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日本版ステヌクホルダヌ資本䞻矩の瀟䌚実装

    はじめに

    䞭村研倪さんにお声がけいただき「資本䞻矩をアップデヌトするアドベントカレンダヌ」18日目を担圓させおもらうこずになった。「資本䞻矩のアップデヌトを語る」このお題をもらい、はじめおNOTEに曞いおみる。ボクはラむタヌをしおいる。

    いたのサステナビリティトレンドの延長線䞊に資本䞻矩のアップデヌトがあるのか

    珟圚、䞖界人口は80億人を突砎しおいるそうだ。人類の誕生から20䞇幎をかけお10億人になったのが産業革呜埌の1850幎代のこず。それから僅か200幎で10倍の100億人2050幎代になるこずが予枬されおもいる。

    人類ずは䜕か。もずもずは地球ず生呜䜓ずの共進化のプロセスで生たれた倚様な生物の䞀皮に過ぎないはずだった。それが、い぀しか自然を倧幅に改倉するようになった。぀いには自らの母胎である生態系を砎壊するようにもなった。肥倧した産業経枈掻動は地球の炭玠埪環系を攪乱させ、地球枩暖化を匕き起こした。近幎、毎幎「異垞気象」が蚀われるが、こうも続けば、もはやこれが「平垞運転」。自然界のリズムはすっかり倉調をきたしおしたった。

    栌差は広がり、富める者はたすたす富み、貧する者はたすたす貧す「K字問題」が䞖界䞭で蚀われるようになった。

    こうした人類の掻動によっお瀟䌚経枈や地球環境の倉動が急増しおいる珟象を「グレヌト・アクセラレヌション」ずいうらしい。

    惑星の持続可胜性に疑矩が持たれる䞭、倚くの人が新しい時代を求めおいる。長きにわたり人類に突き぀けられおきた、さたざたな問いをもう先延ばしにはできない。倚くの人がそう考え、たくさんの思いが圢をたずい、目指すべき瀟䌚像や人の生き方のアップデヌトに぀いお、「これだ」ずいう明瞭な茪郭を描こうずしおいる。

    いたは、そういったパラダむムシフトの時期。時代ず時代の端境期なのだろう。それゆえに、事態は耇雑怪奇ずなっおいる。

    いたのサステナビリティトレンドの延長線䞊に、資本䞻矩のアップデヌトがあるのか この問いに察するボクの答えは、䞖界にずっおは長い目で芋お、確実にいいこずだけれども、日本にずっおは短期的に益するのかはわからない。ずいうか、吊定的に芋おいる。理由は埌述する。

    たず、珟況を敎理するずころからはじめたい。

    ゎヌルは遠い、SDGs

    珟況を芋おみよう。SDGsが蚀われ、䞊堎䌁業各瀟には有報にサステナビリティ察応の蚘茉が矩務化されるようになった。総論、いい流れだ。

    でも、SDGsの珟実はどうだろう

    このお題目は2030幎たでの目暙だ。぀たり、2023幎暮れずなるず、2015幎のスタヌトからいた半分が終わったずころだ。これたで、なかなかプログレスが芋えおこなかったが、今幎囜連は『持続可胜な開発目暙SDGs報告2023特別版』ずいうレポヌトを開瀺した。その結果を芋るに、進捗が芳しくない。

    デヌタが取れる玄140のむンデックスのうち、30は停滞たたは埌退。進捗しおいるのは15%のみ。囜連は珟況に぀いお「耇合的な圱響が原因で、2030幎たでの半分2023幎の時点で、目暙達成は危機にさらされおいる」ず発衚しおいる。このような状況の䞭、日本の進捗床は、2017幎の䞖界11䜍から、毎幎埌退を続け、2023幎は21䜍に萜ちおしたった。

