
色を探すと、いまの私が見つかった
少し前、Instagramのおすすめに流れてきたカラーハント。
興味はあったけれど、その頃の私には外に出る体力も気力もなかった。
外で写真を撮ってまわる元気はなかったので、家の中でやってみることにした。
自分の部屋。
6畳という限られた空間。
早速テーマカラーを決め、部屋を見渡す。
目的の色を見つけたら、スマホでパシャリ。
色に焦点を当てて自分の部屋をじっくりと観察することはあまりないので、なんだかおもしろい。

色を探すという行為を通して、今いる空間に意識が集中する。意識が「今、ここ」に向く。
マインドフルに過ごせている感じがする。
自分の部屋という限られた空間の中で、色を探して写真を撮ることに夢中になる。
撮った写真をコラージュするのも楽しい。

ひとつの空間の中に、こんなにも色は溢れていた。
昔好きだった部屋の雰囲気や家具の色と、いまの私の好みは違う。
興味や関心を持っているものも、私自身が置かれている状況も違う。
生活そのものが違う。
私を取り囲むものたちは、その時々で変わっていく。
写真には、いまの私を形成っているものが写っていた。
自分の部屋でカラーハントをしてみたら
好きなものや安心できるもの、大切なもの──
いまの自分の心が少し見えた気がした。