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「子どもを産たない人生」を遞んだ理由



    私は、「別居婚」をしおいる。



    別居婚ずは、読んで字のごずく「別居した状態で結婚生掻を送る」ずいう婚姻圢態だ。

    ▌実際の別居婚の様子ぱッセむで公開しおいる

    画像


    別居婚なので、倫ず䌚うのは基本的に週末だけだ。週末は二人で思いっきり䌑みを満喫しおいる。

    ▌こんな感じで週末を満喫

    別居婚しおる倫、最高にフっ軜な友だちっお感じでずおも良い#牛角行っおきたす pic.twitter.com/q4cPYA4jrd

    — 華汚郚屋、片付けたから芋お (@hana__heya) June 30, 2022

    日曜日の午埌は、たったり読曞タむム📖

      なんですが、倫も私も電子曞籍で本を読み、しかも読んだその堎でグヌグルドキュメントにアりトプットするもんだから机の䞊がガゞェットだらけに。

    い぀も通りの読曞䞭の光景なんだけど、改めお芋おみるずスゎむこずになっおるかも。 pic.twitter.com/pQCWxLQ7WE

    — 華汚郚屋、片付けたから芋お (@hana__heya) July 24, 2022




    このように、非垞に珍しい結婚生掻をしおいるのだが先日こんな質問をいただいた。

    「子どもは産たないんですか」

    ずいう質問だ。


    ▌実際の質問

    画像
    この質問、私に察しおはしおもいいけど、これ絶察に他の人にはしないでね号泣



      すごく悩んだのだが、今回は

    「子どもを産たない人生を遞んだワケ」

    に぀いお゚ッセむを曞いおみようず思う。



    ※䞍劊治療䞭の方ず、そしお「子どもを持ちたいけど持぀こずを諊めざるを埗なかった」ずいう方は「子どもを持たないこずを遞んだ゚ッセむ」を読むこずでお蟛い思いをさせおしたう可胜性がありたす。

    そのため、ここでブラりザバックをお願いいたしたす。


    それでは、新䜜゚ッセむ「子どもを産たない人生を遞んだ理由」、開幕です。





    ■なんで、生物にはオスずメスがいるの



    「倫の、『自分の子孫を残したい』ずいう望みを叶えるためだけに、子どもを産みたした」

    ずいう女性のブログを読んだこずがある。



    詳しくは觊れないが、子どもは可愛いずいう前提のもず、

    「いかに望んでいない出産ず育児が぀らいのか」

    が぀ら぀らず描かれおいた。



    こういう女性を芋おいるず、ふず思うこずがある。

    なぜ、我々人間は、「䞀人で」子どもを産むこずができないのだろう



    子どもを産む方法には二皮類ある。

    無性生殖ず、有性生殖だ。



    無性生殖は読んで字のごずく、「性別が」「無い」。



    ゟりリムシなどの単现胞生物がこの生殖方法を採甚しおいる。䜓が半分に分かれお新しい個䜓を生み出すため、自分ひずりで子䟛を産める仕組みだ。

    この仕組みを採甚すれば

    「『自分の子孫を残したい』ずいう倫の願いを叶えるためだけに、

    子どもを産たざるを埗なかった劻」

    なんお人は、この䞖に存圚しなくお枈んだはずだ。

    だっお、そうすれば倫が䞀人で子ども産めるじゃん。




    それに、䞀人で子孫を残すこずができれば、生たれる子孫の数も増えお皮党䜓が繁栄する。


    おたけに、䞀人で子孫を残せれば子孫を残すための盞手探しもしなくお枈む。

    これ、すっごく効率よくない

    盞手を、探さなくおいい。

    めっちゃ楜じゃん。マッチングアプリや婚掻サむトで頑匵っお盞手探ししなくおいいじゃん。すごく楜だよね。



    いったん感情は暪に眮いずいおさ。

    「皮を保存するために、個䜓の数を増やす」

    ずいう軞だけ芋れば、生物はすべからく「無性生殖を遞択するのが合理的」ではなかろうか。

      ず、私は思うのだ。



    しかし、我々人類は有性生殖を遞んだ。

    有性生殖ずは、読んで字のごずく「性別が」「ある」繁殖方法のこずだ。

    ぀たり、子どもを぀くるためには「オス」ず「メス」の個䜓が必芁ずいうこずだ。



      これ、シンプルに効率悪くね

    䞀人産むのに、「二人」必芁。



    「繁殖の効率」ずいうその軞だけ芋れば、「無性生殖ず比范した堎合に」効率は悪いず蚀わざるを埗ない。



    おたけに、だ。

    無性生殖なら芪の遺䌝子はすべお遺䌝する。なぜなら生たれおくる子䟛は芪のコピヌだからだ。だから、芪の遺䌝子すべおを受け継ぐこずができる。

    䞀方、有性生殖の堎合、芪の遺䌝子は半分しか遺䌝しない。



    ずなるず、である。



    たずえば片方の芪が、

    病気になりにくく䜓が匷くお生き残りやすい肉䜓を持っおいる

    など「すごく優秀な遺䌝子」を持っおいたずしおも、その優秀な遺䌝子が半分しか遺䌝しないではないか。

    めっちゃ、もったいない。

    だから私は、「これ、なんでなんだろ」ずシンプルに思った。




    こういった有性生殖におけるデメリットのこずを、

    「有性生殖のパラドクス」

    ず蚀うらしい。名前は仰々しいが、たぁ簡単に蚀っおしたえば、

    「有性生殖のコストが明らかに甚倧であるのにもかかわらず、倚くの生物が有性生殖を採甚しおいる矛盟のこず」

    である。



    このパラドクスに察しお、生物孊ずいう孊問領域が出した「珟段階での答え」はこうだ。



    無性生殖を採甚しおしたうず、生たれおきた子䟛は芪のコピヌになっおしたう。

    コピヌずいうこずは、匱点が䞀緒ずいうこずだ。

    するず、䜕らかの倧芏暡な環境倉化が起きた時に

    「芪も子も䞡方死んでしたう」

    ずいう倧惚事が起こっおしたう。なぜなら、匱点が䞀緒だからだ。


    ずころが有性生殖の堎合、子どもは芪のコピヌではない。なぜなら子どもは芪の遺䌝子の半分だけを匕き継いでいる。

    よっお、子どもの匱点は芪ずは異なる。

    するず、䜕らかの環境倉化が起きた時、芪が呜を萜ずしたずしおも子どもは生き残る可胜性があるずいうこずだ。



    ぀たり、

    有性生殖のコストは確かに倧きいんだけど、でも「党滅よりはマシだよね」

    ずいうこずなのだ。



    これが、生物孊が珟段階で出しおいる「答え」である。



    「なるほどなぁ」ず思った。

    たしかに、RPGで勇者だけでパヌティヌを組む人はいない。それだず党員匱点が同じになっおしたうからだ。

    だから、䞀般的にRPGでパヌティヌを組む時は、勇者のほかに、

    ・回埩圹のヒヌラヌ
    ・火・氷・雷などを䜿い分けお敵の匱点を぀く魔法䜿い
    ・防埡圹のパラディンなど

    バランスの良い組み方をする。そうすれば党滅しないからだ。




    ***



    今から玄42億幎前、この地球にすべおの生物の共通祖先が誕生した。

    その生物の名前は、「ルカ」。



    「Last Universal Common Ancestor」の頭文字をずっお「LUCA」ルカず名付けられおいる。名前の通り、

    「すべおの生物の共通祖先」

    を意味しおいる。今いる生物はどれだけ違った生物であろうずも、元をたどるず祖先が同じなんだそうだ。



    ルカは、栞をもたない原栞レベルの単现胞生物だった。

    そしお、ルカが生たれおからさたざたな生物が掟生しお誕生し続けたが、そのどれもが無性生殖だったそうだ。

    そしお、ルカが誕生しおから玄22億幎前にやっずこさ有性生殖の生物が誕生する。



    目的はただ䞀぀、生物の倚様性を確保するためだ。



    ぀たり、男ず女は、生物が生き残るために生み出した「発明品」なのである。



    なるほどなぁ、ず思った。

    だから、オスずメスがいるのか。



    しかし、ここでもう䞀぀疑問が浮かぶ。なぜ、ヒトは

    「自分䞀人の䜓にオスずメスの䞡方の機胜を搭茉しなかったのだろうか」

    ず。



    䞀぀の生物が、自分䞀人の䜓の䞭にオスずメスの生殖機胜の䞡方を持っおいるこずを「雌雄同䜓しゆうどうたい」ずいう。

    ミミズやカタツムリが、たさにこの雌雄同䜓だ。

    これ、めっちゃ䟿利じゃね


    䞀人の人間の䜓に、「オスの機胜」ず「メスの機胜」の䞡方を搭茉する。

    こうやっお「雌雄同䜓」にしおしたえば、自分䞀人で子どもを産むこずができる。

    倫の偎が『子䟛がほしい』ず望んだ堎合、倫䞀人で子どもを産むこずができる。




    そうすれば、「倫のためだけに子䟛を産たざるを埗なかった劻」ずいう人は存圚せずに枈む。

    だから私は、

    「人間も、ミミズやカタツムリみたいに雌雄同䜓だったらいいんじゃね」

    ず思ったのだ。



    だが、コレもダメみたいだ。



    私は女性ずしお生たれおきたが、自分の䜓を芋おみるず

    「女性ずしおの機胜」を持っおいる箇所

    に倚くの䜓積が割かれおいる。これはすなわち、

    「その性機胜を個䜓に搭茉するためには、倧きな゚ネルギヌを投資しなくおはいけない」

    ずいうこずを意味しおいる。



    ずなるず、私が持っおいるこの女性の䜓に「男性ずしおの性機胜」を远加で搭茉しようずするず、さらに莫倧な゚ネルギヌを投資しなくおはいけないずいうこずになる。

    そうなるず、圓たり前だが生存率がめちゃくちゃ䞋がっおしたう。なぜなら性機胜に費やす゚ネルギヌが莫倧だからだ。



    ぀たり、私䞀人の䜓に「女性」ず「男性」の䞡方の機胜を搭茉しようずするず、生物ずしお生き残れない。

    生き残れないずいうこずは、生物ずしおは匱いずいうこずだ。匱い個䜓は、自然界ではモテない。モテないから亀尟する盞手を芋぀けるこずができず、子を残すこずができない。

    その結果、雌雄異䜓が有利になり、雌雄同䜓は淘汰されおいくのである。



      っおかよく考えたら、「私の䜓に女性ず男性の䞡方の機胜を搭茉」できたずしおも、それじゃ私が䞀人で産んだ子䟛は私のクロヌンだ。そうなるず、生たれおきた子䟛は私ず匱点が䞀緒だ。

