に揺れる海の茝きも地元ずは違っおより茝いお芋え、沞き立぀心の泡を胞の内にお朰すこずは出来ないテセりスであった。
しかしふず枯町の人々を芋やるず、テセりスの匟むような顔ずは魔逆に持民たちは䞀様に暗い顔をしおいた。
テセりスは錻を鳎らすようにスンスンず嗅ぐず
「これは英雄の道ぞの匂いや」
ず䞀人ごちた。

蟺りを芋回すように歩くが暗い顔の原因は分からなかったので、テセりスぱピダりロスの䜏人に声をかけるこずにした。
「あんさん、なんでみんな暗い顔しおるんや」
「あぁ・・・旅人でっか近くに山賊おんねん。さっきその山賊に荒らされたばっかやねん」
「山賊なんおワむがやっ぀けたるわ」
「ほんたでっかそれやったら頌むでほんた」
「任しずき」
テセりスは胞をドンず叩くず、䜏人に聞いた山賊のねぐらに向かった。

岩堎の合間にその山賊の䜏凊はあった。
その山賊の名はペリペテス、人呌んで棍棒䜿いコリュネテスのペリペテスずいった。
ペリペテスは先皋゚ピダりロスを荒らし、䞀仕事終えた埌だったので呑気に焌いた魚を錻歌混じりに食べおいた。
その様子をこっそり岩圱から䌺っおいたテセりスは、ペリペテスの埗物である棍棒を探した。
それはすぐ芋぀かった。テセりスの隠れおいた岩陰からすぐ手を䌞ばしたずころに立お掛けられおいたのだ。
テセりスは手を䌞ばし棍棒を握るず、そこからはあえお堂々ずペリペテスの前に姿を珟した。
突劂珟れた自らの棍棒を携えた倧男にペリペテスは驚き、むしゃぶり぀いおいた焌き魚をポトリず萜ずしおしたっおいた。
棍棒の固さを確かめるように、ポンポンず自らの手の平に叩き぀けながら、テセりスはゞリゞリずペリペテスに歩みを寄せる。
ペリペテスはこれから自らを襲う灜難を予芋しおテセりスに向かい手を䌞ばし
「か、かえせ・・・」
ずテセりスに懇願した。

テセりスぱピダりロスに戻っお来おいた。
先皋話しかけた人はどこだったかなず蟺りを芋回す。
枯で網をいそいそずしたうおじさんの姿を芋かけるず、テセりスは歩み寄り
「棍棒の山賊倒しずいたで」
ず声を投げかけた。
持民はそんなテセりスの声に驚くも、その蚀葉ずテセりスの元気な姿に目を茝かせ䞀蚀
「おおきに」
ず返すず倧きく手を振っおテセりスに応えた。
テセりスは䞀぀の冒険を終え満足げに新たな旅路に向かうため町を埌にする。

───英雄ずは数倚の冒険を朜り抜けるもの也
「䞀個目が山賊退治かぁ」
戊利品の棍棒を担ぎ、テセりスの床は続く。

vs束曲げおじさん

゚ピダりロスを去ったテセりスはコリントスにあるむストモス地峡に蟿り着いた。

アテナむアテネたでの道は半ば

むストモス地峡はむオニアずペロポネ゜ス半島を結ぶ谷で、ペロポネ゜ス半島のトロむれンから陞路でアテナむに向かう際は芁衝であるここを通る必芁があった。
地峡に着いた時には蟺りが薄暗くなりかけおおり、テセりスはここらで野宿かず野営の支床をはじめた。

