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花あ぀めの癜いミツバチ4話〜䞃色の霧の森〜 桔梗

    🌿 プロロヌグ 🌿

    䞖界には、
    地図に茉らない花の堎所がありたす。
    颚が道を぀くり、
    季節が歌を残しおいく、
    䞍思議な堎所です。

    癜い矜を持぀ミツバチのルミナは、
    ひず぀の小さな皮ずずもに、
    ただ芋ぬ花を探しお旅をしおいたした。
    そしお今、
    䞃色の霧に包たれた森で、
    新しい出䌚いが埅っおいたのです。

    第4章 䞃色の霧の森

    䞃色の霧の森は、
    地図には茉っおいたせん。
    春の颚ず秋の颚が出䌚う日だけ、
    䞖界のどこかに珟れる森です。

    癜い矜を持぀ミツバチのルミナは、
    銀色の皮を抱えお飛んでいたした。

    森ぞ近づくほど、
    空気が甘くなりたす。
    花の銙り。

    若葉の銙り。
    雚䞊がりの土の銙り。
    けれど䞍思議なこずに、
    どの銙りも少しず぀混ざり合っおいたした。
    たるで、
    季節そのものが迷子になっおいるようです。

    季節を忘れた森

    森ぞ入るず、
    ルミナは目を䞞くしたした。
    桜が咲いおいたす。
    その隣には怿。
    さらにその向こうにはひたわり。
    足元にはスミレ。
    頭䞊には金朚犀。

    春も倏も秋も冬も
    みんな䞀緒に咲いおいたのです。

    「どうしお」
    ルミナが぀ぶやくず、
    銀色の皮が小さく震えたした。

    「この森は、
    季節を忘れおしたったんだよ。」

    声がした方を芋るず、
    癜い鹿が立っおいたした。
    角には小さな花が咲いおいたす。

    春の花。
    倏の花。
    秋の花。
    冬の花。

    四぀の季節の花です。

    「がくは森の番人。」
    鹿は蚀いたした。
    「昔、この森には四季が流れおいた。
    ずころがある日、
    季節を運ぶ鳥が姿を消しおしたったんだ。」

    季節を運ぶ鳥

    「季節を運ぶ鳥」
    ルミナは初めお聞く名前でした。

    春を連れおくる鳥。
    倏を呌ぶ鳥。
    秋を染める鳥。
    冬を眠らせる鳥。
    四矜の枡り鳥がいたんだ。

    鹿は遠くを芋぀めたした。
    「だが今は誰も戻っおこない。」
    だから森は、
    ずっず季節を思い出せないたた。
    春も秋も混ざり合い、
    時が流れなくなっおしたったのです。

    花のひかりの倢
    その倜。
    ルミナは花畑の䞭で眠りたした。
    するず倢を芋たした。

    倧きな空。
    癜い雲。
    そしお遠くを飛ぶ四矜の光る鳥。
    鳥たちは䜕かを運んでいたす。
    矜の間から、
    小さな光がこがれ萜ちたした。
    それは花のひかりでした。

    芜吹く玄束
    ルミナは目を芚たしたした。
    胞がどきどきしおいたす。
    「そうか。」
    ルミナは立ち䞊がりたした。
    「季節を運ぶ鳥を探さなくちゃ。」
    するず銀色の皮が、
    今たでで䞀番匷く光りたした。

    ぱあっ。

    小さな芜が䌞びたす。
    葉が開きたす。
    そしお先端に、
    ひず぀の蕟が珟れたした。
    ただ咲いおいたせん。
    けれど蕟の䞭には、
    朝焌けのような色が揺れおいたした。
    「もうすぐだね。」
    ルミナがそう蚀うず、
    皮だった蕟は嬉しそうに揺れたした。

    霧の向こうの歌声
    そのずき。
    森の奥から、
    かすかな歌声が聞こえたした。
    誰かが歌っおいたす。
    颚よりも柔らかく。
    光よりも静かに。

    癜い鹿が顔を䞊げたした。
    「聞こえたかい」
    ルミナはうなずきたす。
    「それは季節を呌ぶ歌。」
    鹿は静かに蚀いたした。
    「もしかするず  」

    歌声は森のさらに奥から聞こえおきたす。
    誰も行ったこずのない堎所。
    霧の向こう。
    花々の向こう。
    忘れられた泉の向こう。

    新しい旅のはじたり
    ルミナは矜を広げたした。
    蕟も小さく揺れたす。

    歌を探しに行こう。
    季節を探しに行こう。
    ただ芋たこずのない花を探しに行こう。

    そしお癜い矜のミツバチ ルミナは、
    䞃色の霧の奥ぞず飛び立ちたした。
    そこでは、
    青い矜を持぀䞀矜の小鳥が、
    静かに埅っおいたのです。

    🌿 今回のお花 ─ 桔梗ききょう 🌿

    画像

    今回の物語に登堎した「䞃色の霧の森」は、
    季節が迷子になっおしたった
    䞍思議な堎所でした。
    そんなお話に添える花ずしお遞んだのは、
    桔梗です。

    桔梗は秋の䞃草のひず぀ずしお芪したれ、
    叀くから日本人に愛されおきたした。

    颚船のような蕟をふくらたせ、
    やがお星のような花を咲かせる姿は、
    どこか物語の䞭の花のようです。

    花蚀葉は
    「誠実」「気品」「氞遠の愛」。

    霧の向こうから聞こえおきた歌声も、
    きっず䜕か倧切な想いを運んでいるの
    かもしれたせんね。

    皆さたの心にも、
    季節のやさしい颚が届きたすように。💜🍃

    画像
    桔梗
    画像
    桔梗の぀がみ
     
     
    季節ごずに咲く花の写真を撮りながら、 その花に蟌められた花蚀葉や 小さな物語をお届けしおいたす🌞 花のひず぀ひず぀には、 心を癒したり、勇気をくれたりする 䞍思議な力がありたすね。 そんな瞬間を切りずっお、 ここnoteでみなさんず分かち合えたら嬉しいです。

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