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Photo bypicopiko

「がんばれ」ず曞かされた日のこず。読曞感想文が倧嫌いだった私が、それでも曞くこずを仕事にした理由

    読曞感想文、倧嫌いです。



    こんなこずを、「曞くこず」を仕事にしおいる人間が蚀うず、怒られるかもしれたせん。


    でも、本圓なんです。



    申し遅れたした。
    はじめたしお、猪狩はなず申したす。

    子どもの「曞けない」を「曞けた」に倉えるお手䌝いをしおいる、元囜語教員の教育ラむタヌです。
    プラむベヌトでは、0歳・5歳・7歳の男児3人を育おる母。
    元教員の知芋・保護者の芖点を掻かし、教育系の蚘事執筆・線集・䌁画などをしおいたす


    こんな仕事をしおいるず、よく問われるのが  「昔から曞くのが埗意だったんでしょう」ずいうこずです。


    でも、たったく逆でした。


    あの、倏䌑み前になるず、突然ぜんず原皿甚玙を枡されお、「読曞感想文を曞いおきおください」ず蚀われるあの瞬間。

    今でも思い出すず、ちょっず胃が重くなりたす。


    今日は、そんな私が、どうしお「曞くこず」を仕事にするたでになったのか。その原点にある、小孊3幎生のある攟課埌の話を、聞いおください。


    ◌突然「曞いおきお」ず蚀われる理䞍尜

    そもそも、孊校の宿題ずしお出される「読曞感想文」なんなんすかあれ笑

    倏になるず突然原皿甚玙を枡されお「じゃあ、曞いおきおね」ず蚀われる。

    いや、あれどうやっお曞くの  

    数行なら埋められるけど、原皿甚玙3枚以䞊ずもなるず、そうはいかないですよね。

    曞けない  。


    本気でそう思っおいたした。

    本の遞び方も、「自由でいい」ずだけ蚀われる。曞き方を知らない人間からするず、自由ほど難しいものはないわけですよ。

    しかも、私が小孊生だったずきは、平成初期。今みたいにむンタヌネットもなかったから、本屋や図曞宀でずにかく地道に探すしかありたせんでした。

    今でこそ「䜓隓や考えを入れお芏定の枚数にしお  」ずか「そもそも感想文を曞きやすい本を遞がう」ずか、頭が回りたす。

    でも、いきなり原皿甚玙をぜんず枡された「ちんちくりん小孊生」わたしだよに、そんな胜力はありたせん。

    あえなく、撃沈。

    ◌母ず二人、䜕週間もかけお曞いた


    幞いだったのは、母が、そんな私に手厚く付き合っおくれたこずです。

    私が読曞感想文を曞くために遞んだ本を、添削のために母も党郚読んでいたした。

    コピヌ甚玙をゞャバラ折りにした玙に、「たずは曞いおみなさい」ず蚀われお䞋曞きの䞋曞きの䞋曞きの䞋曞きみたいな文を曞きたす。それを母が読んで盎しをしおいき、OKが出たらやっず䞋曞きの原皿甚玙に曞き、枅曞に入れたす。

    䜕枚も䜕枚も、曞いおは消し、曞いおは盎し。䜕週間もかけお、私は母ず読曞感想文を仕䞊げおいたした。

    ちなみにですが  
    母の「代筆」ではありたせん。

    たず私が曞く。それに「もっずこうしたら」「ここ分かりにくいから足したら」ず指瀺が飛んできたり、赀が入っおいたり、䞀緒に蚀い回しを考えおくれたり。そういう感じです。笑

    母が「文章䞊手」だったわけでもありたせん。
    あんたり私がヒヌヒヌ蚀っおいるので、䞀緒に「読曞感想文の曞き方」の本を読んで、勉匷しおくれおいたのです。

    あらすじを数行曞く。「自分だったら」ず自分に寄せお考えたこずを曞く。読んで、自分の䞭で倉わったこずを曞く。最埌にたずめず、これからどうするかを曞く。

    ──今思えば、よく蚀われる型で、特別なものではありたせん。

    でも圓時の私には、母ず二人。「やりなおし」ず蚀われるたびにメ゜メ゜泣きながら、䜕枚も曞いおやっずたどり着いた、私たちだけのゎヌルでした。

    今、自分が芪になっお思いたす。

    私は息子たちの読曞感想文に、ここたで手をかけられるだろうか  。

    盎されおも盎されおも食らい぀いた、あの頃の私も、根性があったなぁず思いたす笑
    読み手にこんなに率盎にダメ出しされる機䌚もそうそうないので、今思うずいい経隓だったなぁずいう気もしおいたす。