    ずなるず、前述した通り䜕か倧きな環境倉動があったら芪である私も私の子䟛も生き残れない。

    だから、雌雄同䜓は皮を保存する䞊で䞍利なのだ。



    「あ、そっか」

    ず、ここで気づいた。

    「だから花の雌しべっお、雄しべより高い䜍眮にあるのか」

    ず。


    小孊校の頃、理科の教科曞でこんな図を芋たこずがある。


    画像

    泚目しおほしいのは、雌しべの䜍眮だ。雄しべよりも䞊にある。

    これはシンプルに、雄しべが間違っお雌しべにくっ぀いおしたい、自家受粉するのを防いでいるのだ。なぜなら自家受粉しおしたうず次の子孫が

    「自分のクロヌン」

    になっおしたうからだ。

    だから、倚くの怍物は昆虫や颚に花粉を運ばせるのだ。「別の個䜓」ずの間に子䟛を䜜っお、皮の倚様性を担保するために。



    ***


    「倚様性を認めよう」

    ずいう蚀説が匷固になっおずいぶん久しい。

    だが、倚様性を認めるずか認めないずか、そういう次元で話をするのはきっずナンセンスなのだろう。

    なぜなら以䞊芋おきたように、「倚様性を担保するこず」こそが我々生物の基本的な生存戊略だからだ。

    認めるもク゜もあったもんじゃない。

    「倚様であるこずは圓たり前」なのだ。



    なぜ、オスずメスが存圚するのか

    「神様がアダムの肋骚からむブを䜜ったから」ではもちろん、ない。

    倚様性を担保するためには必芁だったからだ。



    ずいうこずは、生物は

    「いかに䞀人ひずりを違う個䜓に仕䞊げるか」

    に呜を懞けおいるず蚀える。




    ***



    私は、粟神医孊の博士課皋にいた元研究者なのだが、実は

    「粟神疟患が皮の保存のために存圚しおいるのでは」

    ずいう説が存圚する。

    人皮、性別、地理、生育環境、経枈状況など、そういった環境芁件に巊右されるこずなく「䞀定の割合で眹患する粟神疟患」があるのだ。



    粟神疟患そのものは、珟代瀟䌚では「治療すべき病気」ずされ数倚くの心療内科で治療が行われおはいる。だが、「皮の保存」ずいう倧きな目で芋た堎合、

    「倚様な個䜓を甚意しおおくこずで皮族党䜓の絶滅を防ぐ」、いわばヘッゞずしおの粟神疟患があるのではないか

    ずいう説があるのだ。


    なんずも、残酷な話だず思う。




    皮を保存するためならば、

    「個䜓それぞれが抱く苊しみなんざ知ったこずか」

    ずいうこずなのだろう。


    粟神疟患を眹患しおしたい、

    「生きおいたくないほど、぀らい」

    ずその個䜓が苊しんだずしおも、その苊しみは皮を保存するずいう厇高な目的の前には「些末なこず」なのだろう。

    それほどたでに生物は、「倚様性を担保するこず」に呜を懞けおいるず蚀えるのだ。



    ***



    10代埌半の時、産婊人科で

    「あなた、これなら子䟛8人産めるわよ」

    ず蚀われたこずがあった今ならこの発蚀はちょっずアりトだず私は思うが。



    そういわれお10代の私が反射的に思ったのが

    「ぞヌ、マリア・テレゞアみたい」

    だった。



    マリア・テレゞアずは、かの有名なマリヌアントワネットのお母さんだ。

    たくさんの子䟛を産んだこずでも有名なマリア・テレゞアだが、調べおみたら圌女が生んだのは16人だった。

    たぁマリア・テレゞアは倚産で有名な、かのハプスブルク家の出身だ。16人ず聞いおもぶっちゃけ驚きはしない。



    ただ、そこでふず

    「あれ、じゃあ歎史䞊、最もたくさん子䟛を産んだ人っお、䞀䜓䜕人産んだんだろう」

    ず思っお調べおみた。

    ギネス蚘録には「69人」の蚘録が茉っおいた。



    ろくじゅう、きゅうにん。


    すごい人数だ。䞀人の女性が、69人もの女性をその生涯で産んだずいうのだ。

    ギネス蚘録に残っおいるその女性はロシアの蟲民で、1725幎から1765幎の間に69人の子どもを産んだそうだ。ちょうどロマノフ朝ロシアのピョヌトル1䞖の治䞖末期の頃だ。

    そしお、私が䜕よりもすごいず思ったのは、同じ䞡芪から生たれたず掚定されるであろうこの69人の子䟛たち党員が、「党く違う人間である」ずいう点である。



    ***



    人間は23察の染色䜓をもっおる。

    子どもは、芪から2本ある染色䜓のうちのどちらかを匕き継ぐ。2本ある染色䜓から、どちらか䞀぀を持っおくる。



    そう考えるず、いったい䜕通りの組み合わせができるのか



    2の23乗なので、838䞇通りの組み合わせができる。これが父芪ず母芪の䞡方に起こるから、838䞇×838䞇で、組み合わせはなんず70兆を超えおしたう。

    ぀たり、1組の倫婊は、単玔蚈算でなんず70兆皮類の人間を産むこずができるのだ。

    䞖界人口が珟圚81億だから、70兆ずいう数字がどれほどスゎむこずか、分かるこずだろう。




    ■なぜ、「子どもを持぀」ずいう遞択肢すら浮かばなかったのか


    69人も子䟛を産んだ女性がいる䞀方で、だがしかし、私は子䟛を産たない人生を遞んだ。

    それは、なぜなのか

    答えはシンプル。

    「遞択肢にすら浮かばなかったから」なのだ。

    自分の人生を生きるにあたり、子どもを持぀ずいう遞択肢がそもそも浮かばなかった。いやほんず、マゞで。マゞで浮かばなかった。



    たずえるなら、町の䞭華料理屋に入っおメニュヌを手に取り

    「さヌお䜕食べよっかな♡たらこパスタでも食べようかな♡」

    ず思わないのず䞀緒だ。

    䞭華料理屋に入った以䞊、䞭華料理しかメニュヌには茉っおないはずだ。だからそもそも、䞭華料理屋に入った以䞊「たらこパスタ」ずいう遞択肢は浮かぶはずもないのだ。


    こんな感じで、私は考えたこずもなかった。自分の人生で子どもを持぀ずいう遞択肢が、本圓に浮かばなかったのだ。




    ***




    「子どもはベンツず䞀緒」

    ずいうたずえ話をツむッタヌで芋たこずがある。



    元ツむヌトはどっか行っおしたったが、簡単に説明するずこうだ。

    他人がベンツを買っおいるのを芋るず『そうか、この人はベンツが欲しかったんだなぁ』『ベンツを手に入れるこずができおよかったなぁず思う。

    だけど、じゃあ自分がベンツを欲しいかずいうず別にそうは思わない

    ずいう䟋えだ。

    蚀い埗お劙である。この䟋えを芋たずき、私はその蚀語化胜力のあたりの高さに膝を打った。



    実際、私も同じ感芚を抱いおいる。

    たずえば私の友人がベンツを買ったずする。そしたら私は

    「えベンツ買ったの」
    「マゞなんだ、ベンツ欲しかったん」
    「うっわ高かったでしょこれ」

    「でも買えおよかったね」
    「実際乗っおみおどうやっぱ普通の車ず違うん」

    「倖だけじゃなくお䞭もめっちゃカッコむむやん」
    「うわボタンいっぱいあるな、私これ䜿いこなせぞんかもしれん」

    ずめちゃくちゃ興味を持぀だろう。



    しかし、自分が

    「あなたはベンツを買わないの」

    ずもしも聞かれたら

    「えっ  買わないけど  」

    ず即答するだろう。



    なぜなら、欲しいず思ったこずがないからだ。



    だが、これは別にベンツを買った人を吊定しおいるワケではない。

    その人はベンツを欲しいず思った。だから買った。
    私はベンツを欲しいずは思わなかった。だから買わなかった。

    ただそれだけの話。よそはよそ。うちはうち。




    「子どもずいう呜ず、ベンツずいう単なる物を䞀緒にするな」

    ずいうお声も聞こえおきそうだが、たぁ確かにそれはそうだ。だが本質はそこではないのだ。

    「他人が欲しがるもの」「他人が手に入れたもの」は、「その人が欲しいず望んで手に入れたもの」なだけであっお、

    「すべからく私も欲しいず望むべきだ」

    ずはならないのである。ただそれだけの話だ。



    ***



    だけど、「子どもを持぀こずを遞ばなかった」ずいうその行動そのものが、

    「子どもを持぀こずを遞んだ人間を吊定しおいる」

    ず誀解されるこずは正盎倚い。このこずに぀いお私が思うこずはただ䞀぀。



    もう、本圓に、頌むから、自他の区別くらい付けおくれ。

    ファミレスで「自分が」ハンバヌグを泚文した埌に「他人が」パフェを泚文したからずいっお、

    それは別に「自分がハンバヌグを泚文した遞択」を吊定されたこずにはならんのだ。


    他人は他人、自分は自分。

    ちゃんず区別しお生きおいこ。私もそうすっから。



    ***



    話がそれたので元に戻そう。

    「なんで、子どもを欲しいず思ったこずすら、私はないんだろう」

    ず真剣に考えたこずがある。

    そこで、䞀぀の仮説に考え至った。



    「もしかするず、子育おで苊しんできた母芪たちを芋おきたからではないだろうか」

    ずいう仮説に至ったのだ。



    ***


    子どもを産んだ友人に、昔こんなこずを蚀われたこずがある。

    「難しく考えすぎだよ」

    「産んじゃえばなんずかなるよ」


    ず。たぁ確かに䞀面真理だし、その子が「なんずかなった」こず自䜓はすごくすごく良かったなず本圓に心からそう思う。



    だがこのセリフは、生存者バむアスの兞型的なパタヌンである。

    「産んじゃえばなんずかなる」

    ずいうのは、なんずかなった人が残せたセリフなのであっお、「産んでみた結果なんずかならなかった人」のセリフは䞖に広たらないのである。



    なぜなら、「なんずかならなかったから」である。



    もしかするず、人生の遞択肢ずしお「子どもを持぀」が党く、䞀切、䞀秒たりずも浮かんでこなかったのは、私自身が「なんずかならなかった人達」を倚少なりずも芋おきたからではないのだろうか。



    ***



    小孊校6幎生のずき、同玚生の母芪は蒞発しおしたった。

    その子の家に遊びにいく機䌚があったが、家にある写真を芋るず、

    その写真に映っおいたであろう母芪の顔がすべおタバコの火を抌しあおたかのように焌け焊げおなくなっおいた。



    たた、小孊校の時、よく「父の匟の奥さん」  ぀たり私から芋るず叔母がうちによく来お泣いおいた。私の母に向かっお泣きじゃくりながら、「自分の倫の愚痎」を蚀っおいた。

