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Photo bypicopiko

歩く不幸製造工場の私が、絶望の点を反転させ、人生を取り戻すまでの伏線回収

    絶望の「点」を、人生最強の「キャリア」に反転させる生存戦略

    今でこそ、18年5,000人以上の「0歳~90代」のクライアントさんの人生に関わり、一部の人から「成功者」みたいに見られている私だけど…

    かつては...いや、人生の半分以上?は「歩く人生の不幸製造工場」でした。

    「いやいや…そんな大げさな…」って思うでしょ?
    でもね、本当にそうなの。
    詳しく話し出すと、聴いているみんなが言葉を失って、スッと引いていくのがわかるくらい(笑)。

    でもね、ここで声を大にして伝えたいのは、不幸自慢をしたいというわけじゃないってこと。

    脳科学や量子力学の世界では、過去の出来事そのものに意味はないとされてるの。

    あるのはただの「現象(データ)」だけ。
    そこにどんな意味をつけるかは、今の自分次第なのね。
    成功も失敗も、幸も不幸も、すべては通過点。
    どんなに泥臭い経験だって、視点を変えれば自分の人生にとって「最高のキャリア」に昇華できる。

    この記事を通して
    今どんなに絶望の中にいる人でも、考え方や「在り方」を変えるだけで
    人生は豊かさ溢れるものに変わるんだって気づいてほしい。

    これを読んだあなたが
    自分の人生に微かな希望を感じてくれたら…
    それだけで私は幸せだなぁ…

    だから、少し耳の痛い話や、重い話も書いていきます。もし不快だったら、途中で読み飛ばしてね。



    「片耳の沈黙」と、見えない世界の境界線

    私は、生まれつき心臓に疾患を抱えてたの。
    先天性心室中隔欠損症っていう心臓の疾患。

    成長と共に完治することもある比較的ポピュラーな病気。
    私の場合は開いている穴の位置が悪くて、5歳で手術を受けることが決まってたの。

    幼少期の記憶にあるのは、常にピリピリとした空気感。

    両親は縁もゆかりも無い土地で生活し
    低賃金で、母はパートをいくつも掛け持ちして
    生活を守るために必死。

    余裕なんてどこにもない。

    そんな殺伐とした生活の中で、いつの間にか私の右耳が聴こえなくなってた。

    でも、誰も気づかなかった。 


    母の忙しさ、父の無関心、家庭の不協和音……。

    大人たちが気づいたときには、もう手遅れだったんだって。
    私の右耳は、一生回復することはなく耳鳴りとお友だちの日々になったの。

    知ってる?

     片耳が聞こえないというのは、障がい者認定は受けられないの。

    でも

    • 飲み会や会議では、必ず誰かの右側に座って、左耳に声を入れなければならない。

    • 賑やかな場所や水の音がする場所では、言葉がただの「雑音」に溶けてしまう。

    でもね、周囲からは「普通」に見える。
    だから、理解しているはずの家族でさえ、「え? 何て言ったの?」と聞き返す私にイラつき、ため息をつき、「もういい」と会話を拒絶する…

    心理学的見解でいうところの「帰属意識の欠如」を招くの。
    「私はみんなと同じ世界にいない」っていう孤独感ね。 


    その上に思春期になると、変なプライドが邪魔をしちゃって自分の首をしめたなぁ…

    馬鹿にされたくない。
    からかわれたくない。
    劣等感を感じたくない。

    だから「聞こえない」と言えずに、愛想笑いでやり過ごす。

    でもその裏では、常に「聞き漏らしているのではないか」という不安で
    扁桃体が過剰に反応し、常にサイレン鳴らしまくって慢性的なストレス状態にあったのね。
    だから思春期に過度なストレスから頭痛やめまいに苦しんだことも、あったなぁ…
    あ、でもね唇の動きを読むのは上手になれたよ。

    ただ、今はね、「ごめん、右耳聞こえないからこっち座って!」と堂々と言えるから、すごく楽♡

    これは、 自分の「弱さ」を観測(受容)した瞬間に弱さではなくなって、ただの「個性」というエネルギーに変わったから楽になったの。


    「愛されていない」という呪いと、脳に刻まれた痛み

    先にも書いた通り、私の幼少期は「欠落」から始まりまったの。

    両親は縁もゆかりもない土地での生活に疲れ果て、衝突を繰り返してたみたい。

    母は私を妊娠中に、兄を連れて実家に逃げ帰ったこともあるんだって。
    つい最近聴いて笑ったよ笑

    でも、この母にとってのストレスの毎日は、私には大きく影響したの。

    母のお腹にいた時から、私は「母のストレス」という化学物質を浴び続けて育つことになった。

    胎内記憶がある子供いわく、ストレスホルモンが出てる羊水はものすごい不味いんだって…


    で、5歳の時に心臓手術。
    完全看護の病院だったから、両親は付き添いを許されなさったんだって。
    そんな事知らない私は一ヶ月間、たった一人で病室で寝泊まりすることに…

    寂しかった。怖かった。でも、泣いても誰も来てくれない。
    夜中に10円握りしめて泣きながら廊下を走って、公衆電話で家に電話しては、看護師さんに病室に戻されるそんな日々だったの。

    退院してからも、忙しすぎる両親の元、リビングに布団を敷かれて1人留守番。
    その上、パートの掛け持ちと家事の日々のストレスで時々爆発する母。 

    小学校高学年くらいになると、口答えはするし、言うことを聞かなし…な私を叩き、縛りつけ、押し入れに閉じ込めたり。
    外に締め出したり…

    今の時代なら問題になるようなことも、当時の日本や私にとっては「日常」だったんだよね…

    脳科学に言うとね
    幼少期の激しいストレスは脳の「海馬」や「前頭前野」の発達に影響があるの。
    私は幼心に「自分は愛されていない」「価値がない」という強烈な思考の枠組を構築してしまった。

    でもね、今ならわかる。

    母も、被害者だったのよ。 


    集団就職で都会へ出て、予期せぬ妊娠(デキ婚)で知らない田舎へ連れて行かれ、家事育児とパートの重圧、そして夫との不仲……。
    彼女もまた「こんな人生のはずじゃなかった」と、悲鳴を上げていただけ。

    だけど、幼い私にはそんな事情はわからないじゃない?

