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Photo bykanekyo12

おとなも迷う! "おこづかい"の使い方

     ここ数日の話なんですが、めちゃくちゃ後悔していることがあって。

     詳細を語ると長くなる(別途長く語りたいので今日は省く)んだけど
     高校生のときに大好きだった「グラスハート」っていう小説が、Netflix限定でドラマ化されたんです。
     それが、大変に素晴らしくて……

     そもそもわたし、"ドラマ"ってものを見る習慣がナイ。(「孤独のグルメ」は除く。これだけは見ている)
     そして、好きな作品のアニメ化・ドラマ化っていうと、作品が好きすぎるほど見ない傾向にあったりするんですが(近年だと、「3月のライオン」と「ホリミヤ」を見てない。人生を変えてもらった作品は、好きすぎて苦しい)

     それでもね、ちょっと予告を見ちゃったら
     もう、もうね、藤谷直季が、藤谷なんですよ!? ものすごく!!
     高岡尚も、坂本くんも、朱音ちゃんも……こんな、二十年越しで会える未来、誰が想像したっていうのよ。もう泣いちゃうのよ。ネトフリ契約しちゃったわよ。
     今まで、「ポケモンコンシェルジュ」のときも、「ゼロの日常」のときも「友達の家でネトフリ見ればいいや」って思って流していた、このわたしが……まさか、ドラマのために。


     一気にドラマを全話見たわたしはTENBLANKの今日をたくさん聞いて、
     次にしたいことはやっぱり、原作の小説を読むことだったんです。
     ドラマはドラマですごく良かったんだけど、やっぱり原作にしかないBPMがあるというか、いやもう詳細も語りたいんですがネタバレになるので、見た人は今度一緒に話して欲しいんですけど。
     やっぱり、わたしが好きだった、あの頃の「テン・ブランク」にも、どうしても会いたくて。

     文庫版全巻セット、5800円+税


     6冊なので、値段は妥当というか、有り難い価格設定なんですが、約6000円……これが、電気代やガス代なら「こんなもんか」って言って払うのに。

    「自分の好きなものへお金を使うこと」が難しい。

     今現在が休職中で、家計は赤字。生きているだけでマイナス値を叩き出している……っていうのもあるんだけど。
     この、「貧乏状態」って、ある意味ラクなんだよね。
    「お金は使わない」って決めていれば、余計なものは買わない。
     このあいだ、スクエニガーデンの前を通ったとき「貧乏で良かった」って、思わず呟いちゃったもんね…… モーグリのヌイグルミも、キーブレードのキーホルダーも、鋼の錬金術師のアクスタも、うっかり買うところだったよ。
     そりゃあぜんぶ欲しいけれど、こうやって「数千円の欲しいものをぜんぶ買う」ってやってたら破産する。そして、部屋に置けない。
     お金を使って「モノ」を買いたいって人は、同時に「整理」か「捨てる」のステータスも伸ばさなきゃいけない。これがなかなかタイヘンで……アクスタ、もう置き場がないわよ。

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    モーグリ飼いたい
    あと、最愛のFF9がリメイクまだしてなくてよかった……っていう謎の感情が芽生えた
    リメイク超待ってるのに
    FF9のグッズを発見したら、冷静さを忘れるわたしがいる

    「数千円の欲しいものは基本的に買わない」を徹底して、
     その代わりに、お外でコーヒーを飲むようにしている。
     友達がいれば外食もして、電車にも乗る。
     そして、ほんのときどき本を買う。
     これが、わたしのお金の使い方のすべて。

     ということなので、「本を買う」っていうのは、ほとんど唯一許されている「なくてもいいけど買っていいもの」に分類されているんだけれど
     もう、これも貧乏特有のアレよね、まとまってお金が出ていくことが怖い。こういう思想だから、貧乏になるのよ! お買い得まとめパックがお買い得なのはわかっているのに、ついついビビる。あるいは、買ったあとに保管していることを忘れるとかね……ダメダメな人生よ。

     本に関しては、まとめ買いの割引があるわけでもないので、「気持ちかお金に余裕ができたら買おう」って思っていたの。
     この、「いつか買おう」っていう時間もね、わたし好きなのよ……
     可愛いパッケージのお菓子とか、もらってもすぐ食べないの。しばらく、目に見えるところに飾っておく。そして「可愛いお菓子と同居する時間」と「可愛いお菓子を食べられる権利」を有して過ごす数日間の幸福感たるや!
     だからね、「いつか買おう」っていうのも、「余裕ができたら買おう」っていうのと同時に「いつかご褒美に買おう」っていう気持ちもあって
    「いつかグラスハート全巻を買うわたし」ってめちゃくちゃハッピーじゃない!?って思いながら生きていたわけですよ。

    ▼「いつ買おう、ウヒヒ」なんて言ってたの、数日前の話よ


     それがね、なんと……
     気がついたら、全巻セットが品切れになっていて
     Amazonで品切れに気がついた瞬間、楽天でも、それ以外でも調べたんだけど、在庫ナシ。唯一在庫があった蔦屋書店は、全巻セットの特典がなくて、8月下旬の入荷予定。
     ここで、全巻セットの特典を改めて読むと「書き下ろし掌編」っていうのがあって、もう全巻買うなら絶対欲しい! いやでも、もうないのよ全巻セット。