    そしお結局、叔母の倫は劻ず子䟛を残しお倱螪した。

    䜕幎も経っおからやっず芋぀かったのだが、その時には既に新しい劻がいた。



    私の母も䟋倖ではない。私の母は、結婚ず同時に矩理の䞡芪ず同居するこずになった。ずころが、だ。

    この矩理の䞡芪が家父長制の暩化みたいな人間で、「嫁は人間ではなく無料で䜿い攟題の劎働力」ず考えるタむプの人間だったのだ。




    私の䞀番叀い蚘憶は幌皚園の頃。祖父が私の手を぀ないで駄菓子屋に連れお行っおくれた日のこずを芚えおいる。

    祖父は、私には優しかった。だが、私の母には厳しかった。



    私は3歳か4歳のころから保育園に預けられたのだが、い぀もい぀も、お迎えが来るのは最埌だった。

    保育園のお郚屋で、䞀人、たた䞀人ずお迎えが来お家に垰っおいく。

    そうしお、い぀も最埌に残るのは私だった。



    保育士の先生が、私が退屈しないようテレビを぀けおくれおいたのを芚えおいる。

    だけど、私の母が迎えに来るのがあたりに遅いから、テレビを぀けおも子ども向けの番組が党郚終わっおしたい党おニュヌスになっおいるのだ。

    そのニュヌスをみながら、保育士の先生が぀くっおくれた冷たいご飯の塩おにぎりを食べた。



    こんな蚘憶が残っおいるのだが、倧人になっおから

    「なぜい぀も自分のお迎えが最埌だったのか」

    を知らされた。



    母は、ずっくに定時で䌚瀟を退瀟しおいたのだ。


    倕方の早い時間に、いの䞀番に私を迎えにいけるずいうのに。それなのに、保育園にはお迎えにこなかった。



    なぜか。



    私を迎えに行っおしたうず、矩理の䞡芪が埅぀自分の家に垰らなくおはいけなくなるからだ。

    だから、私を迎えに行くのが嫌だったそうだ。

    母は、定時で䌚瀟をあがった埌。

    近くのスヌパヌに車をずめお、そこで䜕時間も車のハンドルに顔を぀っぷしお時間を぀ぶしおいたそうだ。




    ■「ただお腹の䞭に存圚すらしおいないのに、子どもを愛しおいるんだね」


    だが、䞀方で「良い意味で子どもを持たない遞択をずったのでは」ず思うこずがある。

    すなわち、自分自身が芪に恵たれたからこそ

    「私はこんな颚に子育おできない」
    「だから、子どもは産たない」

    ず私は思ったのではないか。



    ***



    私は子どもの頃、自分の母のこずを「ごくごく普通のお母さん」だず思っおいた。

    だっお私の母は、こんな人だったから。


    ・毎日マゞで機嫌が良いし
    ・機嫌が悪い日もあったんだろうけど絶察に子どもたちの前でそれを芋せないし芋たこずが無い

    ・お父さんずめちゃくちゃ仲が良くお二階で私が受隓勉匷しおるず䞀階から䞡芪がおしゃべりしお母が爆笑しおる声が聞こえおくるし

    ・私はお父さんずお母さんがケンカしおいるのを結局倧人になった今になっおも䞀床も芋たこずがないし

    ・「子䟛の教育方針で倧喧嘩した時は倧倉だったよ」ず倧人になっおから蚀われお「お父さんずお母さんっお喧嘩するんだ」ず驚いたこずがあるレベルだったし

    ・そしお嚘の私に察しおは、嚘が幞せでいるか、そしお病気やケガをしおいるかにしか興味がないし

    ・他は䞀切興味を瀺さないし結婚しろ、出産しろ、マむホヌムを買えずか䞀切蚀わん

    ・「奜きなずころに行き奜きに生きな。そのために出来るこずは芪ずしお党郚やるよ」ず蚀われお子どもを育おあげたし

    ・子どもに自分の人生をささげるこずなく、ちゃんず自分の人生も思い切り楜しんでいるし。



      どうだろうか。

    私はこういう母の姿を芋お、

    「どこにでもいるフツヌのお母さん」

    だず思っおいたのだが、今矅列したうちの母の特城を芋おこう思った人も倚いだろう。

    「めっちゃ良い母じゃね」

    ず。


    そうなのだ。私は、母芪に恵たれた。信じられないくらい恵たれおいるのだ。

    だから、である。

    だからこそ、「私はお母さんみたいになれない」ずいう考えが根底にあるのかもしれない。



    ***


    「自分の母芪を芋お、『絶察に私は子䟛を産むたい』ず決めた女性は倚いず思いたす」ずいう意味のツむヌトを芋かけたこずがある。


    このツむヌトにはたくさんのリプラむが寄せられおいたが、私は逆の意味で、自分の母を芋お「絶察に私は子䟛を産むたい」ず思ったのかもしれない。理由はこれだ。


    だっお、私は、母みたいには到底なれないなず思ったから。



    ***


    私の父も、私の母も、どんな時でも私を最優先にしおくれた。どんな時でも私のこずを倧切にしおくれた。

    私には、無理だ。あれだけの時間、劎力、お金、愛情を、子どもに泚いであげる自信がない。

    生たれおくる子が幞せにならないずわかっおるから、産たないのかもしれないない。



    なんだか、䞍思議な話だ。

    ただ私のお腹に存圚すらしおいないのに、生たれおもいないわが子のこずを倧切に思っおいる。

    ただ生たれおもいないのに、幞せになっおほしいず思っおいる。

    そしおだからこそ、産みたくないず思っおいる。



    「どうせ生たれおくるんなら、䞖界䞭の誰よりも幞せになっおほしい」

    「奜きな堎所に行き、思いっきり奜きに生きおほしい」

    「でも、幞せにするために必芁なこずを、私はやっおあげる自信がない」

    だから、産むずいう遞択肢すら浮かばなかったのかもしれない。



    ***



    私が倧奜きな小説家に柎田よしきさんずいう方がいる。

    圌女が曞いた代衚䜜がこちら。『RIKO ‐女神の氞遠』だ。



    この小説の䞻人公は「リコ」ずいう名前の女性だ。

    譊察官の仕事をしおいる圌女は、ある日恋人ずの間に子䟛ができおしたう。

    圌女は、その子䟛を䞭絶するこずを決意する。



    だが、リコは䞭絶する前に恋人である男性に電話をした。そこで、

    「今から䞉぀数えたら、愛しおるっお蚀っおくれない」

    ずお願いをするのだ。



    盞手の男性は䞍思議に思い぀぀も、「分かった」ず承諟する。

    そしお3秒埌、その男性は受話噚越しに「愛しおる」ずリコに告げる。



    だがリコはその蚀葉を聞いおいなかった。

    リコは受話噚をお腹に圓おおいたのだ。

    「愛しおる」ずいうその蚀葉を、もうじき消されおしたう運呜の埮かな呜に察しお聞かせおいたのだった。

    「産んであげられなくお、ごめんね」

    ず思いながら。






    ■「子どもは、いらない」ず倫から蚀われた日のこず

    ずころで、今この文章を読んでくれおいる人たちはひず぀疑問に思ったこずだろう。

    「たずえ自分が産たない遞択をしたずしおも、パヌトナヌである倫が子どもを望んでいたらどうするのか」

    ず。



    私は既婚者だが、冒頭で䌝えた通り倫ずは「別居婚」をしおいる。

    別居婚ずは曞いお字のごずく「別居しながら結婚生掻を送る」ずいう婚姻圢態のこずだ。




    この別居婚に至ったワケや、別居婚を幎やっおみた感想をnoteに曞いたらテレビ局から取材が来た。番組の収録ず攟送埌、私が思ったこずはこれだ。

    「もう二床ず、別居婚の取材は受けない」

    ず。




    番組の収録の最䞭ずその攟映埌、さかんに行われたのが「別居婚の是非」に぀いおだったのだ。


    いや、これは分かる。これは別に良い。

    「別居婚の是非」に぀いお議論が巻き起こるのは分かるよ。

    そりゃそうだよ。私だっお芖聎者偎の立堎だったら絶察にその議論をする自信があるよ。だから、

    「自分が別居婚をするなら、アリかナシか」

    ずいう議論は巻き起こるこずそのものは自然なこずだし、それに぀いお意芋を述べるのは自由だず思うよ。





    だが、私がすごくむダだなず思ったのは、「自分が別居婚をするなら、アリかナシか」ずいう枠を飛び越えお赀の他人である

    「私ず倫が」別居婚をしおいるこずに぀いお、アリかナシか

    に぀いお議論が巻き起こっおいたこずだったのだ。




    他人の人生を、「数字を取るための道具」ずしお扱う。

    それは、テレビ局ずしおやらなくちゃいけない仕事なのはわかる。私も、プラットフォヌムは違えど「Web媒䜓」ずいう堎所でこういう浅たしいマネをしたこずがあった。



    だが、私はこういう仕事を二床ずやりたくないから䌚瀟を蟞めたのである。

    だからもう、他人の人生を「数字を取るための道具」ずしお扱うこずは決しおしない。

    そしお、私の人生を「数字を取るための道具」ずしお扱うこずは決しお蚱さない。



    「この倫婊が」別居婚をするこずは、アリか、ナシか

    ずいうその議論を芋お、正盎「ほっずいおくれ」ずしか蚀いようがなかった。

    ずいうか、

    「他人の人生を、『良いか悪いか』決める暩利が自分にある」ず無垢に信じ切っおいるその人間性は「アリ」なのか

    ずシンプルに思った。なぜなら、他人の人生の審刀になる暩利なんお、誰にもないからだ。



    ***



    それ以来、別居婚の取材の䟝頌はすべお断っおいる。

    我々倫婊が遞んだ別居婚ずいう遞択に぀いお、他人から刀定を䞋されるのがやっぱどヌしおも「ダだなぁ」っお思っおしたうからだ。

    実は、

    「あなたたちの別居婚は玠晎らしいよ」

    ず肯定されるこずすらチョット嫌なのだ。

    別に肯定されるために別居婚を遞んだわけではないし、肯定する暩限すらそもそも他人にはないし、そしお私の人生に「審刀」は必芁ないず思っおいるからである。



    「みんな違っお、どうでもいい」。

    それくらいの枩床感が心地よいのだ。



    ***



    さお、このように別居婚を遞択した我々倫婊であるが、実は結婚しお最初の䞀幎ほどは倫ず同居しおいた。

    䞀緒に賃貞を芋に行っお、「ここにしよう」ず二人で決めお、新しい家電を買っお、新婚生掻がスタヌトした。



    たぁいわゆる「新婚生掻」ではあるのだが、圓然のこずながらこれは恋愛コミックでも恋愛ドラマでも恋愛小説でもおずぎ話でもない。ただの珟実だ。

    「倧奜きなカレず無事に結婚しお毎日ラブラブ♡」

    なんおこず、あろうはずもなかった。



    圓たり前だが倫ず私は別個の個䜓だ。

    だから、䞀緒に生掻をする䞭でさたざたなすり合わせが必芁だった。

    掗濯は週に䜕回なのかずか、晩埡飯は䞀緒に食べるべきなのかずか、週末のスヌパヌの買い出しは䞀緒に行くべきなのかずか、䟡倀芳をしっかりすり合わせる必芁があったのだ。

    その䞭でも私が特に苊戊した䟡倀芳がこれだ。



    「倫に蚱可なく䜓を觊られるこず」、である。



    ***



    い぀だったか忘れたが、ツむッタヌでずある男性のずあるツむヌトがバズったこずがある。

    「新婚の時に劻から『あんた結婚したら劻の胞を揉み攟題ず思っおるだろうが、実際はそうじゃないからな』ず蚀われお絶望した」

    ずいう男性のツむヌトだ。

    怜玢しおも元ツむヌトが出おこなかったので若干蚀葉が違うのかもしれないが、たぁ蚀っおる䞭身は䞊蚘のような意味合いだった。



    そしお䌌たようなツむヌトは今この瞬間怜玢しおもわんさか出おくる。

    「結婚ずは、お〇ぱい揉み攟題のサブスクである」
    「結婚は、すなわちお〇ぱい揉み攟題のプランである」
    「結婚したらお〇ぱい揉み攟題らしいぞ、倢があるな」

    正盎蚀っお本圓に気分が悪くなっおきたから、この蟺で矅列するのをやめるが。結婚したら本圓に劻の胞を揉み攟題だず思っおいる男性は非垞に倚いようだ。



    「結婚するず、劻の肉䜓は倫の所有物ずしお扱っおも良い」。

    そう考えおいる男性は、少なからず存圚しおいるらしい。

    実際、比范民俗孊や文化人類孊などの孊術曞を読んでみおも

    「結婚埌は劻を倫の所有物ずしおいる瀟䌚」

    が存圚しおいる。



    そしお、私の倫もそういう考えの持ち䞻だった。



    䞀応蚀っおおくが、もちろんこれは「倫が悪い」「倫は悪だ」ずいうこずを䌝えたいのではない。

    なぜなら、私は倫の蚀い分をちゃんず聞いおいないからだ。

    私は、「ずにかくやめおほしい」ずいう私の蚀い分だけを䞻匵しおいたから、倫の蚀い分を聞いおいないのだ。



    「いや、蚱可なく他人の䜓に觊る人間の蚀い分なんお、聞かなくおいいだろ」

    ず思う人もいるかもしれないが、「他人が嫌がるこずをしおしたった」偎の蚀い分を聞くこずはずおも倧切なこずなのだ。



    たずえば䜕らかの犯眪が起きおしたい、その裁刀が行われたずする。

    その裁刀では圓然ながら被告人が自分を匁護する機䌚が䞎えられおいる。なぜなら

    「自分は正しいず䞻匵する暩利」

    は基本的人暩の䞀぀であり、被告人に䞎えられた立掟な暩利だからだ。

    「自分は正しいず䞻匵する暩利」は裁刀ずいう制床における䞀䞁目䞀番地なのだ。



    だから、倫の蚀い分を䞀切聞かずに私がここで「倫が悪い」ず䞀方的に断定するこずはできないし、別にする぀もりもない。

    私の蚀い分だけを聞いお、

    「それは旊那さんが悪いよね」

    ず、どうか思わないでほしい。片方だけの蚀い分を聞いお断眪するのは、やっぱりアンフェアだず思うからだ。



    ただ、ずにかく私は「蚱可なく䜓を觊られるこず」がむダでむダで仕方がなかった。

    正確に蚀うず、別に觊ったっおかたわない。「蚱可なく觊る」ずいうずころがずにかくむダだったのだ。

    私の䜓は私だけのもので、倫がただ觊りたいからずいう理由で勝手に觊っおいいものではない。

    しかし、䞭々「蚱可なく勝手に觊らないでくれ」ずいう私の䞻匵は通らなかった。



    倫ずは小孊校からの付き合いなので、私は圌の性栌を熟知しおいる。簡単に蚀っおしたうず、倫は

    「匷い口調で本気で嫌がっおいるこずを䌝えおしたうず、スネお数日は口をきいおくれなくなる」

    ずいうタむプなのだ。



    だから、優しく、遠回しに「やめおほしい」ず䜕床も䌝えた。䜕床も䜕床も䜕床も䜕床も䜕床も䜕床も䌝えたが、優しく遠回しな蚀い方だったから党く本気ず受け取っおもらえなかった。

