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【ALPI4000】出発前夜

    ALPI4000

    ALPI4000——2026年6月20日、ヨーロッパの難関ランドネのひとつと謳われるこのイベントが三度目の幕を開ける。ミラノ冬季五輪を記念に、ルートの90%以上と制限時間が刷新された。アルプスとドロミテ、1,300キロ、獲得標高22,000メートル。最高点は2,762メートル、最低点はミラノ近郊の平野の103メートル。この落差を走りきるための制限時間は145時間。タイムは競わないが十分に過酷なことは数字が示している。

    自分にとっては1001 Miglia、999 Tuscany Gran Randoに続く三度目のイタリアRMになる。さまざまな国を走ってみたい欲求ももちろんあるが、イタリアをもっと深く知りたい欲のほうが強かった。

    ステルヴィオ、ガヴィア、モルティローロ、ファルツァレゴ、ベルニナ——名前を並べるだけで巡礼の地図が浮かび、幾多もの名勝負が脳裏をよぎる。そんな峠群を、繰り返し登ったり下ったりしながら、6日間を過ごす。

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    実にでこぼこしている。

    さらに言えば、来年はPBPイヤーだ。できればLRMをひとつ完走しておきたい。ALPI4000の完走は、PBP2027への事前登録優先権を得ることができる。


    機体 ── Ridley Grifn

    今回も相棒は、Ridley Grifn。
    ドライブトレインはShimano アルテグラ11速。ホイールはWH-R8170-C50、リム高50mmのカーボン。タイヤはミシュランのパワーアドベンチャー36mm。ブルベには新しい装備をいきなり実戦に投入しない。大一番ならなおさらだ。だから、大きな変更は加えていない。

    ただそれでもひとつだけ。チェーンリングは、52-36から50-34に換装した。それが山への敬意。——あるいは最後の悪あがき。

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    恒例の出発直前の洗車はラバッジョとうきょう。
    メンテナンスはフォーチュンバイクにお世話になっています。いつもありがとうございます。

    東京からボルミオ ── 旅程という前奏曲

    6月17日、東京を発つ。6月18日、ミラノ・マルペンサから直接ボルミオへ。

    当初はミラノで一泊してから鉄道でティラーノへ、ティラーノからバスに乗り継ぎボルミオに入る予定だったが、知人がチャーターしたミニバスに6人で乗り合い、空港から直行できることになった。会場までの孤独な移動の段取りを何度も経験してきた身には、この乗り合いはとても助かる。


    数字と不安

    登りが嫌いだ。どちらかというと体格も山向きではない。22,000mという獲得標高は、未知すぎる領域だ。実際に脚が止まる瞬間の重さは、まだ誰も教えてくれていない。

    145時間という関門は、長いようで短いことも毎度のことで解っている。VAMは控えめに見積もって……それでも少しだけ強気な走行計画を立てた。一応、余裕は丸一日以上ある。

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    公式が用意したアプリがとんでもなく有能。

    そして、体重。2か月で-6kg。昨年の後半に10kg近く増やしてしまった体重をできるだけ削った。おおよそ去年の999 tuscany gran rando参加時と同程度には登れるはずだ。


    大会期間中は、こちらのLIVE MAPで track を追うことができる。

    https://livegps.setetrack.it/Home/IndexMapset?mapset=alpi4000_2026

    6月20日、ボルミオのスタートラインに立つまで、もう数日。


    ──YouTubeチャンネル「Chromatic via」でロングライドの映像を公開中。
    [チャンネルへ →] (リンク)

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    haLRu

     
     
    ランドヌール / ロードレース観測者 / RIDLEY / DEROSA / YouTubeでロングライドを記録中 ラムとリキュールのコレクションバー、Remains the Bar店主。

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