    ただただ「私は愛されていない」という偽りの真実を
    潜在意識の奥底に刻み込み続けていた幼少期だったののよね。


    「張りぼての自己肯定感」と、にわか金持ちの罠

    幼稚園年長の時に心臓の手術をしたから?
    とても病弱になり、小学1年の時はほとんど休んでいて、金銭的にも塾に通う余裕もないから、本当に勉強ができなくて、かつお君並みの成績ばかり。

    それなのに口だけ達者(反抗ばかり)だから、小学生の時も中学生の時も、よく母や、父方の祖母には怒られてばかりで、母も祖母も大嫌い!だったの。

    そんな私の人生にね!自己肯定感爆上がりの出来事が起きた!
    それは高校1年生の時。

    母から「高校生からお小遣い出さないから、自分で稼ぎなさい」と言われ、中学卒業直後(高校入学前)から、母のパート先の総菜屋でこっそりアルバイトを始めたの。

    その後も、いくつもアルバイトを経験したんだけど、学校から直行でバイト先に行き、22:00くらいまで...1日4時間以上のバイト。
    友達付き合いよりバイト優先だったから、土日祝日もバイト。

    バイト先の人はみんな年上で、たくさん可愛がってくれるし、学生の私からしたらお金もたくさん持ってる。

    バイト三昧でお金の使い道は自分の容姿を整えるか、友人やバイト先の人へのプレゼント代。

    モテたし、大人たちから可愛がられるしで自己肯定感爆上がり!

    イヤ...今考えればね、ただ、のぼせ上ってただけ。
    でも当時の私は家族とか余計にどうでもよくなってて、夜中に帰って母からビンタされ、ますます「お母さん嫌い」を繰り返してた時期かな。


    でもね…
    そもそもこんなチヤホヤされたところで、根本的なところが癒されてないから、自己肯定感爆上がりになってる”つもり”でしかないの。

    ただ、その時の私には「こんなにも可愛がってくれる大人がいる!」が「私がここにいても良い」っていう証明だったの。

    「プレゼントしたらみんなが喜んでくれる!役に立つって幸せ!」って、「こんなバカな私でも役に立てるんだ!」という自己効力感も感じられて、幸せだと思ってたの。

    でもね、その自己肯定感や自己効力感は、根本的な部分(母の愛)が満たされてないから、張りぼてなんだよね…
    この張りぼての自己肯定感や自己効力感って、実は危険…


    肯定感が低い人がプライド持つとこじらせる

    このころ、初めての彼氏ができるの。
    バイト先の10歳くらい年上の人で車に乗っててかっこよくて…

    でもね、その彼の告白が今振り返れば異常なのよ。

    「毎晩、自転車で帰る君が心配すぎて、君の家に先回りして、君が帰るのを見届け、君の部屋の電気がつくのを見届け、君がカーテンを閉めるのを見届け、お風呂に入るのかな?もう一度君の部屋の電気が消えるのを見届けてから帰ってるんだよ。僕がずっと見守ってるから安心してね。」

    おぉぉぉぉ…ストーカーやん?

    でも、自己肯定感の低い私どう思ったと思う?
    「わぁ♡そんなにも心配してくれるなんて...愛されてる!」
    「こんなにも愛されてるなんて幸せすぎる!」

    ......です。

    本来、心配は愛じゃないの。
    愛は信頼なの。

    でもね、自己肯定感が低い人って心配されることがスキなのよ。
    「心配=愛されてる」だと思ってるの。

    それはね、かまってもらえず寂しい幼少期を送っていると、病気になったり熱が出た時だけ「両親がそばにいてくれる」「心配してご機嫌を取ってくれる」ということに気づき、身体は辛いけど心は幸せを感じたりする。

    だからいつしか、心配されることが愛だと勘違いするから。


    それで言うとね「過剰な反抗」も自己肯定感が低い証拠。

    かまってもらえず寂しい幼少期を送っている中で、気を引こうとわざと何かを倒したりこぼしたりする。
    そうすると、怒られるのは辛いけど、その時は全身を自分に向けてくれるし、目を見てくれる。私に時間を使ってくれる…

    だから、いたずらや反抗がエスカレートしていく。

    気づいた?私両方持ってたww


    だから、幼少期に両親の愛情って大事なの。

    あ、もちろん幼少期に寂しすぎたら、みんなが自己肯定感が低い人になるわけじゃないからね。
    もともとの資質や性格、人生観によってどんな大人になるかは違うよ。


    と、話それたけど…
    こうやって自己肯定感が低い人の恋愛は少し...いや、かなりズレてしまう可能性があるの。

    ここから
    私の恋愛はやばい方向に進んでっちゃうのね…

    もちろんだけど、彼も自己肯定感が低い人なのよ。

    同じ波長をもってるから引き合うんだからね。
    だから後々やばい人に成長していくよ!

    彼と付き合うようになってからは、「私の唯一の理解者」として絶大の信頼を置いていたし、めちゃくちゃ優しかったし年上だから、周りの友達より優越感♡

    そうそう!
    超絶勉強できなかった私は高校受験失敗して、滑り止めの高校で上位キープする人となりまして!
    でも、バカですww

    なので「成績上位で年上の優しい彼氏がいる」勝ち組女子として生きててね。
    ここでも勘違いが起きちゃってね…私イヤな奴だったかもしれない…
    そもそもバイト三昧&彼氏命!だったからそもそも友達多くなかったけどね…
    ここで変なプライド(のちに師匠に「阿保みたいなエベレスト級のプライド」と名付けられました)を作り上げたのかもしれないなぁ…
    バイト代ガッポリでお金持ちだったし。

    今思うと、結構周りの同級生を見ては優越感を感じていたかもしれないよね。

    肯定感が低い人が恋愛するとヤバイ

    高校生の時、彼氏(出会いは前項で書いてます)ができ、のめりこんだ私。
    彼一筋で、年上なのも相まって、彼の言うことは何でも聞いてたのよ。

    「長くてきれいな髪がスキ」と言われれば髪命!で整える。
    「学校休んで遊びに行こう」と言われれば「そんなにも私と過ごしたいの?」と大喜びして学校を休む。
    「会いたい」と言われれば、「こんなにも求められるなんて!」と夜中でも自転車で会いに行く。

    読んでてわかるでしょ?
    あれ?なんかおかしくない?ってね。

    でも当時の私は、好きな人の言うことを聞くのが愛だと思ってたの。
    それプラス「言うこと聞かないと、愛してくれる人がこの世からいなくなる」っていう恐れもあったのよね。

    でもね、人って当たり前が変わっていくよね。

    彼の当たり前は「あきは俺の言うことを聞いてくれる」

    専門学校に通い始めた私は、授業が楽しいし友達付き合いが楽しいし、何よりモデルのバイトとかも入り始めて、自分だけの日々の楽しみも知り始めたの!
    お金持ちだからオシャレも楽しめる!