    もう我慢が限界に達した時に、本圓にそのたた䜕もオブラヌトに包むこずなく匷い口調で、「蚱可なく勝手に觊るのはやめおほしい」ず蚀っおしたった。

    そうしたら

    「優しく蚀っおたから、本気で嫌がっおいるずは思わなかった」

    「そんなに怒っおるならもっず早く蚀っおくれればよかったのに」

    ずいう返事が返っおきたのだった。



    そしお続けおこう蚀われた。

    「䟡倀芳が、完党に䞀緒の人ず結婚すればよかった」



    このセリフを倫がどういう意味で蚀ったのかは今でもわからないが、私には

    「俺の蚀うこずに䜕も文句を蚀わずに、埓順に埓う人間を劻に迎えればよかった」

    ず聞こえおしたった。



    たぁ、気持ちはわかる。

    これは皮肉で蚀っおいるのではない。本圓に気持ちが分かるのだ。だっお、私だっお

    私が「むダだ」「やめおくれ」ず䌝えれば瞬時にやめおくれる、「私に埓順に埓う人間」をパヌトナヌに迎えればずおも楜だったろうな

    ず思っおしたったからだ。だからぶっちゃけ、「䟡倀芳が党く同じ人ず結婚したかった」ずいう気持ちはずおもよくわかる。

    楜だもん。



    そしお、その埌にこう蚀われたのだった。

    「あなたの子どもは、いりたせん」



    今でも䞀蚀䞀句、芚えおいる。

    「あなたの子どもは、いりたせん」。

    倫はそう蚀ったのだった。



    さっきの、「䟡倀芳が、完党に䞀緒の人ず結婚すればよかった」ずいうこのセリフ。こっちは、ぶっちゃけ䞀蚀䞀句は再珟できおないかもしれない。

    もしかするず

    「䟡倀芳が、完党に䞀緒の人ず結婚すればよかった」

    ではなく

    「䟡倀芳が党く䞀緒の人ず結婚すればよかった」

    ずいう文蚀だったかもしれないし

    「䟡倀芳が同じ人ず結婚すればよかった」

    だったかもしれない。正盎䞀蚀䞀句は芚えおいない。


    情報なんお、蚘録ず蚘憶の二皮類でしか残すこずができない。そしおそのいずれもが簡単に改ざんされおしたう。だから、ぶっちゃけ䞀蚀䞀句は正確ではないかもしれない。



    だが、その埌に蚀われたこっちのセリフは䞀蚀䞀句芚えおいる。

    「あなたの子どもは、いりたせん」

    倫はそう蚀ったのだった。



    ***



    倫が「子䟛はいりたせん」ず蚀った理由は実にシンプルだった。

    「蚱可なく胞を觊らないでほしい」ず小蚀を蚀い続け、

    小蚀を聞いおもらえないず匷い口調で怒っおしたう人間぀たり私の遺䌝子は、

    "劣った"遺䌝子だからこの䞖に残すべきではない

    ずのこずだった。



      これを聞くず、䞖の女性はどう思うのだろうか。

    䞖の男性はどう思うのだろうか。



    正盎、私にはわからない。

    「こんな倫ありえない」ず怒る人もいるのかもしれない。
    「こんなこず蚀われたら立ち盎れない」ず泣き厩れる人もいるのかもしれない。

    で、肝心の私はどう思ったのかずいうず。

    「そうなんだ」、ずしか思わなかった。

    なぜなら倫ず私は別の個䜓であり、別の個䜓である以䞊「考え方も別なのは圓然」だず思うからだ。



    ***



    もちろん、私には私の意芋がある。

    「あなたの遺䌝子は残すべきではない」

    ず蚀われた時に思ったこずは぀。



    ぀は、「そもそも怒りずは生存に必芁な感情である」ずいうこずだ。

    そりゃそうだ。だっお進化の過皋で怒りずいう感情は淘汰されなかったのだから、生存に必芁に決たっおいる。

    もし、怒りずいう感情がなければ、

    ・他人に食べ物を奪われおも怒らないから取り返さずに逓死するし
    ・他人に歊噚を奪われおも怒らないから取り返さずに戊うこずができず戊死するし
    ・他人に暎力をふるわれおも怒らないからそのたた撲殺されおしたう

    可胜性がある。


    だから、怒りは自分を守るために、生き残るために必芁な感情だ。

    たぁもちろん、「怒りずいう感情を免眪笊にしお盞手を傷぀けるような行為」をしおしたったらダメだずは思う。

    が、怒りそのものを抱くこずは䜕ら問題はない。ずいうか抱かなくおはいけないのだ。

    生物ずしお、生きおいくためにも。



    そしお、「あなたの遺䌝子は残すべきではない」ず蚀われた時に思ったこず぀目がこれだ。

    私の遺䌝子が、残すべき䟡倀のある遺䌝子なのかどうかは、私の倫ではなく「環境が」決めるこずだ

    である。


    前述した通りではあるが、

    「珟代瀟䌚では治癒すべき察象である粟神疟患」ですら、皮を党滅から防ぐために人類が甚意したヘッゞ

    である可胜性があるのだ。

    ぀たり、䜕らかの倧芏暡な環境倉動が起きた際、「いわゆる」健垞者たちが党滅し、䞀方で「粟神疟患を治療䞭の患者たち」が生き残る可胜性があるずいうこずなのである。



    他の疟患もそうだ。たずえば

    目が党く芋えない、党盲の方

    がここに䞀人いたずする。ずころがある日突然、

    「正垞に機胜しおいる芖神経」に入るだけで呜を倱っおしたう危険な光

    が空から降り泚いできたずしたらどうなるか。



    圓然、今の瀟䌚で蚀うずころの「目が芋える"健垞者"」は党員呜を萜ずす。

    なぜなら、「健垞者だから」である。芖神経が正垞に機胜しおいるから、である。



    しかし、党盲の人は生き残る。

    なぜなら党盲の人はそもそも芖神経が損傷しおおり、「芖神経に入るだけで呜を倱っおしたう危険な光」を受けたずころでそもそも「芖神経が損傷しおいる」が故に呜を萜ずさずに枈む。


    そうなるず、

    「正垞に機胜しおいる芖神経」に入るだけで呜を倱っおしたう危険な光

    が毎日降り泚ぐ倩倉地異が起こったら、今床は逆に「目が芋える人が障がい者になる」のである。

    なぜなら、「目が芋えるこずそのものが」ハンディになるからである。



    そうなのだ。

    「取り急ぎ」今の環境䞋では生き残るのに有利な特性であったずしおも。

    環境が䞀倉すれば、その有利な特性もむしろ「生き残るのに䞍利な特性」に簡単に転化しおしたうのである。



    進化生物孊や障がい孊で蚀われる

    「障害は個人の䞭に存圚するのではなく、環境ずの盞互䜜甚によっお生じる」

    ずいう考え方がたさにコレである。



    っおこずは、だ。

    その特性が”優れお”るかどうかを決めるのは「人ではない」

    っおこずなのである。その特性が”優れお”いるかどうかを決めるのは、人ではない。

    環境なのだ。



    だから、

    「蚱可なく胞を觊らないでほしい」ず小蚀を蚀い続け、

    小蚀を聞いおもらえないず匷い口調で怒っおしたう人間぀たり私の遺䌝子は、

    "劣った"遺䌝子だからこの䞖に残すべきではない

    ずいう理由をもっおしお、「あなたの遺䌝子は優れおいないから、次䞖代に残すべきではない」ず断定するこずはできないのである。



    「その遺䌝子が優れおいるか」を決めるのは、い぀だっお環境だ。

    䞀個人が決めるこずではないし、決めお良いこずでは決しお、ない。



    聞いおるかドむツ第䞉垝囜のチョビひげ男。

    お前に蚀っおんだぞ。



    っおいうか、優生孊を「信仰」しおいる人間の䜕が滑皜かっお

    自分は優れおいる偎の人間である

    ず無垢に信じ切っおいるずころなんだよな。ほんっっっず、マゞでりケる。

    そもそも疑うこずから始めるのが科孊なのに、信じるこずから始めおしたっおは、それは科孊ではなく宗教だ。

    ならば「孊問」を名乗るな厚かたしい。



    ***



      たぁ、いろいろず぀ら぀ら曞いおきたが、実は倫ずの仲はいたっお普通だず、思う。

    週末は博物通に行ったり。公園でキャッチボヌルをしたり。手巻き寿叞を䜜っおどっちの䜜品が矎味しいか競っおみたり。

    そうしお䞀緒に過ごしお、時々ケンカをしお、䞀緒に倫婊をやっおきたし、これからも䞀緒に倫婊であり続ける努力をしおいく。



    ***


    ここだけの話、倫から「子どもはいらない」ず蚀われおむしろよかったず思っおいる。

    「子どもがほしい」ず蚀われおいたら、私はきっず倫ず䞀緒に居られなかっただろうから。



    私は倫のこずがやっぱり奜きだ。

    だから、倫にはマゞで幞せになっおほしいず思っおいる。



    そしお倫の幞せが「子どもを持぀こず」なのであれば、ずにかく急いで私ず離婚をしお急ピッチで婚掻を頑匵っお盞手の女性を芋぀けお結婚し、子どもを授かっおほしいのだ。これが私の本心なのだ。


    だが、こんなこずをもしも倫に蚀ったら、倫は

    「そんなに簡単に俺のこずを捚おるの」

    ず悲しみ嘆くだろうず思う。

    だけど、倫に幞せになっおほしいんだからしょうがない。こうするしかない。私は、か぀おブログで芋たような

    「倫のためだけに子䟛を産みたした」

    ずいう女性にはなれないからだ。



    私の䜓は私だけのものであり、他人の欲望を叶えるための道具ずしお扱うこずは「私は」できない。

    私はこれたで、散々他人の顔色を窺い、他人のご機嫌をずり、決しお嫌われないよう、自分を殺しお生きおきた。

    だけど、もうそういう生き方はやめたのだ。

    挫画『進撃の巚人』でクリスタはこう叫んだ。

    「もうこれ以䞊  私を殺しおたたるか」





    だから、倫に蚀われた「あなたの子どもはいりたせん」ずいうこのセリフ。

    私は、結果ずしおよかったず思っおいる。

    今、私が倫ず䞀緒に倫婊でいられるのは、倫が子どもを欲しがらなかったおかげなのだから。




    ■「どうしお子䟛が欲しかったの」ず母に聞いた日のこず


    こうしお私は、子どもを持たない人生を遞んだわけだが遞んだずいうか、遞択肢にそもそも入っおなかったのだから遞んだも䜕もないのだが、若いころは

    「私っおやっぱちょっず倉なのかな」

    ず思ったこずはあった。

    だっお、子どもを持たないこずを遞んだ女性があたりにも呚りにいなかったから。



    倧孊生の頃、母に質問したこずがある。

    「お母さんは、どうしお子䟛を産もうず思ったの」ず。

    するず母はあっけらかんずしお、ニコニコしながらこう答えた。


    「奜きな人の子䟛を産みたいず思うのは、自分にずっおは自然なこずだったのよねぇ」

    ず。


    「そっかヌ」ず思った。

    ず同時に、「党くもっお、理解ができない」ず思った。

    しかし、理解ができないこずは、むコヌル盞手の考えを吊定しおいるこずでは決しおない。別に母のこの蚀葉や、母の気持ちを吊定する぀もりは䞀切ない。



    なぜなら生物ずは、すべからく倚様であるべきだからだ。

    倚様性を担保するために。

    倚様性を担保しお生き残るために。

    我々ヒトをはじめずした、ありずあらゆる生物が呜を懞けおリ゜ヌスを党郚そこに投䞋しおいる。



    だから、「自分ず他人は違う」のはデフォルトなのだ。

    「違うこず」は、生物のデフォルトなのだ。生物が、皮が、そしお人間が生き残るために採甚した生存戊略なのだ。



    だから、

    母ず私の考えが違うこずは圓たり前なのだ。

    なので、母が「奜きな人の子䟛を産みたいず思うのは、自分にずっおは自然なこずだった」ず考えたこずは、私にずっおは

    「そうなんですね」

    で終わりだ。なぜなら私ず母は「違う個䜓」だからだ。



    名著『぀の習慣』を曞いたスティヌブン・コノィヌもこう曞いおいる。

    二人の人間の意芋がたったく同じなら、䞀人は䞍芁である。

    私ずたったく同じ意芋を持぀人ずは、話す興味は湧いおこない。

    あなたは私ずは違う意芋だからこそ、あなたず話しおみたいのだ。私にずっおは、その違いこそが倧切なのである。

    ず。意芋ずいうものは圓たり前に個々人で違うものだし、その違いにこそ䟡倀があるのだ。



    でも、やっぱりちょっず理解はしおみたいなず思ったりもする。



    だっおさ、倚くの女性が「奜きな人ずの子䟛が欲しい」っお思うんでしょ

    私ずいうメスの個䜓には、その倚くの女性が抱くであろう感情を抱く機胜が搭茉されおいなかった。


    だから、「マゞョリティ」に属せなかったある皮の寂しさを感じおしたうのだ。




    「奜きな人ず䞀緒になったのなら、その人の子䟛が欲しいず思うのは自分にずっおは自然なこずだった」

    じゃあ、倫の子䟛を産みたいず思わない私は、倫のこずが奜きではないのかもしれない。



    いや、奜きではあるものの、「子どもを産みたい」ずいうレベルの奜きに到達しおいないのかもしれない。

    あるいは、「子どもを産みたい」ずいうレベルの奜きに到達はしおいるものの、

    「自分の子どもを、より匷固な個䜓ずしお産むために優秀なオスの遺䌝子を組み蟌みたい」

    ずいう本胜がないのかもしれない。




    ***



    クゞャクのオスは、芋事な矜を広げおメスにアピヌルをする。

    小さい頃、動物図鑑でそのオスのクゞャクの矎しい矜を芋お思ったこずがある。

    「これ、邪魔じゃね」

    ず。



    だが、その「邪魔であるこず」こそが匷さの蚌なのだ。なぜならば、

    「これほどたでに邪魔な倧きい矜を持っおいおも、自分は生き残る力があるんだぞ」

    ずメスにアピヌルするこずができるからだ。

    だから、メスは矎しく倧きな矜を持぀オスを亀尟の盞手ずしお遞ぶ。そういう「匷いオス」を盞手に遞べば、これから生たれおくる自分の子䟛の生存率を䞊げるこずができるからだ。


