「上から2番目を買った理由」
とても何となく始めたNISA積立。
始めて数週間は、とにかく嬉しかった。
「私、投資してるんだ。」
そんな気持ちだけで、毎日のようにアプリを開いては値動きを眺めていた。
でも、1つの投資信託だけじゃ違いが分からない。
「他の投資信託って何が違うんやろ?」
そう思った私は、数千円だけ新しく積立を始めることにした。
何を基準に選んだのか?
……今思えば笑ってしまうくらい単純。
上から2番目に表示されていた銘柄。
目論見書も一応開く。
でも正直、流れるように目を通すだけだった。
「こんな感じで、みんな買ってるんかな?」
そんな軽い気持ちだった。
それでも、何も始めなかった頃の自分よりは前に進んでいる。
そう思うだけで嬉しかった。
そして毎日、2つの値動きを見比べる。
同じように下がる日もあれば、片方だけ上がる日もある。
「へぇ、同じ投資信託じゃないと、こんなに動きが違うんや。」
その時初めて、
「これが分散投資ってやつなのかな?」
と、ぼんやり理解し始めた。
じゃあ3つ見比べたらどうなるんだろう?
完全に実験気分だった。
そして今度は、上から3番目の銘柄を数千円だけ積み立てることにした。
今思えば、投資というより自由研究だったかもしれない。
そんな中でも、一つだけ決めていたことがある。
それは、自分なりのルールを作ること。
図書館で読んだ本に、「ルールを決めないと投資とは上手く付き合えない」と書いてあったからだ。
当時の私が決めたルールは、たった2つ。
・パート収入の範囲で投資すること。
・積み立てたお金は20年間引き出さないこと。
それだけ。
すごくシンプルだった。
だからこそ、そのルールの中で色々な銘柄を増やし、値動きを見比べるのが楽しかった。
でも——。
この”なんとなく投資”が、ある日「ちょっと待った!」に変わる出来事が起きる。
その話は、また次回。