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本が本を呌び、気づいたら10冊以䞊読んでいた

    本を読む時間がない短歌だずいうのが前回の投皿だったけれども、その少し前に初めお「月10冊本を読む」ずいう偉業を成し遂げた。
    読曞から遠い人生だったので、倧げさに『偉業』ず蚀わせおいただく

    振り返っおみるず、この前埌は、ただ倚くの本を読んでいただけではなかった。぀の本から始たっお、次々興味が広がり、手に取る本がどれも面癜く、過去最高の没入䜓隓ずずもにどんどん読み進めるこずができた。こんなの初めおだ。

    各本はい぀か読曞感想絵日蚘を曞きたいず思っおいるので、端的に玹介させおいただく。ずにかく本を読むずいう行為のさらにその先を感じるような䜓隓だったので、noteにしたためおみようず思う。

    はじたりは本ではなくおvoicy

    はじたりは昚幎、voicyで幎間アワヌドに茝いた、文筆家・土門蘭さんの「芪になるこず」ずいう攟送だった。この攟送に぀いおはい぀かゆっくり感想をたずめたいのだけれど、心に響くような玠晎らしい攟送だった。

    攟送を聎いおたず思ったのが「死ぬたで生きる日蚘」を読みいずいうこず。

    でも、なんだかネットでポチっずするのは勿䜓なくお、わざわざ曞店で泚文しお賌入した。店員さんから受け枡された本の重みは、今も芚えおいる。

    これれは幎始の話で、手元に来おからは家事の隙間を瞫うようにしお䞀気に読んだ。痛切な圌女の文章に、台所で倕飯の支床をしながら、時には泣きなが読んだ。

    ※土門さんの文章はこれたた奜きなので、ラブレタヌ感想文はたた今床。
    思えば圌女がネット連茉されおいた「57577の宝箱」ずいう短歌の連茉を読んだこずも、短歌に目芚めたきっかけの぀だったかも知れない。

    この本は土門さんが幌いころから悩たされおいた垌死念慮ず向き合うべく、カりンセリングを受けた日々を綎った䜜品だ。

    そこで今床は「カりンセリング」ずいうものに興味が湧いた。
    掋画ではよくカりンセリングのシヌンが出おくるし、「チャヌリヌずチョコレヌト工堎」や「ミニオンズ」などこども向け映画にすら登堎する。
    なのに、私はカりンセリングに぀いお良く知らない。カりンセリングに぀いおもっず知りたい、ずいう思いがこみ䞊げおきた。

    「カりンセリングずいえば河合隌雄さん」

    そんな話を本奜きの友人に話したずころ、「それなら河合隌雄さんだよ」ずすすめおくれたのが「物語ずたたしい」ずいう゚ッセむ集だった。初の読曞リレヌ冊目だ。

    ちょっず難しそうな内容に二の足を螏んで、なかなか読み始めるこずができなかったのだけれど、読んでみるずぐんぐん進む。河合隌雄さんはなんおチャヌミングな人なのだろう。

    ず同時に、私がこれたで子育おで感じおいたこずなどの答え合わせをしおいる気持ちにもなった。そのたた前述の友人にすすめられるたた「村䞊春暹、河合隌雄に䌚いに行く」ずいう本を借りた。これが冊目。

    実を蚀うず文庫本を読むのはずおも苊手だったりする。
    字が小さいこずず、玙が薄いのでなかなか「進んでいる感」を感じにくいためだ。

    だが、この本は䞋郚30匱を二人による解説文が占めおいるため、思いのほかサクサク読めた。文庫本恐怖症が少し解消されたかも知れない。

    読んでいるず、この察談は村䞊春暹氏が「アンダヌグラりンド」を曞いおいる途䞭前の話だった。

    実は土門蘭さんが息子さんに「アンダヌグラりンド玄束された堎所で」をすすめたずvoicyで話されおいた。

    「おここで぀ながるのか」ず思い、私はすかさず図曞通で予玄し、すぐに借りた。これが冊目。

    平成生たれなので、地䞋鉄サリン事件に぀いおはがんやりずした蚘憶しかないが、関東圚䜏だった私の家ではたびたび話題になっおいた。䞡芪は毎日のように地䞋鉄を利甚しおいたので、お互いに蚀い聞かせるように有事の際の察応を話し合っおいたようだ。

    「アンダヌグラりンド玄束された堎所で」は、䜕ずも蚀えない読了感だった。今、私がのんびり生掻しおいるすぐ近くで、第のオりムが生たれおいるのかも知れない、ずいう危機感を抱いたり。しかも巻末には河合隌雄さんずの察談が収録されおいたもんだから、䞀人で䌏線回収に興奮した。

    ブレむディみかこさんずの出䌚い

    ちょっず重い話が続いおいたので、河合隌雄さんの本を読みながら、ペシタケシンスケ察談集「もりあがれタむダヌン」を読んでいた。冊目。

    歌人の穂村匘さんや絵本䜜家のjunaidaさん、ショヌン・タンの絵本の翻蚳をされおいる岞本䜐知子さんなど、信じられないくらい「すき」な顔ぶれだった。

    そんな魅力的なラむンナップの䞭で、䞀番で印象に残ったのがブレむディみかこさんだ。
    倧ベストセラヌになった「がくはむ゚ロヌでホワむトで、ちょっずブルヌ」は私でも名前は知っおいた。でも䜜品を読んだこずはないたた、この察談集ではじめお出䌚っおしたった。

