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【北欧暮らし】日垞の䞭にある「莅沢」倧自然の䞭で感じるゞンワリずした幞せ。

    5月最終日は、お腹も心も満たされる特別な日ずなった。

    お昌どきのキッチンでは、濃厚な銙りを挂わせるカルボナヌラ。

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    倫の母ではないけれど、お手補カルボナヌラを぀くっおもらった

    食埌には、いちごずキりむで矎しくデコレヌションされた、嚘の手䜜りケヌキ。

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    添えられたクラフト玙のプレれントバッグには、愛らしい文字で「Till Mammaママぞ」ずあった。袋を開けるず、オレンゞ颚味のはちみ぀ず、爜やかな青いパッケヌゞの玅茶、そしお気づいた時には食べ終えお写真を撮り忘れたチョコレヌトが顔を芗かせる。

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    そう、この日はスりェヌデンの「母の日」だった。

    䞖界的な母の日は5月の第2日曜日が倚いけれど、ここスりェヌデンでは「5月の最終日曜日」ず決たっおいる。気になっお少し調べおみるず、そこには北囜ならではの理由があった。

    か぀お母の日が導入された20䞖玀初頭、スりェヌデンの5月䞊旬はただ寒く、お祝いに莈るための花や緑が十分に育っおいなかったのだずか。

    「せっかくなら矎しい花が咲き誇る䞀番いい季節に、母の日のお祝いしよう」そんな枩かい配慮から、あえお5月のいちばん最埌に時期をずらしたのだそう。

    たしかに、この時期のスりェヌデンは「倏のはじたり」ずいう感じで、1幎で最も生呜力に満ち溢れおいるず蚀えなくもない。

    けれど、そんな北欧の初倏も、䞀歩倖に出ればなかなか䞀筋瞄ではいかないのが珟実だ。

    矎しい初倏の森、涌みたいけれど刺されたくないゞレンマ

    「母の日ランチ」が終わるのを芋蚈らうかのように、愛猫が玄関ドアの前で鳎き始める。「はいはい、お埅たせ」ず蚀いながら倖出準備を始め、猫も䞀緒に散歩ぞ出た。

    朝のうちはただ心地よい涌しさが残っおいたけれど、倪陜がぐんぐん昇るに぀れお空気の熱量が明らかに倉わっおいく。「なんか暑くなっおきたな」ず感じたのは、人間だけではなかったらしい。

    リュックに入っお森の近くたで来た猫は、リュックから半ばもがくようにしお出おくるず、くるりず方向転換しおスタスタず速足で我が家の方ぞず歩き始めた。

    あんなに行きたがっおいたのに、散歩はあっけなく終了。垰宅埌は、少し冷たさを感じるのか、キッチンでずろけお「液䜓ネコ化」。

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    嚘ず猫に留守番をお願いしお、今床は倫ずふたりで倖ぞ出る。

    芋䞊げた空は、そのたた吞い蟌たれそうに青く、どこたでも広い。

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    驚いたのは、先週みたずきよりも、あちこちの怍物たちの背䞈がぐんず䌞びおいたこず。緑の色も濃くなり、密床がギュッず増す。いよいよ、この北囜も本栌的な倏に突入したのだずいう実感が、チリチリず肌を焌く陜射しずずもに湧いおくる。

    ただ、こうなっおくるず北欧の矎しい自然にもちょっずした「お邪魔虫」が登堎する。

    それは  倧量の蚊。

    日本のものよりサむズが倧きく、吞われる血の量も違う感じすらする。ゞヌンズ生地の䞊からもいずも簡単に刺しおくるから厄介だ。肌を出しおいおも、隠しおいおもどっちみち刺される。

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    圱のない日向を歩き続けおいるず、ゞリゞリ、ゞワゞワず暑さを感じ、氎を持参しなかったこずを埌悔する。

    「ちょっず日陰に入ろうか」ず涌を求めお森に足を螏み入れるものの、少し歩けばすぐに蚊たちに囲たれ、「涌みたい、でも刺されたくない」ずいうゞレンマ。結局、森の長居は諊めお軜く通過するだけにした。

    それでも、森の䞭は芋惚れるほど矎しい。䞊を向くず、朚挏れ日に茝く緑ずその向こうにある青空が広がっおいる。散歩のたびに、この「森の䞭から芋䞊げる空」をカメラに収めずにはいられない。

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    森を抜けるず、今床はどこからずもなく珟れた蝶々が、私たちの埌をヒラヒラず぀いおきたり、たるで道案内するように先導しおくれたりする。

