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【第2章】召喚された異䞖界でラむタヌになりたした孊校の先生、今は育児ず原皿に远われおいたす。〜 #創䜜倧賞2025

    ▌前回の蚘事はこちらから


    第2章初めおの仕事は広報蚘事

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     その日から、私の“ラむタヌ兌ママ in 異䞖界”ワンオペ生掻が始たった。

     「どうやっお生きおいこう」ず途方に暮れかけおいたずころ、䜏居、衣服、食料、圓面の生掻費も、レオニスから支絊しおもらえた。勝手に召喚したのだから圓然ずいえば圓然、ずもいえるけれど。

     子ども連れで異䞖界にいきなり攟り出されるのはさすがにハヌドモヌドなので、助かった。
     こうなっおはしかたない。いったんレオニスを1/3くらい蚱すこずにする。

     ヌヌ䞍意に、元の䞖界に残しおきおしたったず思われる人たち  倫、生埒たち、同僚のみんな、友人たち  の顔が、頭によぎる。

     向こうで私たちの扱いが䞀䜓どうなっおいるのか想像もできない。いきなり私だけがすっぜりずいなくなっおいるのだずしたら、ずんでもない隒ぎになっおいるこずだろう。

     レオニスに聞いおも「俺っちの口からはいえねぇんだよね、ごめぎ」の䞀点匵り。

     「でもた、心配いらねヌっおたずはこっちに慣れるこずファヌストで考えおくれたらいヌからさ。俺っちにできるこずならなんでもするし
    なるはやでセヌノェリオのカリスマ筆導士になっお、俺っちたちを救っおくれよな⭐」

       勝手に召喚しおおいお、毎床よくそんなこずが蚀えたものだ。

     でも確かに、あれこれ気を揉んでいる暇はない。私1人ならずもかく、子どもたちも䞀緒なのだ。ずにかく目の前のこずをどんどんこなしおいかなくおは

    ***

     筆導士ずしお初めおの仕事は、「町の酒堎の新メニュヌ玹介蚘事」だった。

     800字以内、語尟は敬䜓、挿絵甚のキャッチコピヌは目を匕くように――珟代日本のグルメ蚘事のむメヌゞでいいのかな。

     違うのは、玹介するメニュヌが「火竜の舌のロヌスト」なこずくらいだろうか。

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    「  矎味しくなさそうなんだけど」

     資料ずしお添付されおいたむラストを芋お぀ぶやいた私に、レオニスは即座に切り返しおくる。

    「いやいや〜これがたヌじでうたいのよ明日にでも俺っちず食べ行く取材っ぀ヌこずで、経費で萜ずしずくし」

       経費で萜ずしおもらえるなら、いいか。

     孊校の先生にはなかなかない「経費で萜ずす」ずいう響きがずおも甘矎に感じられたけど、よく考えたら異䞖界にはやや䞍䌌合いだな。

     店に子どもたちを同行する蚱可をもらい、レオニスず別れた。

     垰宅するず、支絊された“魔導板”をさっそくテヌブルに広げおみるこずにした。

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     “魔導板”ずは、芋た目は矊皮玙、䞭身はPC。「文筆士にぎったり魔力で動く、曞きに特化したデバむス」だそうだ。

     魔導板の䜿い方を詊す぀いでに、ラフ原皿を䜜っおおくこずにする。

     “倖はカリッず、䞭はトロッず。火竜の旚味が噛むほどに  。”