    でも、彼の「あきは俺の言うことを聞いてくれる」という当たり前は変わらない…

    こうやって2人の価値観や当たり前がズレ始めていく…

    そしてとうとう「暴力」という支配が始まった。


    DVとストーカー

    価値観や当たり前がズレ始めた私と彼。

    彼はイライラを私にぶつけるようになってきたし
    私の行動を制限し始めたの。

    当時携帯電話はなくて、家の電話のみ。

    友達と遊びに行くときは帰る時間を伝え
    その時間に電話に出ないと叱られる。
    そのうち叩かれるようになって、殴られるようになる。

    一緒にいる時に彼にとって不快な言動をするだけで、叩かれる。
    「逃げても家に行く」と脅される。
    バイクの下敷きにされる。
    縛られて軟禁される。

    どんどんどんどんエスカレートしていきました。

    「恐怖」は脳科学的に「戦う」「逃げる」のどちらかの反応を起こすの。
    でも「行き過ぎた恐怖」は「固まる」
    思考も固まるし、痛みを感じたくないから感覚も止めて感情を固まらせる。

    何も言えない、行動も起こせない

    全ての行動を監視されるようになり、意に沿わないと殴られる軟禁される。

    バイトから帰るとポケベルが鳴る
    「おかえり」
    遅くまで起きてるとポケベルが鳴る
    「電気ずっとついてるけど何してる」
    友達と遊びに行くとポケベルが鳴る
    「早く帰れ」

    夜中に帰ったら真っ暗な部屋の中で私のベッドに腰かけて
    「おかえり、遅かったな...」って
    そのまま腕つかまれて彼氏の家に連れ去られたり…
    あまりの恐ろしさに命の危機も感じたし、何の言葉も発せなかったなぁ…
    あ...ちなみに実家ですよ。不法侵入ですよ。

    恐怖の日々でね、怖すぎて誰にも言えなかったわ…

    でもね、就職して状況が変わったの!

    就職したのは有名温泉の高級旅館のフロント。

    そのころにはモデルのバイトや交友関係の広がりで、
    彼氏以外からも自己肯定感を上げられる環境があり
    どんどん彼氏が疎ましくなってきてた…

    そしたらね!
    仕事が天職!!って思えるほど楽しいし
    なんだかめちゃくちゃモテて笑

    周りから可愛いとかキレイだとか、スタイルがいいとか
    (あれ?外見ばっかやん!今気づいた!)言い寄られることが増えたの。

    そのころには携帯電話が普及し始めてて
    電話番号交換したりして、いろんな男性との友達つながりもできたの。

    そんな中、ちょっと気になる人が出てきて
    よくその人と電話で話すようになったのよね。
    部屋の中で話してるから、DV&ストーカー彼氏には気づかれない。
    だから、よく夜遅くまで部屋の電気を消して話してたの。

    そんなある日事件が起こったの。

    その人が「俺、あきの彼氏?に脅されたわ」
    どうやら彼氏は気づいてた。
    彼の職場に電話して「あきと付き合うな」と言ってきたらしい…
    急に寒気がして
    今までとは違う恐ろしさが襲ってきたのを今でも覚えてる…

    静かな時間が流れた瞬間…

    2階にある私の部屋の窓が開いてカーテンがフワッて動いたの。

    そこにいたのはすごい形相の彼氏。
    「誰と電話してんだよ。おい、聴いてるか?言ったよな?」
    電話の向こうにいる彼に話しかける彼氏…

    「ごめん、ちょっと電話切るね」と言って静かに電話を切った私。

    あぁ…人生終わるのかな…そう思ったの。
    そしたらね、彼が泣きながら私に「なんで??」と言って
    私のドレッサーに置いてあった安全剃刀を手に取ったの。

    「殺すから」そう言われた瞬間、私何かの糸が切れたみたい。
    「やりたいようにどうぞ」って彼の目を真っすぐ見て答えながら彼氏に近づいたのね。
    そしたら、彼氏はひるんであとずさり…
    次の瞬間「死んでやる!」って自分の手首を切ったの。
    私の目の前でね。

    私は冷静なまま彼に近づいて剃刀を持っている方の腕をとり
    剃刀の刃を握って「剃刀離して」そう言ったの。
    結果、彼氏は驚いて剃刀から手が離れたから「痛いね」と言って
    そのあと黙って彼の傷の手当てをしたの。
    私の手もね。

    傷の手当てが終わったころ、彼氏が多分悟ったんだね…
    「ごめん、もう会わないです」と言って
    窓から出て行って彼との関係が終わったの。

    もしかしたら、私はあの時人生終わってたのかもしれない。
    でも、たまたま彼が引いてくれたから生き延びた。

    だからと言ってみんなそうしろ!ではないからね!
    しっかりとしかるべきところに行って相談して、自分の命守ってね!!


    こうしてDV&ストーカーの彼氏と離れることができたの。
    晴れてあの彼と付き合える!!
    やったー!!って思うでしょ?

    これが輪をかけて最悪な人だったのよ…

    「お姫様扱い」という、新たな捕食者との出会い

    DVとストーカーの彼氏を部屋から追い出し、ようやく手に入れた自由。

    そんな私の前に現れたのは、あの恐怖の夜に電話の向こうにいた
    背が高くてスマートで、最高にかっこいい彼。

    「あきは本当にかわいいね」「ずっと一緒にいたい」

    彼は私をまるでお姫様のように扱ってくれました。
    前回の地獄(DV)とは雲泥の差。
    「今度こそ、私は本物の愛に出会えたんだ!」そう思ったのよ。

    …今振り返れば、当時の私はただ思い上がっていただけ。

    心理学的に言うと、過度な抑圧や恐怖から解放された直後の脳は
    強力なリバウンドを起こすの。
    これを「カウンター依存(逆依存)」とか
    極端な認知の偏りと呼ぶらしいよ。

    当時の私は、愛に飢え狂った
    「超チョロい生存者」に過ぎなかったってわけなの(笑)。
    ※もちろん、全ての女性がそうだと言いたいわけじゃないよ。
     ただ、当時の私にはその傾向が顕著に出ていた、ということ。

    なぜ、チョロくなってしまうのか。
    それはね、脳の根底にある「自分は愛されていないかもしれない」という
    強烈な不安が、一向に消えていなかったから。

    彼の「かわいい」という言葉は
    私の心の乾いた砂漠にしみ込む極上のドラッグだったの。
    だから私は、そんな完璧な彼から嫌われることが、何よりも怖かった…

    彼の求めに応じることだけが、私にできる唯一の「愛情表現」だった。
    「会いたい」「あそこに行こう」 彼のすべての欲望に
    自分の都合をすべて後回しにして応じ続けてたのよね…

    本当の愛の育み方を知らない私は
    「相手の要求を満たすこと=自分の存在理由」
    そんな誤った方程式を握りしめたまま、新たな地獄の入り口へ
    自ら進んで歩いていったってわけね。

