
🌙現実を動かすタロット #015 番外編|人によって“納得の仕方”は違う?
人により“納得の仕方”は違う?
先日、ある会社へ説明に行った。
従業員10名ほどの会社。
事前に営業店から、かなり細かい質問が届いていた。
正直、「ここまで説明するの?」と思った。
でも、相手が安心して判断できるように、最初の20分を使って、質問への回答から始めた。そのあとにいつもの説明。
今回の目的は制度を理解していただき、やるかやらないかを検討していただくこと。やる場合は、次回細かい内容を説明する予定だった。
すると、説明が終わる前に、役員の方が突然こうおっしゃった。
「やります。やりまーす!」
社長に確認する様子もない。
かなり拍子抜けをした。
でも、その瞬間このお客様は“納得した”のだと。
慌てて「ありがとうございます。次回は実務担当者へ詳しい説明をしますね。」
ペンタクルタイプの人は、勢いでは動かない。
でも、不安が消えた瞬間、驚くほど早く決断する。
安心できた時、現実が動く。
一方で、以前出会ったソードタイプの社長は違った。
制度の合理性や、節税メリットを説明した瞬間、「それ、いいね!やりたい!」と即答だった。
ソードタイプは、理解した瞬間に動く。
最近、仕事をしていて面白いことに気づく。
以前の私は、「どう説明したら伝わるか」ばかり考えていた。
でも今は違う。
この人は、どんなタイプなんだろう。
何を大切にしている人なんだろう。
そう考えながら、相手を見るようになった。
すると、説明がまるで変わった。
説明しているというより、”相手の納得の入口”を探している感覚に近い。
同じ説明でも、安心すると動く人。
理解すると動く人。
未来が見えると動く人。
信頼できると動く人。
本当に、人によって違う。
不思議なことにそうやってお客様を見るようになってから、仕事が少し面白くなった。
以前より、人間そのものを見るのが楽しくなった。
肩書ではなく、人間ウォッチングの楽しさ。
「あ、この人はソードが強いな」
「この人はペンタクルを大切にしているな」
そんなふうに、相手の“使っている力”を見るようになった。
もちろん、人を決めつけるためではない。
理解するためだ。
人は、同じ言葉では動かない。
だからこそ、誰かを動かしたいなら、まず、その人が“何に納得する人なのか”を知ること。
それは営業だけではない。
人間関係も、仕事も、人生も、きっと同じなのだと思う。
未来は、特別な力で読むものではない。
人を見て、自分を見て、少しずつ調整しながら、現実を動かしていくものなのかもしれない。

このシリーズは、ここで一区切り。
でもきっと、また現実の中で、新しい気づきに出会う気がしている。
仕事の中で、人との関わりの中で。
そして、日々の小さな選択の中で。
その時はまた、ここに続きを書こうと思う。
🌙 Moon Hill