
【詩】同期
指先がなぞった
途端に遠くに行った
まるで濡れたガラスみたい
頭に降った
奥へと染み込んだ
まるで使い古したオイルみたい
耳を澄ますと
血液の潮騒のような唸り
私が私と言う部屋の中に存在することを
許すような唸り
光が瞼の裏側を
淡く 淡く
オレンジ色に染めあげる
このまま
呼吸の仕方さえも忘れられたら
世界はただの揺らぎとなって
私の拍動に合流していく

指先がなぞった
途端に遠くに行った
まるで濡れたガラスみたい
頭に降った
奥へと染み込んだ
まるで使い古したオイルみたい
耳を澄ますと
血液の潮騒のような唸り
私が私と言う部屋の中に存在することを
許すような唸り
光が瞼の裏側を
淡く 淡く
オレンジ色に染めあげる
このまま
呼吸の仕方さえも忘れられたら
世界はただの揺らぎとなって
私の拍動に合流していく