    埋まらない心の穴を、お金で埋めるエネルギーの法則

    幸せの絶頂にいたある日、彼が少し困った顔をして私に言ったの。

    「今度大きな出張があるんだけど、ホテル代や移動費
     交際費を全部俺が立て替えなきゃいけなくて。
     今月ちょっと厳しくてさ、少し貸してくれない?」

    何の疑いもなかったのよ。
    大好きな彼の役に立てるなら、むしろ嬉しいとさえ思った。

    「いいよ、いくら?」

    これが、すべてを奪われる日々のカウントダウンだなんて
    私気づかなかったなぁ…

    • 出張の度に出す、旅費や滞在費。

    • 接待ゴルフの度に手渡す、数万円の束。

    • 誕生日にねだられる、高級ゴルフセット。

    • ゴルフウェア、ネクタイ、スーツの購入費……。

    要求は、驚くほどのスピードでエスカレートしていったのね。

    「嫌われたくない私」と
    「彼は私を愛してくれていると信じたい私」の力が強すぎて
    脳の危険信号を完全に無視して行動し続ける私。

    心が発する「もう限界だよ」という悲鳴を
    私は自分で握りつぶし続けたの。

    高校時代のバイト三昧で貯めた
    数百万円の貯金はあっという間に底をついちゃって…

    それでも要求は止まらない。
    私は銀行のカードローンに走り
    消費者金融の自動契約機へと足を運びまくったの。
    限度額いっぱいまで借りては、彼に現金を渡す。

    この時の私の脳は、完全にバグを起こしてたよね。

    行動経済学や心理学で言う
    「埋没費用効果」っていうやつ。

    「ここまでお金を注ぎ込んできたんだから、今さら別れたらすべてが無駄になる」
    「もっと尽くせば、いつか彼は前の優しい彼に戻って私を愛してくれるはず」
    脳が損を認めたくないばかりに、引き返すチャンスを自分で捨て
    余計に彼に固執していく…

    「赤紙」の猶予と、奈落への案内人

    でもさ、そんな狂った自転車操業が長く続くはずないじゃん。…

    ついに実家に、消費者金融や銀行
    クレジットカード会社からの「赤紙」が届くようになっちゃってね。

    赤紙。それは「このままだと弁護士が資産を差し押さえます」っていう
    人生の最終通告。

    当然、親にすべてがバレるよね。
    「これでようやく目が覚めて、事態は良い方向へ向かったんですよね?」

    そう思うでしょ??

    答えはノー!!

    事態はポジティブになるどころか
    想像を絶するネガティブな方向へと、さらに加速していったのよ。

    親に詰め寄られ、もう限界だと悟った私は
    彼に泣きながら現状を伝えたの。
    「もうあなたにお金は渡せない。実は、借金が親にバレて、赤紙も来て…」

    私の告白を聞いた彼の第一声は、今でも忘れられない。
    彼は冷たい目で、すかさずこう言ったの。

    「え? まだ(お金を作る)手段はあるでしょ?」

    その時の私は、彼の言葉の意味が全く理解できなかったの。

    「手段って何よ? もうどこからも借りられないのに!」

    でもね。後日、その言葉の本当の「血も凍るような意味」を
    私は身をもって知ることになるの。

    ある日、指定された彼との待ち合わせ場所に行くと
    見知らぬ男性が立ってる。

    その瞬間から、私の人生は「人間の世界」から完全に放り出され
    底のない沼へと突き落とされた。

    そこから先の世界では、私はもう「人間」ではない。
    名前も、感情も、尊厳もない。ただの「モノ」。

    彼の言う通りに行動し、彼の指定する場所へ行き
    そこで得たお金は、1円残らず彼の手に渡る。
    私の行動は彼に管理されて…

    精神は完全に崩壊してたよね。

    現実を直視するのが怖かった。
    現実を見てしまったら
    あまりの惨めさに一秒も生きていられないと思った。

    だから、自分の心に強力な麻酔をかけて
    幽霊のようにただ肉体を動かしているだけ。

    両親にも、友達にも、誰にも言えない。
    「私は、何のために息をしているんだろう」 自分が生きている意味が
    完全に崩壊してた…

    処置室の無機質さと、消えた命の灯火

    そして、決定的な破滅が訪れるの。
    妊娠。 誰の子かも、わからない。

    お腹の中に宿った新しい命の気配を感じた時
    私の心は完全に凍りき動けなくなった…
    恐怖で震えながら彼に伝えると、彼は吐き捨てるようにこう言ったの。

    「お前の責任だろ。中絶の金は自分で工面しろ。俺は知らない。」

    今でも、あの日の光景がありありと脳裏に蘇る。
    産婦人科の、あの冷たくて、無機質な処置室の空気。

    麻酔が効いているはずなのに
    痛みがないだけで「感覚」だけは妙に冴え渡っている。

    冷たい金属の器具が、私の中をガリガリとかき回している音。
    何かが剥ぎ取られていく振動。

    処置が終わり、運ばれた硬いベッドの上で、私はたった一人
    声を殺してむせび泣いたの。
    あの日、誰にも知られることなく、私は一つの命をこの手で絶った…

    世間は何事もないように回っている。
    でも、この冷たいベッドの上で、今、
    心が千切れそうになりながら泣いている私のことを、誰も知らない。
    ついさっきまで私の中にあった、小さくて尊い一つの命が消えたことを、
    世界中の誰も知らない。

    「どこにも、私の味方はいない」

    彼は私から、お金も、容姿も、心も、思考も、精神も
    そして「生きる意味」のすべてを奪い尽くした。

    でもね。
    今の私だから、あえて厳しい「両目的の真実」を。
    私は、彼に奪われたんじゃない。

    本当は、何度も離れるチャンスがあった。
    おかしいと気づく瞬間はいくらでもあった。
    それなのに、私は「嫌われたくない」というエゴのために
    彼に自分という存在を差し出し続けた。

    どこかで「悲劇のヒロイン」として、世界から自分を憐れんでほしかった。 そんな自分の狡さも、弱さも、醜さも、実は全部自分でわかっていたのよ…

    だからこそ、私は私のことが、狂おしいほど大嫌いだった。
    一つの命を犠牲にしてまで、泥水をすするように生きている自分に
    どんな価値があるというのか。
    生きる意味を完全に見失った私は、ついに、
    この世を去る決意を固めたの。

    二日目の目覚め、そして「冷たい決意」

    けれど、私にはビルから飛び降りるような勇気すらない。
    部屋にこもり、手元にあった風邪薬と睡眠薬、そして強いお酒を
    体に流し込めるだけ大量に一気飲み。
    目の前が激しく歪み、意識が深い闇へと沈んでったの。

    「これで、やっと終われる」

    次に目が覚めたとき、視界に飛び込んできたのは
    見慣れた実家の自分の部屋の天井。
    割れるような激しい頭痛と、凄まじい目眩。
    喉はカラカラに乾き、身体が鉛のように重い。

    「……生きている」

    しばらく立ち上がることすらできず、シーツにしがみつきながら
    自分の肉体がまだ呼吸を続けているという事実に
    私は言葉にできない絶望を感じたのよ。
    死ぬことすら許されないのか、と。