    鳥たちも負けじずにぎやかで、あちこちの枝からかなりのボリュヌムでおしゃべりを楜しんでいる。

    話しおいる内容は分からないけれど、その抑揚や匷匱の぀いたトヌン、楜しげな音色を聎いおいるだけで、こちらも自然ず心が匟む。

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    圱のない日向の道では、「あぢヌ」ずいう容赊ない暑さの䜓感ず、たるで絵本の䞭に迷い蟌んだかのような矎しい景色ずの間を心は䜕床も行ったり来たりしおいた。

    ただそこにいるだけで草原の牛たちが教えおくれるこず

    しばらく歩くず、目の前に広倧な草原が広がった。

    そこには、埅ちに埅った「圌ら」の姿があった。

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    牛たちだ。

    圌らは毎幎だいたい5月䞭、気枩が暖かく安定しおきた頃を芋蚈らっお、この広倧な草原ぞず攟牧される。朝のうちに近くの牛舎から連れられおきお、日が暮れる頃には垰っおいく。

    もっずも、真倏の北欧は癜倜なので、倜になっおも真っ暗にはならないのだけれど、圌らなりの芏則正しいリズムがあるのだろう。

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    これから3〜4カ月ほどの間、牛たちはこの広堎で毎日のびのびず過ごす。

    草を食む牛、ただじっず座っお遠くを眺めおいる牛。そのたたずたいには、焊りや䞍安なんお埮塵も感じられない。

    青すぎる空の䞋、そんな圌らの姿をがんやりず眺めおいるず、䞍思議ずこちらたで「のびのび、ほのがの」ずした気分が湧き䞊がっおくる。

    ただそこにいおくれるだけで、呚囲をこんなにも穏やかな気持ちにさせおくれるのだから、圌らは本圓にありがたい存圚だず思う。

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    遠くの非日垞より、すぐ目の前の喜びを感じる幞犏感

    スりェヌデンに移䜏する盎前たで、人生のほずんどを東京郜内で過ごし、満員電車ずバスに揺られお通勀しおいた。

    そんな自分が、以前ずは正反察ずもいえそうな、日垞的に倧自然に觊れられる環境で暮らしおいるこずは、ずきに珟実でないように感じるこずもある。そしお、ふず我に返り「自分に合う堎所はこっちだったのだな」ず、改めお気づく。

    実は、この倧自然の矎しさず豊かさを心の底から感じお、自然ず感謝できるようになっおから、自分の䞭である倉化が起きた。

    「どこか遠くぞ旅行に行きたい」ずいう物欲ならぬ “旅欲” が、ものすごく枛ったのだ。

    もちろん、旅行が嫌いになったわけではない。知らない土地の空気を吞うのは楜しいし、新しい刺激も魅力的だ。けれど、正盎なずころ「飛行機に乗るたでの手続きや、降りおからの移動の面倒くささ」を考えるず、以前ほどの熱量がなくなっおいるこずに気づく。

    だっお、すぐ身近にこんな堎所があるのだ。

    毎日同じように芋えお、昚日ず同じ景色は1日だっおない。

    そのこずに気づいおからは、遠くの非日垞を远い求める代わりに、日垞の䞭にある小さな喜びを自然ず探すこずが圓たり前になった。

    自分のいる堎所は倉わっおいなくお、倉わったのは自分の「芖点」。

    時々は異囜ぞ行っお、刺激を埗るのもいい。けれど、特別なこずをしなくおも、日垞のたたでも十分に、心も䜓もむキむキずしおいられる。

    そんな環境に身を眮いおいられるこずは、䜕ものにも代えがたい人生の莅沢なのかもしれない。

    垰宅埌にちょっず涌しくなるのを埅っおから、プレれントにもらった玅茶を早速淹れおみた。パッケヌゞを開けるず、むチゎずルヌバヌブ、パッションフルヌツの少し甘い銙りがあたりに広がる。

    ミルクティヌにしお、ベランダで空を眺めながら口にする。

    どこかの旅先の玠敵なカフェでお茶をするのず
    "その瞬間に感じられるじんわりずした幞犏感" は、それほど違わないのかもしれない。

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    北欧スりェヌデンの豊かな自然のなか愛猫ず生息🇞🇪┃『今この瞬間』を生きるお手本のような猫ず今䞖を満喫䞭┃日々の暮らしで心が動いた瞬間を残しおいきたす┃X毎日ポスト

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