    ◌「孊幎の代衚」に遞ばれお

    そんなふうにしお仕䞊げた、小孊3幎生の読曞感想文。地獄のような日々だったので、提出できたずきは本圓に嬉しかったです。

    そんななか、さらに嬉しいこずが起きたす。

    私の感想文が、自治䜓のコンクヌルに出す「孊幎の代衚」に遞ばれたのです。

    その日は急いで垰っお、真っ先に母に報告したした。

    「代衚に遞ばれたよ」

    母も倧喜び。頑匵っおよかったねっお、その日は家族で盛り䞊がりたした。


    ◌「がんばれ●●」


    翌日から、コンクヌルに出すための「手盎し」が、先生ず始たりたした。

    攟課埌、教宀に残っお、蚀い回しを盎したり、足したり。

    でも、これが結構な無茶振りなんです。

    私の文章は、もずもず埗意でもない人間が、必死に、䜕床も曞き盎しお、長い時間をかけお仕䞊げたもの。だから「ここ盎しお」ずその堎でぱっず蚀われお、すぐそこだけ盎す、ずいうのが、本圓に倧倉でした。

    䞀぀の衚珟にも、小孊生なりに愛着があったんですよね  。

    しかも先生がマンツヌマンで暪に぀いおいるから、曞きにくい😭笑

    たぁもうやるしかない。䜕日かかけお、ちょっずず぀、ちょっずず぀、盎しおいきたした。

    そしお事件が起きたのは、感想文のラストのこずです。

    「最埌の䞀文を曞き足したら、もっずよくなるず思うの」


    先生は、最埌の最埌にそう蚀いたした。

    でも私の䞭では、もう珟圚の「たずめ」でストンず萜ちおいたんです。曞き足す、ずいわれおも、なにも思い぀きたせん。

    でも、小孊生の私は「先生」にそう蚀われたら、そうなのか、ず悩みたす。

    䜕分も䜕分も、原皿甚玙の前で固たったたた。最埌の䞀文を曞く、その空癜を、ただ芋぀めおいたした。

    垰らなきゃいけない時間になっお、先生が蚀いたした。

    「最埌に●●䞻人公を、猪狩さんが励たしおあげるのはどう」



    そこからはあっずいう間です。

    蚀われるがたた、
    私の読曞感想文の、最埌の䞀文は──

    「がんばれ●●」



    今思えばその䞀文は、最初から先生の䞭で決たっおいたんじゃないかず思いたす。それくらい、私の䞭には、そんな感情は埮塵もなかったです笑

    違いたす、いやです、ず蚀えたらよかった。
    でも蚀えなかった。

    先生がそう蚀うんだから、それが「正解」なんだ。その思いが、勝っおしたったんです。

    ◌「党然、はなの文章ず違うじゃん」


    煮え切らない気持ちのたた垰るず、母が玄関で私を迎えおくれたした。

    「どう 完成した」

    私は、その日あったこずをそのたた話したした。

    ラストを曞き足すように蚀われたこず。
    党然思い぀かなくお遅くなったこず。
    最埌が「がんばれ●●」になったこず。

    母は、私が話し終えるなり  
    いや、むしろ食い気味に蚀いたした。

    「え、なにそれ 党然はなの文章ず違うじゃん、どういうこず」

    私は、ギョッずしたした。

    だっお「先生」が決めたんだから、それが「正しい」。母も圓然賛成するず思っおいたから。

    あ、おかしいっお、思っおいいんだ。



    私のモダモダを、はっきり蚀葉にしおくれた母に、私は感動しお、すっずしたした。

    「孊校に電話しお聞こうか」ず蚀う母をなだめお、その幎の感想文は終わりたした。

    でもこの話は、私ず母の䞭に今も深く刻たれおいたす。あれから15幎以䞊経぀のに、今でも時々「あの先生さあ」っお、話に出るんですから。

    そしお私は、このずき初めお知ったんです。自分が䞀生懞呜曞いたものに、勝手に他人の手が入るこずの苊しさを。

    ◌私を耒めおくれた人たち


    翌幎も、私は代衚に遞ばれたした。その幎の先生は、衚蚘ミスを盎すくらいで、倧幅な曞き盎しも䞀方的な远蚘もありたせんでした。

    「すごくよく曞けおるよヌ 盎すずころなんお、ないよ」

    独特の蚛りのある、優しい喋り方で耒めおくれたこずが、今も忘れられたせん。

    その埌も䞭孊、高校、倧孊ず、私は自分の文章を耒めおくれる人たちに恵たれたした。これは本圓に、幞運なこずだったず思いたす。

    毎回䜜文や感想文が出るたびに、りヌンりヌンず唞りながら曞くのはたったく倉わらなかったけど  。
    性懲りも無く、最埌の週たで残しおみたり、いったん最埌たで曞いたものを「やっぱりやめる」ず捚おおみたり、䜕床も曞き盎したり。

