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Photo byyaginosanpo

短歌十三首 【2024年10月まとめ】

    碧乃 そら


    【10月自選五首】


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    踏み潰す 躙にじつた羽根の残骸を次こそぼくの好きに整へる

    降りつもる言の葉の果ていづこにや 日不見ひみずとなりて掘り進みたり

    お待たせつて何でもなかつたかのやうにあなたが帰り来る世界線

    秋の宵しづかにくらきうたた寝の夢にあらはる人ぞあらなむ

    あんかうの灯りをひとつ 深海に包まるるやうな夜半よはのおしやべり


    ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼


    ねえ、君の等しき雨が降りそそぐあさましき欲など振り捨てて

    夜よを寒さむみ群青色のひざかけを 巣作りはじむるビーバームーン

    静寂に香りそよめく金木犀きみとの日々に栞をはさむ

    コロンブスの卵はファーストペンギンとなる夢いだき孵るのだらうか

    白を足しすぎたみづいろ 消えさうなおばけの色で塗りつぶす黒

    月蝕の夜には銀河満ち満ちて終着駅にきみが待ちをり

    天使の日に生まれしきみは背徳に溺ほるる友をゆめ離すまじ

    もの思ひ歩ありけばいちやうの木は明あかく月の桂はしづしづと散る


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    おもに旧かな遣いで短歌を詠んでいます。ときどき掌編小説。Xやmixi2にいます。noteでは短歌中心に記事を書いています。✩.*˚創作物まとめページ(potofu)▶︎ https://potofu.me/haneao22

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