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ギリシャ神話の話 テセりス アテナむぞの道 䞭線

    はる

    vs暎れ猪

    「ワむはアテナむに行くんやけどよかったらワむず䞀緒に行かんか」
    ペリグネはそう蚀うテセりスの顔を芋おパァッず顔が茝く。
    しかしゆっくり目を閉じ、銖を暪に振った。
    「あかんねん、行きたいのはやたやたなんやけど。りチはここを離れられんねん」
    「なんでやねん、行きたいなら䞀緒に行こうや」
    「おかんのお墓守ったらんず。おずんおらんなったし、りチだけでもお墓綺麗にしたげたいんや」
    そういうペリグネの目は匷い意志でテセりスの誘いを拒吊しおいた。
    固い意志だ、これは尊重すべきず感じたテセりスは䜕床か噛みしめるように頷く。
    「そやったらたた遊びにくるわ束のおっさんもおらんし少しは平和になったやろ」
    「いやそういうわけでもないねん」
    「なんやお」
    テセりスは驚く。シニスを退治したこずでこの蟺は平和になったんじゃないのかずペリグネに問う。
    ペリグネは腕を組み唞る。話すべきか話さないべきか。話したらこの「英雄」にこだわるアホはきっず挑みに行くだろう。
    「なんやねん、そんな凄い悪いおっさんがおるんか」
    陜気におどけながら聞くテセりスに、ペリグネは思わず苊笑う。
    「ちゃうちゃう、オッサンちゃうねん」
    「ほならオバチャンか」
    「オバチャン、たあそやな。オバチャンおよりおばあちゃんや」
    「腰の曲がったばヌさんくらいならなんがでも倒せるで」
    「なんでおばヌちゃんぶっ飛ばそうずしおんねん。そんなんしたらあかんあかん。」
    「凄い匷くお悪いばヌさんがおんねやろ」
    「人ちゃうねん」
    「もうだいぶお幎を召しおお、怍物の粟神に至ったずかそういう」
    「ちゃうちゃうそんな達芳した楚々ずしたおばあさんやなくお、暎れんねん」
    「あヌ最近䜕かず話題なや぀な。ヘルパヌさん来おも人攫いだず思っお暎れちゃうみたいな」
    「ボケおんやなくおな。猪や猪。暎れ猪おんねん」
    「おばあさんの話どこ行ったんや」
    「せやから猪のババアなんや」
    「急に口悪いなヌ」
    「テセりスがよう分からん勘違いずっずしはるからやろ」
    「おばあさんが猪になっお远攟されたけど、スロヌラむフするため束おじ倒した英雄候補にざたぁしたすっおこずか」
    「なんや急になろうのタむトルみたいなんなっずるで」
    「ようは猪倒しゃええんやろ」
    「その猪、パむアっちゅヌ名前やけどテュポヌンず゚キドナの嚘やで。いけんのかいな」
    「やっおみないずわからんが、生姜焌きは奜きやで」
    「ほなきばり」

    ペリグネず別れたテセりスは、圌女から教わったパむラのねぐらに向かう。
    むストモスの谷間の森をしばらく歩くず蟺り䞀面で急に朚々が無くなり、たるで競技堎でもあるのかず錯芚するほど倧きな空き地に出た。
    「なんやねん、ここで円盀投げでもやんのかいな」
    ずっず森が続いおいたのに䜙りにも突然の広さに驚くテセりス。
    空地をぐるりず芋たわすず向こう正面に芋える茶色の巚岩が少し動いた気がした。

    「えっり゜やん」
    そう呟いたテセりスは岩に歩みを寄せるず、岩だず思っおいた倧きな塊は岩ではなく目的の巚倧猪であった。
    「家よりデカむ猪なんおおるんか」
    未知の怪物ぞの驚きずその巚躯に挑むのかずいう恐怖、そしお怪物退治なんお実に英雄らしいじゃあないかず沞き立぀心で䞉分された心情をテセりスは噛み朰すように䞍敵に笑んだ。
    パむアは䜕者かが近づいおくる気配を感じ重たげな瞌をゆっくりず開ける。
    気だるげに薄く開かれた目でテセりスを芖界内に捕らえるずくぐもった声で少し呻き、たたゆっくりず瞌を閉じた。
    「なんや眠いんかワむはテセりスやかかっおこんかい」
    パむアはテセりスが叫ぶ啖呵に䜎く笑うように唞るずたた重たげに瞌を開き、その暪たえおいた巚䜓を瞌同様ゆっくりずゆっくりず起こした。

    テセりスの芖線はパむアを逞らさず捉えおいたが、パむアが身を起こすのに合わせその芖線は人の腰ほどからやや芋䞊げるようになる、ずうずう空を芋䞊げるほど芖線を䞊げおいた。
    「予定よりデカいやん・・・」
    䜙りの巚䜓さに呆然ずし぀぀も挏らした䞀蚀にパむアはたた䜎く笑い、その巚䜓を济びせかけようずテセりスに向かい䞀盎線に突っ蟌んできた。
    「ううううおおおおおあああああぶねえええ」
    テセりスは突っ蟌んできたパむアの巚䜓から逃れようず真暪に䞀目散に駆け出し、そしお飛び蟌み転がる。
    自身の身の䞈を倧きく超える生物の明確な殺意を感じ、テセりスは転がりながら蟌み䞊げる英雄ぞの道ぞの期埅感が増しおいく。
    「ずいぶん元気なババアやな䜓力なら若いもんのが優秀っおずこを芋せたるわ」

    それからどれくらいの時間が経ったであろう。突進しおくるパむアを間䞀髪避け続け、テセりスは倧きく肩を揺らし呌吞をしおいた。
    たたパむアも䜕床目のチャヌゞを行ったかのか自身でも分からないくらい行い、最初に攟っおいた明確な殺意よりも明確に疲劎の色が芋えおきた。
    突進の速床も段々ず遅くなり、぀いに突進しながらも足がも぀れテセりスに蟿り着く前に前のめりに倒れおしたった。
    それでも必死に立ち䞊がろうずするパむアの前にテセりスは立ち、ペリペテスから奪った棍棒をパむアの頭蓋めがけ振り䞋ろした。

    「そろそろむストモス峡谷も終わりやな」
    厖の端に立ち、海の向こうから登っおきた朝日を芋ながら呟いた。
    テセりスは柱をその堎に挿すず今たで来た方偎に朚板をずり付け字を曞き殎る。
    『ここたでペロポネ゜ス、むオニアやないで』
    その反察にもう䞀぀朚板を぀け同じ様に曞き殎る。
    『ここからむオニアやで』

    「これでよし、ず」
    テセりスは぀いにアテナむがあるむオニア地方に降り立ったのだ。

     
     
     

    はる

     
     
    物曞き、物語からコラムたで気になる題材あればなんでも曞きたす。 ゲヌマヌ、電源非電源問わずモノポリヌからRTSたでなんでもやりたす。 仕事は随時募集䞭。