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真夜中コーラを、仕込み直した

少し前、『真夜中コーラ』というゲームを作った。

深夜の小さな工房で、
自分だけのコーラを一本ずつ仕込んでいくゲーム。

公開後、ありがたいことに思っていたよりも色々な人に遊んでもらうことができた。

ゲームジャムでのコメント、noteでの感想、
そして、実際に遊んでいるところを撮ったプレイ動画。

自分以外の人が遊んでいる『真夜中コーラ』を初めて見ることになった。

「つまずきログ」さんのプレイ動画

「まる。」さんのプレイ動画

見ていて特に面白かったのが、
自分では気づかないところで迷っていることだった。

当然といえば当然、作った本人はこのゲームのことを全部知っている。

どこを押せばいいのか。
何をすると何が起きるのか。
次に何をすればいいのか。

それを完全に知った状態で、
ずっとテストプレイをしていた。

でも初めて触る人には、そんなことは分からない。

プレイ動画を見ていると、
「確かに、そこが分かりにくいか」
という瞬間が何度もあった。

これは自分一人で遊んでいたら、
ずっと気づかなかったと思う。


そこで、
『真夜中コーラ』を少しアップデートすることにした。

大きくゲームを変えるのではなく、
初めて遊ぶ人がもう少し自然に触れるようにする。

まず「仕込み方」を追加して、
コーラが完成するまでの流れを見られるようにした。

画面上のノブをタップすると、
全体マップも確認できるようにした。

少し困ったときには、
「工房メモ」からヒントも見られる。 

そして「記録」から、
完成したコーラの画像を保存できるようにした。

どれも小さな変更だが、
最初のバージョンよりも工房の中を歩きやすくなった気がする。

完成したゲームを直したことよりも、
直す理由が自分の外側からやってきたことが嬉しかった。

これまでは、自分専用のアプリをたくさん作ってきた。

自分が使って自分が気に入れば、それで完成だった。
それはそれで楽しかった。

でも『真夜中コーラ』を外に出してみるとその先があった。

誰かが遊んで、迷って、気づいて。
思ってもいなかったところを面白がる。

それを見て、また少し作りたくなる。

完成して外に出したはずなのに、
そこで終わりではなかった。

そして何より、
アプリを修正している自分自身が楽しそうだった。

もしかすると、
自分の作るものを人に見てもらいたかったのに、
色々と言い訳をして、そこに蓋をしていた部分もあったのかもしれない。

ゲームをアップデートしていたつもりだったが、
創作への関わり方自体が変わった気がしている。

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