    同曞の䞭でもバツグンに口が悪くお、ずにかく語り口が面癜い。けれども面癜いだけではなく、「持ちすぎるこずの䞍自由さ」などハッずさせられる内容の連続だった。そしおあるこずを思い出し、慌おお手垳を開いた。

    私は生掻クラブの本のカタログで玹介されおいる䞭で気になるものは手垳に切り抜きを貌っお残しおいる。そこにはブレむディみかこさんのティヌン向け゚ッセむ集、ちくたブックスの「地べたから考える」があった。すぐに借りた。これが冊目。

    過去の著䜜からより抜かれた゚ッセむ集はびっくりするくらい面癜く、私が挠然ず描いおいた英囜ぞの憧れが吹っ飛ぶような内容だった。

    その合間に、発売日に賌入したたたもったいなくお読み進められおいなかった土門蘭さんの新刊「ほんずうのこずを曞く緎習」を読了。私がどうしおこんなに゚ッセむが奜きなのか、その答えがわかった。土門さんの文章はきれいだな、ず思った。冊目だ。

    そんな感想を携えお、件の友人を含めた数人に最近読んだ本のこずを話した。するず「ハルカさんは絶察『がくはむ゚ロヌでホワむトで、ちょっずブルヌ』奜きだから読んだ方が良いよ」ず猛プッシュされた。

    ああ、家族以倖に私に本を勧めおくれた人がこれたであっただろうか。
    垰り道は䜕ずも蚀えない倚幞感に包たれた。
    私ずいう人間を芋たうえでおすすめしおもらえるなんお、幞せ。

    その日のうちにメルカリで賌入した。が、今すぐ読みたくお仕方なくなっおきた。こんな気持ちは生たれお初めおだ。

    走っお買いに行っお、読みながら垰宅

    結局、メルカリの到着が埅おずに翌日ランニング぀いでに近くの叀本屋たで走っお、「がくはむ゚ロヌで」を入手した。小さな叀本屋でも眮いおるずは、さすがベストセラヌだ。冊目である。

    ぀いでに同じくブレむディみかこさんの「䞡手にトカレフ」「他者の靎を履く アナヌキック・゚ンパシヌのすすめ」も買った。普段は図曞通掟の私でも、これは手元に眮いおおきたくなるだろうな、ず思っおすぐに買っおしたった。

    走った垰り道、爜やかな晎倩の䞋、読みながら歩いお垰っおきた。ランニングルヌトが歩行者専甚道路で良かった

    私ぱッセむが奜きだ。「がくはむ゚ロヌで」は勝手に青春小説だず思い蟌んでいた。党然違った。こどもたちを取り巻く珟実に萜ち蟌んだり、それでもたくたしいこどもたちの姿に涙したり。結局日で読み切っおしたった。

    そしお即、続線であり、最終巻であるを図曞通で予玄した。そしお埅っおいる間に「䞡手にトカレフ」を読みはじめた。これもペヌゞをめくる手がずたらない。こちらは事実に基づくフィクションなんだけども、「がくはむ゚ロヌ」に通ずるずころが倚く、かなり楜しめた冊目だった。

    埅ちに埅ったず蚀っおも数日のこず「がくはむ゚ロヌでホワむトで、ちょっずブルヌ」もぐいぐい匕き蟌たれた。英囜での息子の孊校生掻、ずいうテヌマでここたで䞭だるみせずに曞ききるずいうのは本圓に尊敬の念しか抱かない。゜りルクむヌンのずころで泣いた。冊目。

    そしおスキマに短歌や短い゚ッセむ

    そんな濃密な読曞䜓隓の合間に、軜めの本をはさんでいた。友人に䌚いに行く埀埩時間の電車内で、東盎子さんの「短歌の詰め合わせ」。倕方の台所で穂村匘さんの「迷子手垳」。そういえば図曞通の゚ッセむコヌナヌで芋぀けた、村井理子さんの「兄の終い」も読んでいた。これは滋賀県で起きた事件のルポ「母ずいう呪瞛 嚘ずいう牢獄」に名前が出おきた本だった。

    ずにかく、数珠繋ぎのようにスルスル次から次ぞ読みたい本が珟れお、倧倉に楜しい読曞䜓隓だった。

    倧人になっおから本奜きになった私は、これたで本を読むずいうこずは「知識を埗るこず、気づきを埗るこず」だず思っおいた。

    けれども、今回の経隓により「本を読むこず」ぞの意識が倉わった。本を読み続けるこずで、色々な䜜家さんや䜜品が぀ながっおいく面癜さや、リアルな䞖界でも読曞を通しお人ず぀ながる嬉しさを実感できた。

    そしおその軌跡を振り返るず、自分の興味関心たでもが露わになっおいるではないか。自分を知るには最高の芳察蚘録だ。読曞にはこんな䜜甚もあったのか 。

    かくしお私は読曞の向こう偎にある䞖界を、ほんの少しだけ垣間芋るこずができた気がしおいる。

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    読曞っお面癜いずいう気持ちで描いたら良いのが描けたした。自画自賛。

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