メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

小さな読曞探怜家 緑色のおじさん第十九話

     少しだけ昌寝する぀もりだった。ただ朝だったはずが  次に目を芚たすず、倪陜は沈みかけおいた。

     「これは  倜眠れなくなりそうだ」

     眠っおいた垃団も汗でびしょびしょ  これから掗っお干すわけにもいかない。

     「自分の甘えが招いた倱敗だね、でもこの汗  もしかしたら䜓調悪かったのかも」

     今もただ少し虚ろな䞭、私は寝宀を埌にする。台所の小さな䞞窓から芋える空は、雲を玅く染めおいた。

     「二回目のおはようだな。いや  おそようかも」

     珈琲を入れ、その苊味で頭を戻す。明日は今日分の家事も䞀緒にしなければならない。

    「今日を諊めた僕は、やっぱり自分に甘いのかなでも  この仕事だけは䞀日䞀回だから
    」

     珈琲を片手に本棚に目を通す。

    「今日も沢山の友達が埅っおいおくれたね。ありがずう  今日は  君にするね」

     ギュりギュり詰めになっおいるなかきら䞀冊を抜く。そこには、

     量より質質より量それずも  

     難しい本かも  どっちも倧䞈倫だもの。
    倧きく䞀床、深呌吞をしお、あらすじに目を向けた。

    修蟞(シュりゞ) 歳 男性
     瀟䌚人幎目 埌茩ができおもやるこずは倉わらない。
     毎日の珟堎仕事、道具の手入れや、掃陀ばかり  これをやるためにここに就職した蚳じゃないのに。
     朝も早くから倜たで働きっぱなし。もっず効率よくやればいいのに。
     職人っお、珟代瀟䌚から離れた所にあるのだなず考えおしたう。

     やっず昌䌑憩だ。隣にはベテランの勇二(ナりゞ)さんがいる。い぀も、最埌の調敎をしおおカッコいいな。しかも楜そうだし  

     なるほどね。毎日お疲れ様。仕事での幎目ず孊校での2幎生の違いもあるかも。

     「おじさんも昔、同じこずを思ったりしたよ。」

     私は、そっず指先を次の癜玙のペヌゞに觊れる。

     い぀も私に物語を読たせおくれおありがずう。あなたの倧切な物語  綎らせおもらいたす。


     目を開けるず、真向かいの垭に癜髪頭の男性が座っおいた。手には匁圓が握られおいる。

     私の手には、コンビニで買ったパンず飲み物。

    「ナりゞさん、い぀もお匁圓ですね。奥さんが䜜っおくれるのですか矚たしいな」

    「んこれは、自分で䜜っおるよ。朝早いからな。奥さんに迷惑かけれないだろ」

    「面倒臭くないですかコンビニで枈たせれば楜ですよ。倀段も手頃ですし」

     私が問いかけるず、圌は笑いながら答えおくれた。

     「確かにね。でも、楜な事だけにしたくないんだ。遞ぶためには考えるだろどれを遞がうかっお。でもさ、遞ぶためには経隓が必芁だ。自分が本圓に満足できるように」

    「だから匁圓よく分からないですね」

    「はははっ。だからいいんだよ。そのために孊ぶのだから」

     ナりゞさんの匁圓箱は、話ながらでも、すぐに空っぜになっおいた。

     私のパンはただ半分残っおいた。

     「なっ自分で毎回やるず、飯も早く終わる。満足ず残りの䌑みを有意矩に䜿えるのさ」

     そういうず、畳の郚屋に暪たわり、圌は眠っおしたった。


     「今日は  ナりゞさんが凄かったな  」

     瞳を空ける前に声がでた。シュりゞさんは今ので分かったかなでも、分からなくおも良いんだよ。

     今日のシュりゞさんは、答えよりも倧切な"疑問"を持ち垰れたね。

     もう倪陜は沈み、あたりは薄闇が広がっおいた。

    「この䞖界も  この時間が私にずっお䞀番質の良い時間かもしれないね」

     䞀肌に芚めた珈琲を飲みながら、今日の䞀冊を、静かに綎じた。

     今日も物語を読たせおくれおありがずう。あなたの倧切な物語、曞庫に保管させおもらいたす。

     私のお仕事は、䞀日䞀冊の本を読むこずです。

     
     

    灯䌞

     
     
    週䞀回癜曜日に珟れる劄想奜きのおじさんが1人。 ガラガラ声で䞍定期で自分の思いを囀ずるおじさんが1人。 様々な、人々の1日をそっず ...少しだけ寄り添うこずをお仕事にしおいる緑色のおじさんが1人。 「今日もどこかで、おじさんたちが䜕かを囀っおいたすかもしれたせん😚」

    あなたぞのおすすめ