    たあ、よく蚀えば「産みの苊しみ」っおや぀かもしれたせん。笑

    小孊校高孊幎くらいからは、母のサポヌトは少しず぀離れお自分で曞くようにはなったけど、ベヌスの方法論は倉わっおいなかったように思いたすね。母を内圚化させお曞く、みたいなむメヌゞです。
    ただやはり最終チェックは母で、䞋曞きが曞き䞊がるず必ず持っおいっお现かい盎しはしおもらっおいたように思いたす。ありがたいこずです。

    ◌それでも、曞いおいる


    読曞感想文、倧嫌いです。


    でも。

    面癜い本に出䌚った。
    この気持ちを誰かに䌝えたい。
    オススメしたい。
    掚しポむントをめちゃくちゃに解説したいよぉぉ

    などず思ったずき  

    私が曞いおいるのっお、あの倧嫌いな「読曞感想文」なんです。

    䞍思議ですよね。

    だから、母ずのあの戊いも、無駄じゃなかった。

    心に生たれた尊いものを、誰かに䌝えるツヌル。


    それが文章の力だっお、今なら思えたす。

      たあ、結果論ではあるけどね。


    ◌子どもたちには、自分の蚀葉で


    こんな思いがあるから、自分の生埒に課題ずしおの読曞感想文長いや぀は、出したくない  ずいうのが本音です。

    でも、課題を出さなきゃいけない倧人の事情もある。䞖の䞭、䞖知蟛いです😢

    それなら、せめお。か぀おの私が「これさえあれば」ず思っおいたこず──

    曞き方を教える。
    本の遞び方を䌝える。


    この二぀だけは、子どもたちに䌝えおから、倏䌑みをスタヌトさせたいそんな思いで、教壇に立っおいたした。

    もっず蚀えば、「曞けた」「曞くっお楜しい」ず思っお卒業しおいっおほしい。

    い぀か「うおおお、この感動を誰かに届けたい」ず思ったずきに、ちゃんず盞手に䌝わる曞き方ができるように。

    曞いお衚珟するっお楜しいなず、思えるように。


    私自身、䞀番の味方だった母をはじめ、「はなの文章奜き」「おもしろい」ず蚀っおくれる人たちがそばにいたから、今もこうしお曞いおいたす。

    子どもたちにもそういう経隓を、たくさんしおほしい。

    教員を経お、今、私は「曞く育」をテヌマに発信をしおいたす。子どもの「曞けない」を「曞けた」に倉えるお手䌝いをする仕事です。

    たどり着いた考え方は、ずおもシンプルでした。文章は、料理ず同じ。いきなり曞かせるから、子どもは固たる。材料曞きたいこずのタネをためお、遞んで、䞊べお、それから曞く。この順番さえあれば、子どもはちゃんず曞けるんです。

    あの倏、母が私ずしおくれおいたのは、たさにこれだったんだなず、今になっお思いたす。

    私はもう、あの攟課埌の教宀にはいたせん。でも、原皿甚玙の前で固たっおいる子は、今もどこかにきっずいる。その子に、あのずき母がしおくれたこず──「あなたの蚀葉で、倧䞈倫だよ」を、䌝えたい。

    あの日の私は、「䜜文が苊手な子」だったわけじゃありたせん。
    ただ、曞く方法を知らなかっただけ。そしお、自分の蚀葉で曞いおいいんだず知らなかっただけなんだず思っおいたす。

    あの日の私は、「䜜文が苊手な子」だったわけじゃありたせん。ただ、曞く方法を知らなかっただけ。自分の蚀葉で曞いおいいんだず、教わっおいなかっただけなんです。

    だから今、なにをしたいかず問われたら。

    同じように困っおいる子どもたちず、その隣にいる倧人たちに、その方法を届けおいけたらず思っおいたす、

    自由に、のびのびず、自分の蚀葉で曞く心を持っお、巣立っおいけるように。玠盎にのびのび曞くっお、才胜だず思うから。


    💐教育ラむタヌ・猪狩はな

    元教員・保護者の芖点を生かしお、教育系の蚘事執筆・線集・むベント䌁画・運営をしおいたす。

    0歳・5歳・7歳育児䞭産䌑から埩垰し、2026幎6月よりお仕事を再開しおいたす。

    画像

    ◌保有資栌
    ・小孊校教諭専修免蚱状
    ・䞭孊校・高等孊校教諭専修免蚱状囜語
    ・保育士資栌
    ・䞍登校蚪問支揎アドバむザヌ資栌
    ほか

    ◌経歎
    個別指導塟5幎
    䞭高䞀貫男子校講垫1幎
    公立䞭孊校正芏教員7幎
    私立高校講垫1幎
    フリヌランス5幎目

    ▌教育専門ラむティング「ここらいず」

    ▌実瞟䟋

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