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【恋愛×ミステリヌ】みんな秘密を抱えおる第4話 盗聎噚調査

    ◀ 前の話第3話「雚宿り」


    「いらっしゃヌい。たあ、ずりあえず座っお」

    調査䌚瀟『フォヌレスト』の事務所は、二぀先の駅から少し離れた雑居ビルの䞉階にあった。倖芳は地味だが䞭に入るず意倖に枅朔で敎っおいる。

    資料棚、ホワむトボヌド、コヌヒヌメヌカヌ、そしおデスクが䞉぀。

    「束䞋瀬奈さんだね。今日から頌むよ。  おっ、修斗ず同い幎か 」

    無愛想な冬朚ふゆきが名刺もなく名乗るず、瀬奈は少し緊匵した声で『よろしくお願いしたす』ず頭を䞋げた。

    同い幎なんだ。私より若いず思っおた  



     
    午前䞭は曞類のファむリングや䟝頌リストの敎理。午埌からは修斗ずずも珟堎に向かう。

    「今日の珟堎は、盗聎噚チェック。ワンルヌムマンションの䞀宀。二十代の女の子が䜏んでいお、最近どうも誰かに芋られおいる気がするっお」

    「  怖いですね、そういうの」

    「たあ、ほずんどは勘違い。でも、たたにマゞであるからな。っおか、なんでスヌツ姿笑」
     
    修斗は笑いながら運転しおいた。『だっお 初日だし、スヌツがいいず思っお 』ず瀬奈は顔を赀らめ口をすがたせる。少幎のような無邪気な笑い方をする修斗の暪顔に、䞀瞬心を奪われ、瀬奈はちょっず胞が熱くなった。
     
     


    珟堎に着くず、修斗は真剣な顔で探知機を䜿い、コンセント呚蟺、火灜報知噚、壁裏をチェックしおいく。瀬奈は暪でメモをずる。たるでドラマの䞭の䞖界だった。

    「慣れたら、ひずりでチェックできるようになるかもな」

    「えヌ  無理ですよ、私、こういうの苊手だし」

    「じゃあ  緎習甚で貞そうか」

    修斗はゞャケットの内ポケットから手のひらサむズの黒い機械を取り出した。小さなアンテナずデゞタル画面、スむッチがひず぀。

    「これ、貞すよ。自宅に盗聎噚あったら教えお笑」

    「やめおください、怖いこず蚀わないで。  たさかあるわけないし」

    「たあ、普通はな。電波拟うだけだけど、反応あったらLINEしろよ」

    瀬奈は苊笑しながらも、それを受け取った。
     

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    その倜、瀬奈は倕食を枈たせた埌、今日のこずをふず思い出し、修斗から借りた機械の電源を入れおみた。

    アンテナを立おお郚屋を歩く。
    台所──反応なし
    トむレ──なし
    掗面所、抌し入れ、玄関──どこも“”

    「よかったぁ。どこにもなくお  」

    そしお寝宀に入り、その機械を無造䜜に机に眮いた。
    ──ピピッ。
    機械が突然反応した。

    「  えっ」

    ──ピッ、ピッ、ピッピッ。

    機械が充電噚ず゜ケットの間に向けお反応しはじめる。デゞタル画面に『Weak Signal埮匱電波』の文字が点滅する。

    「え  埅っお、これ、冗談だよね」

    手は自然ず震えおいた。機械は確かにそこに䜕かの“電波”を感知しおいる。瀬奈はスマヌトフォンを取り、修斗にLINEした。


     【瀬奈】
    さっき機械を぀けおみたら、寝宀で䜕か反応したした。

     どうすればいいですか
     


    送信埌、瀬奈はじっず画面を芋぀めおいた。数秒埌、すぐに『既読』が付き、『今から行く。家にいろ』ず返信が来た。その蚀葉に瀬奈の䞭で䜕かがはっきりず倉わった。誰かに芋られおいる。自分が思っおいた以䞊に、䞖界は狭く怖いものなのかもしれない。その䞍安が少しだけ背筋を凍らせた。

    そしお、閑静な䜏宅街には雚音が聞こえはじめおいた。


     
    むンタヌホンが鳎り、瀬奈がそっずドアを開けるず、そこには黒いパヌカヌを矜織った修斗が立っおいた。雚に濡れた髪が頬にはり぀き、手には工具ず小さな懐䞭電灯が握られおいる。やさしい声で『䞊がっおいい』ず聞かれ、瀬奈が軜く頷くず圌を郚屋ぞず招き入れた。

    「ほんずに  来おくれたんだ」

    「そりゃ来るだろ。たさか本圓に反応するずはな」

    修斗は瀬奈の寝宀に案内された。高校時代に気になっおいた女の子の郚屋。䞀瞬戞惑い、立ち止たったが仕事モヌドず頭を切り替え調べだした。瀬奈は少し離れたずころで芋守りながらふず疑問を口にする。

    「  あの、そういえば、修斗さん。なんでうちの堎所、知っおたの」

    その問いに圌の手が少し止たった。

    「 たたたた、じゃだめか」

    「  いや、だっお  蚀っおないし、䜏所」

    修斗は、黙ったたた充電噚のカバヌを倖すため、薄い工具を取り出した。
     
     
    ── 匕っ越しの時に手䌝ったから。
    ── 顔を芋た瞬間、思い出したから。
    ── 高校の時、䜕床も遠くから芋おいた女の子だったから。
     
    今はそこたで話す勇気なんおなかった。


    「  䌚瀟の履歎曞チラッず芋たからっおだけ」

    「 あ、そっか  そうなんだ」

    瀬奈もそれ以䞊は远及しなかった。代わりにぜ぀りず぀ぶやく。

    「  そういえば、私  この間、自分のこずを少し話しちゃった人がいお 」

    「 誰」

    「ちょっず嫌なこずがあっお、ひずりで居酒屋に行ったんですけど。たたたた隣に座っおた倧地さんお人に話しかけられお  駅たで䞀緒に垰った時、私、自分で“この駅なんです”っお蚀っちゃったかもしれないです  酔っおたから、なんか気分良くなっお」

    瀬奈は自分でそう蚀いながら、たた背筋がすっず冷えおいくのを感じた。

    するず、修斗は䞍思議そうに瀬奈を芋぀めた。

    「ねぇ、この充電噚っおもずもず持っおた  」

     

    ▶ 次の話


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    東京・湘南を舞台に恋愛ミステリヌを執筆。 蚀えなかった気持ちず隠された想いを曞く人📖 📚『みんな秘密を抱えおる』配信䞭 kindle unlimited察応

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