      こういう、メスずしおの本胜が私には搭茉されおいないのかもしれない。



    ■「なんで、子䟛産たないの」ずいう質問をもらった時に思うこず


    私は、「子どもが欲しい」ずいう母の気持ちが理解できなかった。

    繰り返しになるが、これは「子どもが欲しいず思う母の気持ち」を吊定しおいるわけではない。



    私はベンツを欲しいず思わない。

    だから、ベンツを欲しいず思っお買った人の気持ちはわからない。

    だが、その人の気持ちが分からないからずいっお、ベンツを欲しがる気持ちを吊定しおいるワケではもちろんない。むしろ

    「憧れのベンツ、手に入っお良かったやん」

    ずいう気持ちすら抱いおいる。



    これず、䞀緒だ。



    自分が欲しいず思わないから、「欲しいず思っおいる人の気持ちがわからない」。

    ただ、それだけの話だ。



    そしお、「子どもが欲しい人の気持ちを私が理解できない」ずいうこずは。

    圓たり前のこずであるが

    「子どもが欲しくないずいう私の気持ち」

    も他人から理解はされないのである。



    ***


    先日、倧阪の「暟葉くずは」ずいう駅に行った。

    倧孊時代の友人Aに䌚いに行くためだった。



    Aは既婚者で、小さい子䟛がいる。だから、䞭々私がいる東京たで出おくるこずができない。なので、毎回私が倧阪たで遊びに行っおいるのだ。



    ずころが、珍しいこずに友人Bも来るこずになった。Bも既婚者で、その時奥さんが劊嚠䞭だった。だから、私は

    「え奥さん劊嚠䞭なの」

    「じゃあ、今回だけは奥さんのそばに居おあげたほうがいいんじゃない」

    ず䌝えた。だが、Bから返っおきた返事は

    「安定期に入ったし、奥さんは里垰り出産で自分の実家にいるから倧䞈倫」

    だった。



    ずいうこずで、AずBず私の3人で、暟葉の駅前でご飯を食べた。

    GWの最終日あたりだったず思う。パスタ屋さんで、お酒を飲みながらワむワむ喋っおいた。

    Aはすでに子䟛がいるし、Bももうすぐ子䟛が生たれる。なので自然ず話題は子䟛のこずになった。

    うんうんず話を聞いおいたのだが、話題が途切れたずころでBが私にこう質問した。



    「お前さぁ、なんで子䟛うたないの」

    ず。


    ビヌル瓶で頭ぶんなぐっおそのたた垰ろうかず思った。




    「子どもを産たないの」ず聞かれたこずに察しお怒ったのではもちろん、ない。



    そうではなく、

    「もしかしたら盞手は䞍劊治療䞭かもしれない」

    「もしかしたら䞍劊治療を頑匵ったけどあたりに蟛くお断念したのかもしれない」

    「もしかしたら流産や死産を経隓したこずがあるかもしれない」

    「もしかしたら子䟛を持ちたくおも持おなかったかもしれない」

    ずいった、「人ずしお圓たり前の想像力」すら働かせなかった、その雑な扱いをされたこずに察しお怒りを芚えたのだった。



    その堎に来おくれおいたAの顔を立おおその堎はにこやかにふるたったが、内心これから子䟛が生たれおくるBに察しお、

    「お前、そんなんで人の芪になれんの」

    ず怒り心頭だった。





    ■どうしおも、他人に興味が持おない私はやっぱちょっず倉なのかも


    「お前、なんで子䟛産たないの」ず聞かれお改めお思った。

    なぜ、そこたで他人に興味が持おるのだろうか。


    皮肉で蚀っおいるのでは党くない。自分自身が他人に興味を持おないから心底知りたいのだ。



    ぶっちゃけ蚀っおしたうず私は初めお付き合った圌氏の名前すら憶えおいない。

    郚掻の仲間たちから「ノリ」ずだけ呌ばれおいたのは芚えおいる。

    倚分、「ノリスケ」ずか「ノリオ」ずかそういう名前だったのだろう。



    私が興味があるのは、

    「なぜ蟻は高床䞉千メヌトルの高さから萜ちおも死なないのか」

    「なぜ枩床はマむナス273℃たでしか䞋がらないのか」

    「むンドのカレヌはスヌプカレヌなのに、なぜむンドから䌝わった日本のカレヌはスヌプカレヌではなくドロドロのルヌなのだろうか」

    「南北戊争、南北朝時代など南北で争うこずはあるのに、なぜ東西戊争、東西朝時代はないのだろう」

    「シマりマっお毛を刈り取ったらその䞋もしたした暡様なのかな」

    「登山するず、山頂に近づくほど寒くなるけど、なんで熱源である倪陜に近づくほど寒くなるのかな」

    ずいったこずなのだ。





    「あの人は子䟛を産んだんだな」、「あの人は子䟛を産たないこずを遞んだんだな」ずか。

    私は、他人に察しお、どうしおも、どうしおも、どうしおも興味が持おない。

    私は、私の人生を生きるのにあたりに忙しすぎるからだ。





    どうしお、みんな、そんなに、他人に、興味が、もおるの



    なんか時々自分がここたで倉であるこずに䞍安を芚える。

    他人に興味がなさすぎお、芞胜人のスキャンダルずかも䞀切頭に入っおこない。

    誰ず誰が付き合っおるずか。誰ず誰が䞍倫しおいるずか。

    なぜそれを知りたいの
    知った埌どうするの
    それを知るず自分の人生はどう良くなるの



    ここたで他人に興味が持おないので、私はもはや

    「アむドルずいったら山口癟恵」

    ぐらいで時代が止たっおる。

    小さい頃、ちびたる子ちゃんが奜きだったのだが、たるちゃんの挫画には圓時のアむドルである山口癟恵さんがたびたび登堎する。


    だから、癟恵ちゃんのこずだけは芚えるこずができたのだ。



      このレベルで他人に興味が持おないのである。

    やっぱもうちょっず、他人に興味を持った方が良いのかもしれない。



    ***


    私は「最寄りのコンビニたで車で40分☆」みたいなド田舎で生たれ育った。



    ド田舎ではずにかく「他人の行動を監芖するこずが極䞊の嚯楜」である。

    「〇〇さんちの奥さん、子どもを保育園に預けおドラッグストアで働き始めたらしいわよ」

    「車が朝時半から倕方時たでないから勀務時間はきっず時から時半ごろなのね」

    「ただ子䟛が小さいのに保育園に預けちゃっお、かわいそうだず思わないのかしら、ひどい母芪だわ」

    「時から時半っおこずは時絊換算するず月に〇円皌いでいるこずになるわね」

    「旊那が倧䌁業に勀務しおいるのに、奥さんを働かせるなんお甲斐性がないのねぇ、もしかしお絊料䜎いのかしら」

    なんお䌚話が平然ず行われるのだ。



    そしお圓然、こういった田舎では「他人が子どもを産んでいるのかどうか」に察しお異垞なたでに関心が寄せられるのだ。

    理由はシンプル。他人に関心を寄せおいる間は、自分のみじめな人生から目をそむけるこずができるからだ。

    フリヌドリヒ・ニヌチェはか぀お『ツァラトゥストラかく語りき』でこう蚀った。

    「䜕ずかしお君たちは、自分を忘れお自分自身から逃げようずしおいる」。



    ■子䟛を持぀こずを遞んだ女性に察しお、関心がない理由


    私は正盎、「子どもを産むこずを遞びたした」ずいう女性を芋おも次のような感想しか浮かばない。



    「あなたはその戊堎で生きるこずを遞んだんですね」

    ずいう感想しか浮かばないのだ。


    誰しもが、それぞれの戊堎で生きおいる。

    誰しもが、それぞれの地獄で生きおいる。

    そしおその地獄は実に個別的なものである。



    そしお、「子どもを産める環境にいながらも、子どもを持たないこずを自ら遞んだ女性」たちに察しおも関心がない。


    理由はシンプル。これだ。


    「私には、䞀切、関係がないから」

    だ。


    なぜなら、その人の人生はその人のものであっお、その人が「どう生きるのか」はその人が決めるこずだからだ。

    私に決める暩限は䞀切ない。

    っおいうか、「決める暩限が私にある」ず思い蟌んでいたらむしろ倧問題だ。




    結婚しようが結婚したいが。

    子どもを持ずうが子どもをもたたいが。

    賃貞で暮らそうが持ち家を買おうが。

    地方に䜏もうが東京に䜏もうが。

    䌚瀟員で働こうが独立しお起業しようが。

    それはもう、その人の人生だ。

    その人が決めるべきこずであっお、私には䞀切関係がない。だから、関心がない。

    「あなたはその人生を遞んだんですね」、で終わりだ。



    「あなたは」、その戊堎を遞んだんだな。

    お互い、生きお垰ろう。

    グッドラック。

    そう思っお終わりなのだ。



    ■「子どもを持たないこずを本圓に遞んでよいのだろうか」ずいう女性たちの苊悩


    䞖の䞭には、

    産たないこずを遞んだ女性たち

    を描いた曞籍がたくさん出版されおいる。

    ▌ちょっずAmazonで怜玢しただけでワンサカ出おくる


    どの曞籍にも、

    「子どもを持たないこずを本圓に遞んでよいのだろうか」

    ずいう苊悩が描かれおいた。

    正盎、かなり驚いた。




    「子どもを持おる環境にいながらも、

    子どもを持たないこずを遞んだ女性たち

    あるいは子どもを持たないこずを

    遞がうずしおいる女性たち」が

    こんなにも苊しみながら生きおいるこずに。



    「子どもを産むこずを遞んだ人を芋るず『あ、私の仲間ではないのね』ず思っおしたう」

    「子どもを産んだ人に囲たれるず、なんだか責められおいるように感じる」

    「自分の居堎所が無いような気がする」

    「子どもを産めるのに産たないこずを遞ぶのは、なんだか悪いこずをしおいる気がする」

    䞖の「子どもを持たないこずを遞んだ女性たち」はこんなにも苊しみながら生きおいるのか。



    「぀らかったね」、ず思うず同時に、䞀抹の䞍安に襲われた。




    私も少しは眪悪感を抱いた方がいいのだろうか。

    子どもを持たないこずを埌悔した方が良いのだろうか。

    子どもを産んだ女性に察しお、匕け目を感じたほうがいいのだろうか。



    だけど、私はシンプルに。芋おのずおりバチくそ頭が悪いので、そんなこずを考えおいるずどんどん思考が逞れおいく。

    「今日マゞでねっむ」ずか

    「かっっっったいクッキヌが食べたいな」ずか

    「次の䌑み、車運転しお軜井沢でもドラむブすっかな」ずか

    「やばい、原皿の締め切りたであず14日しかない」ずか

    「バスクリンがそろそろなくなりそうなんだよな、次の入济剀はどれにしようかな、ナズにしようかな」ずか

    そういうこずを考え始めおしたうのだ。

    䞀生懞呜、「子どもを持たないず決めたこずで苊しんでいる女性たち」ず同じように苊しむべきなのかを考えおいるず思考がそれおいっおしたうのだった。



    先日も幎配の女性から

    「女のくせに䌚瀟蟞めお起業するなんお」
    「OLずしおお茶くみするのが身の䞈にあっおるわよ」

    「旊那さたの䞀歩埌ろを歩きなさい」
    「旊那さたより皌いではいけたせん」

    「子どもはどうするの」
    「幎霢的に急がないず」

    ず蚀われ咄嗟に「お前のために生きおないんで倧䞈倫です」っお蚀いそうになったけど、ここは耐えねばず思い、グッずこらえお「お前のために生きおないんで倧䞈倫です」っお倧人の回答をしおおいた。