    やっとの思いで這い上がり、携帯電話を確認したとき
    薬を飲んでから丸2日(48時間)が経過していることに気づいたの。

    更に絶望を感じたのは、
    私が2日間も意識を失って倒れていたというのに
    同じ屋根の下にいる実家の家族の誰も
    その事変に気づいていなかったということ。

    それはね、私が何日も家に帰らないことも多かったし
    友人の車で出かけたり、誰かの家に泊まったりしていたから
    いるかいないかすら家族が分からないのは当たり前なだけなの…

    シンと静まり返った、誰もいない昼間の家。

    私はふらつく足取りでシャワーを浴び
    汚れたシーツを剥ぎ取って洗濯機に放り込み、敷布団を干す。
    太陽の光が痛いくらいに眩しかった。

    その時、乾いた風に吹かれながら
    私の中で一つの冷徹なパラダイム(世界観)が完成したの。

    「この世は、自分一人で生きていくものなんだ。もう、誰も信じない」

    これ以上、傷つかないために。
    これ以上、絶望の底に突き落とされないために。
    私は自分の心に分厚い鉄格子の鍵をかけ
    他者への期待を一切捨てることで、自分を守る防衛回路を構築したの。

    孤独という名の「最強の武装」をして、私は再び歩き始めた私。

    でもね、この「誰も信じない」という冷たい決意こそが
    後に私をさらなる奇跡へと導く、最大の伏線になるとは
    当時の私は知る由もなかったの。


    狂気のSNSと、ファイティングポーズの脳

    「もう、どうにでもなれ」

    他者への期待を一切捨て、生きる意味さえ見失っていた私は
    当時普及し始めていたSNSの世界に
    自分の居場所とも言えない居場所を求めてたの。

    そこでの私は、完全なる無敵状態。
    なぜなら、「誰かに好かれよう」という下心が1ミリもなかったから。

    気取ることもなく、誰の目を気にするでもなく
    心に溜まった泥のような本音や、どこか死の匂いが漂う危うい発言を
    ただただ画面に吐き出し続けていたのよ(笑)

    だって、嫌われたってどうでもいい。
    これ以上、失うものなんて何もないんだもん。

    でもね、その画面越しの「危うさ」に、敏感に気づいた人がいたの。
    のちに私の人生を文字通り180度変えることになる、ある一人の男性。

    「この子は、今にも崩れそうな危ない橋を渡っている」
    彼は私の投稿を見て、直感的にそう思ったらしいよ。
    どうしても放っておけない、命の危機のようなものを感じた彼は
    私にメッセージを送ってきたの。

    「一度、直接会って話してみませんか?」

    その画面を見た瞬間、私の唇の両端は歪んだ嘲笑を浮かべてたのよ。
    「あぁ、また私の身体が目的なんだな」

    「会いたい」と言ってくる男は、全員例外なく下劣な下心を持っている。

    当時の私の脳には、幼少期からの家庭環境、そしてDVや監禁
    搾取の経験を経て、「男尊女卑の社会」「男とはこういう生き物である」
    という強固な防衛概念が完璧に構築されていたのね。

    心理学で言う「確証バイアス」。
    脳は一度「世界は敵だ」「男は悪魔だ」と定義すると
    その前提に合致する証拠ばかりを集め、自分を守ろうとするのよ。

    だから私は、彼を「次の捕食者」だと決めつけ
    冷やかし半分で会いに行くことにしたの。

    響かない甘言、鳴り止まない脳内のサイレン

    実際に会ってみた彼は、私の予想とは少し違ってたの。
    ギラギラした下心ではなく、ただ純粋に私という人間に興味津々で
    いろんな質問を投げかけてくる…

    私は、見ず知らずの男にどう思われようが痛くも痒くもない。
    好かれる必要がないからこそ、今までの凄惨な過去も
    心臓の手術痕のことも、片耳が聞こえない障がいのことも
    聞かれるままにすべて、包み隠さず淡々と話していったのね。
    憐れんでほしくて話したわけじゃない。

    「これが私だけど、何か?」と、突き放すような気持ちでね。

    私のすべてを聴き終えた彼は、静かに
    でも真っ直ぐに私の目を見てこう言ったの。

    「どんな過去があっても君は君だし、君は今のこのままで美しいよ。過去なんて関係ない。今こうして目の前にいる君の笑顔は、本当に素敵でかわいい」

    「身体の大きな手術痕は、君が今ここで懸命に生きるために必要だったものだよね。死線をくぐり抜けて生きている証なんだから、恥じることなんて何もない。むしろ、誇るべきことだよ」

    ……耳を疑ったよね。
    今まで生きてきて、一度も耳にしたことのない言葉の羅列。
    かつて私を記号やモノとしてしか扱わなかった男たちとは
    明らかに放っているエネルギーがう…違いすぎる。

    でもね。
    人間の脳は、長年住み着いた
    「不幸のコンフォートゾーン(快適な慣れ親しんだ空間)」から
    抜け出すことを、本能的に拒絶しちゃうの。

    (いやいや、騙されるな。またいつものパターンだ。
    この甘い言葉の裏で、またお金を巻き上げられるんだ。
    殴られるんだ。またどこかに売られるんだ……!)

    頭の中の防衛本能が、うるさいほどに警報を鳴らし続けてる…

    「まだ、その男(貢がされていた彼)と会ってるの?
    もう二度と会わないって、俺と約束してほしい」

    彼のその言葉を聴いた瞬間
    私は「ほら見たことか!」と心の中で叫んだよね。

    「わぁ! やっぱり! 結局そうやって束責しようとするじゃん! 男ってみんな、私の自由を奪う悪魔だ!!」

    脳の中の緊急事態サイレンが鳴り響く。

    脳科学的に見れば、当時の私は慢性的なトラウマによって
    自律神経の「交感神経」が過剰に優位になりすぎてたんだよね。

    心拍数は上がり、頭の中は完全に「いつでも相手を殴り倒す」か
    「全力で逃げ出す」かのファイティングポーズをとっている状態。

    それなのに、彼はひるむことなく言葉を続けるの。
    「君といると、本当に心が和むんだ。癒されるよ」

    (そんな安っぽいセリフに乗るわけないじゃん! バカなの!? 自分の綺麗事に酔ってるだけなんじゃないの!?)


    「私は騙されない」という武装と、想定外の爆弾


    その日から、毎日彼から届く真っ直ぐな言葉の数々に
    私の心はクラクラと揺さぶられっ放し。
    身体はファイティングポーズをとっているのに、潜在意識の奥底では、
    ずっと求めていた「無条件の受容」に触れて
    細胞が震えているのがわかってたの。

    でも、私はもうあの頃の愚かな私じゃない。
    「私はもう、絶対に騙されない。
     私は、誰にも頼らず一人で生きていくんだ」

    当時、私は無職で求職中。生きていくために必死よ!
    だからこそ、男に現を抜かしている暇なんてない。
    もう二度と男に人生のハンドルは渡さない!!

