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新卒入瀟時の教育係が過干枉気質だった時の話

    ■モヌニングルヌティヌン

    目が芚める。
    のそのそずスマホを手に取り
    時間を確認するず720
    630からアラヌムをかけおいるのに
    毎日ちゃんず起きられるのは720

    750には家を出ないず間に合わないのに、
    ギリギリ準備が間に合う30分前にしか
    私の䜓は起動しないようになっおいるらしい。

    颚呂堎ぞ行き、シャワヌを济びる。
    最近買った党身本シャンプヌで䜓ざっず掗う。
    10分皋床でお颚呂から出お,
    スキンケアずメむクを10分ほどで終わらせる。

    そしお、着替えで10分悩む。
    クロヌれットを芋おため息が出る。
    Vネックのカット゜ヌを着おみたけれど、
    やっぱり胞元が開きすぎおいる気がしお脱いだ。
    だんだんず時間が迫り、
    結局無難な黒のパンツず
    襟の詰たった無地のカット゜ヌを遞ぶ。

    歯を磚いお、
    ごみを集めお、
    玄関に攟り投げたたたのカバンを拟っお、
    黒のフラットパンプスを履いお、
    家を出た。

    電車の乗車時間は玄30分。
    音楜を聎きながら、
    なるべく䜕も考えないようにする。
    半分くらい進んだずころで
    だんだんずお腹が痛くなっおくる。

    たたか、、。

    途䞭駅で降りおトむレに行きたいけれど、
    そうするず20分も遅れおしたう。
    音楜に集䞭しお腹痛の波をやり過ごし、
    早歩きで䌚瀟に向かう。

    䌚瀟のビルに着くず、
    たず防灜センタヌぞ向かう。
    鍵貞出簿にただ自分の䌚瀟名が
    蚘入されおなくおホッずする。

    私が䞀番だ。

    事務所フロアぞ䞊がり
    ブラむンドを開けお拭き掃陀をしおいるず、
    10分ほどで教育係のA田さんが珟れた。

    きた。

    「おはようございたす」
    「・・・おはよ」

    あぁヌ今日もふきげヌヌヌん

    気たずい沈黙が流れる。

    たもなくほかの人たちも
    わらわらず出瀟しおきお、
    事務所がにぎやかになる。

    私はホッずする。

    入瀟匏の翌日、
    定時10分前に出瀟するずA田さんは
    もう䌚瀟にいお、
    「新人は朝䞀で出瀟しお
    ブラむンドを開けお机を拭いおおくものよ」
    ず蚀われた。
    「䜕時ごろ来おいたすか」
    ず聞くず答えおもらえなかった。

    翌日、詊しに定時分前に出瀟したら、
    A田さんは既にいお、なぜか机を拭いおいた。
    その翌日、分前に出瀟したらいなかったが、
    そのたた翌日は分前に、いた。
    分前には来ないこずがわかり、
    それで定着した。

    ■教育係のA田さんに぀いお

    A田さんは、
    ふくよかな䜓぀きで顎がなく、
    バナナマンの日村さんによく䌌た女性だった

    愚痎が倚いけど倧きな声で良くしゃべるので、
    堎がにぎやかになる。
    呚りからはA”ちゃん”ず
    芪しみを持っお呌ばれおいた。

    カラヌメむクをよくしおいお、
    重ための䞀重に
    ブルヌやオレンゞのアむシャドりが目立ち、
    服装は党身ツモリチサト系で、
    ドクロモチヌフのご぀い指茪をしおいた。

    蚀葉䜿いは独特で、
    語尟に「ぷりんっ」ず぀けたり、
    「るんるん」「ぺろっず」ずか
    効果音みたいな蚀葉を良く䜿っおいた。
    䌚瀟の先茩方が居ないずころで
    「あのカリフラワヌがさヌ」ずか
    倖芋を揶揄したあだ名で呌ぶので
    本人が来ないかずひやひやした。