────ビィィィンンッ

䜕か分からないが䞍可思議な音が蟺りに響いた。
テセりスが䞀䜓䜕の音だず呚囲を軜快しおいるず、うすがんやりずテセりスの芖界の先から女が歩いおくるのが芋えた。
「だれや」
テセりスが野党の類かず譊戒し身構えそう尋ねるず
「りチはペリグネっおもんでここらに䜏んどるもんや」
ず返した。
すっかり姿が芋える距離たでペリグネが近づくず、テセりスはより譊戒を匷くした。
そんなテセりスの姿にペリグネは気づくず、慌おお手を振り
「ちゃうちゃう、怪しいもんちゃうで」
ず吊定した。
「怪しいや぀は自分から怪しいっお蚀わぞんやろ」
「せやな」
ペリグネはやりずりがおかしかったのかクスクスず笑う。
「このぞんは谷でぎょうさん人は通るけどなんもないやろ。䜕しおんねん自分」
ずテセりスが尋ねるず
「家垰るずこやっおん。おずんがたた悪さしずるからそれ芋るの嫌やねん」
「悪さなんやおたえんずこの芪父悪人なんか」
「そやねん、うちのおずんシニス束の朚をぐヌっず曲げおロヌプを杭に瞛っおな、その朚に人くっ付けお杭匕っこ抜いお谷の䞋に飛ばすねん」
「完党にやばいや぀やん。そんなん芋たらトラりマなるわ」
テセりスはペリグネの父の行動に恐怖を感じた。
「前に人が吹っ飛ぶずこ芋お、それ以来その瞬間が寝る前ずかにな蘇んねん」
倧きく肩を萜ずしため息を぀いたペリグネの頭をテセりスはポンず手を眮き慰める。
「あんなんようしおたら神様からバチあたるわ、おずんも同じ目にあっお飛んだったらええねん」
そういうペリグネにテセりスは悪戯を思い぀いた少幎のようにニダリず笑う
「やったりたすか」
テセりスはそういうずペリグネの案内に導かれ、ペリグネの父シニスの埅぀家ぞず向かった。

「今日は飛距離四本目の朚・・・ず」
シニスは先皋飛ばした人間の蚘録を手元の粘土板に蚘しおいた。
毎床飛距離を蚘茉し、垞にベストの投擲法を探るのに䜙念がないシニス。
「さお、ず」
蚘録を曞き写すず庭の長怅子に寝そべりそのたた居眠りを始めた。
次回はもっず良い蚘録が出るず良いな、曲げる束を二本にするずか、でも前にそれやっお誀っお逆方向に曲がっちゃっお真っ二぀に裂けちゃったしな、ず次回ぞの構想を緎っおいるずそのたた倢の䞖界ぞ旅立っおいった。
「寝たんか」
テセりスが物陰から様子を䌺い぀぀ペリグネに尋ねるず、傍らの少女は無蚀でコクリず頷いた。
起きないよう忍び足でシニスに近づき、瞄の端を茪っか状にしシニスの足に括り぀ける。
足がすっぜ抜けないよう雁字搊めに結ぶず、今床は䞀番倧きな束の朚に向かう。
「テセりスはんその朚はデカなっおよう曲げられぞんで」
ひそひそ声で、か぀匷めにペリグネがそう蚀うがテセりスは聞こえおか聞こえずかロヌプの端を巚倧な束の枝に結ぶず束の朚の幹を折りたたむように力を籠める。
「ぬぬぬっぬん・・・」
テセりスの人間離れした膂力によっおメリメリメリず倧きな音を立お巚朚ず蚀えるほどの束の朚はひしゃげる。
「・・・おんなんだぁ」
束の朚がたおた倧きな音に寝おいたシニスは寝がけながらも目を芚たす。
それに気づいたテセりスは癜い歯を芋せニカッず笑い
「いっおらっしゃい」
そう蚀うず束の朚にかけおいた力を解いた。
束の朚はかけられおいた巚倧な抵抗を開攟し、朚ごず匕っこ抜ける勢いでしなった。
「んんんっぐぬあああああああああああああッッ」
倧きな叫びが谷に響きシニスは遥か圌方たで飛んで行った。
叫び声はだんだんず遠くに消えおいき、谷間の五本目の倧朚を過ぎたあたりに萜ちおいくシニス。
テセりスは地面に䞊んだ粘土板の『4本目の朚の麓最高蚘録達成』の文字を芋やりハッハず笑う。
「やったやん、自身の飛翔で最高蚘録塗り替えたで」
そういうずペリグネは手の平を掲げテセりスに向ける。
テセりスは右手でペリグネの手の平にパチリず手を合わせるずお互いに笑顔を亀わし合った。

テセりスの英雄ぞの道はただただ続く。
次に出おくるおじさんは䞀䜓どんな倉質者なのだろう。
テセりスは谷の先のアテナむの方向を芋぀めただ芋ぬおじさん出䌚いに胞を躍らせた。

いいなず思ったら応揎しよう