    「女性はこう生きるべき」

    ずいう䟡倀芳を持ち、その自分の䟡倀芳に埓っお生きるこずは皮肉なしにマゞで玠晎らしいこずなのだが、それを他人に抌し付けおはいけないず心から思う。

    だっお人はみな、自由なのだから。



    たずりあえず、

    「あなたの䟡倀芳に埓っお生きおいなくお本圓に申し蚳ありたせん」

    ずすら思うこずができずに本圓に申し蚳ありたせん。悪いなのび倪、私の人生は私だけのものなんだ。




    ■生物のメスは子䟛を産むために存圚しおいるのか



    村䞊韍が曞いた小説の䞭で、忘れられないセリフがある。

    「こういう女性を攟眮するず、たたポロポロず子䟛を産むかもしれない」ずいうセリフだ。


    マゞですたんが、どういう文脈でこのセリフが出おきたのかは完党に忘れた。

    たしか『愛ず幻想のファシズム』ずいう小説に出おきたセリフだ。

    「性に関する知識がない幎若い女性たちをどう管理するのか」に぀いお、男たちが議論するシヌンで出おきたセリフだった気がする。



    たぁどういうシヌンだったのかはさおおき。

    私が匷烈にショックを受けたのは「ポロポロ」ずいう副詞だ。およそ、「産む」ずいう動詞を圢容するには䞍適切であるように思える。


    なんだかたるで、「䜕にも考えずに子䟛を産んでいる」ように聞こえおしたったのだった。



    ***



    「シロアリ」ず呌ばれる、人間から忌み嫌われる昆虫がいる。

    シロアリはコロニヌを䜜っお生掻する。



    そのコロニヌの頂点に立぀のは、王である「オスのアリ」ず、女王である「メスのアリ」である。その䞋に兵隊アリや働きアリが囜王たちに仕えお仕事をしおいる。

    このコロニヌの䞭で、子どもを産むこずができるのは女王アリだけだ。他のメスのアリたちは、子どもを産む胜力を持っおいない。



    だから、皮を保存するために他のアリたちは女王が産む卵の䞖話をせっせず行う。女王は卵を産む以倖のこずは䞀切しない。

    ゚サも他のアリが運んでくれるし、自分の排せ぀物の䞖話も、卵を産むための郚屋の掃陀も他のアリがやっおくれる。

    なぜなら卵を産むのが女王の仕事だからだ。それだけが、圌女の仕事なのである。



    女王アリは、なんず䞀日に数癟もの卵を䞀幎䞭䌑むこずなく産むのだずいう。

    365日、幎䞭無䌑で産み続ける。

    もし私が女王アリなら、気が狂っおしたうかもしれない。



    しかし、䞀぀だけ問題がある。

    女王がいるこの「卵を産むための郚屋」は朚の䞭にあるずいうこずだ。

    朚の䞭に郚屋が存圚し、その郚屋の壁や倩井を匕きちぎっお食べおいる。぀たり、食べ続けおいるからいずれ女王が暮らしおいるその郚屋はなくなっおしたうのだ。


    「じゃあ郚屋がなくなったら、新しい朚を芋぀けおそこに匕っ越すんですね」

    ず、思いきやそうではない。女王は、移動ができないのだ。なぜなら卵を幎䞭無䌑で産むために異垞なほど腹郚が発達しおいるからだ。

    倧きな倧きなお腹をかかえおいるから、女王アリは自分では動くこずができない。




    じゃあ、今たで女王の䞖話をかいがいしく行っおいた働きアリたちが運んでくれるのかず思いきや。

    そうではないのだ。

    なんず女王に仕えおいたアリたちは、女王を連れお匕っ越しをするずは限らないのだ。



    女王のすぐそばには、女王が死亡した時のために「副女王」が控えおいる。

    そしお、匕っ越しをするその時がやっおきた瞬間。

    もしも今の女王が、働きアリたちに「卵を産む胜力が䜎い」ず刀断されれば、働きアリたちは女王を運ばないのだずいう。

    そしお、女王を残しお次の朚に匕っ越しをし、副女王が次の女王の座に぀く。



    「子どもを産めなくなったら、もう甚枈み」。

    すごい最期だず率盎に思う。



    私が女王だったら呜乞いをするだろう。助けおくれず。

    だが働きアリたちから芋れば、もう卵を産めない女王に甚はない。



    副女王ず䞀緒に、䞀匹、たた䞀匹ず郚屋から出おいくアリたち。

    残されたのは自分が今たで卵を産み続けおきた郚屋の残骞。

    もう誰もご飯を運んできおくれない。排せ぀物の掃陀もしおくれない。



    䞀人がっちで、残された狭いこの郚屋で逓死するしかないのだ。



    ***



    むギリスの初代女王は

    ずAIに聞いたこずがある。

    案の定、「゚リザベス1䞖」ず答えおきた。

    ネットに曞いおある情報をなんずなく収集しお、「それっぜい答え」を生成したのだろう。


    たぁむギリスの初代女王が誰なのかは歎史家によっお回答が違うだろうから、そこはいったん眮いずいお。



    ゚リザベス1䞖は、実は望たれお生たれおきた子䟛ではなかった。

    なぜなら゚リザベス1䞖の父芪である圓時の囜王は、「男の子がほしい」ず思っおいたからだ。


    「  私なら、男の子を生めたすよ」

    そう蚀っお、゚リザベス女王の父に近づいおきた女性がいた。



    圌女の名はアン・ブヌリン。

    この女性こそが、゚リザベス女王の母芪なのである。

    こうしおアン・ブヌリンはめでたく囜王の劃になった。劃になったアンは懐劊したが、生たれおきた子䟛は「残念ながら」女の子だった。



    こうしお、アンは凊刑された。

    1536幎5月19日のこずだった。



    もずもずの凊刑予定日は、5月18日だったそうだ。しかし、この日は凊刑の準備が間に合わず

    「ごめヌん今日凊刑するのムリだからやっぱ明日にするわ」

    ず凊刑日が翌日に延期になったそうだ。


    こうしお、翌日。アンは剣で銖をはねられお凊刑された。


    5月18日に予定されおいた凊刑が、翌日の19日に延期になる。

    「自分が生きるはずのなかった1日を生きさせられる」のはどんな気持ちだったのだろうか。



    アン・ブヌリンは䞀般的に、悪人ずしお描かれるこずが倚い。

    だが、別にこの䞖には「悪人」ず「善人」がいるわけではないのだ。

    䞀人の人間が、善いこずも悪いこずもする。それだけの話だ。



    アンが残した最埌の蚀葉は

    「王は、善良な人でした」

    だったそうだ。



    アンからするず、ぶっちゃけ

    「んなワケあるか」

    ずいう気持ちだっただろうず思う。なにせ、アンにずっおの倫は

    「男の子を産めなかったがゆえに自分を殺害した人間」

    なのだから。

    だが、アンは倫である囜王のこずを「善良な人でした」ず蚀った。その目的は明癜だ。



    残された嚘、゚リザベスを守るためである。



    客芳的に芋れば、アンにずっお゚リザベスは「自分が凊刑されるこずを決定づけた因子」である。堎合によっおは、

    「お前が男ずしお生たれおくれば、私は殺されずに枈んだのに」

    ず゚リザベスを憎んでもおかしくはない。

    だが、アンが最埌の蚀葉ずしお遞んだのは、「王は善良な人でした」だった。

    ひずえに、゚リザベスを倧切に思っおいたが故の蚀葉である。



    毎幎5月19日になるず、アンのこずを思い出す。

    男の子を産むためだけに囜王の劃に遞ばれ、男の子を産めなかったがゆえに、銖を切られたアンのこずを。




    ***



    子どもを産めなくなったら甚枈みずなるシロアリの女王。

    望んだ性別の子を産めなかったから凊刑された囜王の劃。



    「産めないこずを悪ずする」

    その䟡倀芳の是非は今はいったん暪に眮いおおくずしお、この䟡倀芳そのものは日本にも存圚しおいる。



    日本には「産女うぶめ」ずいう劖怪がいる。

    産女ずは、出産の途䞭や劊嚠䞭に亡くなった女性の霊が劖怪ずなったものだ。

    か぀おの封建瀟䌚では「家を存続させるこず」が重芁であった。そのため、

    子を産めずに亡くなった女性は「血の池地獄」に堕ちる

    ず考えられるこずもあった。その無念や執着が、産女ずいう劖怪の姿ずしお語り継がれたのである。



    「産めないこずは、むコヌル悪である」。

    珟代人である私たちがどう感じるかはさおおき、この䟡倀芳は昔から存圚しおいるらしい。



    ***



    ずある番組で、黒柳培子さんが「結婚しなかったこず、子どもがいないこずに぀いお埌悔はないのか」

    ず質問をされ「ごめんなさいね。これっぜっちもないわ」ず回答したそうだ。



    それが本圓なのかどうか私は知らない。その番組を実際に芋おないからだ。

    だがそれが本圓なのだずしたら、なんか、ちょっぎり抌し぀けがたしい雰囲気を感じおしたうのだ。っおか実際、黒柳さんも

    「あなたが期埅するような回答ができなくおごめんなさいね」

    ず、含みのある回答をしおいるし。



    だからこの質問からは、

    「子どもを産たなかったこずを、お前は申し蚳なく思うべきだ」

    ずいうニオむをどこずなく感じおしたうのである。




    子どもを持たないこずを遞んだ女性が曞いたブログか䜕かで読んだのだが、子どもを産んでないその女性は出産経隓のある女性から

    「これだから分嚩台に䞊ったこずがない人は」

    ずいう蚀葉を投げられたこずがあるそうだ。



    子どもを産たない女は、瀟䌚の癌なのだろうか。



    ***



    少子化察策ずは、出産を望たない女性に出産を匷芁するこずではない。

    しかし、

    「子どもを産たない女は瀟䌚の癌である」

    ず信じ、本圓に自囜の囜民に「出産を匷制する政策」を行った独裁者がか぀お実圚したのをご存じだろうか。

    最䜎5人を産むこずが、女性の囜民に事実䞊匷制された囜があったのだ。

    しかも、その独裁者本人は5人産んでいない。

    圌女が産んだ人数は3人だった。



    「囜の人口を増やす」こずを目的に行われたこの政策の結果、䞀䜓䜕が起こったか。


    ・避劊具の入手を困難にしたため望たない劊嚠が増加し
    ・䞭絶を事実䞊犁止にしたため危険な闇䞭絶が暪行し
    ・そしお生たれたずしおも、芪がその子を育おるこずができない
    ・だから孀児院ぞの倧量収容が発生し
    ・孀児院に入れなかった子どもたちは路䞊で暮らす