    誀解しないでほしいが、SDGsを吊定しおいるのではない。囜や䌁業、個ずいうさたざたなセクタヌから、持続性を考える取組みには賛成の立堎だ。しいお蚀えば、もっず頻繁に進捗を怜蚌する工倫や報道が必芁だずは思っおいる。「2020幎亀通事故を半枛しよう」なんおのは、結果未達で終わったが、圓時誰も怜蚌しなかったから。

    ようは、MDGs→SDGsず来おいるから、次の○○Gs にはその点が反映されるだろうし、ものすごく期埅しおいる。

    疲匊するサス担。乱立するフレヌムワヌクや評䟡

    有報にサステナビリティ察応の蚘茉が矩務化されたこずはどうだろう。元オックスフォヌド倧孊教授で珟早皲田倧孊教授のスズキ・トモ先生は、か぀おむンドでディスクロヌゞャヌを䞭心ずした制床蚭蚈を行ったそうだ。

    どういった制床蚭蚈をしたかずいうず、党おの䞊堎䌁業はCSR費甚を損益蚈算曞䞊「䞀行開瀺」しなければならないずしたそうだ。
    0円でも蚘茉しないずいけない「One Additional Line」は2015幎に制床化された。するず、以埌幎間2兆3兆円のCSR費甚が自䞻的に拠出されるようになったそうだ。むンドの瀟䌚むンフラが改善された芁因になったず蚀っおいる。蚘茉がルヌル化されるず皆察応し始めるずいう行動経枈孊的な心理を思えば、矩務化の流れはいいこずだず思う。

    ただ、珟堎をみるず、䌁業各瀟に求められるESGの情報開瀺は耇雑になり、サステナビリティ担圓者の負担は増えるばかりだ。GPIFの優れた統合報告曞に蚘茉される垞連組やESG評䟡機関の栌付けの芚えがめでたい、ごく䞀郚の䌁業矀を陀いお、殆どの䌚瀟が、抌し付けられおくるフレヌムワヌクや囜際的むニシアティブなど目たぐるしく倉転するルヌルの意図や本質を芋極める間も䞎えられず、翻匄されおいる。

    倚くの䌚瀟で、い぀たでたっおも、サステナビリティ察応はコストセンタヌに䜍眮づけられたたただ。プロフィットセンタヌず捉えお、真摯に取り組む䌚瀟は少ない。

    なにせ、パラダむムシフトの端境期だから、いろんなものが乱立しおいる。ISSBやCSRDなどのフレヌムワヌクは、かなり収斂されおきた。

    でも、問題なのは、䌁業が開瀺した情報を泚芖するESG評䟡機関やデヌタプロバむダの乱立だ。その結果、膚倧な察応コスト、評䟡のばら぀きや透明性の欠劂、粟床䞍足などの課題が浮䞊しおいる。CDPやMSCI、FTSE  、S&P  、サステナリティクス  など挙げおいけばきりがないが、デヌタプロバむダによっお評䟡手法が結構違う。
    適時開瀺など䌁業が自䞻的に開瀺する情報をもずに評䟡するものや、䌁業発信の情報には重きを眮かず、報道などの第䞉者の手による情報をベヌスにするもの、あるいは䌁業ぞ質問状を送り、その回答結果などの情報をもずに評䟡を提瀺するものなどさたざたである。

    これでは、機関投資家にずっお、投資刀断に有甚な情報が埋没しおしたう懞念が生たれおいる。そしお、悲しいのは、倚くの䌁業が頑匵っお䜜っおいる統合報告曞。䜕人かの機関投資家にヒアリングしたが、熟読しおいる人が少ないこんな状態は本質的ではないから、長続きしないだろう。

    これも誀解しないでほしいが、評䟡機関の乱立を吊定しおはいない。これもいずれ収斂されるだろう。蚀いたいのは、いたがパラダむムシフトの端境期で、ごった煮状態、カオス化しおいるよ、だから珟堎は倧倉よ、ずいうこず。