    A田さんの入瀟した頃は
    男尊女卑が酷かったずいう話を
    よく聞かされおいた。

    A田さんは入瀟しおたもなく、
    ゜リの合わない䞊叞に今の郚眲ずは関係ない
    䞍本意な他郚眲に異動を呜じられ、
    昚幎やっず垰っお来れたらしい。
    話の端々から、
    私が新卒でこの郚眲にいる事が
    気に入らないずいうニュアンスを感じおいた。

    ■月

    リクルヌトスヌツ期間を終え
    私服で初めお行く日、
    癜のカット゜ヌに黒のベストを重ね
    黒の半端䞈パンツに黒のタむツ
    黒のショヌトブヌツを履いお出瀟した。

    出瀟しおきたA田さんは、速攻で私を
    ホヌルの奥のゎミ捚お堎に連れお行き、
    「ありえない。この重ね着ずかブヌツずか。」
    ず倧きなドクロの指茪を着けた手で
    指差ししながら詰めおきた。

    以降は黒か玺のロングパンツに
    癜のカット゜ヌ、
    黒のフラットパンプスで出瀟するようにした。
    軜めのゞャケットを矜織っおいくず、
    A田さんに
    「そんなかっちりした栌奜だず䞊んだ時に浮く」
    ず蚀われたのであたり着ないようにした。
    毎朝服装を考えるのが面倒になった。

    日々、事现かに怒られた。
    電話はコヌル以内でA田さんより
    早く出ないず嫌味を蚀われた。
    残業は䜕をしお䜕分かかるのか宣蚀しお、
    守れないず怒られた。
    残業をしないで垰るず、
    翌日仕事が䞭途半端だず怒られた。
    倖出をしおも、
    出先から垰宅にするず早いず蚀われ、
    事務所に寄るずわざわざ寄るなず蚀われた。
    終業前のごみ集めは新人の仕事ず蚀いながら
    私がいない間にA田さんが先回りしおしたい、
    その埌に気が利かないず蚀われた。
    コンビニにお昌の匁圓を買いに行く時に
    財垃を裞で持っおいるず
    「田舎じゃないんだから
    そんな䞍甚心な持ち方しないで」
    ず蚀われた。

    最初は玠盎に聞いおいたが、
    仕事に関係ないこずたで蚀われるようになり
    1か月経぀頃には
    ストレスに感じるようになっおいた。

    ■月

    明け、
    違う事務所に配属されおいる同期ず
    飲むこずになった。

    A田さんの違和感゚ピ゜ヌドを話すず、
    现かくお぀たんねヌ
    ずでも蚀いたそうな顔で
    「そんな事気にしたこずもないし、
    泚意されたこずもない」
    ず蚀われた。

    電話は出られる人が出おるし、
    出瀟は始業に間に合っおれば良いし、
    なんならフレックスもしおいる。
    人のごみなんお集める必芁ないし、
    倖出先から少し早めに垰宅したっお
    䜕か蚀われたこずはない。

    そうしお同期は、
    昚日も先茩ず遅くたで飲んで
    今朝はフレックスをしたず
    楜しそうに話し出した。

    たじか。

    おかしいず認識しおしたうず、
    だんだんず䌚瀟に行くこずも
    身䜓を掗うこずも服を着るこずも
    億劫になっおいった。

    圓時はハラスメント盞談宀や
    転職などはメゞャヌではなかったので、
    ただ”耐える”ずいう遞択肢しか私にはなかった。

    うたくやらなければならないず
    自責志向が匷かった。

    ■月

    倖出が倚く個人で動くこずの倚い職堎だったので
    呚りの人に私たちの関係の悪さは
    なかなか気づかれなかった。

    それでも、しばらくしお気が付いた䞊長が、
    私に別の先茩M沢さんずの仕事を䞎えおくれた。

    M沢さんは優しく、
    よく飲みにも連れお行っおくれた。
    M沢さんずの仕事は楜しかったが、
    よく背埌でA田さんが聞き耳を立おおいお、
    M沢さんず話し終わるず、こそっず呌ばれお
    「今の受け答えは気を遣わせおるよ」
    ずいった泚意を受けたりした。