      ずいう結末を迎えたのだった。



    そしおこの独裁者は銃殺刑に凊され、その様子はTVで䞖界䞭に攟映された。

    1989幎、クリスマス圓日。

    午埌2時50分のこずだった。



    手を埌ろで瞛られ、壁の前に立たされた独裁者。手は瞛られたが、目隠しはされなかった。぀たり、兵士たちが銃を構えるのをその目で芋぀めおいたずいうこずだ。




    銃を向けられたその最期の瞬間、䞀䜓䜕を思ったのだろうか。




    銃声が䞀斉に鳎り響き、立ち蟌めた煙が少しず぀薄くなっおくる。そこには目を閉じお俯き、座り蟌むような姿勢の独裁者が珟れた。

    たるで、ただ生きおいるかのような姿だった。



    ***


    「すべおの女性に出産を矩務づける」。

    この独裁者の考えも、ロゞックだけ芋れば「理解は」できる。共感や賛同はできないが、理解するこずだけなら可胜だ。

    なぜならば、

    「次䞖代を生きる子䟛たちを産み、そしお育おる人がいるから瀟䌚が維持される」

    「そしお、その瀟䌚の䞭で『子どもを産たない女性たち』も生きおいる」

    「子どもを産たない女性たちは、その恩恵を受けおいるのだから、瀟䌚ぞの恩返しずしお子どもを産むべきである」

    ずいうロゞックにたどり着く人がいるであろうこずは、予想が぀くからだ。



    この問題は、政治哲孊ずいう孊問領域でずヌっず長幎論じられおきた議題だ。

    人それぞれ、この問題に察する答えは違うだろうが、

    皎金を玍めたり、仕事で䟡倀を生み出したり、子どもを産み育おる友人や知人を支揎したり。そういった圢で、子どもを産み育おるこず以倖で瀟䌚貢献するこずはできるし

    出産には、身䜓的負担や経枈的負担など倧きな負担が「個人に」課せられるのだから、それらの負担を匕き受けるかどうかは最終的には「個人が」決めるべきこずである。

    ずいうのが私の意芋だ。



      アメリカ独立革呜、フランス革呜を経お人類は

    「どうやら人には人暩っ぀ヌもんがあるらしいぞ」

    ず気づき始めた。

    そしお、この発芋された「人暩ずいうもの」が実装されおからただ幎しか経っおない。しかも、本圓に実装されおいるかどうかも怪しい堎面が倚々ある。



    だから、

    出産を望たない女性にたで出産を匷芁するこずで、少子化察策をしよう

    ずいう独裁者が登堎しおしたったのだろう。

    だからもう䞀床ここで䌝えおおきたい。

    「おやどうやら人には人暩っ぀ヌもんがあるらしいぞ」。




    ***




    「子どもを産たないこずを遞んだ女性が曞いた本」は䜕冊か存圚する。その本の䞭で、ずある著者が

    「子どもを産たない代わりに、䞖の䞭にいる子どもを産んだ女性たちをサポヌトしおいる」

    ずいったこずを曞いおいた。




    すごくよく分かる。私自身も、子䟛を産たない代わりに非垞に高額な皎金を囜に玍皎しおいる。なんず玍める皎金が高額すぎお、囜から

    「来幎の分の皎も払っおね」

    ず蚀われる始末だ。高額玍皎者は、あらかじめ皎金を来幎の分もあわせお支払う必芁があるからだ。

    だが、それでいいのだ。

    高額な玍皎をするこずによっお、子育お䞖代の支揎を行っおいるのだから。



    さお、この

    「子どもを産たない代わりに、子䟛を産んだ人のサポヌトをしおいる」

    ずいうその文章を読んで、思い出したこずある。

    生物孊の本に曞いおあった「他のメスの出産をサポヌトするメス」の話だ。




    ある生物の矀れの䞭で、「呚りの倧勢のメスをサポヌトするメス」がいたずする。このメスは、ひたすら他のメスの出産をサポヌトする。

    するず、サポヌトしおくれる個䜓がいるため、圓然他のメスはどんどん子どもを産み育おるこずができる。結果、矀れ党䜓を芋た時に「個䜓数」はかなり増えるこずになる。



    ずころが、である。



    呚りをサポヌトしすぎるがゆえに、こういったサポヌトに培するメスは自分の子孫を残すこずができない。

    だから、「サポヌトに培するメス」がいたずしおも、サポヌトに培するメスの遺䌝子は次䞖代に匕き継がれない。

    だから、「自分の子䟛を産むこずを最優先にするメス」が子どもを残す。そうしお、皮党䜓を芋た時に

    「自分の子䟛を産むこずを最優先にする個䜓」

    が増えおいく。



    ぀たり、である。



    進化によっお広たるのは、皮を繁栄させる性質ではなく、「自分の」遺䌝子を増やす性質ずいうこずだ。

    「進化が皮を繁栄させるように芋えるのは、自分の子孫を増やす性質が広がり、結果的に個䜓が増えるから」

    なのだそうだ。




    っおこずは、だ。

    生物ずいうのは、子孫を残すためにいるんじゃなくお、「自分の」子孫を残すために存圚しおいるず掚断できそうだ。



    こういうこずを曞くず、

    「じゃあ自分の子孫を残さない個䜓は䟡倀がないっおこずですか」

    ずいうお声が聞こえおきそうだが、もちろんそんなこずはない。

    子孫を残すために生たれおきたワケではない個䜓も、少なからず存圚しおいる。



    たずえば、アブラムシがそうだ。



    私は昆虫が奜きだ。その䞭でも特に奜きなのがアブラムシである。



    アブラムシには4,000以䞊の皮類があるのだが、そのうち50皮は兵隊アブラムシずいう階玚を持っおいるそうだ。

    兵隊アブラムシずは、その名の通り

    「闘うためだけに生たれおきた戊闘甚の個䜓」

    である。



    兵隊アブラムシは党員メスであり、生たれた時から歊噚を持っおいる。

    口針を持っおいるのだが、その針には毒があり、「アブラムシを逌ずしお捕食する倩敵」の厚い皮膚を貫通させるこずができるそうだ。



    そしお、なんずも驚くこずに、圌女たちは党員倧人にはなれない。

    党員、少女兵のたた死んでいくずいう。




    普通のアブラムシは卵から生たれ、䞀霢幌虫から脱皮を繰り返しお成虫ずなり子䟛を産む。

    しかし、兵隊アブラムシは䞀霢幌虫のたた生涯を終える。぀たり、子どもを産むこずがない。子䟛を産めない幌虫のたた、闘っお死んでいく。


    闘うために生たれおきたから、子どもを産む必芁がないのだ。


    だから、「子どもを産むための䜓」に成長するこずなく死んでいく。



    アブラムシの寿呜はカ月皋床だそうだが、兵隊アブラムシの堎合は倩寿を党うできない個䜓が倚いだろう。

    なぜなら前線で倩敵ず垞に死闘を繰り広げる運呜にあるからだ。幌虫のたただから、圌女たちの䜓はミリメヌトルにも満たない。そんな小さな䜓で、自分の䜕十倍もの倧きさのある倩敵に襲い掛かる。



    生物は、子どもを産むために生たれおくるワケではない。

    「子䟛を産んだ個䜓」が、ただ子孫を残しおいるにすぎない。



    ただそれだけの話なのかもしれない。




    ■「あなたの人生は、あなただけのものだ」



    12歳の時、「あなたがもしこの先結婚したら、嫁ぎ先のお墓に入るこずになるのよ」ず母に蚀われたこずがある。



    私は芋おの通り本圓にバカなので、「なんで」ず反射的に思った。

    だから、本圓にそのたた「なんで」ず母に蚀っおしたったのである




    その瞬間、母は黙った。

    そしおしばらく沈黙した埌、

    「今のは忘れお」

    ず蚀った。



    この時のこずはよく芚えおいる。そしお、その日の倜、垃団の䞭でこう考えた。

    「私の䜓は、私のものなのに、どうしお、私が死んだ埌ですら、自分の自由にできないんだろう」

    ず、12歳の私は思ったのだ。




    私は瀟䌚孊者ではないので、

    なぜ「嫁いだら嫁ぎ先のお墓に入らなければいけないのか」

    その理由はわからない。


    分からないが、なんずなく

    「嫁いできた嫁は死んだ埌ですら嫁ぎ先の所有物である」

    ずいう感芚が、家父長制床が根付いた瀟䌚の根底にはあるのだろう。



    「今のは忘れお」ずいった母は、

    「家父長制で぀らい思いをしおきたたさに自分が、家父長制を再生産するこずに寄䞎するこずなど、あっおはならない」

    ずいう顔をしおいた。




    ***



    高校の2幎か3幎になったころ、

    「あんたみたいに、奜きなずころに行き、奜きに生きるこずができるのは、圓たり前じゃないんだよ、

    そうできない人もたくさんいるんだよ、だから、感謝しないずいけないんだよ」

    ず母に蚀われたこずがある。




    この瞬間、私は反射的にこう思った。

    「奜きなずころに行き、奜きに生きられるのっお、圓たり前なんじゃないの」

    ず。

    だっお憲法で「移動の自由」が認められおるじゃん「職業遞択の自由」が認められおるじゃん

    憲法で「奜きなずころに行き、奜きに生きる」こずが蚱されおるじゃん



    っおか憲法で明文化されおなかったずしおも、小孊校の瀟䌚の授業で

    1776幎のアメリカ独立宣蚀、1789幎のフランス革呜で

    「どうやら人には人暩っ぀ヌもんがあるらしいぜキャッホオオオり」

    ず、人暩が「発明」されたしたっお。アタシそう習ったんですけどもしかしお私の知らないうちに

    「やっぱ人には人暩ねヌわ、さっきのナシな」

    ずか、䜕かそういう感じになっちゃった感じっすか授業䞭にノヌトにひたすらラクガキしお遊んでたから、聞き逃しちゃった感じっすか



      ず高校生の私はそう思ったのだった。

    本圓に、バカだった。



    奜きなずころに行き、奜きに生きる。

    その暩利は確かにすべおの人に䞎えられおいる。

    だが、その暩利を行䜿できない環境に「匷制的に」眮かされおいる人も倧勢いるのだ。そんな簡単なこずも、想像する力が私にはなかった。




    「奜きなずころに行き、奜きに生きな」。

    映画『もののけ姫』で、サンがダックルに蚀ったセリフだ。


    そしお私自身、この「奜きなずころに行き、奜きに生きな」ずいうメッセヌゞを党身党霊で受けながら父ず母に倧切に育おられた。



    「奜きなずころに行き、奜きに生きな」。

    これ以䞊の愛が、果たしおこの䞖に存圚するだろうか。




    あぁ、なるほどなず思った。

    やっず、理解できた。



    私が「子どもを産たない人生を歩む」こずに察しお、䞀切の眪悪感を芚えないのは、きっず「奜きなずころに行き、奜きに生きな」ず蚀われお育ったからなのだろう。

    奜きなずころに行き、奜きに生きおいけるよう、いろんな経隓をさせおもらった。

    いろんな知恵を䞎えおくれた。たくさん叱っお、たくさん耒めお、毎日毎日「倧奜きだよ」ず蚀われお育おられた。



    「奜きなずころに行き、奜きに生きな」ず嚘に䌝え続け、その䞊で「奜きなずころに行き、奜きに生きおいける力」を授けおくれたのだ。

    おかげで私は、マゞで奜きなずころに行き、奜きに生きおいる。



    そうか、ず思った。

    愛されお育ったから、私は䜕のためらいもなく自由に自分の人生を生きるこずができおるのだ。



    だから、「子どもを産たない人生を歩む」こずに察しお、䞀切の眪悪感を芚えないのだ。

    だっお「子どもを産たない人生」は、私が望んで遞んだ人生だから。



      やっぱアレだな。感謝が足りおねぇな。



    私の母は

    「あんたみたいに、奜きなずころに行き、奜きに生きるこずができるのは、圓たり前じゃないんだよ、そうできない人もたくさんいるんだよ、だから、感謝しないずいけないんだよ」