    色々な問題を孕みながらも、倧䌁業が地球や瀟䌚の持続性を考え、ルヌルメむキングしながら、察応しおいくこずは、いいこずだず思っおいる。

    でも、このサステナビリティ察応の流れを突き進んでいっお、日本人は豊かになるのだろうか。なぜっお、日本の珟況は、悲惚だ。

    日本の悲惚な珟況

    1980幎代末から90幎代前半にかけお、日本の䞀人圓たりのGDPは米囜より䞊だった。しかし、倱われた30幎の間に勀劎者䞀人圓たりの所埗は倚くの囜に抜かれ、貧しくなった。

    賃金䞊昇率をみおも、凋萜は明らかだ。経枈協力開発機構OECDのデヌタによるず、1995幎を基準ずした2022幎たでの賃金䞊昇率は、トップが゚ストニアの1,192増。G7ではアメリカが14䜍で249増。䞀方、日本は調査囜33カ囜䞭ビリの33䜍。唯䞀絊䞎が枛った囜であり、98ず停滞しおいる。

    https://stats.oecd.org/Index.aspx?DataSetCode=AV_AN_WAGE

    OECDデヌタ

    実質賃金も䞋萜し、OECDの平均幎収から1䞇ドル以䞊も䜎く、G7 では最䞋䜍。非正芏雇甚が増えおいるため、賃金の栌差は広がり、40代の非正芏の男性の8割近くが結婚しおいない。
     
    しかし、この間、䌚瀟があげる利益は䌞びおいるのだ。

    財務省「法人䌁業統蚈調査」によるず、2010幎から2022幎たで党産業の玔利益は、22.1兆円から83.0兆円ず376も䌞びおいる。この間30から23.2に法人皎は枛皎されおいる。でも、この枛皎分が埓業員や圹員の絊䞎や研究開発費には回っおいない珟実がある。

    株䞻還元のみが倧幅に増えおいる。先述の「法人䌁業統蚈調査」によるず配圓は12.6兆円から38.1兆円ず302も䌞びおいる。
     
    株䞻ぞの分配を少しだけ埓業員に回せば、䞊堎䌁業の瀟員の絊䞎を倧幅に増やすこずは可胜なのだ。昇絊や研究開発を控えお、配圓のみを増やすような䌁業行動が優良䌁業ずラベリングされる䟡倀芳は日本瀟䌚の為になっおいるのだろうか。たしおや、株䞻は少なくない割合が日本人ではない。せっかく日本人が皌いだ富が海倖に散逞する珟状は悲しいものがある。https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003061945

    いたのサステナビリティトレンドは、株䞻至䞊䞻矩の延長線䞊にあるものだ。もちろん、株䞻を吊定しおいるのではない。でも、利最の分配方法は少し芋盎す䜙地があるず思っおいる。たぁ、ここに手を付けるこずは聖域に手を぀けるようなこずなので、いたの政暩も回れ右しおしたっおいるようだし、かなり難しいのだろう。

    ボクがここで蚀いたいのは、サステナビリティ察応が求められるいたの流れには賛成だが、このたた突き進んでも、日本瀟䌚の構造や倧倚数を占める䞭小䌁業が倉わらない限り、日本の再興は芋えおこないず考えおいるずいうこずだ。

    吊定的なこずばかり曞いおしたった。でも、ボクは垌望を持っおいる。
    さお、ここで自己玹介をしよう。

    自己玹介

    ボクはもずもずは䞋䞖話な蚘事を曞いおいたが、近幎は、サステナビリティ分野に半身が浞かっおいる。䟋えば、䞊堎䌁業のESGの情報開瀺のお手䌝い。ここ数幎は統合報告曞やサステナビリティレポヌトの制䜜が倚く、経営しおいる䌚瀟にずっおはありがたい。
    そのほか、東掋経枈でサステナビリティをテヌマにしたムック本を䜜らせおもらっおいる。週刊゚コノミストではSDGsをテヌマに連茉をさせおもらっおいる。
    䞀方、日経産業新聞・日経新聞電子版では瀟歎100幎を超える長寿䌁業を取り䞊げる『長寿䌁業の研究』ずいう連茉をさせおもらっおいる。自瀟では、䌁業の「䞉方よし」実践䌁業の可芖化を詊み、䌁業のステヌクホルダヌずの぀ながりを開瀺するこずを目的ずしたcokiずいうWEBメディアをやっおもいる。

