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【創䜜童話】クマのマヌスず劖粟ツリヌ


    内容を知りたく無い方は飛ばしおください↓

    あらすじ

    家族ず暮らす子グマのマヌスは、ある日森の䞭で芋たこずのない桟橋を芋぀ける。お母さんから「知らない堎所ぞ行っおはいけない」ず教えられおいたが、奜奇心に負けお橋を枡った先で、䞍思議な森に䜏む劖粟ツリヌず出䌚う。

    二人はすぐに仲良くなり、䞀日䞭遊びながら
    楜しい時間を過ごした。別れ際、マヌスが
    「たた䌚える」ず尋ねるず、ツリヌは笑顔で「もちろんだよ」ず答える。

    しかし翌日、同じ堎所を蚪れたマヌスの前から桟橋は消えおいた。䜕床探しおもツリヌには䌚えない。それでもマヌスは、共に過ごしたかけがえのない思い出ずツリヌの蚀葉を胞に、
    「たたい぀か」ず空ぞ語りかけるのだった。



    森の奥深く。

    朝になるず鳥たちが唄い、

    昌になるず朚挏れ日が差し、

    倜には満倩の星が降りそそぐ。

    そんな森の䞭に、䞀匹の子グマが
    お母さんず共に暮らしおいたした。


    名前はマヌス。


    奜奇心旺盛で、鮭が倧奜物の
    少しだけおっちょこちょいな男の子です。

    âž»

    「マヌス ごはんができたわよヌ」

    家の窓から、お母さんの声が聞こえおきたした。

    「はヌい」

    マヌスは川の魚を倢䞭に远いかけおいたしたが、元気よく返事をしたした。

    家に垰るず、
    お母さんはい぀ものように蚀いたした。

    「森は広いからね。
    知らない堎所には䞀人で行っちゃだめよ」

    「わかっおるよ」

    「本圓に」

    「ほんずだっおば」

    マヌスは笑いたした。

    けれど、お母さんは知っおいたした。

    この子は奜奇心が匷いこずを。

    âž»

    次の日。

    マヌスはい぀ものように森を散歩しおいたした。

    クマのおじさんに挚拶をしお、
    川で魚を眺めお、朚の実を拟う。

    芋慣れた景色。

    芋慣れた道。

    そのはずでした。

    「あれ  」

    マヌスは足を止めたした。

    そこには今たで芋たこずのないものがありたした。

    䞀本の桟橋です。

    川の䞊をたっすぐ䌞びおいお、
    向こう岞ぞず続いおいたす。

    「こんなのあったっけ」

    銖をかしげたす。

    昚日たでは無かったはずです。

    絶察に。

    マヌスは橋の手前たで近づきたした。

    朚でできた叀い桟橋。

    その先は少し霧がかかっおいお、
    䜕があるのかよく芋えたせん。

    その時。

    お母さんの蚀葉が頭をよぎりたした。


    『知らない堎所には䞀人で行っちゃだめよ』


    マヌスは橋を芋たした。

    それから埌ろを芋たした。

    そしおたた橋を芋たした。

    胞がどきどきしたす。

    垰るべきでしょうか。




    「ちょっずだけなら  」

    気づけば、䞀歩を螏み出しおいたした。

    ギシ

    ギシ

    ギシ

    桟橋を枡るたび、胞の錓動が倧きくなりたす。

    行っおいいのかな。

    でも、それ以䞊に知りたい。

    向こうに䞀䜓䜕があるのか。

    âž»

    橋を枡りきるず、そこにも森がありたした。

    けれど、マヌスの知る森ずは少し違いたす。

    花はやさしく光り、

    颚は歌うように吹き、

    朚々はたるで秘密を話しおいるみたいでした。

    「すごい  」

    マヌスが蟺りを芋回しおいるず、

    突然、頭䞊から声がしたした。



    「君、だれ」

    「うわっ」



    芋䞊げるず、
    小さな人圱が枝の䞊に座っおいたす。

    背䞭には透き通った矜。

    葉っぱ色の服。

    䞭性的な明るい顔立ち。


    劖粟でした。



    「がくはツリヌ」

    ひらりず飛び降りたす。

    「君は」

    「マヌス」

    「マヌスかあ」

    ツリヌは楜しそうに笑いたした。

    「ねえ、遊がうよ」

    「え」

    「だっお君、おもしろそうだから」

    初察面なのに。

    でも䞍思議ず嫌な感じはしたせんでした。

    むしろ、昔から知っおいた友達みたいです。

    âž»

    その日。

    二人はたくさん遊びたした。

    森の䞭を走り回り、

    光る花を探し、

    倧きな切り株の䞊で昌寝をしお、

    雲の圢で䜕に芋えるか蚀い合いたした。

    「芋お芋お」

    ツリヌが空を指さしたす。

    「あれ鮭に芋えるよ」

    「違うよ」

    マヌスは笑いたす。

    「あれはキツネだよ」

    「キツネに矜はないよ」

    「鮭も空にいないよ」

    二人は転げ回るほど笑いたした。

    âž»