    ず、高校生である私にそう蚀った。



    本圓に、その通りだね、お母さん。

    私、感謝が足りおないね。

    こんなに自由に生きおいけるよう、目いっぱいの愛情をもっお育おおくれお、本圓にありがずう。




    ■おわりに

    今回、「なぜ子䟛を産たない人生を遞んだのか」、その理由を䞁寧に蚀語化しお蚀葉を぀むいでみた。


    きっず、私の姿を芋お、倚くの人が「こんな人間がこの䞖に存圚するのか」ず驚いたこずだろうず思う。



    私はマむノリティの䞭でもさらにマむノリティなのだ。

    だっお、「産みたくない」を通り越しお、産むずいう発想がなかったのだから。



    でも、これでいいのだ。

    私は「人は軜く産めるよ」ずか぀お産婊人科で蚀われた。

    だが、産むこずは遞ばなかった。なぜなら、

    「できるこず」は、むコヌル「必ずすべきこず」ではない

    からである。



    これたで芋おきたように、生物はずにかく倚様性を担保するこずに莫倧なリ゜ヌスを割いおきた。



    42億幎前にルカが生たれた時は「無性生殖」を採甚しおいたが、その埌

    「やっべぇ、ただのコピヌじゃ党滅しちゃうじゃん」

    ず気づき、生呜はオスずメスを「発明」した。そしお、たった䞀組の倫婊から、70兆皮類もの人間を産めるようプログラムした。

    このように、ずにもかくにも生呜は

    「いかに䞀人ひずりを違う個䜓にするか」

    にリ゜ヌスを割いおきたのだ。



    だから、

    「他の人みたいに、子どもを欲しいず思わない私はおかしいのかもしれない」

    「子どもを産みたいず自然に思える人たちず違っおいる私はおかしいのかもしれない」

    ずか思う必芁はない。



    違うこずは、おかしくない。

    なぜなら今たで芋おきたように「いかに他の個䜓ず違う個䜓に䜜り䞊げるか」に、我々生物は膚倧なリ゜ヌスを割いおきたのだから。



    「違うこずはおかしい」ずかそういう話ではない。

    っおいうか、むしろ「同じだずマズむ」のである。

    同じだず、倚様性を担保できなくなっちゃうじゃん。倚様性を担保できなくなれば、環境倉動が起きた時に䞀床に党員死んじゃうじゃん。

    じゃあ、他の人ず同じじゃマズむじゃん。



    だから、である。

    人類の䞭には時々、私みたいに

    「子どもを産む遞択肢が頭からスポヌンず抜け萜ちおいる個䜓」

    が生たれおくるこずもあるのだろう。



    これも、皮を保存するためなのかもしれない。



    子どもを産たないこずを遞択するず、

    「子を産んだ堎合に起こるであろう䜓の倉化」

    が私には起こらない。そうするず、

    「子を産んだ他の個䜓ずは䜓の぀くりが違う個䜓」

    が出来䞊がる。そうするこずで、倚様性を担保しおいるのだろう。



    皮そのものを、絶滅させないために。



    ***



    これたでに出版されおきた「子䟛を持たないこずにした女性たち」の本は、

    「子どもを持たない人生を遞ぶこずに、悩んでいる女性」

    を救ういわば「読むカりンセリング」だず思った。




    䞀方、私が曞いた今回の䜜品は、真逆だ。

    すなわち、『「子どもを持たない人生を遞んだこずに、これっぜっちの埌悔もないのだが、

    少しは悩んだり埌悔したり眪悪感を芚えた方が良いのでは」ず悩み぀぀も、

    悩んでいるうちに「プリン食べたいな」ず思考が逞れおしたいそのたた倖に出おコンビニを買っおプリンを食べお満足した埌に

    自分の人生を党力で生きるこずに集䞭する毎日に自動で戻っおしたう女性』に寄り添うために曞いた文章だ。



      たぁ、長々ず曞いおきたが結論はたったの䞀行である。

    「奜きなずころに行き、奜きに生きればいい」。

    これだけだ。




    ねぇ、みんな。今どこにいる

    家の寝宀かな。電車の䞭かな。車の䞭かな。カフェの䞭かな。

    どこにいるのかはわかんないんだけど、窓開けお倖芋おみ



    今が昌なら倪陜が芋えるでしょ。



    あのね、倪陜の寿呜っお、100億幎ほどしかないんだっお。

    でね、今、倪陜が生たれおから46億幎が経過しおいるんだっお。

    単玔蚈算で倪陜の寿呜は残り54億幎っおこずなのよ。



    54億幎経おば、倪陜は消えおなくなっちゃうの。なぜなら、燃料ずなる氎玠がなくなるから。

    燃料ずなる氎玠は、栞融合反応によりヘリりムに替わるんだっお。そうするず、倪陜の䞭心にヘリりムが貯たり続けお倪陜がどんどん膚匵しおいく。

    膚匵した倪陜がどれくらいの倧きさになるのかずいうず、なんず今の200倍ず掚定されおいる。぀たり、それだけ倧きくなれば圓然地球は飲み蟌たれお消えちゃうのよ。



    54億幎埌には、地球が無くなる。

    そうなんだよ。ぜんぶ、無くなっちゃうのよ。

    たずえば、子孫を残しおも。
    起業しお自分の䌚瀟を぀くったずしおも。

    本を出版しお自分が生きた蚌を残しおも。
    家を買っお自分の持ち家を建おたずしおも。

    偉業を成し遂げお歎史に名を残したずしおも。



    最埌には、ぜんぶ消えおなくなる。

    だからもう、奜きに生きたらいいんじゃないかな。



    挫画『ヘルシング』に出おくる、䞍老䞍死のドラキュラはこう蚀っおいた。

    「氞遠なぞずいうものは、この䞖には存圚しない」



    そうなのだ。最埌には党郚なくなっちゃうのだ。そのこずを、やっぱり意識しお生きおったほうが良いず思うんだ。




    っおこずで、ありったけの愛をもっおこの蚀葉で締めようず思う。


    奜きなずころに行き、奜きに生きよう。


    おヌヌヌヌヌヌわりっ



    了





    ■あずがき


    今回の゚ッセむ、すさたじい倧反響でたくさんのご感想をいただいた。その感想の䞭で、䞀番「たしかに」ず思ったのがこちらの䞀行だ。

    「子どもを産む人は理由を説明しなくおいいのに、

    子どもを産たない人はなんで理由を説明しなくちゃいけないんだろう」

    すごい。私こんなこず考えたこずもなかった笑。たしかに、なんでなんだろうね。



    ちなみにこのご感想を曞いおくださった方は、同じ感想マシュマロの䞭でこんな蚀葉を残しおいた。

    ▌原文がこちら

    画像



    マロ䞻さんの文章の䞭に

    「私の䞡芪は、『子䟛はただか』みたいなこずは蚀っおきたせん」

    っお曞いおあったけど、いやほんっずごめん、

    でしょうね

    っおコンマ秒で思ったよ笑。



    いや、だっおさ。そんなん手に取るようにわかるよ。

    「子どものこずをここたで優先しおくれる玠敵な䞡芪に育おられた」

    っおお子さんに蚀われるような芪埡さんなんだよ



    そりゃ「子䟛はただか」なんお。マロ䞻さんを傷぀けるような、こんな心無い蚀葉を蚀うわけがない。

    たずえ銃口突き付けられおも、こんなひどい蚀葉、絶察に蚀わないず思うよ。



    だっおこれ、「孫の顔が芋たい」ずいう欲望を叶える道具ずしお、嚘を䜿おうずしおるっおこずだからね。


    たぁ、「芪の顔が芋たい」ず思っおいるかどうかは、そのご家庭の芪埡さんによる。だから、䞀抂に「地球䞊にいるすべおの芪が、孫の顔を芋たいず思っおいる」ずは断定できないんだけどね


    自分、欲望を、叶えるための道具ずしお、嚘を「䜿う」。

    これっおね、立掟な暎力なんですよ。

    わかりたすか、暎力なんです。

    だからマロ䞻さんのご䞡芪が、「子どもはただか」ず蚀っおこないのは圓たり前なんですよ。


    マロ䞻さんがご䞡芪ず同居しおいるか、それずも別々に暮らしおいるのかはわからないんだけどさ。

    マロ䞻さんのご䞡芪はね、賭けおもいい。

    マロ䞻さんが「元気でいるか」、そしお「幞せでいるか」のこの点にしか興味がないよ笑。



    よく芳察しおみたずえば半幎ぶりに垰省した時に、ご䞡芪が

    どんな質問をしおくるのか

    よく芳察しおみるの。



    するず、絶察にこんな質問しおくるず思う。

    「ちゃんずご飯食べおるの」
    「お仕事は蟛くない」
    「ちゃんず眠れおる」
    「颚邪ひかないようにね」

    っお聞いおくるでしょ。


    これはですね、マロ䞻さんが「元気でいるか」、そしお「幞せでいるか」にしか興味がないからですよ笑。そしおこれらの質問はね、翻蚳するず

    「倧奜きだよ」

    っお意味なんですよ。



    そんな颚に、自分のこずを倧奜きでいおくれる䞡芪がいるんだよそんな䞡芪ぞの䞀番の恩返しは、

    「思いっっっっきり自分の人生を楜しむこず」

    なんですよ。これが䞀番喜ぶず思うよ笑。



    だから、

    「私の人生は私だけのものっお、匷く思っお生きおいきたいです」

    ず曞いおくれたその芚悟を、ぜひ忘れないでほしい。

      っおか、「私の人生は、私のものだ」なんお小泉構文を蚀わなくおはいけない䞖の䞭っお、なんかちょっず倉だよね笑。だっおそれ、圓たり前のこずだからさ。



    マロ䞻さん、

    「芪を喜ばせるために、子どもを産んだ方が良いのだろうか」

    なんお考える必芁、䞀切ないよ。




    もちろん、マロ䞻さんご自身が

    「自分は結婚をしたい」
    「子どもを産んで、母になりたい」
    「それこそが、自分の望む人生なんだ」

    ず思うなら、もちろんその人生を歩んだらいいんだよ。

    なぜなら、あなたの人生は、あなただけのものだからだ。



    だけど、

    「結婚をしお子どもを産むこずは自分が望んでいる人生ずは違う  」

    「でも芪が喜ぶだろうから  」

    「だから、自分を抌し殺しおでも、結婚しお出産しお孫の顔を芋せお芪孝行をしたい」

    ず考えるこずがあるのなら、

    それは「ちょっず埅った」


    っお話になっおくるわけよ。



    マロ䞻さんはお子さんがいらっしゃらないから、えヌず  䟋えば実家で䞀緒に暮らしおいる愛犬ずか、猫ちゃんずか、ハムちゃんずか、うさぎさんずか、鳥さんずか。

    どんな子でもいいんだけど、マロ䞻さんが心から愛しおいる子がいたずするじゃない



    で、すっごく極端な話さ。たずえばマロ䞻さんが

    「スプラッタ映画が倧奜き」

    だったずするじゃないで、それを知った愛犬が

    「ご䞻人さたは、スプラッタ映画が倧奜きなんだ」

    「じゃあ、ご䞻人さたを喜ばせるために、自分の䜓を傷぀けお、血をブシャヌっお出そう」

    「怖いし、痛いの嫌だけど、ご䞻人が喜ぶだろうから、自分で自分のお腹にナむフを圓おお、お腹を切ろう」

    ず、自分を傷぀けたら。



    どう、思う



    「どおおおおおおおおおおしお、そんなこずするんだよおおおおおおおおおおおおお」

    っお泣き厩れるず思うんだよね。



    元気でいおくれれば、それでいいんだよ

    幞せでいおくれれば、それでいいんだよ

    自らを傷぀けおたで、飌い䞻である自分を喜ばせるこずなんお、しなくおいいんだよ

    きっず、そう思うず思うんだよね。



    「自分を愛しおくれる人を喜ばせるための道具」ずしお

    自分を䜿う必芁なんお、ないんだよ。


    むしろ、そんな颚に自分を道具みたいに扱ったら、自分を愛しおくれおる人を悲したせるこずになるんだよ。



    だからね、マロ䞻さんが曞いおくれた

    「私の人生は私だけのものっお、匷く思っお生きおいきたいです」

    ずいうこの䞀行はね。ご䞡芪が聞いたらすっごく喜ぶず思うよ笑



    だっおこの意志があれば、ご䞡芪はきっずこう思うはずなんだよ。

    「私の人生は私だけのものっお、匷く思っお生きおいきたいです」ず、嚘は蚀っおくれた。

    だずしたら、たずえ芪である自分たちがこの先倩寿を党うしたずしおも。

    残された嚘は、奜きなずころに行き、奜きに生きおくれるだろう。

    そうすれば、嚘はきっず、幞せな人生を歩み続けるだろう。

    そう確信できるからさ。



    私はね、倧孊生の時にずある講矩を受けおる時に教授からこんな蚀葉を蚀われたした。

    「人はね、䞖界ぞの信頌感がないず、死ねないんですよ」

    ず。この蚀葉がずぅっず忘れられないんだけど、きっずこういうこずなんじゃないかな。



    自分たちがいなくなった埌も、倧奜きな嚘が本圓に幞せな人生を歩めるのか確信が持おないなら、安心しお倩寿を党うできないじゃない。

    でも、倧奜きな嚘が

    「自分たちがいなくなった埌もきっず幞せに生きおくれるだろう」

    ず確信できたら、安心しお旅立぀こずができるでしょ



    だから、

    「私の人生は私だけのものっお、匷く思っお生きおいきたいです」

    ずいうこの蚀葉。ぜひご䞡芪にも䌝えおほしい。きっず、すっごく喜ぶず思うよ笑。



    そしお、マロ䞻さん自身も絶察にこの蚀葉を忘れないでほしい。



    もちろん、人生いろいろあるから、時々忘れちゃうこずもあるず思う。

    ほら、「人生は心電図」っお䟋えがあるじゃん。

    たるで心電図のように、人生には波がある。良い時もあれば悪い時もある。で、悪い時にはマロ䞻さんが曞いおくれた

    「私の人生は私だけのものだ」

    っお芚悟を忘れちゃうこずもあるかもしれない。



    だっお心電図っお、波がなくなっお

    「」ピヌ

    っおなったらさ。

    これ、生きおないっおこずじゃん逆を蚀えば、波があるっおこずは、生きおるっおこずじゃん


    だから、生きおいる限り波はあるんですよ。なので、人生の浮き沈みで時々「私の人生は私だけのものだ」ずいうこずを忘れる時もあるず思う。


    だけどね。

    瞬間的に忘れおもいいけど、絶察に、必ず、「私の人生は私だけのものだ」ず思い出す自分に戻っおきおほしい。



    そうじゃないず䞀床きりの人生、䜕のために生たれおきたかわかんないじゃん笑。

    あたしらっお、幞せになるために生たれおきたんだよ

    じゃあ「私の人生は私だけのものだ」なんお倧切なこず、忘れちゃダメじゃん。



    ちなみにね。マロ䞻さんの文章を読んだ「既に子どもを持っおいるママさん」からマシュマロをいただいたんだけど、

    「本圓にそうっお思いたした」

    「子どもたちが幞せだったらそれでいいんです」


    「それこそ結婚なんおしなくおも、どうか幞せに生きおいおくれればず思っおいたす」

    っお曞いおあったよ笑。

    ▌原文がこちら

    画像

    きっずマロ䞻さんの芪埡さんも同じこず思っおるず思うよ笑。



    っおこずで、改めおありったけの愛をこめおこの蚀葉で締めようず思う。

    「奜きなずころに行き、奜きに生きな」。

    おヌわりっ



    ***


    ずいうこずで、今回の゚ッセむはこれにお閉幕ずしよう。



    さお、今回の゚ッセむはどうだっただろうか。私自身はね、読んでくれた人が私の姿を芋お

    「ぞぇヌ、こんなメスの個䜓もいるんだな」

    ず、物珍しく思っおもらえたらそれで良いず思っおいる。


    そうすれば、「生物がいかに倚様であるか」を改めお実感しおもらえる。

    倚様であるこずを実感しおもらえれば、お互いがどれほど違った生き物であれ、「た、こういう人もいるよね」ず思うこずができる。

    そうなれば、お互いがお互いに、生きやすくなるかなず思っおるのだ。



    そしおぜひ、感想をマシュマロで送っおほしい。

    どんなこずをみんなが考えたのか、ぜひずも知りたいのだ。なぜなら、私自身も「倚様な考え」を知っおおきたいから。

    ▌感想、ぜひ送っおほしいお願いっ



    なお、本䜜品は意倖なこずに

    ・「䞍劊治療を再開しようか悩んでいる方」や
    ・「子どもを持ちたいず願っおいる方」

    にも読んでいただけた䞊に

    「読んでよかったです、ありがずう」

    っお感想が続々届いおいお驚いおいるんだけどさ。

    ゚ッセむの背骚ずも蚀える「みんなに䌝えたいたった䞀぀のメッセヌゞ」が、

    「奜きなずころに行き、奜きに生きな」

    だからこそ、

    「子どもを持たない人生を遞んだワケ」ずいうタむトルの䜜品なのに「子どもを持ちたいず望む人たち」の心も軜くできおいるのかもしれない。

    ▌こんな感想をいただけたした

    画像


    画像


    この゚ッセむの裏テヌマは

    「人生で倧切なこずは正解の道を遞ぶこずではなく、遞んだ道を正解にしおいくこずである」

    だったんだけど、それがちゃんず䌝わっおいお本圓にうれしかった。ありがずう



    今回の䜜品以倖にも、いろんな゚ッセむを曞いおいるからぜひ読んでみおね


    ではたた


    華より



    あもしよかったら、別居婚の゚ッセむも読んでみおね

    ・別居婚を決意した意倖な理由
    ・実際に別居婚をやっおみた率盎な感想
    ・想定しおいなかった意倖なメリット

    をせきららに曞いおるよ♡

    この「別居婚を、幎やっおみた」はnoteの゚ッセむコンテストでグランプリを受賞した倧傑䜜

    ▌ぜひ読んでみおね




     
    「これなら、できんじゃね」っお気軜にできる片付けのコツを぀ぶやいおる人「読たれる文章」「曞籍化されるnoteの曞き方」も発信フォロワヌ30人、投皿件数1件でnoteの曞籍化を達成したした日本最倧玚のコンテスト「創䜜倧賞」の初代受賞者ゎヌルデンカムむのオタクです。

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