
余白を失った日に考えたこと
最近、「余白を作ることは大事だな」と改めて思うことがあった。
経営をしていると、余白があるかないかで見える景色が変わる。
予定が詰まりすぎている時は、目の前のことをこなすので精一杯になる。
逆に少し余裕があると、新しいアイデアが浮かんだり、人の話を落ち着いて聞けたりする。
だから、余白はあった方がいい。
これはたぶん間違いない。
ただ、最近気づいたのは、余白を作ろうとしても作れない時があるということだった。
自分の管理不足というより、単純に外からやることが重なってくる。
急ぎの対応が入ることもあれば、予定していなかった仕事が舞い込むこともある。
経営をしていると、自分だけの都合で時間が流れるわけではない。
以前の私は、そういう時期になると少し焦っていた。
余白を大事にしているはずなのに、全然余白がない。
また予定が埋まってしまった。
もっと上手くやれたんじゃないか。
そんなことを考えていた気がする。
でも最近は、少し見方が変わった。
余白を作る努力は必要だけれど、余白がなくなる瞬間をゼロにはできない。
それなら考えるべきなのは、余白がなくなった時にどうするかではないかと思うようになった。
全部を完璧にやろうとしない。
優先順位を決める。
後回しにできるものは後回しにする。
場合によっては、「このくらいでいいか」と線を引く。
そんな当たり前のことなのだけれど、意外と難しい。
忙しくなると、つい全部を守ろうとしてしまうからだ。
余白を作ることばかり考えていたけれど、本当に大事なのは、余白がなくなった時の振る舞いなのかもしれない。
晴れの日の過ごし方より、雨の日の過ごし方に人柄が出るように。
余裕がある時の動き方より、余裕がない時の動き方に、その人らしさが出る気がしている。
そんなことを考えた、最近の出来事だった。