
人生は、今日も公演中
私はずっと、自分の人生を必死に生きてきた。
ちゃんとしなきゃ。
頑張らなきゃ。
こんな自分じゃダメだ。
そんな自分を守るために、重い着ぐるみを何枚も着込んで、人生という舞台に立ってきた。
そして、その舞台の客席には、いつも厳しい裁判官がいた。
「もっと頑張れるでしょう」
「またこんなことで悩んでいるの?」
「そんな自分じゃダメ」
私の中の裁判官は、いつも厳しく私を裁いていた。
でも最近、
もしかしたら、これは全部、私の中だけで繰り広げられている茶番劇なのかもしれないと、ふと思った。
もちろん、いつも真剣だったし、苦しかったことは嘘じゃない。
涙が出るほど辛かった日もある。
笑えない日だってあった。
でも少しだけ、客席に座って、舞台の上の自分を見られた時、
「あぁ、また今日もこれやってるな」
「また同じことやってる」
って、少しだけ離れた場所から自分を見られるようになった。
本日の公演
【役に立たない私は価値がない】
主演:頑張りすぎる私
特別出演:完璧を求める私
友情出演:厳しい裁判官
そんな感じ。笑
別の日には、
【人と比べて落ち込む私】
【自己否定する私】
【認められたい私】
そんな公演の日もある。
昔の私は、公演のたびに、真剣にその役になりきっていた。
でも今は、少し離れたところから、
「あ、また始まった」
「そんなに真剣にならなくていいよ」
って思える日も増えてきた。
どんな役も、その時の私を守るために生まれた、大切な役だった。
これからも、きっと公演は続いていく。
同じ演目の日もあるだろう。
突然、新作が始まる日もあるかもしれない。
泣く日も、怒る日も、嫉妬する日も、
うまく笑えない日も、きっとある。
それでも、今日のわたしに、拍手を。
そして、また明日。
どんな公演が始まるのか、少しだけ楽しみに、幕を開けよう。