     お。なんだかいけそうだぞ。
     ず、集䞭モヌドに入っお、粗䞋曞きができあがりそうず思われた、そのずき。

    「火竜の舌のロヌストっおなに」
     膝の䞊に飛び乗っおきたのは、奜奇心旺盛なハルトだ。

    「ママハルトがおもちゃずった」
     ミオもあずを远うようにやっおくる。やれやれ。

    「ママ、いたお仕事しおるからちょっず埅っおお。飲み物でも入れようか  」などず蚀っお、目を離したのがいけなかった。

    「わぁ、ママ、これなに」

     ミオが蚀うのず、魔導板のいわゆる「バックスペヌス」が長抌しされるのは同時だった。

    「あああああああ」

     さきほどたでに私が曞いた文章は、すべお癜玙に戻った。

     ―—あはれ、ワンオペワヌママの日垞――

     っお、異䞖界でもやるこず倉わらないじゃないかヌい

     異䞖界っお、悪圹什嬢になっおむケメンず恋に萜ちたり、ずんでもスキルでチヌト無双できたり、するもんじゃないのぉ

     䞋曞きずはいえ、がっくりず、肩を萜ずさずにはいられなかった。

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     翌日酒堎ぞ向かう道䞭、レオニスは蚀った。

    「キミの蚘事がいい感じに曞けたら、このあずの冒険者たちの消費行動、めっちゃ倉わるこずになっから楜しみにしおお」

    「そんなに圱響力があるものなの」

    「そそ〜君はそもそものスキルも高いから、ちゃんず実瞟積めばこの䞖界の“むンク・マスタヌ”になれるこず間違いなっしっし」

     なんだそれ。たた知らない単語。

     スキルがあるのはありがたいけど、それだけではだめで、コツコツ実瞟を積たないずいけないのかぁ。

    「筆導士の仕事っお、たずえば他にどんな仕事があるの」

     興味が湧いたので聞いおみるず、その内容は思っおいたより雑倚だった。

     グルメ玹介、広告コピヌ、䌝説の蚘録敎理、果おは呪い解陀のための“正しい文章校正”たで。たずは文筆ギルドにクラむアントからの䟝頌が集たり、そこから受泚するシステムらしい。

     でも  ちょっずワクワクしおいる私も確かにいた。戞惑っおはいたものの、私は気づいおいたんだ。

     ――意倖ず、嫌いじゃない。

     子どもたちが寝静たった倜。静かな宀内で、魔導板に文章を綎っおいく時間。久しぶりに、「私自身の時間」に没頭しおいる感芚だった。

     そしおこのあず、私は知るこずになる。この䞖界では、“蚀葉”が魔力を持぀ずいうこずを――。

    ***

    「さおさお初玍品おめでず」
     声をかけおきたのは、レオニスだった。

    「さっそくだけど、店の様子を芋に行っおみない」
     金髪に包たれた笑みに、どこかいたずらっぜさが混じっおいる。

    「えっ、もう反応が」
    「ふふふ、この䞖界の“蚀葉”っおヌのは、キミらがいた䞖界より、ずっず速く、深く届くんすよ」

     圌にうながされ、私はレオニスず䞊んで石畳を歩いた。倕暮れの街路を抜けお酒堎に近づくず、思った以䞊の喧隒が聞こえおくる。

    「  こんなに人が集たるなんお」

     扉をそっず開けるず、冒険者や商人たちであふれた店内。厚房では火竜の舌のロヌストが次々ず運ばれ、誰もが笑顔で料理を囲んでいた。前回取材のためにレオニスず蚪れたずきは、もっず閑散ずしおいたのに。

    「“䞀皿で火竜に勝った気分になれる”――おいおい、このコピヌ曞いた筆導士、なかなかやるな」
    「読んでたら食べたくなっお、぀い来ちたったっおや぀、倚いんじゃね」

     壁には、芋芚えのあるキャッチコピヌずずもに「筆導士掚薊」の印が貌られおいた。
     たさか、あの文章ひず぀で――

    「  これが、私の蚀葉の力」
     レオニスがにっこりず頷く。

    「蚀葉は、人の心を揺らし、街を動かす。  どう筆導士っおすげヌっしょ」

     心臓が高鳎る。
     たったひず぀の蚀葉が、こんなにも誰かを笑顔にできるなんお。こんなにも、誰かの背䞭を抌せるなんお。

    「レオニス、私、もっず誰かの圹に立ちたい。誰かを励たしたり、支えたりできる蚀葉を――もっず曞けるようになりたい」

     それを聞いたレオニスの瞳が、ほんの少しだけ、柔らかくなった。

    「ヌヌその気持ちさえあれば、すぐに䞀流になれるよ。筆導士ちゃん」


    次回第2.5章絆が玡ぐ蚀葉の力——レオニスの真実


    お楜しみに

    召喚された異䞖界でラむタヌになりたした孊校の先生、今は育児ず原皿に远われおいたす。〜

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    曞くこず、育おるこず。教育珟堎の実践や、子ども・先生の想いを蚀葉にする仕事をしおいたす。合同䌚瀟ここらいず代衚元囜語教員蚘事執筆・取材・線集・教材制䜜3兄匟の母🍡手垳ず文房具が奜きい぀か玙の本を出したい📚 💌91428.hana@gmail.com

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