    そんな「孤独に生きる自信」がつき始め、心の鉄格子の鍵をさらに強固に締め直した、まさにその時。
    彼がおもむろに、信じられないような爆弾発言を投下してきたの!!!

    「ねぇ、一緒に海外旅行に行かない? 費用は全部、僕が出すからさ」

    は????? 一瞬、思考が完全にフリーズしました。 はあぁぁぁ???

    脳内の処理能力を遥かに超えた提案に
    私の防衛システムは最悪のシナリオを瞬時に叩き出す!!

    (……は??海外旅行を装って、私を海外の密売ルートに売り飛ばす気か? 私は、一体いくらで高く売れるんだろう?)
    いや…被害妄想が過ぎる…
    でも、その時の私はね、もうそんなことしか考えられないくらい武装モードだったのよ。

    世界を100%敵だと見なしていた私は、
    彼のあまりにも純粋な「愛のオファー」を
    人生最大の「人身売買計画」へと脳内で大真面目に変換していたの(笑)。

    でもね、まさかこれが、私の人生のすべての「呪い」を解く
    奇跡の旅の始まりになるとは夢にも思わなかったのよ…

    神経系の融解、そして「生存」への回帰

    海外で売り飛ばされるかもしれない──。
    そんな被害妄想を抱く私をよそに
    彼は無職の私に十分すぎるほどのお小遣いをくれ
    何でも買ってくれたの。

    こんな経験今までないからね!

    脳内は常にファイティングポーズ。
    いつ裏切られるか、いつ殴られるかと身構え
    わざと無謀な言動をして相手を試そうとする私。
    でも、彼はそのすべてを牙を剥くことなく、静かに受け流すのよ…

    正直、当時の私は彼をどう扱っていいのか分からなかったの。

    だってね、今までの私の人生に
    「無条件で自分を受け入れ、話を聴き、肯定してくれる存在」
    なんて一人もいなかったから。

    (でも、男なんてみんな最初だけ優しいに決まっている。……いや、でも、この人は今までの男とは何かが違う気がする……)

    頭の中では、常にうるさいほどの自己対話(葛藤)が渦巻いてて(笑)
    もうこれ以上、傷つきたくなかった。
    信じて裏切られる絶望は、もうお腹いっぱいだった。
    だから、彼を100%信じ切るのには、本当に長い時間がかかったのよね…

    心理学で言うところの「愛着障害」の克服プロセスそのもの。
    傷ついた人は、安全な環境(安全基地)に身を置いても、
    最初のうちはその安全を信じられずに暴れる。
    でも、彼は私の安全基地であり続けてくれたの。ずっとね。

    そうして、私の心に確実な変化が訪れました。
    気づけば、「今日もあの人に会いたい」と思うようになっていった…

    「また彼に会いたいから、明日も生きよう」
    「もう一度、社会に出て仕事を頑張ってみよう」

    彼と出会って数ヶ月が経つ頃には
    あんなに私を支配していた「自暴自棄のエネルギー」は
    春の雪が溶けるように自然と消え去ってたなぁ。

    あんなに固執していた、あの貢がせ男からの電話にも
    一切出なくなってたしね。

    どんな自分も肯定してくれる彼の前でだけは
    私は武装を解き
    ありのままの「自分らしく」いられるようになっていったの。

    「何が食べたい」「何がしたい」「どこに行きたい」
    抑圧され続けていた自分の本当の欲求を、言葉にして伝えられる。

    脳科学的に言えば、慢性的な恐怖によって麻痺していた五感が、彼のぬくもり(オキシトシン)によって再起動したって感じかな。

    「生きていたい」 心から、そう思えるようになっていったの。

    「エゴの逆襲」:女性性を武器にした復讐劇

    そこからの私の人生は、文字通り激変!!
    仕事も、健康も、パートナーシップも
    すべての歯車がプラスの方向へ回り始めたて順風満帆。

    転職するたびに最高月収を更新し続け、彼はどんな私でも認め
    何一つ怒らずに包み込んでくれる。

    そう、彼は名実ともに、私の最愛の「彼氏」になってたのよ。
    すべてが順調、絵に描いたような幸福。

    ……でもね。
    彼に対する信頼は絶大になっても
    私の「世界(社会)に対する警戒」が完全に解けたわけではなかったのですよ…

    その歪みが、最も顕著に表れたのが「仕事」。
    当時は、まだ圧倒的な男社会。
    上司は男性ばかりの環境で、職場のあちこちに見え隠れする不条理に
    私の脳内の古い回路がパチンと音を立てて繋がったの。
    「こんなところにも、男尊女卑があるのか!」

    かつて私をモノのように扱い、搾取した男たちへの怒り。

    それが社会への復讐心へとすり替わったのよね。
    私は、誰よりも女性らしい服装(ヒールにスカート)を身にまといながら
    周囲の男性社員の誰よりも働き
    圧倒的な成果を上げることに血眼になっていったの。
    (おかげで男性ホルモン優位になっちゃってひげ生えてた(笑))

    その裏にあったのは、やはり、まだ完全に拭い去れていなかった
    「自己肯定感の低さ」以外の何物でもないよね。

    「結果を出さなければ、ここにいてはいけない」
    「認められたい、舐められたくない」
    強烈な承認欲求と生存本能が、私を突き動かしていったの。
    どんどんどんどん、仕事が私の人生のウエイトの大半を占めるようになっていくの。

    どんなに遅くなっても怒らない、優しい彼。
    私は彼とのデートの約束を、数時間も待たせて平気で残業を繰り返してた。
    「仕事なんだから、仕方ないでしょ!」 彼の優しさにどっぷりと甘え
    寄りかかり、自分の傲慢さを正当化していったの。

    早朝から深夜まで馬車馬のように働き
    周囲に「誰も私に文句を言わせない」というピリピリとした
    不可侵のオーラを放ち
    会社での私の居場所を無理やり確保する。

    今振り返れば、あの頃の私は本当に嫌な人間。
    でも、そんなハリネズミのような私を
    彼は変わらずそばで受け止め続けてくれていた…

    音を立てて崩れた砂の城:完璧な絶望への再転落

    人間とは、本当に愚かで、そして恐ろしい生き物。
    どんなに奇跡的な愛や恵みも、それが日常になると
    「当たり前」の景色に変わってしまう。
    私は彼への感謝を忘れ、どんどん傲慢になっていきってますます
    いやな女になっていったの。

