
【自己紹介】風邪を引いて近所の病院に行ったら伴侶に出会った話
嘘みたいな本当の話から始めます。
僕の妻は、20年前に僕が風邪を引いてふらっと立ち寄った、近所の町病院の受付にいた女性です。
当時大学生だった僕は、喉が痛くて病院へ行きました。
とはいえ、家から適当なジャージで向かったわけではありません。
当時の自分なりにオシャレなファッションに身を包み、清潔感にはかなり気を使っていました。
(当時、身に付けていたものは頭から足の先まですべて脳内再現可能ですw)
病院の受付で診察券を出そうとしたとき、事件は起きました。
僕が受付の診察券入れの小箱の「正面(挿入口)」から診察券を入れようとした瞬間、小箱の「背面(挿入口の裏側)」から受付の彼女が直接パッと手を出して、券をキャッチしたんです。
僕は思わず笑顔になって、そのまま口に出していました。
「あれ、この箱の意味ありますっけ?(笑)」
すると彼女も「あはは!」と本当に素敵な笑顔で笑ってくれて、初対面なのにその場がフワッと和んだんです。
診察が終わり、僕が病院を出て帰ろうとしたとき。
後ろからパタパタと足音が聞こえ、振り返るとさっきの受付の彼女が追いかけてきていました。そして、こう言ったんです。
「あのー、今日の夜、電話してもいいですか?」
見ず知らずの女性からの、まさかの逆ナンパ。
翌々日、僕たちは初めてのデートで居酒屋に行きました。お互いの自己紹介や好きなことについて話す中で、ある一つの価値観が完全に一致しました。
それは、「店員さんに横柄な態度を取る人が苦手」ということ。
「目の前の相手に敬意を払い、お互い気持ちよく接したい」という僕の根っこの部分と、彼女の価値観がピタリと重なり、一気に心の距離が近づきました。
そして、お店を出て駅に向かう道すがら。「自宅はどちら方面ですか~?」という流れになり、当時はまだ交通系ICカードが普及していない時代。
お互いの磁気定期券を見せ合うことになりました。
そこで、鳥肌が立つような奇跡が起きたんです。
僕:X駅(自宅)⇔ Y駅(大学) 有効期限'06年8月24日
妻:Y駅(自宅)⇔ X駅(職場) 有効期限'06年8月24日
なんと、出発駅と到着駅が完全に真逆の鏡合わせ。おまけに、有効期限の日付まで全く同じだったのです。
強烈な運命を感じた僕は、その場で彼女に「これからよろしくお願いします」と伝え、僕たちの交際はスタートしました。
出会って20年、結婚して10年。今でも毎日おしどり夫婦のド直球ラブラブ状態です。
あとになって、なぜあの時病院で声をかけてくれたのか、妻に聞いてみました。
もちろん妻が僕の顔やファッションを「超タイプだった」と言ってくれた(最高の最低条件!)のもありますが、実を言うと、僕自身も受付にいた彼女の見た目がどストライクでした。
つまり、お互いに一目惚れ状態だったのです。
しかし、彼女が声をかけてくれた決定打はそこではありませんでした。
「受付での立ち居振る舞いや話し方を見て、この人ならもし彼女がいて断るにしても『ごめんなさい、実はお付き合いしてる人がいて』って丁寧に断ってくれそうだった。絶対に私を傷つけない安心感があったんだよね」
妻は、僕の「安心感(リスクの低さ)」にベットしてくれたのです。
僕には、特別な口説き文句の才能があったわけではありません。
ただ、大学時代に長く続けていた居酒屋のホールバイトの経験から、初対面の人にも「この人はどんな人なんだろう」と積極的な好奇心を持ち、自分を取り繕わずにオープンな笑顔で接することが染み付いていただけです。
デートで「店員への態度」で意気投合したのも、必然でした。
でも、この「敬意を持った素直な態度」こそが、相手が重い鎧を脱ぐための最強の「安全基地」になるんです。
結婚生活が長くなると、世の男性の多くは、妻の話に対して無意識に「オチ」や「正論のアドバイス」を求めてしまいがちです。
しかし、女性にとってそれは「つまらない話をしているとジャッジされる恐怖」です。
必要なのは優秀なコンサルタントではなく、何を話してもうんうんと聞いてくれる絶対的な安心感なのです。
僕はこれまで、300回以上の宴会で幹事を務め、様々な人間関係を見てきました。
その経験から断言できます。長く愛される人間関係は、天性の相性ではなく、日々の「人間力」で誰でも作れます。
自分が話すことよりも、まずは相手の話を聴ききることに徹してください。
最低限の清潔感を武装し、行きつけの居酒屋スタッフのようなフラットな笑顔を持ち、まずは一番身近な相手の「心のセーフティネット」になりませんか。
このnoteでは、僕が妻と出会ってからの20年と、幹事300回で培った「一生愛されるための超実践的な人間力」を、本音で、熱苦しく語っていきます。