
【アメリカを喰らう 🇺🇸03】人気店だからこそ惜しい。2回目のDAIKAYAで感じたこと
私の働いているレストランから、それほど遠くない場所にある人気ラーメン店
DAIKAYA
Washington D.C.ではよく知られているラーメン店で、今回が私にとって2回目の訪問でした
公式サイトによると、1階がRamen Shop、2階がIzakayaという構成
ラーメンは札幌スタイルを掲げ、麺は札幌の西山製麺から輸入しているそうです

🍜 1回目は「まぁまぁかな〜」
最初に来た時の印象は、
「まぁまぁかな〜」
という感じでした
もちろん不味いということではありません
Washington D.C.でこれだけお客様が入っているのですから、支持されている理由もあると思います
ただ、日本で長く料理をしてきた私個人としては、
「またすぐ食べに来たい!」
というところまではいかなかった
そして今回、もう一度食べに来てみました

今回注文したもの
今回注文したのは、
Tsukemen
Fried Gyoza
Veggie Spring Rolls
現在の公式メニューではTsukemen $21、Fried Gyoza $6.50、Veggie Spring Rolls $6.50となっています


まずサイドメニューから
餃子、春巻きともに揚げの状態そのものは大きな問題を感じませんでした
ただ、私が気になったのは、
料理とソースのバランス
食べた瞬間に、
「このソースで、この料理を一番美味しく食べられるのかな?」
と感じました
一つひとつが悪いというより、素材・揚げ物・ソースがひとつの料理としてまとまりきっていない
そんな印象でした
これは完全に私個人の好みもあります
ただ料理人としては、
「なぜ、このソースなのか?」
という理由が欲しくなります
🍜 メインはTsukemen
そして今回、一番楽しみにしていたのがつけ麺
公式メニューにも、
冷たい麺を濃厚なスープにつけて食べる
というスタイルで紹介されています

麺のコンディションは、それなりに良かったです
食感もあり、
「ラーメン屋としてのベースはあるんだろうな」
とは感じました
ただ、私が一番気になったのが、
つけ汁の温度
私には、かなりぬるく感じました
冷たい麺をつけて食べる料理だからこそ、最初のつけ汁の温度は重要だと思っています
食べ進めれば当然さらに温度は下がります
だから最初の一口からぬるく感じてしまうと、最後まで食べるのが少し辛い
これは今回かなり残念でした
そして料理人だから気になってしまったこと
このお店はオープンキッチン
お客様から調理しているところがよく見えます
これは料理人にとって、ある意味かなり緊張感のある環境です
今回、炒めた野菜の中に黒い焦げのようなものが付いているのが気になりました
写真だけで原因まで断定することはできません
ただ料理人として食べた時には、
中華鍋や調理器具のコンディションはどうだったのだろう?
とは感じました
オープンキッチンでは、
料理だけではなく、
調理器具
作業台
スタッフの動き
清潔感
全部がお客様から見えます
📱 私が一番残念だったこと
そして今回、
料理以上に気になってしまったことがあります
私の目の前がキッチンでした
その状態で、
スタッフがスマートフォンを操作していました
ここは少し厳しいことを書きます
私は飲食店で働いているので、
スマートフォンを使う事情があることも分かります
業務連絡かもしれない
緊急の連絡かもしれない
ですから、写真を見ただけで何をしていたのかまでは分かりません
ただ、
お客様の目の前でどう見えるか
これは別の問題だと思っています

私自身、毎日スタッフと仕事をしています
同じことが自分のレストランで起きていたら、
おそらく注意します
なぜなら、
料理を待っているお客様からは、そのスマートフォンが仕事なのか私用なのか分からないから
オープンキッチンでは、
料理人の姿も料理の一部
私はそう考えています
👨🍳 人気店を見て、自分の店を振り返る
今回面白かったのは、
食べながらだんだん自分の店のことを考えていたことです
つけ汁がぬるかった
→ 自分たちの料理の温度は大丈夫か?
料理とソースのバランスが気になった
→ 自分たちのソースにはちゃんと意味があるか?
スタッフがスマートフォンを触っていた
→ 自分たちはお客様からどう見えているか?
調理器具の状態が気になった
→ 自分たちのキッチンは本当にきれいか?
レストランを評価することは簡単です
でも料理人である私にとって大切なのは、
「じゃあ自分の店はどうなんだ?」
まで持ち帰ること
今回の食事では、それをかなり考えさせられました
⭐ 今回の評価
今回はかなり厳しくなります
Taste ★★☆☆☆
麺そのものは悪くありません。ただ、つけ汁の温度とサイドメニューのソースとのバランスが私には合いませんでした
Service / Experience ★★☆☆☆
料理そのもの以上に、オープンキッチンでのスマートフォン使用が気になりました
Atmosphere ★★★☆☆
カウンターからキッチンが見えるライブ感は、この店の面白さでもあります
Value ★★☆☆☆
今回の料理と体験を含めて考えると、私には価格に対する満足感は低めでした
Would I Come Back? ★☆☆☆☆
正直に書くと、
今回の体験だけで言えば、しばらくは行かないと思います
ただ、これはあくまで私が訪問した日の体験
人気店であり、多くのお客様から支持されていることと、私自身の今回の評価は別の話です
🍜 人気店だからこそ、勉強になった
最初に訪れた時は、
「まぁまぁかな〜」
2回目の今回は、
正直かなり残念でした
でも「アメリカを喰らう」を始めて思うのは、
美味しかった店だけが勉強になるわけではない
ということ
むしろ、
「なぜ自分はこれが気になったのか?」
「自分の店ならどうする?」
そこまで考えると、残念だった食事からも持ち帰れるものがあります
私は料理人なので、
食べに行った日はお客様
でも結局、
最後は料理人の目線に戻ってしまう😂
これも、このシリーズの面白さなのかもしれません
※この記事の評価・感想は、私が訪問した日の体験をもとにした個人的なものです。味やサービスの感じ方は人それぞれ。賛否両論、十人十色。
それも飲食店の面白さだと思っています。