
話が通じる上司が、いちばん頼もしい
今日、上司からかなり大きい声で「周りを見ずにとりあえず電話に出なさい。窓口も、自分の担当内容だったら進んで出ないと」と怒られた。
普段なら「はいはい、気をつけます〜」で流せるのだが、なぜか今日はダメだった。
ふっと涙が出てきて「え、今ここで?」って自分でも思いながら、慌ててトイレに駆け込んだ。
悔しい。
めちゃくちゃ悔しい。
別にサボってたわけでもないし、
何も考えずに動いてたつもりもない。
少なくとも、自分なりには考えて、動いてた。
……まあ、それが「つもり」にしか見えてなかった可能性は、
否定できないけど。
それにしても、
わたしと今の上司、たぶん根本的に合わない。
贔屓がわかりやすすぎるし、言い方は雑だし、
無茶な要件は平気で振ってくるし、
「相談しろ」と言う割に返ってくる答えはいつも曖昧。
書いていてちょっと悲しくなってきたけど、この上司にも良いところはある。
仕事は早いし、立ち回りも上手いし、人に頼み込むのも上手い。
ただ、わたしにとっては「嫌なところの主張が強すぎる」だけで。
じゃあ、わたしにとって理想の上司ってなんなんだろう。
そう考えた時、ふっと頭に思いついた。
相談したときに「自分で考えて」だけで終わらせない人だ、と。
「わたしはこう思うけど、どう思う?」とか、
「ここまではこう考えたけど、君はどう?」とか、
一回ボールを見せてから考える余地をくれる人。
……これだ。
わたし、中途半端な答えが嫌なんだ。
例えば、こんなことがあった。
わたしが「11月末締め切りの広報誌の文章、確認お願いできますか?」って聞いたら、上司からは「特集ならもっと詳しく書かないと。これ、この前とほぼ同じじゃない?」と言われた。
「詳しく、とは……?」って内心思ったので聞き返したら、
「それは自分で考えて。まだ時間あるでしょ」って返ってきた。
いや、考えるよ。考えるけど、
あなたが何を求めてるのかがわからないと、こっちも考えようがないんですわ。
あとで先輩に同じことを聞いてみたが、先輩も「上司が何を求めてるのか、正直わからないよね」って言って困ってた。
たぶんこれ、「伝え方」なんだと思う。
「他の広報誌も見てみた?」とか、「ここ、もう少し工夫できそうかな」とか、そう言われてたらここまで引っかかってなかった。
……あれ?
これ、上司が嫌いなんじゃなくて、
態度と、言い方が苦手なだけでは?
わたしの意見ではあるけれど、
話が通じて「自分はこう考えてる」とはっきり言葉にできる人のことを、
“頼もしい上司”って言うんだろうな。