    自分の中では、公私ともに順風満帆
    人生の勝ち組ルートを爆走している。
    そう過信していた、ある日の朝。

    突然、ベッドから起き上がれなくなりました。
    指一本、動かすことができない。
    身体が、地球の重力に拒絶されたかのように動かなくなったの…

    医師の診断は、過労と極度の睡眠不足。脳と肉体が限界を超え
    強制終了(ブレーカーが落ちた状態)を起こしちゃったのです。

    あの日、私が必死に築き上げてきた「社会的地位」と「居場所」は
    あまりにも簡単に、サラサラ~と崩れ去っていったのですよ…

    ショックしかなかった。
    会社に行けない日々の中で
    私の脳は再びネガティブな妄想(バグ)を生み出し始める。
    「私にしかできないと思っていたあの仕事には、もう代わりの人間が就いている」
    「私はもう、会社からも社会からも必要とされていないんじゃないか」

    みんなは私を気遣って、あえて業務の連絡をしないようにしてくれていた。それなのに、会社からの連絡が一切ないスマホの画面を見て
    私はますますふさぎ込んでいく。
    「ほら、やっぱり私なんて、いなくても世界は回るんだ」

    気が病み、認知が歪み、私はまた「生きる意味」を見失ってしまった。

    (やっぱり、この世は最初から一人なんだ。誰もあてにしちゃいけないんだ……)

    ……でね、本当に恐ろしいのは、ここ!
     そんな暗闇の中でも、私に温かいご飯を作ってくれ、優しい言葉をかけ、ぬくもりを届け続けてくれている「彼」の存在を、当時の私の脳は完全に「抹消(スルー)」していたってこと…

    すぐそばに、これ以上ない無条件の愛が、確かに存在しているというのに。 私の脳は、またしても自ら光を消し去り
    馴染み深い「孤独のシェルター」へと引きこもろうとしていたの。

    私はまだ「私は愛されない、一人ぼっちの被害者である」という
    過去の記憶や想い、エネルギーを手放しきれていなかった。

    だから、目の前にある現実のスクリーンに
    わざわざ「孤独」というホログラムを自ら投影し直して
    暗闇に自らをつれていったのね。


    「無条件の愛」という究極のセーフティネット


    私がどんなに心を病んで、ベッドから動けず
    社会的な価値を失った抜け殻のようになっても
    何一つ変わることなく
    いつも通りに接してくれていた彼。

    動けない自分を責めるわけでもない。かと言って
    腫れ物に触るような過剰な扱いをするわけでもない。
    ただ、いつでも、どこまでも「いつも通りの私」を
    ありのまま観測し続けてくれた彼…

    これこそが、人間の心理における最も深く
    最も高貴な「無条件の愛」の形。
    今振り返れば、だからこそ私は、自分の予想よりも遥かに
    早く立ち直ることができたのだと確信してるんだよね。

    確かに、当時の私の脳は「孤独の防衛システム」が働きすぎて
    彼の存在を一時的にシャットダウン(抹消)してた。

    でも、変わらずそこにあり続けた彼のぬくもり、愛、
    そして圧倒的な安心感を、私の心と身体の細胞は
    潜在意識の領域でしっかりと受け取っていたんだろうって感じてます。

    脳科学的に言えば、彼の変わらない態度が
    私の過緊張を起こしていた扁桃体を静め
    神経系をベースから癒やしていったんだと思う。

    その愛の灯火(ともしび)が消えずに内側で灯り続けていたからこそ
    私の世界は完全な真っ黒闇にはならなかった。

    小さくても、確かな希望の光がそこにはあった。

    私は、この絶対的な存在である彼に
    人生で2度も命を救われたことになる。
    だからいつも心に思っているの、「彼は私の命の恩人だ」ってね。

    パートナーという名の「写し鏡」:量子力学の現実反転

    先にも書いたけど…
    本当に一時期だけ、精神世界でよく言われる
    「現実は自分の内側を映す鏡である」という法則
    そして「パートナーは自分を最も顕著に映し出す鏡である」という
    両目的の真実を、身をもって垣間見た瞬間があった。

    私が会社で男性たちに敵対心を抱き
    「打ち負かしてやろう」と躍起になっていたまさにその時。
    あんなに優しかった彼が、突然私を論破して打ち負かそうとしてきたり
    「俺の言うことを聞け」と支配的な態度を見せる場面が起きたの。

    さらに!さらに!私がお金を稼ぐことに執着し
    最高月収の更新だけにアイデンティティを見出していた時期
    今度は彼の仕事が大損失を抱え
    私が数百万の借金を背負わなければならないという現象まで起きたの。

    これってさ、完全なる「エネルギーの同調」。
    私が外側に向けて放っていた「敵対」「支配」「お金への執着」という
    歪んだ周波数を、最も身近な存在である彼が
    そのまま物質化(ホログラムとして投影)して見せてくれていたってわけなのよね。

    でもさ、その日の私はある日突然の出来事で
    何が起こってるのか理解できなくて...
    今なら「私の内面の現れ」ってわかるんだけどね。
    そんなの知らないもん、あの時の私。理解できずにフリーズしたよ…

    ただ、この問題は驚くほどあっさりと解決しちゃう。
    私が過労で倒れ、傲慢だった自分を強制リセットした瞬間
    彼の歪んだ言動もまた、波が引くようにサラッと
    元の優しい彼に戻っていった。
    彼がおかしくなっていたのは、ほんの一時。

    私が彼を後回しにし続け、社会への復讐に狂っていたからこそ
    彼の中にも歪んだストレスのエネルギーを溜め込ませてしまっていた。
    すべての原因は、私自身の内側にあったのですよ。

    その借金も、私は自分の力できちんと完済。
    自ら裁判所へ足を運び、弁護士を通さずに自力で「債務整理」を申請し
    数百万円を自らの手で整理したの。
    かつて男にお金を貢がされ
    言われるがままに搾取されていた「モノ」としての私ではない。
    自分の人生の責任を、自分で100%引き受ける「自立した一人の人間」として、私は自分の力で過去のカルマを清算したのです。

    2度目の社会復帰、そして「誰も後回しにしない」決意


    私にとっての心理的絶対安全基地(彼)があったからこそ
    私はもう一度、地面を蹴って立ち上がることができた。

    そうやって心の余裕を取り戻したとき
    ようやく周囲にいた同僚や取引先の方々の
    温かい配慮や優しさに気づくことができてね
    それを真っ直ぐに受け取ることができるようになっていっ時から
    傷ついた心と身体のリハビリが、静かに始まった。

    あの頃、私に関わってくれた全ての方々には
    今でも感謝の念に堪えません。
    「あきちゃん、調子がいい時だけ、これ手伝いに来てよ」
    「週に1回でいいから、この仕事やってみない?」

    彼らは、壊れかけていた私を優しく包み込むように
    社会復帰へと導いてくれたの。
    そのリハビリの中で、私はかつて高校生の時に感じていた
    原点の感覚を思い出した…
    「あぁ、楽しく働いて、その対価としてお金をもらえるって、なんて幸せなことなんだろう!」ってね。

    条件付きの自尊心を埋めるための義務ではなく、純粋な喜びとしての労働。
    働く時間は少しずつ長くなって、そのうち出勤できる日数も増えていって…
    そして、完全復帰を果たしたときに私に用意されていたポストは、
    今考えてもあり得ないほど、破格の好条件での契約!