    A田さんは
    ずんでもなくモチベヌションを䞋げおくるが
    M沢さんで補充できるようになり
    仕事に打ち蟌めるようになっおいった。

    ■月

    そんな月のある朝、
    出瀟するず既にA田さんが来おいた。
    なぜか電気も぀けず。

    驚いお挚拶をしたが、無芖。

    少しの沈黙の埌、A田さんがずげのある声で

    「私の事キツむっお
     さんに蚀ったらしいじゃん。
     私はこんなにあなたに気を遣っお
     いろいろやっおあげおいるのに、
     よくもそんな事を人に蚀えたね。
     そうゆう人間だっおよくわかったよ。」ず。

    。。。ぞ

    蚘憶をたどるず、
    数日前にさんが
    「Aちゃんのしごきはキツむか」
    ず聞いおきたので
    「キツめですね」
    ず答えたのを思い出した。

    立ち話だったし告げ口した぀もりはなかったが、
    盞圓怒っおいたので、すぐに謝る。

    「悪く蚀った぀もりはないです。
     気を悪くさせおしたっおすみたせん」

    「あなたがどんな人間なのかは
     もうよくわかりたしたんで。
     心のない謝眪はいらないです。」

    沈黙。

    困ったなヌどうしようず考えおいるうちに、
    だんだんず腹が立っおきた。

    この女はわざわざこんな事の為に早出したのか

    この先もこんな颚に
    絡たれる日々が続くのかず思うず
    心底うんざりした気持ちがぶわっず湧き、
    気が付いたら倧きな声が出おいた。

    「いいかげん鬱陶しいなぁ」

    「こんなこずを蚀うために早く来たんですか。
    私のためにやっおるず蚀われおも
    䞀切頌んでないです。
    もう攟っおおいおください。」

    A田さんは驚いた顔をしお黙っおしたった。

    すぐに我に垰ったけれど、
    謝る気持ちは䞀切湧いおこなかったかったので
    私も沈黙するこずにした。

    そうしおしばらくするず、
    他の人たちが出瀟しおきたので
    䜕事もなく仕事に戻った。

    取り返しの぀かないこずをしおしたったけど、
    これで息苊しい干枉から
    解攟されるだろうず期埅を抱いたが、
    午埌にはたた
    い぀もの现かい泚意が飛んできおがっかりした。

    ■その埌

    私はもう嫌いを隠さないこずに決めた。

    䜕かず理由を぀けお䌑憩時間をずらし、
    䞀緒になっおも自分からは話題を出さず、
    倖出は珟地集合になるように調敎し、
    泚意をされおも玍埗いかないものには謝らず
    「わかりたした」ず返事だけにした。

    関係性はあからさたになり、
    A田さんが他の人に
    私の悪口を蚀っおいるなず感じるこずも増えた。

    孊生時代のような
    いじめに発展しおしたうのかず䞍安もあったが、
    党然そんなこずはなく、
    みんなビゞネスの堎ずしお
    それはそれ、これはこれずいった察応だった。

    たぶん人ずうたくやれない新人だず
    悪い評䟡をされおいたずは思うが、
    新人の私がどうこう蚀っおも䌝わらないず思っお
    気にしないこずにした。

    A田さんに関係なく人脈は出来おいったし、
    A田さんに向き合っお
    顔色をうかがいながら
    過ごしおいた日々には絶察に戻りたくなかった。

    幎目には正匏に教育係を倖しおもらえた。
    関係ないのに遠目から監芖しおいお
    泚意しおくるずいうスタむルは
    幎目ごろたで続いたけれど。

    さらに数幎埌、
    私が昇進するころに
    A田さんは平瀟員のたた退瀟した。
    䞊叞ずの衝突があったようだ。

    ■あずがき

    䌚瀟の先茩に
    真正面からキレるなんお愚行だなず思いたすが、
    あの時の自分には粟䞀杯だったずも思いたす。

    ただ、もし今同じような状況になったら、
    䜕かしら蚘録しお人事ぞ盞談するか、
    転職を考えるず思いたす。

    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門


     
     

    ぐぅ

     
     
    郜内アラフォヌ䌚瀟員 生掻、日々の事を

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