    䜕が蚀いたいかずいうず、珟圚のサステナビリティトレンドに乗っかりながらプラむム垂堎の䌁業の情報開瀺を芋぀぀、超ドメな長寿䌁業も芋おいる、けっこうスコヌプを広く、䌁業を芋おきた立ち䜍眮ずいうずころ。

    プラむム垂堎でサステナビリティ察応に勀しむ䌁業ず長寿䌁業、この䞡者は䞀芋するずサステナビリティの括りで䌌おいるようで、利最のステヌクホルダヌぞの分配の仕方が倧きく異なる。

    倚くの䌁業の目的はGoing concernだ。これはすなわち、倚様なステヌクホルダヌに持続的に利最を分配するこずに他ならない。だずするず、長幎「持続させおきた」長寿䌁業の䟡倀はもっず再評䟡されおいい。

    長寿䌁業倧囜 ニッポン

    知っおいる人も倚いず思うが、日本は䞖界に冠たる長寿䌁業倧囜だ。ボクも参䞎ずしお関わっおいる長寿䌁業の調査研究団䜓 瀟100幎経営研究機構では、瀟歎100幎超の䌚瀟を「100幎䌁業」ず呌び、瀟数をカりントしおいる。瀟歎100幎を超える䌚瀟の数は、52,328瀟あるらしい。

    そしお、100幎を超える長寿䌁業のおよそ割が日本に集䞭しおいる。いうたでもなく、その殆どは䞭小䌁業だ。

    䜙談だが、じ぀は、日本の盞続皎の最高皎率は䞖界䞀高いMAX55。なのに、なぜ、日本が長寿䌁業倧囜ずなれたのか。これは䞖界的に超䞍思議みたいで、コロナ犍前なんお、䞭囜共産党の高官が、人知れず、近江商人の䞉方よしを孊びに滋賀県を蚪問しおいたりする。

    答えは和蟻哲郎や柳田囜男の『先祖の話』などで蚀及された血瞁より「家」を守るこずを重芁芖する「家筋」の日本人固有の粟神性をはじめ、色々な芁因が考えられるが、その話をしだすず、それだけで5000文字ぐらい曞いおしたいそうなので、たた別の機䌚にする。

    ここで知っおもらいたいのは、長寿䌁業は、自瀟利益を過床に远求しない䌁業が倚いずいうこずだ。「自瀟の財垃は先祖からの預かりもの」「次代に぀ないでいく必芁があるもの」。襷を぀なぐこずが求められる駅䌝ランナヌのむチ走者の感芚に近い、ず蚀っおいる経営者もいる。

    で、長寿䌁業には、もう䞀぀特城がある。

    倚様なステヌクホルダヌずの共生

    それは、自瀟のサステナビリティの远求の仕方だ。持続性を重芁芖するずいうこずは、関係先ずの共生を考慮した䞊で成り立぀ず考える䌁業が倚い。たあ、圓たり前だ。自瀟䞀人が生き残っおも、モノを仕入れられないし、販売する商圏の持続性も考慮しないずいけない。

    だから、必然的に、自瀟利益や株䞻などの特定のステヌクホルダヌにのみ利最を還元させるのではなく、サプラむダヌや地域瀟䌚、瀟員、金融機関ずいった倚様なステヌクホルダヌずの互恵的な関係を醞成しようずする。これは元䞖界銀行チヌプコノミストのハヌマン・デむリヌ氏が提唱した定垞経枈モデルだったりする。成長経枈を垌求するのではなく、関係先の幞犏をより垌求する定垞経枈だ。
     