    2度目の社会復帰を果たしたとき、私は心に強く誓いました!
     「これからは、仕事も、彼も、もちろん自分自身のことも、すべて同じように大切にしよう」

    もう、誰も後回しにしない。誰も傷つけない。
    関わるみんなが、そして自分自身が豊かでHappyでいられる選択を
    毎瞬毎瞬積み重ねていく。

    その在り方の変容は、現実をさらに加速させていくことになるの。
    最終的に、素晴らしい方々の計らいによって、やりがいも、人間関係も
    すべてが完璧で「楽しすぎる」超大手企業への転職が決まったの。
    ワークライフバランスが極めて美しく保たれた、理想的な環境。

    今度こそ、誰もが認める順風満帆な人生の完成。

    …でね、ここで、一つの大切な明かし話をしちゃいます。
    私が絶望の底にいたとき、脳がその存在を抹消しようとしてもなお
    無条件の愛で私の命を2度も救い続けてくれたあの「彼」。

    彼は現在、私の「夫」なの!!

    あの暗闇の時代には想像すらできなかったことだけど
    私たちはその後夫婦となり、私は40歳という年齢で、奇跡的に最愛の娘を超高齢出産するという経験まで!!
     
    かつて、誰にも知られることなく一つの命を絶ち
    冷たいベッドの上で「どこにも味方はいない」とむせび泣いていたあの私が、です。

    私が「誰も信じない」という頑なな防御(過去の周波数)を手放して
    夫の愛を受け入れ、自分自身を愛すると決めた(内側が変わった)ことで
    目の前のスクリーンには「愛に満ち溢れた幸せな家庭」という
    全く新しい次元の現実が物質化してくれたのね。

    夫の隣で、元気に笑う娘の声を聴くたびに
    私の胸はいつも温かい気持ちが溢れるの。

    世界をあんなに呪っていた私でも、在り方を変えるだけで
    こんなにも豊かで優しい世界線にシフトすることができた。
    (あ、でも日々の中ではそりゃ怒ることもあるからね(笑))

    話それちゃったけどね、2度目の社会復帰をしたとき
    全てにおいて満たされていて…そんな心満たされる日々の中でね
    私は自分の潜在意識が「重大な記憶」を引っ張り出してきたの。

    私が、本当にやりたかったこと。 幼い頃、あんなに目を輝かせながら
    楽しそうに語っていた「本当の夢」の記憶を。

    思い出しちゃったら、もう、やるしかないよね?

    そう。それでね、私は、せっかく手に入れた大手企業の安定した
    「会社人」という肩書きを、すべて手放す決意をするの。
    他の誰でもない、「私」という人生を本当の意味で生き切るために。


    魂の覚醒:すべては今の仕事(キャリア)に繋がっていた

    今でも、あの日の光景を鮮明に覚えてるの。
    当時、私は社長直属の重要なプロジェクトメンバーに選ばれてて
    本当にやりがいる日々だった。
    でも、ある節目の時に、直属の上司と社長に対して
    退職の意向とその理由を真っ直ぐに伝えたの。

    上司と社長はそれぞれ、ふっと目元を緩めて言いました。
    「……どこまでも、お前らしいな(笑)。いいじゃんか、思いっきり頑張ってこい!」

    そうやって、笑いながら私の背中を押して許してくれたの。
    部署のメンバー全員が、寂しさを抱えながらも大爆笑で
    送り出してくれた送別会兼壮行会。

    そして、社長がわざわざプロジェクトメンバーを集めて開いてくれた
    プライベートな送別会。
    私の胸の中は、言葉にできない感謝のエネルギーで満ち溢れてて…
    あの時社長から頂いた送別の品は今でも私の部屋でキラキラと輝いてる。

    今考えると、私はこの時、量子力学的な世界の真理を
    完全に確信したんだと思う。
    「自分らしく、魂の周波数に従って生きていたら、世界からは勝手に応援が入る」ってことを。

    感謝で溢れる日々を生き、内側のエネルギーを豊かさで満たしていれば
    外側の世界には物質的にも、人脈的にも、運も、チャンスも
    すべてが必要なタイミングで勝手に用意される。
    あとは、その波に笑いながら、感謝しながら、軽やかに乗っていくだけで
    人生はどこまでも豊かになっていく。

    今の私は、心からの確信を持って言えることがあるの。

    「私たちの人生に、無駄なことなんて、何一つ起こらない」

    先天性の心臓病、片耳の失聴というハンデ、愛を感じられなかった幼少期。
    張りぼてのプライド、DVとストーカーによる支配、恐怖でのフリーズ。
    そして、2番目の男にすべてを搾取され、人間の尊厳を奪われ
    一つの命をこの手で絶ち、自らも死を選ぼうとしたあの壮絶な暗闇。
    社会への復讐のために働き、過労で倒れてすべてを失ったあの朝……。

    これまでの出来事の、そのすべてが、現在の私の仕事において
    計り知れないほどの価値(役に立つデータ)となってるの。

    どうしてか?
    今の私の目の前に、かつての私と同じように「人生の地獄」で絶望し
    身動きが取れなくなって泣いているクライアントさんが来た時
    私はその痛みを、1ミリのジャッジもなく
    自分のこととして全身で共感し、受け止めることができる。

    私は、今の私になるために
    あのすべてのプロセスを通過する必要があった。

    どれか一つが欠けても、今の「人生全領域ナビゲーターあっきー」は
    存在しないし、愛する夫や娘と囲む、この温かい食卓も存在しなかったの。

    すべては、最初から完璧な伏線でしかない。

    最後に、今、暗闇の中でこの文章を読んでいるあなたへ
    これだけは伝えたい。

    生きてさえいれば、私たちは、いつからでも、何度でも
    人生を取り戻すことができる。
    どんな絶望も、あなたの未来を輝かせる「最高のキャリア」へと
    必ずやり直すことができる。

    あなたがしあわせでることが、周りを笑顔にする。
    あなたがしあわせであることが、子どもや社会を笑顔にする。

    まずはあなたが、あなたの内側にある光に気づけますように…
    私の物語が、あなたの人生の「光」を観測する
    一つのきっかけになりますように。

     
     
    いつだって「今」はただ通過点&最高のキャリア ✴︎18年間口コミだけで0歳〜90代まで5,500人 ✴︎著書Amazon11部門1位 ✴︎一般社団法人Dog for Life Japan理事 ✴︎密かに天然石アクセサリークリエイター 40歳で超高齢出産♡8歳女子のママ

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