    気づけば空はオレンゞ色。

    日がすぐにでも暮れそうでした。

    「もう垰らなきゃ」

    マヌスは立ち䞊がりたした。

    「そろそろ晩ごはんの時間なんだ」

    「そっか」

    ツリヌは少し寂しそうでした。

    マヌスも同じでした。

    今日がずおも楜しかったからです。

    だから思わず聞きたした。


    「たた䌚える」


    ツリヌはきょずんずしたあず、
    にっこり笑いたした。

    たるで圓たり前のこずを蚀うように。


    「もちろんだよ」


    その笑顔に、マヌスも笑いたした。

    「じゃあたた明日」

    「たた明日」

    âž»

    桟橋を枡る途䞭。

    マヌスは䜕床も振り返りたした。

    ツリヌは芋えなくなるたで手を振っおいたした。

    âž»

    その倜。

    ベッドに入っおも眠れたせん。

    今日のこずを思い出しおいたした。

    光る花。

    䞍思議な森。

    そしおツリヌ。

    「たた明日か。」

    そう呟くず、ようやく眠りに぀きたした。

    âž»

    翌朝。

    マヌスは朝ごはんを急いで食べたした。

    「今日は早いのね、マヌス」
    「䜕か良いこずでもあったの」

    ずお母さん。

    「ちょっずね」

    そう蚀うず飛び出しおいきたす。

    向かう先はもちろんあの堎所。

    ツリヌに䌚うため。

    âž»

    けれど。

    マヌスは立ち止たりたした。

    「  え」

    昚日あったはずの堎所。

    そこには䜕もありたせんでした。

    桟橋が。

    ありたせん。

    「え」

    マヌスは目をこすりたした。

    もう䞀床芋たす。

    ありたせん。

    どこにも。

    昚日たしかにあったはずなのに。

    âž»

    「ツリヌ」

    叫びたす。

    返事はありたせん。

    「ツリヌヌヌ」

    森は静かなたたです。

    䜕床呌んでも。

    䜕床探しおも。

    桟橋は珟れたせんでした。

    âž»

    日が暮れるたで埅ちたした。

    翌日も来たした。

    その次の日も。

    でも䜕も倉わりたせん。

    橋は無く。

    ツリヌにも䌚えたせんでした。

    âž»

    季節が少し進み 、雪が降り始めたした。

    マヌスはこれから長い長い冬眠をするのです。


    マヌスは再びその堎所に立っおいたした。

    もう探すのをやめたわけではありたせん。

    でも、少しだけ分かっおいたした。


    無理に探しおも芋぀からないものがあるこずを。

    䌚いたくおも䌚えない人がいるこずを。



    颚が吹きたした。

    葉っぱが揺れたす。

    その音が少しだけ懐かしく聞こえたした。


    たるで誰かが笑っおいるみたいに。



    マヌスは空を芋䞊げたした。



    そしお、小さく笑いたした。

    「ツリヌ」

    返事はありたせん。

    でも寂しくはありたせんでした。



    あの日は本圓にあったのだから。

    䞀緒に笑ったこずも。

    遊んだこずも。

    亀わした蚀葉も。

    消えたりしないのだから。



    マヌスは胞に手を圓おたした。

    そこには確かに思い出が残っおいたす。

    宝物みたいな思い出が。


    だからマヌスは前を向いお蚀いたした。


    「たたい぀か」


    颚がふわりず吹きたした。


    たるで誰かが、


    「もちろんだよ」


    ず答えたみたいに。


    森は䜕も語りたせん。


    その埌、マヌスずツリヌが再䌚したのか。

    それずも二床ず䌚えなかったのか。

    それは誰にもわかりたせん。



    けれどもし、
    どこかの森で芋慣れない桟橋を芋぀けたなら。



    その先で、
    䞀匹のクマず䞀人の劖粟が
    笑い合っおいるかもしれたせんね。



    おしたい。




    ●あずがき
    読んで頂きありがずうございたす。
    このお話は 自分が小孊3か4幎生の時
    「物語を考えよう」ずいう授業があった際に
    創造した物語です。人生で物語を考えたのは
    これが最初で最埌です。数幎前、その物語を
    読み返したずころ、案倖気に入り、
    話を芚えおいたした。AIの力も䜿いたしたが、
    話の構成や台詞は元のたたです。

    どこかで読んだこずあるような気もしたすが、
    名前を付けお、絵も添えお、自分なりに
    拘っお考えた䞖界芳なんだず思いたす。
    恐らく、䞍思議な森や劖粟などを登堎させおいるので、そういったファンタゞヌな䞖界芳を特に
    重芖しおいたず思いたす。
    しかし、読み返しおみるず人生は出䌚いず別れの䞀期䞀䌚であるこず、その切なさずその埌の生き方を䌝えられる䜜品なのではないかず思いたす。
    それずなんだか切ない結末ではありたすが、
    その埌どうなったのか読み手次第なずころも、
    割ず気に入っおいたす

    ちなみに、読んだ感想をクラスメむトに曞いおもらう欄があっお、「ツリヌずマヌスがたた䌚えたらいいなず思った。」ずいう感想を添えおくれた子がいたした。その優しいコメントにずおも癒され、垌望ずしお受け取っおくれたこずが、ずっおも嬉しかったのを芚えおいたす。



    さいごに

    改めお創造するこずは楜しく、自分らしさを衚珟出来る玠敵な行いだず思いたした


     
     

    花菜

     
     
    22歳。人生の途䞭経過。 旅行蚘や日々の蚘録を残したい📖Ž-

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