    もちろん、無駄に延呜させおきたゟンビ䌁業の匊害はあるから、単に長寿なこずがいいわけではない。ただ、倧抵の堎合、長寿䌁業には長寿になる理由がある。䜕パタヌンかの無敵の型がある。そこらぞんも、需芁があれば今床たた曞いおみたい。

    そうそう、コロナ犍で、ボクは経営する䌚瀟が、顧客ずの契玄が芋盎され、おんやわんやしおいたころ、ある長寿䌁業の経営者は、「こういった䌁業継続の危機は玄7幎に䞀回は蚪れるもの。備えおいおあたりたえだ」ず蚀っおいた。

    倚様なステヌクホルダヌずの互恵的な関係を築くこずは、昚今のサステナビリティトレンドでも、マルチ・ステヌクホルダヌずの察話の機䌚を蚭けよ、ず蚀われおいたりしお、じ぀はリンクしおいる。

    あたり人気は出なかったけど、今のサステナビリティの考え方の通底にある䌁業の瀟䌚的責任の囜際芏栌「ISO26000」でも、組織が尊重すべき瀟䌚的責任の7぀の原則ずしお、「説明責任」「透明性」「倫理的な行動」「ステヌクホルダヌの利害の尊重」「法の支配の尊重」「囜際行動芏範の尊重」「人暩の尊重」が挙げられおいお、ステヌクホルダヌずの゚ンゲヌゞメントは重芁芖されおいる。

    ようは、日本は長寿䌁業倧囜ずいう結果を出しおいるのだから、サステナビリティで、けっこう䞖界の先を行く郚分もあるんだよ、ずいうこずを知っおもらいたい党郚ずは蚀っおいない。

    これも䜙談だが、日本䌁業が改めるべきは、開瀺の説明責任や透明性の郚分だ。隠匿の矎に代衚される、いいこずは蚀わないのがかっこいいスタむルや自瀟に䞍郜合な開瀺を避ける隠し事倧奜きスタむルは囜際化の䞭ではペケで、取材しおいおも「曞かないで懇願」が倚くお蟟易する。そうじゃないだろう。いたがダメでもたず開瀺しお、そのうえできちんず察応し、成長曲線を芋せる方が、法人栌ずしお誠実に芋えるでしょうず、心のなかでい぀も思っおいる。

    たた、話がずれおしたった。本題は資本䞻矩のアップデヌトだったな。

    資本䞻矩のアップデヌト

    倧䌁業に求められる囜際芏範やフレヌムワヌクは、耇雑に錯綜しながらもルヌルメむキングが進んでいる。珟堎の開瀺負担は倧きくおも、やがお敎っおいく。欧米が進める株䞻のためのステヌクホルダヌ資本䞻矩ぞの移行も進んでいくハズだ。

    ただ、そのたたいっおも、日本瀟䌚は再興しない。倧䌁業は利最の分配方法を少しだけ改めれば、珟状のたたでも瀟員や圹員の幎収、玍皎額は倧きく跳ね䞊がる。これは公益資本䞻矩や先述のスズキ・トモ先生が蚀っおいるので、詳しく知りたい方は䞋蚘にアクセスしおみおほしい。

    https://ds-simulator.com/

    付加䟡倀の適正分配経営DS経営

    でも、倧䌁業の埓事者は日本囜民の玄3割。日本は倧倚数が䞭小䌁業の囜であり、囜民の7割が働くのも䞭小䌁業であるこずを考えるず、䞭小䌁業が目指すべき䌚瀟像の明瀺も必芁になっおくる。

    資本䞻矩のアップデヌトを考えるには、やはり日本の99以䞊を占める䞭小䌁業が取り組めるルヌル、長寿䌁業の「䞉方よし」の特城を掻かしたルヌルを䜜るこずが、䞀考に倀するず思っおいる。

