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臨死体験が変えた母の死生観


    もう20年以上も前のお話しです。

    今は亡き母が体験した臨死体験をお話ししたいと思います。


    当時65歳だった母は、持病の喘息が悪化して、小樽病院に入院してました。

    ある日の早朝、まだ周りは寝静まっている時間帯だったそうです。
    まだウトウトと目が覚めずにいた時です。
    いきなり頭の上からカマを持った死神が現れて、こう言いました。


    「愛子さん、今日はあんたの番だからね」


    地底の底から響くような声で目が覚めて、
    その日にまさかあの世に連れて行かれるなんて夢にも思っていなかったそうです。


    4人部屋で、入院患者は2人。
    向かえのベッドには、ほとんど意識がないおばあちゃんが寝たきりで入院していました。


    夕方頃、喘息の発作がどんどん悪化。
    呼吸ができずパニックになってしまい、どうにか看護師さんに知らせようとした時、


    何故か自分の身体がふわっと軽くなり、浮き上がった状態で見えたのが自分が寝ている姿でした。
    これは大変だと思い、詰所にいた看護師さんに声をかけても反応がなく、どうしたものか?と悩んでいるといきなりトンネルの中に吸い込まれていきました。


    トンネルの先の白い光に向かってる途中、ご先祖様と思われる方々の写真が走馬灯のように次々と現れました。


    白い光の先にたどり着いたら、見たことがないような綺麗なお花畑が広がり、数人の美しい若い娘さんが楽しそうに踊っていたそうです。


    そこは何とも言えない心地よい世界でした。
    このままここにずっと居たいと感じたとき、踊っていた娘さんに声をかけられました。


    「愛子さんはもっと自分を大切にして。
    もっとやりたい事をやらないとだめよ」


    そう言われた瞬間、たくさんのドアが現れました。
    ひとつひとつ開けていきました。


    たくさんの絵が飾っているお部屋。

    図書館の様に本がたくさんあるお部屋。

    美味しい食べ物がたくさん並べられいるお部屋。

    それは全部母が好きなものでした。


    最後のドアを開けると部屋の奥にベビーベッドが置いてありました。
    覗き込もうとした瞬間また場面が変わり今度はおどろおどろしい場所へ移動したのでした。


    歩いて行くと両側にはお地蔵さんがずらーっと並んでいました。
    気がつくと、死体の山の上に立っていました。
    死体の顔が全て自分の顔だったことにびっくりした瞬間恐くなり、


    「私はまだ死にたくない‼️」と1番上の自分の死体を蹴り上げたのです。



    気がつくと自分のベッドの上で目が覚めました。



    目が覚めてから数日間は母の様子がおかしくて心配しました。
    お見舞いに行っても、
    「あんただれ?」と言われたり、
    寝たきりの向かえのおばあさんと会話していたり…



    1週間くらいするとやっといつもの母に戻った次第です。
    私たち家族にこう言いました。

    「あの世は最高に気持ちが良かった。
    できればあのお花畑にずっと居たかった。
    あそこにまた行けるのなら、死ぬのは恐くないし、生きてるうちにもっと好きなことしようという気持ちになったよ。」


    「目が覚めてからあまり覚えてないけど、向かえのおばあさんとお話しができたんだよ。」


    母はとても真面目で優しくて子煩悩であり尊敬すべき人でした。

    とても嘘を言っている様には思えず、私は母の話を真剣に聞いてました。


    この出来事のあと半年後くらいに母は亡くなりました。
    もう20年以上経ちましたが、この話は忘れられません。


    今頃あの世で何をしているのか?
    幸せに暮らしていることを願ってこの臨死体験の話を終わらせていただきます。



    信じるか信じないかはあなた次第です。笑


    はちこ😽

     
     
    はじめまして、はちこです。小樽育ち、札幌在住、昭和生まれ。猫、占い、読書、海、カレー、カフェ、人間観察、昭和レトロが好きです。人の役に立つような自分の経験を主に発信したいと思っています。よろしくお願いします^ ^

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