     一応ね、と思って、3軒ほど本屋さんを巡ったけれど、在庫ナシというか、「グラスハート」自体がない。見つからない。
     もっと平積みしてバーーーン!って置いてあると思ったんだけど、違うのか。そうじゃないのか。
     このままいくと、全巻セットどころじゃなくて、「グラスハートの単行本」自体が買えなくなってしまうのではないか……本で欲しいんだよォ。

     ここでね、改めて「買わなかったら後悔する」って言った、自分の声を思い出したの。「これは絶対に買うの」「買わなかったら後悔する」「借金してでも買う」そう言っていて。
     だから、Amazonで一冊ずつでも買おうって思ったんだけど
     電子版と、表紙が違うバージョンと入り乱れていて、「一冊ずつ買う」が思ったより面倒で……
     そこで「一冊ずつ滞りなく買うために、情報の再検索」をしたところ、
     なんと、在庫があるお店を見つけて!
     コミコミスタジオさま! ありがとうございます!

     初めて使うお店で、会員登録もしなくちゃいけないから後で手続きしよう……と思ったんだけど、また品切れになったら後悔するって思って
     最速で手続きをして、無事に購入完了しました。
     あ〜〜〜よかった!!!


     ここで「グラスハート」を読まなくても、生きていけるんです。
     でも、わたしの人生でこれ以上「高校生のときに好きだった小説」っていうのは増えない。「グラスハート」の中にいる、高校生のアタシに会いたい。会ってから、この先の人生を生きたい。って思ったんです。
     でも、ここで買わなくても、いつかは忘れちゃうんだろうな……
     だから、「忘れない」選択ができてよかった。

     お金の使い方っていうと、おとなのみんなは「資産運用」っていう目線が主になっていると思う。ふるさと納税とか、貯蓄以外の方法でお金を増やしたり、お金を守るためにいろいろ考えているの、超エライよ。エラすぎる。
     そういう人たちは、趣味に使うお金も「おこづかい制」でやってンのかな。
     わたしが今回、6000円の出費を渋ったのって、「毎月、自分の趣味に使っていいおこづかいの設定」がなかったからだと思う。だからいつも、ビビってお金を使っている。
     例えば、月の書籍代が「5000円」って決まっていたら、「じゃあ来月を節約して買おう」ってすぐ買えた……かもしれない。あるいは、一冊ずつ買って半年に渡って楽しんだりね。
     少なくとも、もうちょっと堂々と決断していたと思う。

     なくてもいいものにお金を使うことに、今日もビビっている。
     ガチャガチャとか、一番くじとか、大好きなんだけど、「整理」と「捨てる」のことを考えると、「貧乏だから買わない」って決めちゃうのは、ちょっとラクだったりするんだよね。思考コストが減る。
     それでも、買わずに後悔するものだけは買う。
     でも、いつも「買わない」を選択していると、「買わずに後悔するもの」を見極められなかったりする。

     結局、お金の有り無しと別のところで
     お金の使い方って難しいと思う。
     めちゃくちゃお金があって、モノを置ける家があって、モノを代わりに捨ててくれるお手伝いさんがいたとしても、それはそれで生き方が刹那すぎるというか、切なすぎるというか。
     もちろん、「衣食住が安定してない」っていうのは絶対にダメだよ。
     ただ、その先に関しては「衣食住は最低限で、コーヒーも飲まなくて幸せ」っていう人もいて、「本は好きだけれど家にあるもので充分」っていう人もいると思う。
     わたしは、衣食住が安定したら「友達とコーヒーと本」があればいいかな。友達に会いにいく交通費と、気軽に「ごはん食べる?」って言いたい。
    でも、旅行には行けなくてもいいかな。行きたくないってわけじゃあないんだけど。それよりも、のんびり仕事をして、こうして書きたいことを書いて暮したい。
     本は、欲しいと思っていたものをぜんぶ買ったら、家がパンクしちゃう。
     でも、できる限り本屋さんに行きたいな。本屋さんに行って、元気になりたい。ここで「どうせ買えない」の期間が長く続くとしんどい。正常じゃいられなくなる。
     本を買って、コーヒーを飲む余裕があって、「次も来たときにも欲しかったら買おう」とか「絶対に連れて帰る」と思ったものは買いたいな。

     おこづかいの使い方って、思ったよりわたし自身を反映しているもんだなァなどと思いながら、この記事を書きました。
     本当は「好きなものを見極めて買うのは難しい」ってことを書きたかったんだけど、想像以上に生き方そのものみたいだね。
     これからも、よく悩みながら
     できれば、大切な瞬間を見極められますように。って思うけど、多分ムリだな! 見極められたら苦労しない!
     だから、今回みたいな本能のジャッジって素敵だと思わない?
    「グラスハートを読んだ人生を送りたい」とか「借金してでも欲しい」って
     そういう意志が拳を上げたときには、グッと握ってやりたいものなのです。

     2025年8月11日 ねる


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