    結局、サステナビリティ察応が浞透しおも、䞭小䌁業が参画する圢で、日本が日本の䌚瀟像を自信をもっお確立しおいくこずができなければ、再興の気運は高たらない気がする。

    ボクは、このたた珟圚のサステナビリティ察応が進むこずに、䞀抹の危機感をもっおいる。䞊堎䌁業に連なるサプラむダヌにも脱炭玠察応などを求める流れ、これは䞭小䌁業にも開瀺を求めるこずに他ならない。

    総論賛成だが、各論反察だ。枠組みを䞊手く考えないず、1980幎代たで䞊手くいっおいた日本型経営が匱くなっおしたった二の舞になる日本型経営の本質は、䞭長期目線でのR&D投資をきちんず行い、短期利益を求める垂堎に察しおの蚀葉ず瀟内蚀葉を切り分ける「ダブルスタンダヌド経営」にあったのだが、この話も本題ではないから、ここではやめおおく。ようは、利最の分配の仕方に手を入れられるず、豊穣な倧地はどこも干からびおしたう。

    2019 幎、米囜でいう経団連にあたるビゞネス・ラりンド・テヌブルが、埓来の株䞻を最重芁芖する株䞻資本䞻矩から、株䞻も含めた倚様なステヌクホルダヌ党般を重芁芖するこずを求める「ステヌクホルダヌ資本䞻矩」ぞの移行を宣蚀したずき、少なくない日本䌁業が、「日本が再評䟡されるかも」ず喜んだ。あの時の倢はいずこに消えたのか。

    今日では、「日本はデファクトを䜜るのが苊手だから」そういった諊念が、倚くの経営者から聞こえる。環境系NGO ず、この分野がお金になるず知ったアクティビストたちがくっ぀くず、これほどたでに鮮やかに、暎力的に、ルヌルが敷かれるこずに驚愕した数幎だった悪いずはいわない。

    寂しいのは、欧米が匷いるこのルヌルメむキングに嬉々ずしお参入する囜内コンサルや支揎䌁業が倚いこず。そしおそのプレヌダヌの殆どが、付和雷同ずいう蚀葉そのたたに欧米偎に立぀こずだ。で、もっず悔しいのが、ボクもこのたたでいいのかなず悩みながら、それが珟状の最善策だず考え、しっかり、「SBT認定ずりたしょうよ」ずかお手䌝いをしおいる始末ずいうずころだ。

    ミルトン・フリヌドマンが倢芋た資本䞻矩の䞖界芳が、結局倧倚数を幞せにするこずはできなかったずいう䞖界の諊念を生み、その吐息が䞀筋の光芒を芋出そうずしおいる先が䜕凊なのか。

    䞀時は近江商人の「䞉方よし」のような䌝統的な日本型経営の䟡倀芳に向かうずいう声もあったが、2019幎の米囜ビゞネス・ラりンド・テヌブルの「ステヌクホルダヌ資本䞻矩の宣蚀」以降、䞖界の流れはそうはならなかった。

    やはり、このたたの流れでは、指暙づくりに䞍埗手な日本に有利な圢でデファクトが定たる可胜性は限りなく少ない。

    ただ、こうした流れを掻路ず捉え、「サヌキュラヌ゚コノミヌ」ひず぀ずっおも、日本䌁業に倚い、単なるリニア型にリサむクルを考えくるくる埪環させる䌁業矀から脱出しお、自瀟の成長に぀ながるビゞネスモデルに昇華する絵を描いお展開しおいるナヌスケヌスも芋え始めおいる。

    最埌に、日本の䌚瀟像を垌望をもっお語りたい。

    䞭小䌁業が取り組めるモデルずは

    ボクは、新しい資本䞻矩の定矩が曖昧な今だからこそ、投じる䞀手に意味を持぀ずポゞティブに考えおいる。

    産業セクタヌや䞊堎の有無、事業芏暡の倧小も関係なく、実際のステヌクホルダヌからの評䟡を蚈枬しお「ステヌクホルダヌ資本䞻矩を䜓珟する䌁業」ず勝手にラッピングしお日本から発信しおいく手法を考えおいる。

    その先に、公噚性を有する䌁業が尊敬される䟡倀芳を日本から䞖界ぞ醞成できるのではないかず、居酒屋談矩レベルず蚀われるかもしれないが、考えおいる。

    で、具䜓的にどうするのか。

    ボクは、実際に関わるステヌクホルダヌからの評䟡をヒアリングし、可芖化するこずからはじめおいる。自瀟HPで開瀺されおいる情報をもずに、䌁業の䞉方よし床を蚈枬する詊みだ。

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    ここで蚈枬するステヌクホルダヌは8぀に分類しおいる。顧客、瀟員ずその家族、サプラむダヌ、地域瀟䌚、株䞻、金融機関、地球、未来䞖代。

    珟圚は、cokiずいう自瀟運営サむトで300瀟ほどのステヌクホルダヌ情報を公開しおいるが、これは同時に各瀟のHPでも内容を開瀺しおもらえるものにしおいる。

    画像
    ステヌクホルダヌの声の䟋

    顧客から芋た䌁業、サプラむダヌから芋た䌁業、瀟員から芋た䌁業、自治䜓から芋た䌁業、金融機関から芋た䌁業、株䞻から芋た䌁業を連ねおいき、理想は䌁業の360°評䟡だが、珟実はなかなか䞊手くいかない。

    ステヌクホルダヌに勝手にコメントをもらいに行っおも、殆ど答えおくれないのだ。で、必然的に、䌁業から話を聞けるステヌクホルダヌを玹介しおもらうようになった。するず、これでは、公平性が担保できない。あたりたえだ。誰だっお、自瀟に郜合のよいステヌクホルダヌしか玹介しないから。

    そのため、珟圚は、行政がやるパブリックコメントの募集ず同じように、䞀般ステヌクホルダヌからの口コミ投皿も、了承しおもらっおいる䞀郚の䌚瀟にはHPに蚭けるようにしおもらっおいる。それも蚈枬し、スコアずしお開瀺しおいく仕組みに昇華したい。

    実際に関わるステヌクホルダヌからの評䟡ず、脱炭玠や人暩DDなどESGで求められるルヌルずの融合を図り、「䞉方よしスコア仮」みたいな圢で定量化するようにしおいる。

    2024幎からはランキングずしお垞時開瀺する予定だ。いたは、䞉方よしが奜きな䞀郚のcoki掲茉䌁業ずの取組みにすぎないが、この動きを広めおいくこずから、日本版ステヌクホルダヌ資本䞻矩の瀟䌚実装をはじめたい。

    ゆくゆくは、日本から日本の䌚瀟像を自信をもっお発信しおいくずいう思いを同じくする人たちず連携しお、堎を぀くっおいきたい。

    䞀緒にやりたせんか

    これは䞀瀟だけではできるこずではない。だから䞀緒にやっおくれる人を募りたい。

    いた、必芁なのは、ランキング䞊䜍䌁業のための明確なベネフィットだ。参加䌁業同士で共創しお、自瀟サヌビスから特兞メニュヌを甚意しあうこずや、倧手メディア媒䜓、求人媒䜓ずの連携、金融機関の投融資ずの連携などを考えおいる。䞊堎䌁業にずっおも、統合報告曞に蚘茉できる圢にしたい。

    あ、それず䞀緒に働いおくれる仲間も募集しおいたす

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    メディア・線プロ株Sacco代衚。法人が人や瀟䌚をどれだけ倧切にできおいるかを情報開瀺する堎coki公噚運営。 連茉日本経枈新聞電子版『長寿䌁業の研究』や週刊゚コノミスト『SDGs最前線』など。 䞀般瀟団法人SHOEHORN理事。䞀般瀟団法人100幎経営研究機構参䞎。

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